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2011年11月 6日 (日)

法律改正の概要

20111101_2 本日のLECによる無料イベントに備え、特許庁が法改正説明会の時に配布したテキストのデータをダウンロードして小冊子化し、概要部分だけ読んだ。
 わかりやすくまとめられており、「現行制度の概要及び問題の所在」というのが、図表とともに解説されていてありがたかった。ザッと見状態のときにわからなかったことがわかった部分もあるが、追加でわからなくなったこともあり、イベント前の予習としてはまずまず。以下、イベント聴講時の留意点。

□ 裁定請求された場合、長官はどうやって通常実施権者の存在を把握して意見を述べる機会を与えるのか?(これは改正前からの疑問)
□ 国内優先権主張や出願変更の際、仮通は自動的に引き継がれるのに、仮専は再登録しなければいけないのか?
□ 冒認・共同出願違反の移転請求ができるようになるのはいいが、クレームの態様が、自身の求めるクオリティに達していないような場合も、移転してもらうしかないのか?
□ 審決予告の際に訂正請求されたとして、それに対して無効審判請求人が意見したり審理が再開したりすることはないのか?(審決予告は一度きりなのか?)

 本資料を読んで驚いたのは、冒認・共同出願違反された企業・大学が40%近くもあるということ! 共同研究は、なぁなぁで始めちゃいかんなぁ~と思わされた。また、ライセンス契約の契約書も厳重管理する必要性を感じたし、訴訟での証拠集めは時間との勝負で自己責任が重いなぁ~とも思った。
 それと、訂正にまつわる「一覧性欠如」の問題は、これまでどうやって処理されてきたのか不思議。“請求項ごと”と“一体不可分”の処理が入り乱れて、わけわからん状態。改正後も入り乱れ状態には変わりなく、どのくらい改善されるのかが想像つかない。クレームと明細書の書き方で、その後の訂正の苦労は天と地ほども違いそう。。。
 各種料金の引き下げは、企業には歓迎されることなんだろうが、欧米の出願の半分以上がグローバル出願なのに対し、日本のグローバル出願は20%程度にとどまっている状況で、権利取得・維持費用の国際比較をされても、いまいちピンとこない。今回の引き下げで、国外に打って出る率は高まるんだろうか?

 実務家の方々は、もっともっといろんな問題を抱えながら仕事されてるんだろうと思うと、法律改正って大変なんだろうな~と能天気に思う。それにしても、TLO法とか産活法とか中小ものづくり高度化法とか、見たことのない法律がいろいろあって(自分で見りゃいいんですがsweat02)、大学や中小企業内で、これらを把握してる人ってどのくらいいるんだろう?というのも素朴な疑問でありました。
 今日これからの解説で、少しは上記疑問点が解消しますように―――!(それにしても、4時間の講座が無料なんて、LECさん、太っ腹~♪ 改正法文集もとっても重宝しております!)

【後日譚】 いやぁ、すごい人でした。関東だけで500人前後の人が集まったとか。それだけ改正法を注視する人が多いということか。。。自分ひとりでは気づかない点などにも触れていただき、有意義な時間でした。

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