2020年1月16日 (木)

2枚の10円玉

20200111  先日、スーパーで買物をしておつりを受け取ったら、そのうちの10円玉2枚が、写真のように、平成31年と令和元年に鋳造されたものでした。なんだかラッキーな気がして、その後ずっと使えずに、お財布の中に保管したまま(笑)。鋳造の頻度なんてあまり気にしたことがなかったのですが、財務省HPに製造計画が公表されていました。製造計画だけでなく、合わせて廃棄状況も発表しなくていいのかなぁ? 貨幣といい、電子マネーといい、ポイントといい、なんだか最近インフレ気味では…と感じてしまうのですが、ちゃんと価値は維持されているんでしょうか・・・?(勉強不足でよく知りませんが、誰が世界全体のこうした交換価値を監視しているんでしょうか~???)

【BEPS】 国境を超えたサービスが増える中、OECDではBEPSプロジェクトというのも進んでいるようです。税金をどこに収めるのが適切なのかも、一度自分の頭で考えてみよう~。

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2020年1月13日 (月)

歴史は作られる

 昨年、叔父(父の弟)がなくなったことで、(未婚だった叔父に関し)父や伯母がその整理に奔走していますが、役所の窓口で、「えっ?! 奥さんや子どもは?」と訊かれるのだとか。今どき、未婚の人なんて山ほどいるでしょうに、、、?? その中で、驚いたことがありました。
 家族の系譜は、それぞれの家庭で部分的にでも口承されているものだと思います。私も、父の父の出自等について、「一人っ子だった」とか「浅草出身だった」とか「出兵の際に親が養子を取った」とか、様々なことを伝え聴いていたのですが、数世代前までの戸籍を取ったりして調べたところ、かなりの言い伝えが、事実として確認できなかったというのです(父方の先祖の誰かが偽りの話をしたのでしょうが、なぜ?!)。
 この話を聴いて、「ああ、“歴史は作られるもの”だというのは、本当なんだなぁ…」と、つくづく感じました。こんな些細な家族の歴史すら、かなりいい加減なものだなんて…。まぁ、世の偉人にまつわる歴史は、むしろたくさんの人たちの検証を経ている分、少しは正確なものなのかもしれませんが。。。
 自分に都合のいいように自分史を書いておけば、数世代後の子孫には、それが歴史として認識されてしまうというのは、ちょっと恐ろしいことですね。これを経歴詐称と言うのでしょうが、考えたことや思ったことなど、事実として検証しようのないような事々は、後からでも変更可能という点で、“今”を正確に見聞きして“正確に”記録するということの大切さを痛感します。今は、ネットで調べたことをすぐに鵜呑みにしてしまう傾向が高まっているでしょうから、尚更、自分の目でみて自分の頭で確認する必要性を感じます。その点、偽りのないデータのアーカイヴの重要性はとても高く、古代から続く天文学者の無私の記録って、素晴らしいなぁ~と感じます。。。(公文書も、かくあって欲しいものです)。

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2020年1月 9日 (木)

個人が電子化する世界

 2008年に、ローレンス・レッシグ先生の『CODE ver.2.0』を読み、“ネット社会における規制”について考えるようになって約10年。昨今のネット社会と量子力学的世界観のアナロジーに思いを馳せたことがありましたが、近頃のデータを巡る数々の問題(個人情報保護や電子経済課税など)はまさに、“個人が電子のような存在になった”こと(個人知と集合知の境があやふやになったこと)に起因しているように感じます。電子は、普通の人にとって最も近しい“量子”ですが、我々が中高生の頃に教わった、不連続な電子軌道に粒や点のように存在するのではなく、実際には、電子雲と呼ばれ不確実な雲のように確率密度として存在すると考えられています。今や、インターネットを通して世界のサーバにアクセスする個々人は、こちらがあるサイトを観測したとき、そのサイトもこちらを観測することで、1つの相互作用が起こってデータに収束するーー。このような相互作用の結果生じるデータは、一体誰のものか? これも、上記の数々の問題の解決を難しくする要因と考えられます。ひと昔前は、“電脳”と言って、意識的なものの電子化といったイメージだったものが、モバイル機器の進展や伝送容量の増大で、存在そのものの電子化といったイメージになっており、いわば“電体”のようだなぁ、、、と、つらつら思っていたら、こんな論文(「電体主義のメディア史」)がありました。もう人間そのものがメディアになりつつある、とも言えるのかな?(遺伝子構造とか分子構造を読む、みたいな…。最近の若者向けアニメも、ほとんどがバーチャル世界が絡んでる感じですしねぇ^^;;;;)
 こうなってくると、21世紀は、“境界”というものについて考えるのが必然、となるのでしょうが、これまた私のSFチックに考える悪い癖。
 ・・・ということで、「現代思想」(青土社)の2020年2月号が面白そう!、という話です(笑)。全卓樹先生の記事を楽しみにしています。 

