2019年5月 8日 (水)

「使わせない権利」ほか

 個人情報保護法の2020年改正に向けて、いろいろ動いている模様
 2014年のEU司法裁判決で認められたという「忘れられる権利(削除権)」(Right to be forgotten and to erasure)について聴いたときは、人間の脳はそんな都合よくできてないよなぁ…と、素朴な疑問が湧いたものですが、要は検索結果を非表示にさせる権利です。検索エンジンの運営会社にそのような負担をかけることの是非や、表現の自由などとの関係もあり、難しい問題だと思います。
 同様に、「使わせない」ことの実効性や監視や哲学も、なかなかに難しそう。。。幼少期にうっかり公開してしまったような情報を、後から削除要請して、どのくらいきれいに消せるものなのかも危ぶまれますが、さながら、公開公報の出た知的財産の内容について権利を尊重するかのような取り扱いの難しさ―――。企業のモラルが問われる時代ですね。

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2019年5月 6日 (月)

『ユニバーサル・サービス ~マルチメディア時代の「公正」理念』

20190502_4  GW中の課題にしていた表題の新書をようやく読了。
 20世紀終わり頃のアメリカの電気通信事業の変遷を分析することで、ユニバーサル・サービスの在り方を検討した本ですが、現在の日本の電気通信事業界に照らしても考えさせられる、古くて新しい内容でした。
 まず興味深かったのは、P.63周辺の、AT&Tの創業直後に鉄道郵便局長から引き抜いて来られたセオドル・ヴェイルと、当時の実質的オーナーであったJ・P・モルガン商会の対照的な哲学と、両者の合目的的な意見の一致。モルガンが、限りなく利益と市場支配力を追求する独占主義者であったのに対し、ヴェイルは、郵便・電信・電話の分野を経験することで、公共サービスの供給源は一つであることが最良の形態であると信じるようになっていたとのこと。この両者が手を組み、“One System, One Policy, Universal Service”というスローガンが生まれたのだとか。相互接続が普通になった現在でも、各々のシステムの性能や接続の仕組み・精算の手間、二重投資の弊害などを考えると、果たして独占状態が消費者にとって悪いことなのかどうか、考えさせられてしまいました。
 また、P.108周辺で、データによる財務分析を観ながら、内部相互補助(あるサービスの黒字が、他のサービスの赤字を補うこと)の実相を解明しようと試みている部分では、あまりに複雑な会計や料金設定のため、どこがどこをどう補っているのかの実態が正確にわからない…と結論されていました。これもまた、これからの情報通信(すべてを光ファイバー化するなど)のUniversal Serviceを考えるとき、重要な論点のように思えました。
 自由競争が健全に行われる場合、サービスごとにコストに基づいた料金設定になっていくことになるわけだけれど、大口顧客を呼び込みたい料金設定と、個人顧客を呼び込みたい料金設定は異なるだろうし、そうした思惑の違いからUniversal Serviceから乖離していくことを考えると、内部相互補助の仕組みは絶対に必要とも思え。。。
 P.146に掲載されていた「ネットワークの展開と変質」というグラフは、ネットワークの費用と効用の相関図でしたが、ユーザーが増えたら増えただけ利益が増えるという単純な構図ではなく、一定以上の規模になると、必ずユニバーサル・サービスについての検討が必要になることは、目からウロコでした。著者は、公益事業の民営化に際して、経済学的な議論がしっかり行われる必要性を説いていますが、これからの情報インフラの充実と(品質の)維持についても、同様のことが言えるだろうことが痛感されました。

 先日、nuro光の我が家に、機械の設置を家の中から屋外に移さないか?という勧誘電話がありました。安くなるとはいえ、質の低下を懸念してお断りしましたが、どのくらいの質が確保されればユニバーサル・サービスの実現と言えるのか、時代によっても基準がずいぶん変わりそうだなぁ…と思ったのでした。

