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2014年1月19日 (日)

集合研修第1回

 先日、実務修習のうちの集合研修第1回を受講しました。6人のグループ8つほどに分かれて、各々が起案したクレームに基づいて議論し、班ごとのクレームを再起案するという構成でした。面白いことに(というか当然というべきか)、48人いれば48通りのクレームがあり、その内容もずいぶんと違っていました。講師の先生の、「完全なクレームというものは存在せず、だからこそベストを尽くす」というお言葉に、強く納得させられました。また、そうだからこそ、審査官の側も“ベスト”についての絶対的な基準は持ち得ず(“アウト”の基準はかなり明確でしょうが…)、出願人&代理人と審査官とで、ベストな権利を模索する作業がいわゆる中間手続というものなのかもしれないな…とも思いました。文章を書く上で、読者が誰かを意識するのは初歩の初歩ですが、クレームや明細書の第一読者は審査官殿。つまり、審査基準を参照しながら、審査官殿がスルリと首肯できるような文章を書くことが求められるのだと実感しました。
 ただ、ド素人的にはせめて、先生方の考えるベストクレームに則って、起案添削して返却して欲しかったなぁ~というのが正直なところですcoldsweats01。まぁ、秘伝というか企業秘密というか、その技量こそが売り物と考えれば、やすやすとそのノウハウを全生徒に開示するのは憚られるのかもしれません(苦笑)。以下、先生が話されていたことで印象深かった言葉をメモメモ。

・自分の中に、法理論に従った明確な基準があるか否かを常に確認する必要がある
・クレームと明細書の文章だけから、「目的・構成・効果」が明確にならなければならない
・いくら上位概念化しても、サポート要件がなければ“願望クレーム”になってしまう
・議論を生んでしまうような、相対的に変化しうる言葉はNG
・効果を示す「できる」という言葉は、クレームではあまり使わない方がベター

 とても楽しい研修でしたが、第1回目の講義から受けた教訓は、「とにかくできるだけたくさんのクレームに接し、クレームにクレームを付けまくる訓練を繰り返す必要がある」ということです。良し悪しの評価をすることさえ、今の私にはかなり難しい作業です。クレームには、日本語として簡潔で読みやすいという観点も必要とは思いますが、それよりも、誰が読んでも疑いなく、権利を求める構成が正確に表現されていることが最優先のようです。そのためにはまず、書いている自分自身が、どこまでの権利を求めるのかを突き詰めて把握する必要があるようです。まさに、千里の道の第一歩という印象の研修でしたbearing

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