20200105_120200105_2 【ウォーキング三昧】 年始の仕事始め前の数日は、夫とふたりでウォーキング三昧。先行き不安な世界情勢の話から、下世話な我が家の未来の話など、つらつらとあれこれと…^^;;;;。1月5日の日曜日、月島方面から勝鬨、築地へと歩いた折、築地で大行列を目撃しましたが、どうやら「すしざんまい本店」で振舞われた3.3億円の大間のマグロの大行列だったようですね~!

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2020年1月 8日 (水)

新年の目標2020

 毎年恒例の、新年の目標。
 今年はーーー、というか、今年以降は、「感性の赴くまま」。
 ここ数年、法律を勉強して、いろいろな裁判例を見た感触として、常識的にきちんと検討しておけば避けられる事件というのがかなりの割合である、という認識を得ました。ただ、法的にグレーな中での決断というのは、法律に精通した人が議論して進めるというよりは、トップダウンで政策的に行われている、という感触も得ました。そして、グレーな部分を明確にしていく作業は、たくさんの人がコツコツと議論を積み重ねた先に、コンセンサスとして成立していく地道なものだということも。。。
 そんな中、“オリジナリティ”とは何か、という疑問が日々大きくなっています。“創作”という最も人間的な(?)知的な活動において、先人の功績に依拠しないなんてことがあり得るのか、あり得るならその線引きはどう判断すべきか、という所に関心が移ろっています。クリエイターというのは、この“オリジナリティ”という壁の前で苦しむのが仕事、とも言えるかもしれません。
 奇しくも、オリンピック・ロゴや大河ドラマのタイトル・ロゴなどで、数々の批判や噂話錯綜したり、パプリカやら寅さんやらの周辺でもこうした問題が取沙汰される昨今、AIによる“創作”の可能性も含めて、著作権の侵害云々ということよりも、“オリジナリティ”って何?(アイディアのシェアって何?)という所から、“個人”って何?という所へと、疑問が移ろっているとも言えます。。。今年以降しばらくは、こんな疑問を携えて、思索の旅を楽しもうかな、と思っています。(そうそう、『標準 著作権法 第4版』発売中!)

 もちろん、私的・現実的・具体的には、「親と自分たちの将来を考えて、そこに向けた準備をする」とか「息子が描きゆく未来地図の下書きを眺める」とか「自分自身の終活のスタートラインにつく」とか、まぁいろいろありますが、すべてにおいて、前に進む、というよりは“下準備”的な感じ。でも、下準備って結構大事なんですよね~。
 オリンピック・イヤーの熱さとは裏腹に、静かに先を見据えて暮らそうと思いますが、、、静かに暮らすというのもなかなかに大変なこと。。。

20200107_120200107_2 【友人の近況】 高校時代の友人のご両親が、車椅子生活だったり体力が衰えたりで、フォローが大変な様子。私の両親はまだなんとか二人で暮らせているけれど、親戚含め皆、体力の衰えは目に見えて顕著。。。人生の冬支度って、どんな風に取り組めばいいのやら。。。とりあえず、健康第一ということで、昨夜は七草粥と焼き鳥~!