 「公正」「公平」の検討の次は、「平均」とか「中庸」とか「正規」ってことで、『マンガ 統計学入門』を読み始めています(笑)。データと付き合うには、バラつきをきちんと意識しないと…と思いつつ。
(『うちの子が結婚しないので』に辿り着くのはいつになるやら…^^;;)

【通信キャリアの歴史】 上記書籍と併せ、日本の通信キャリアの歴史を振り返ると、とても興味深いです。

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2019年5月 2日 (木)

「個人情報が世界を変える ~データ社会の光と影~」

 先日、実家で録画しておいてもらったNHK BSドキュメンタリー「個人情報が世界を変える ~データ社会の光と影~」を視聴。
 これ、BSでなく、是非とも総合テレビで放送して欲しいものです。
 CESのレポートに始まり、変貌したAdobeのターゲティング広告業務の模様、世界各国でのGAFAの活動や収益状況、先のアメリカ大統領選でのネガティブ・キャンペーンの舞台裏など、背筋も凍るワクワクゾクゾク感……。バノン氏が設立した政治コンサルタント会社“ケンブリッジ・アナリティカ”が、Facebookに仕込んだ性格分析アプリから、8700万人分もの個人情報を取得して心理操作していたという告発からは、データ活用の影の部分が如実に浮き彫りにされていました。デビット・キャロルさんという方が、自身もその被害者であることに気づき、根気強く調査を続けているとのことで、是非全貌が知りたいものだと思いました。
 一方、面白かったのは、スタンフォード大のマイケル・コシンスキー氏の振り切れた発言。「プライバシーなんてもはやない! データを与えるのは税金を払うようなもの」と言っておられたのが、一部私の感覚と通ずるものがあり、ポストプライバシー時代に思いを馳せました。ネットワークで繋がっている以上、すべては見ようと思えば見えてしまうわけで、プライバシーだの通信の秘密だの言っても、それはネットワークの利便性を縛るものにしかなりえず、むしろすべて赤裸々にしてしまえば、性善説に立てば、これほど公明正大なシステムもなかろうに…と、時々思ってしまうわけです。が、性善説はとかく、闇のチカラによって悪用されるのも常。世界中の人が“イイ人”だけなら、コシンスキー氏の考えを強く支持するのですが、、、。
 精力的に取材してくださったSUPTNIKO!さんは、上記の他にも、世界各国を飛び回り、ドイツのCryptPartyに参加したり、GDPRの立役者の女性議員(ビルギッド・チッペル氏)にインタビューしたり、ライプツィヒのカオス・コミュニケーション会議をレポートしたり、バノン氏の次なる会社「The movement」を訪問して今月のEU議会選挙への影響を展望したり、ベルリンの武邑光裕さんと対話したりと、刺激的な番組構成が圧巻でした。
 確固とした自己が確立し、どんな情報にも中立でいられる体幹の鍛えられた人格の人にとっては、データ駆動社会は便利で快適なところなのでしょうが、弱く優柔不断で他人に左右されやすい人にとっては、データを駆使して繰り広げられる様々なキャンペーンに、いたずらに翻弄される世界になっていくのかもしれません。
 まぁ、いつの世でも大切なのは、「自分の頭で考える」ってことだとは思うのですが、最近は、自分の頭がどこにあるのかが、よくわからなくなってきてるんだよなぁ…(汗)。

【日本の状況】 についてはコチラ

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2019年4月22日 (月)

