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2008年7月 1日 (火)

「ナイト ミュージアム」

Night20080629  2007年の3月に日本で公開された映画。今頃になってようやく観た。舞台はニューヨークのアメリカ自然史博物館。セオドア・ルーズベルトに捧げて建造されたという。
 上野の科学博物館の展示の一部を担当したサイエンス・ライターの友人が、息子さんと一緒に観て楽しかったと言っていたので、ずっと気になっていたのだが、先日、アメリカ自然史博物館のキュレーターが書いた本の翻訳本のお手伝いをしたことから、俄然観たくなったのだ。
 ジャンルとしては、“SF/ファンタジー アドベンチャー コメディ”となっているが、博物館関係者から見ると、“自分の身に関わる歴史への想像力をはたらかせ、もっと多くの人に展示物について知って欲しい”という気持ちを代弁してくれる、ちょっとホロリとする映画なのではないかと思った。仕事で、いくつかの博物館関係者の方々と話す機会があったが、最近はどこも経営が厳しく、ただでさえ保管・維持にお金がかかる上、一般の人の博物館離れを食い止めるためには、綿密な企画と凝った展示は必要不可欠らしい。キュレーターの人たちの創意工夫ももちろん大切だけれど、本当に必要なのは観覧者の好奇心。作品中、“博物館は、歴史が息づくところ”という表現があったが、まさに、自分には無関係な過ぎ去った遺物としてでなく、今ここにいる自分に何かしらの影響を与えた継承のルーツとして、歴史の息遣いを感じられる場所なのだと思う。映画のはじめの頃の閑散とした館内と、最後の盛況な館内との対比が、現代の博物館事情の舞台裏を想像させ、私にとっては意味深な作品だった。
 フィルムの大部分は“オモチャのチャチャチャ”で、メッセージ性など感じさせず、ただただ夜の博物館のドンチャカを愉快に楽しめる構成だったため、息子はケラケラ笑いながら観ていた。実在の博物館も、息子にとって愉快で楽しい場所となることを期待したい。(
画像:(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX )。今日から7月かぁ~、早い!

秋期試験まであと110日

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