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2019年12月28日 (土)

Clean Energy Package

 2週間前、某学会に参加して、ヨーロッパの電気事業関連の研究発表を拝聴しました。規制の側から、電力事業のデジタル化がどのように考えられているか、という視点での発表でした。
 欧州ではこれまでも、“20-20-20”と言って、温室効果ガス1990年比ー20%、再生可能エネルギー比率20%、エネルギー効率20%という明確な数値目標を立てて、イギリスなどはNational Gridを進めてきたようですが、2016年11月30日にはClean Energy Packageというルールを新たに作り、再生エネルギーや分散電源の大量導入のための新技術を開発し、クリーンで持続性のあるエネルギーへの移行を真摯に模索しているそうで。。。
 3年前の今頃、私は日本の石炭火力発電所計画についてこんな記事を書いていますが、地球をシェアしている責任ある立場で、日本では未だに大した軌道修正もなく、改善策が動き出してはいないのでしょうか…。
 今回、欧州の最新動向の話を聴いて驚いたのは、エネルギー事業の世界でも、スマートメーターを設置してデジタル化・最適化を進め、データ管理が重要になると、個人情報保護やプライバシー、セキュリティなどの問題が出て来るということ。また、エネルギーの需要家が、各家で再生エネルギー設備を持ち、そこで発電した電力を、自家消費・貯蔵・販売するようになることを目指し、PtoPの電力取引も視野に入れているとも! ただ、スマート・コントラクトやブロックチェーン利用に関する規定はまだないそうで。我が家も、ただ消費するばかりでなく、自ら発電し蓄電し売電する体制を整えていくべきなんだろうなぁ…と感じました。
 温暖化をめぐっては、“グレタさんといい歳をした大人たち”ーー、というように、なんだか映画にでもなりそうな対立模様が展開されていますが、お天気と同じく、温暖化も、原因も予知も精緻な把握が難しく、正直言って、数百年前の人口密度とエネルギー使用量に戻す以外、単細胞の私には妙案なんて浮かびませんが、「一人ひとりがちょっとずつ」を毎日意識することが大事じゃないかと思います。うちの夫など、「核融合を実現させれば…」なんて大仰なことをのたまいますが、日頃、家の中の電気をあちこち点けっぱなしにしている時点で、全然自分事として考えていないと思わざるを得ず、グレタさんには、世界の大人たちが、同じように見えてるんだろうなぁ…と感じるのでした(汗)。

20191227_220191227_1 【石屋製菓の道外カフェ】 先日、登録商標「白い恋人」のパロディ商標「黒い愛人」について書きましたが、昨日、石屋製菓の道外カフェで、パフェを食べてみました。「パフェ日本酒」というのを試したかったのですが、これから1週間ほど晩酌三昧になりそうなので、控えておきました~^^;。

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2019年12月25日 (水)

シンプル・イズ・ベスト

 近頃、実家の両親は、口癖のように言います。
「80歳超えてみるとね~、人生、なぁ~んにも要らないなーって思うよ」
「好みの食器を買ってみたり、家具やら電気製品やら装飾品やら、いろいろ揃えたりしたけど、
 今は、なぁ~んにも要らない」

おお、これが“足ることを知る”ということか?!
両親の言葉の意味とは違うけれど、最近の私も、「シンプルにする努力をしないといけないな」と思います。
ひと昔前から、いろんなものが複雑化していて、社会を作って暮らす人間としては、そうせざるをえない面もあるのだとは思うのですが、近頃はちょっと度が過ぎているような気がするのです。一時期、保険契約等の契約書などが、膨大な文字量なのは、一般人が到底理解できないような構成にして煙に巻こうとしているのでは、、なんて穿った見方をしていましたが、デベロッパーによるマンション開発とか、サブプライムのような投資メニューとか、昨今のプラットフォーマーを介した取引とか、国の政策とか、法律制定とか、、、関係者の数が増えて構成も複雑で、わけのわからないものが実に多い(私の頭が悪すぎるせいもあるんでしょうが…)。
 責任の所在が明確だと、心安くいられるので、自分の身の回りは、シンプルにするか、透明化するか、とにかく、“わかりやすく”しておきたい、そんな気持ちが強くなっています。