林先生最終講義

 職場の先輩のご紹介により、先日、林紘一郎教授の最終講義の聴講に伺いました。題して、「情報を生業にして56年:何が分かったか」――。
 大学を卒業してから、半世紀以上も実務と研究を両立されてこられたというだけで尊敬に値しますが、その間に上梓された書籍が51冊、論文が24編と伺い、圧倒されました。お話はとてもフランクで面白く、長年のご経験に裏打ちされた哲学にはとても共感させられました。特に、先生が体現されてこられた「理論と実践の程よい関係」は大切だと常日頃から思っています。研究者が理論だけ構築しても現実は変わらないし、現実をよりよくしていくには理論的考察は不可欠で、両者がうまく手を携える必要があるわけだけれど、その距離感が難しい。。。さらには、理論上の厳密な「最適解」が必ずしも現実に符合するわけではなく、ある程度の“良い加減さ”を組み込んだ「次善策」で現実をやりくりせざるをえないというのも、まったくその通りだと感じました。
 林先生は、情報法という分野を切り拓いて来られた方ですが、デジタル化・インターネット化がいよいよマルチメディアや3次元構造にまで及んできた昨今、個々人の通信の秘密やセキュリティ・個人情報保護などと相俟って、無体財にまつわる法律整備が本当に重要な現代的課題であることが痛感されます。退任されても、まだまだやりたいことは山積のご様子で、その好奇心に頭が下がりました。
 この日の関連資料の一部は、勁草書房さんの「けいそうビブリオフィル」のサイトにアップされるご予定だそうだし、「サイバー灯台」というサイトでは、「情報法のリーガル・マインド その日その日」というブログも連載されていらっしゃるとのことなので、折に触れて拝読したいと思います。

 この日、別の意味で感じ入ったのは、先生のこの一言。「家事というものが、いかに隠れたものか…云々」――。奥様の介護が必要になり、目下、家事にも携わるようになられた経験からのお言葉ですが、毎日毎日365日、休みもなく、朝昼晩の食事の献立を考え作り、洗濯や掃除をし、ゴミ出しや地域貢献をすることの大変さを、今まさに体感されていらっしゃるのだと思います。奥様の介護が、子育てに相当するものと捉えれば、いわゆる主婦のひととおりの日々の仕事について、いろいろ考えさせられていらっしゃるのかも、と拝察しました。個人的には、このように、24時間戦ってきた企業戦士の方が、家事育児介護といった仕事について随筆を書いてくださらないかなぁ…と淡い期待を寄せています。企業戦士がこれらの仕事をどう受けとめるかで、少子高齢化や女性の社会参加・働き方改革の方向性が大きく左右されると思うからです。

20190420_3  最終講義後、なんと先生は、ご著書を大放出してくださり、欲しい本を聴講生が持って帰れるように取り計らってくださいました! 私は欲張りにも数冊頂戴してしまいましたが、まずは『ユニバーサル・サービス』という新書を読ませていただきたいと思っています。EUが昨年12月に「欧州電子通信法典」なる法規を採択したことで、ブロードバンドが明示的にユニバーサルサービスの範囲に含まれるようになったと伝え聴いており、これまでの歴史的経緯を知りたいからです。いずれにせよ、貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

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2019年4月20日 (土)

量子コンピュータ&量子通信の最新動向と展望

 先週、「量子コンピュータ&量子通信の最新動向と展望」という短期集中セミナーに参加。以下、自分用備忘録。
・中国や欧米のお金のかけかたに比べ、日本は内閣府がイニシアチブを取りつつも、縦割りで小規模
・「あざ笑われる」「やめとけ、と言われる」「普通のことになる」という3段階のイノベーションの社会的受容でみると、量子コンピュータは現状まだ、「やめとけ、と言われる」段階をちょっと過ぎたあたり
・量子コンピュータの方式はいくつかあるが、とりあえずRSA暗号が危うい
・量子暗号鍵配送は、1つの光子を送る(TokyoQKD Network:大手町-小金井)
・応物学会に「今後のロードマップ」あり
・不明な電磁ゆらぎ:100万分の1へ
NISQ(現況の量子コンピュータと目標とのギャップ)
・メルカリ、Yahoo!、XANADU、本源童子(?)
MDR
・量子暗号:情報理論的安全性、あらゆる盗聴攻撃検知
・BB84式→レーザー光源で単一光子をエミュレート(デコイBB84)
・Trusted Nodeが必要→Quantum Internet
・衛星量子通信:NICT:光衛星通信と共同で超小型衛星で世界初
Quantum XChangeQuantumCTek

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2019年4月17日 (水)

