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2016年5月27日 (金)

『夢幻花』(ネタバレ注意)

20160518  先週、東野圭吾さんの『夢幻花』を一気読み。外出先の駅ナカ書店で衝動買いしました。息もつかせずグイグイ読ませる東野さんの筆力、さすがー! エンタテインメントとして純粋に楽しみ、さわやかな余韻に浸りました。
 キーワードは、「“負の遺産”を背負って生きる覚悟」――とでも言えましょうか。。。
 アサガオとかアジサイとかスズランとか、毒があると聞く植物はいくつもありますが、今回は、“黄色いアサガオ”を巡る家族の系譜や、突き抜けた才能の無さを自覚した若者のやるせなさ、進路を決断するキッカケや勇気…そんなものものが、ある“謎”を追う中で浮き出してくる物語でした。
 “種苗”の世界も今や、バイオテクノロジーを駆使してなんでもアリの状況かとは思われますが、タネを獲得して何世代にもわたって継承するのは、意外に難しいことなのかもしれません。本の帯に、「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」という著者の言葉が書かれていましたが、いろんなことが暗喩的に感じられ、さもありなん…と思わされました。
 ふと思い出し、息子が小学生時代に栽培していたアサガオやヒマワリの種を保存していたチョコベビーのケースを取り出して眺めました。アサガオの種を蒔くには最適の頃合い。。。この夏に向けて、何粒か蒔いてみようかな。

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