Yumi2Yumi1 【Photos】 先日のファミリーパーティーの時、成人して職業人になった素敵なお嬢さんが撮影してくれた写真。美しいものを美しいと感じるシンプルな気持ちも、大事にしたい~♪

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2019年12月21日 (土)

有限リソースの経済的価値

 地球という有限な土地をシェアし、一時的には有限な鉱物資源や空気や水をシェアし、有限な太陽光をシェアし、有限な電波をシェアし、大気圏内の有限な高度をシェアして暮らす地球上の生き物。また、一人ひとりが1日24時間という有限の時間を、誰かのためにシェアして過ごす日々。
 “シェア”という言葉が流行り、災害や少子高齢化による過疎化などの問題から、“ユニバーサル・サービス”について考えるようになった昨今、どうも、考え方が社会主義的、共産主義的な方向に寄っていくのを感じます。
 何にでも市場原理を取り入れた方が、物事が効率的になり、無駄が少なくなる、という考え方にも一理あるとは思いつつ、規制された大組織が良心的にリソースを活用する運用(もちろん、シェアに相応した対価を払うのは当然として)も、実現不可能ではないように思え、むしろその方が、持続的なサービス向上を図れるのではないかと思うようになっています(←ちょっとハッキリした物言いが出来ず、メチャクチャ抽象的で意味不明な文ですみません。自分用メモとしてアレコレ含意…^^;;)。
 先日、コミュニティ・バスの赤字路線の話を聴きました。市場原理により、どんどんバス路線が廃止・縮小される中、自治体の採算度外視の福祉的観点で、なんとか存続させてはいるものの、何らかの補填方法を考えないと、交通手段がなくなる地域は増える一方なのではないか、、、と、心配になります。“シェア”せざるをえないものは、すべからくある種の“インフラ”であって、誰しもが必ずどこかの局面で必要とするものばかり。
 温暖化も、移民問題も、ある意味では“シェア”の問題。それぞれのシェアの対象は、その時々で経済的価値を変化させるものでしょうけれど、それを知性で最適化していけるのが、人間の美点ではないのかな、、、と感じます。サービス提供者の良識が問われる時代なのかもしれません。

【Google Profiling】 デジタル広告への個人情報シェアの結果…と言うかなんというか、普段使いのPCでココにアクセスすると、Googleが閲覧者を、どのようにプロファイリングしているかがわかる、と聴き、夫婦で試してみました。夫は「子どもがいない」とされていたのが大ハズレだったそうで、それ以外もあまり当たっていなかったとのことでしたが、私の方は(Googleの使用頻度が高いのか?)、結構当たっていて驚きました。年齢、性別、趣味、学歴、住所地、既婚/未婚、などなど。まぁ、なんの規制もなければ、この程度のプロファイリングはお茶の子さいさいでしょうねぇ。。。

20191220 【面白い恋人以降…】 有名な北海道銘菓の「白い恋人」のパロディ「面白い恋人」事件から8年、先ごろ、吉本興業とのコラボ製品が販売されたようですが、先日、社内の情報通の先輩が、岡山土産と称して、「黒い愛人」なるお菓子を3時のおやつに配ってくれました(笑)。久々にJ-Plat Patをたたいてみたら、指定商品に「菓子」を含む同名の登録商標がありましたが、石川県の会社が権利者でした…(?)。気まぐれにアレコレ調べてみたら、指定商品違いで「赤い恋人」とか、「菓子」で「黒い恋人」も登録されていて、パロディについてはどこまで笑って容認できるかが、ケースバイケースで難しいなぁ~、と苦笑。文字や言葉も、立派な有限のリソースなんですよね~。

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2019年12月13日 (金)

