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2013年2月 8日 (金)

教育アンケート

 息子の学校から、体罰に関するプリントが届いた。過去1~2年の間に体罰を受けた人は報告して欲しいという趣旨。文科省からの要請によるものらしい。
 昨今の報道を聞くたびに心が痛む。犯罪のような暴力は言語道断で許されるべきものではないとしても、当事者相互の信頼関係を築きにくくなった世の中を実感するからだ。
 昨年十数年ぶりに会った高校時代の部活動の恩師が言っていた。「厳しい練習で悪かったな。やるからには勝たせてやりたくてな」と。根が鈍感な私は、先生にぶたれるのは自分が上の空だったりドンくさいことをやっているからだろうと思っていたし、先生がぶつのは期待の裏返しだろうと単純に捉えていた。実際、目が覚めたような気分になることも多かったし、自分で自分に喝を入れるために両頬に張り手したりもしていたし。
 自分が教師になって部活動の顧問になったときは、プライベートもなくすべての時間と情熱を部活と生徒に捧げていた先生のありがたさを痛感したっけ。。。
 けれど、今考えると、内発的なプレイをするための指導にはやはり、ぶったり蹴ったりは必要なかったように思う。瞬間的な覚醒にはなっても、技術の向上に直接的な影響がないのは確かだし、覚醒の方法は他にもいろいろあるだろうから。(それでも私はむしろ感謝しているくらいだが)、中には、先生のこうした行為に納得いかなかった友人も多かったのかも…と思うと、そういう人の気持ちをきちんと汲みとれていなかった無神経な自分がとても恥ずかしい。
 一方、道理のわからない小さな子どもが、ひどく悪いことをしたときの指導に関して、私は微妙な立ち位置だ。実際、息子が小さい頃、何か悪さをしたときに、「悪いことをしたのはこの手かっ?!」と大袈裟に言いながら、手の甲にシッペしたりしていたしcoldsweats01。危険に直結するようないたずらについては、その場・その瞬間に気づかせてやらないと手遅れな場合もあると思う。
 デリケートな問題なので、これ以上のコメントはすべきでないと思うけれど、我が家の息子は小学校3年生の時に1度だけ、担任の先生からピシャリとお叱りを受けた。当日のうちに先生からお電話をいただき、事情も聴き、本人も納得して、私も感謝とともに恐縮した。率直に洗いざらい話してくださったことで、先生の教育的指導は当然だと思えたのだと思う。
 家庭ではいまだに「親父にもぶたれたことない」ボウヤだし、両親揃ってまだまだ指導者としては未熟ながら、今後はしっかりと話をして、信頼関係を築きながらお互いに成長したいと思うのであった――。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

なこちゃん、コメントありがとう。

なこちゃんは笑い話と感じていてくれてホッとしました。
(スリッパも、あったねぇ~(^^;;;)
それなりにキツイことをされてきたので、きっと
心の中では泣いていて、「どうして誰か声をあげて
くれないの?!」と思っていた人もいたんじゃないかと
考えると、気が重くなっていました。

「無視」とか「言葉の暴力」の方がずっと怖い場合も
多いよね。ただ、同じことに対して、人によって
受け止め方がすごく違うんだということを、きちんと
意識しないといけないなぁ…と思います。

結局のところ、相手を信頼できるかどうかにかかっている
のかもしれないけど、難しい問題だよね。
いやはや、どうやって収束していくのやら……

投稿: Taraco | 2013年2月 8日 (金) 15時11分

高校時代、同じ部活を経験していたのでtaracoの気持ちはよくわかります。


この件で、我が家でも、子供に、私が学生時代に、どんな風に先生に叱られたか話しました。

・スリッパで、叩かれた
・ハーフタイムで殴られたら、目が腫れて後半の試合で 困った
・授業中、うるさい生徒は亀の子だわしで、ほっぺたをガリッと擦られた。
・竹刀でお尻を叩かれた
・「先生は、女子をたたくのは初めてだ!」といいながらぶったが、私がその先生にぶたれるのは3回目だった。

などなど・・・

でも、私自身が、「本当に悪い事をして、その事に対して先生が真剣に怒った」という気持ちがあったので、笑い話で終わってしまいます。

しかし、体罰をする方と受ける方の心の中は、計り知れず

最近の報道を見ると「体罰は絶対いけない」と思わされました。

かといって体罰でなくても
「無視」とか
「言葉の暴力」とか
そう言ったことも、許される事ではありません。

まずは、
・自分が家族や身近な人に対してどうだったか
・何故、相手を傷つける事をしたか
各自が、自分の心に聞いてみる必要があると思います。

ひょっとしたら
体罰をしている人こそ
「SOS」なのかもしれません

投稿: なこ | 2013年2月 8日 (金) 14時31分

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