デジタル市場におけるデータ集中と競争政策

 大学院で知財関連法を勉強させていただいた際、最も厄介に感じたのが、国際私法と競争法。よもや、仕事で競争法に関わるなんて思ってもみなかったのですが、今、この時代に競争法に触れることができたのは、実はものすごく貴重な体験だと痛感しています。チラッと知財法を齧っただけの私が、公正取引委員会や個人情報保護委員会や消費者庁や欧州委員会といった組織の動向を、こうも気にすることになろうとは、、、。
 で、先日も件の国際シンポジウムを聴きにーー。近頃はどうも、いわゆる“Hipster Antitrust”と呼ばれるような新潮流もあるそうで(by隅田先生)、複雑化する市場や取引の影響が、1つの観点では到底はかりしれない状況なのでしょうが、優れた代案があるわけでもなく、まさに混迷を極めている感触。初学者は、アカデミックな議論にはまったく付いていけませんが、“何が公正か”という当たり前の着眼点のみを携えて考えることは、意外におもしろい。
 以下、備忘メモ。
・ネット時代は、私的な主体がマーケットを作っている
・長期的視点で、新たな理論が必要(競争とは何を意味するのか)
・競争政策は、競争法単独ではなく、労働法・消費者保護法・契約法・事業法等々の間で、互いに進化する
・我々が、今、違法だと考えるものは、変化する
・独占が悪いわけではない
・GoogleによるPandas Filterの利用(詰まらないサイトを外す・・・う~む、Googleファンの私もちょっと唸る)
Alphabetがした合併のうち、競争当局が検討したのは、全体の1%、他99%は即承認
・アルゴリズム(別名:ビジネスモデル)について要検討
・規制の目的は、消費者余剰(CS)又は社会余剰(SS)
・デジタル独占は、仲介のみか、仲介と価格決定の両方か、によって意味合いが異なる
・データの水準が低い時、データ増加はCSとSSをともに増加させ、
 データの水準が高い時、独占企業はデータ収集へインセンティブを持つが、
 消費者はデータ収集を減らすことを求める
・デジタル独占企業による投資のためのインセンティブは、データ分析と製品の質の2つの形態がある

 質疑応答の際、審判決の是非は、将来効を含むので判断が難しい、だからこそ、透明性が重要だ、というコメントがありました。
 また、新しい価値観でスピーディに動き、MicrosoftやIBMの牙城を崩して来たITベンチャーたちでも、巨大になったら、MSらと同じ轍を踏んでいる…との指摘も(この日、FacebookとGoogleが、「働きやすい企業」トップ10圏外へ…)。

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2019年12月 9日 (月)

匿名化って何だろう?

 リクナビ関連ニュースで、個人情報の乱用に警鐘が鳴らされています。この問題、別に今回の限られた企業群だけの問題ではなく、“匿名化”と安易に一括りにされている情報操作について、深く考える必要性を提示している気がします。
 結局のところ、個人情報保護法は、個々人のプライバシーを侵さないよう、「知られたくない」と個々人が思う情報は、個々人の判断で秘匿しておける状況を担保するためのもの。けれど、プライバシーとは何かは不明確、「知られたくない」範囲も個々人で違うので、取り扱いが実に難しい。
 また、あるひとつのフェーズで、一個人と情報の結びつきを希釈して匿名化したとしても、大量にデータを集めている企業にとっては、その結びつきの復元を試みることも技術的には不可能ではないと思われ。。。(画像にかけるモザイクの粒度も、どの程度なら匿名化したと言えるのか、また、今どきは機械的なモザイク処理なら、すぐに機械的に復元できてしまいそう…)。
 ネット利用には必ずIPアドレスが必要で、今後マイナンバーカードの携行が高まったり、キャッシュレス決済が普通になったり、顔認証システムが街中に張り巡らされたり、省エネのためには必須と思われる社会システムの一元化が徐々に進んでいけば、匿名化の不完全性は高まらざるを得ないーー。
 例えば、もし私が801本でも購入して、その事実を誰にも知られたくないと思った場合(今ならきっとすぐに関連本がレコメンドされるんでしょうが…^^;;)、「日本の、〇〇県の、〇〇市の、〇〇町の、〇〇丁目の、〇〇番地に住む、〇〇歳の、女性で、〇〇のIPアドレスから、amazonにアクセスし、〇月〇日、自宅から、〇時〇分〇秒に、ポチっとなした」、このIPアドレスからは「〇〇や、〇〇や、〇〇のサイト」へよくアクセスされ、「〇〇や、〇〇や、〇〇の映画等をamazon primeで鑑賞していて」、本書は「〇〇急便で配送され」、配送した担当者は「〇〇氏」で、「〇〇というブログを日常的に書いていて、本書の感想もアップされ」、「〇〇という会社に勤めているらしく」、、、と、芋づる式にデータは連なっていき・・・、果たして、どの程度まで希釈すれば匿名化したと言えるのか・・・?? 希釈の程度によっては使い物にならないだろうし、ケースバイケースでその程度にも差がある。。。 「Cookieの利用不可」と宣言したとして、その実効性はどの程度担保されるのか?? 法律が守られることを前提に規制していくより他ないし、それを守らない人がいたら罰則を適用するしかないのですが、世に溢れる著作権違反とそのお目こぼし状況に鑑みれば、大量のWebページとその裏のブラックボックス化したアーキテクチャを前に、法改正による抑止力が限定的であることは、現実問題として直視せざるをえず・・・(汗)。
 「匿名化って何だろう?」「通信の秘密って何だろう?」「プライバシーって何だろう?」
ーーインターネットが出来立てホヤホヤの頃は、「ネット上ではすべてがセキララ」という認識でいただけに、秘密にしておきたいことに関して、ネットは利用しない、というポリシー
で暮らそうと思っています^^;;。だいたいが、ネット・サーフするのに、どの頁を開いてもいちいちいちいちクッキー利用を確認されるなんて、面倒くさいことこの上ない。。。だけれど、就活のように人生を左右し秘密が前提の活動にもネットが利用される現代の難しさ・・・。

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2019年12月 6日 (金)

アルゴリズムとインターチェンジ・フィー

 Googleのページ・ランクのアルゴリズムを透明化して欲しいというのは、常々抱く希望ですが、消費税増税に合わせて政府も奨励しているキャッシュレス決済に関して、その仕組みを調べていて、「インターチェンジ・フィー」という言葉を知りました。これも意外にパーセンテージがはっきりせず、明らかにされていないことも多いようでーー。シェアをきっちり取るまでは、格安またはゼロ円の手数料にしている事業者もある一方、富裕層だけをメインターゲットにして、割高に設定する事業者もあるらしく、水面下の熾烈な競争が想像されます。現金決済に比べ、キャッシュレス決済のアーキテクチャを維持するには、ターミナル機器やネットワークやサーバや電気や通信費や、あれこれと物入りになると思うんですが、ある程度シェアを獲得して、世間にすっかりキャッシュレス決済が浸透しきったところで、突如、Java APIのごとく、手数料が割高になる、なんてことはないのかしらん???
Uber Eats周りもなんだか騒がしい…)ーー「取引」がFace to Faceでなくなって、やたら複雑化しているせいで、その手綱を握るのが誰なのか、よくわからない。。。

【Google共同創業者】水曜日、Googleの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏が揃って退任とのニュース。21年間という短い期間に、夢溢れるスタートアップ企業をここまで巨大にし、退任時の年齢が46歳というからスゴイ! “Don't be evil”という掛け声のもと、世界をまるごと図書館にしてしまおうとする二人の創業者に、すっかりノックダウンされた私は、Google関連の翻訳本を手掛けたりして、密かなファン活動をしていました(笑)。ふたりの人柄を知っているわけでもないですが、GAFAに対する規制がどんどん厳しくなる昨今、少なくとも自らを正しい方に律する遺伝子が、きちんと受け継がれるといいなぁ。

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