剽窃・不正チェックと、EU新著作権指令

 著作物や研究の新規性について考えるとき、中山信弘先生が以前おっしゃったと聞く「人はそもそも“マネぶ”ものだ」という言葉や、翻案と独創の境目について、考えてしまいます。
 デジタル化が進み、データベースが充実するより以前、きっと今以上に剽窃的なものは多かったのかもしれません。ただ、昨今は英語論文はデータベース化され、ネットの普及で一般の人でも剽窃や流用に気付きやすくなり、あからさまなものはかなりの確率で検知されるようになっているようです。「iThenticate」等々の剽窃発見サービスも増えてきたようで。
 とはいえ、日本語の書籍については、まだまだ電子化されていないものが多く、こうしたものからの流用には気付きにくいのが現実。どんな勉強家でも、世の中に存在するあらゆる書籍を記憶するなんてことはできないし(ハガレンのシェスカみたいな人がいればなぁ!)、Google Booksで日本語の書籍がどのくらいまで蓄積されているのかもわからず。。。国会図書館で、日本語文献の剽窃チェックサービスなんてものを始めてくれるような構想はないのかしらん…。将来的には、文献はすべてDBに登録し、その登録時に、先行作品と何%以上共通だったらアップロードできない、というような仕組みになればなぁ…と思います。
 自分が発する言葉や、書く文章が、どの程度自分由来なのか意識できないこともあり(どこかで見聞きしたものをちょっと言い換えただけの場合も自分由来と考えていいのか…)、剽窃問題は著作権の根源的な問題のようでもありますが、まぁ、デッドコピーとか、データの改竄は問題外なので、これらの検知技術は、もっともっと精度・確度を上げて提供されることが望まれます。

【EU新著作権指令】 一方、プラットフォーマーが、ユーザーの不正アップロードに関して責任を問われることとなるEUの新著作権指令が、正式に承認されました。きっちりと順守するためには、世界中の全著作物のデジタル・アーカイブが必要に思えてしまいますが、我が青春のPaul McCartneyはじめ多くのアーティストは、新著作権指令に賛意を示しているようですね。。。やっぱり、世界共有の著作物に関するデータセンターを作るしかないんじゃ…(フランスのノートルダム大聖堂の火災というショッキングなニュースがありましたが、その建築データが保管されているというニュースに感動しました!)?

【インターネット上の海賊版】 また、総務省では「インターネット上の海賊版サイトへのアクセス抑止方策に関する検討会」開催。「アップロード抑止方策」は文科省??

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2019年4月 2日 (火)

入社式と新元号、+α

 昨日、同期になる人と一緒に、入社式をしていただきました。いやはや、同年代の聡明な人達は、とうに各々の集団の中でベテランの域に達して指導的立場で奮闘しているというのに、私ときたら、この歳になってニューフェイスとは…。そして、入社式の直後、新元号「令和」発表!(予想はかすりもしませんでした^^;;)
20190330_4  20190330_3 まったくもって、第二の人生って感じです(^^;;;。

 【科学の未来のために】伊藤穣一さんのコラム。私もこの問題については、ず~っと考え続けています。

 

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2019年3月30日 (土)

テクノロジーの進化とリーガルイノベーション

 先日、一橋講堂にて「テクノロジーの進化とリーガルイノベーション」というシンポジウムに参加。とかく、技術の進歩に法律が追い付いていない…と言われる昨今、未来志向で学際的にさまざまな分野の専門家が、社会の目指すべき姿を見据えてリーガルデザインすべき――という趣旨。新井紀子先生、小塚荘一郎先生、野間幹晴先生、梶谷勇先生、工藤俊亮先生、角田美穂子先生、大本綾氏と、ケンブリッジ大学のSimon Deakin先生、Felix Steffek先生による講演とパネルディスカッション。とても面白く刺激的なお話しをいろいろ聴くことができました。日本の会社では、法務部門がプロジェクトの最初からしっかり関わるということが少ないけれど、海外では、法務人員が非常に多く、プロジェクトをうまく進めるために、最初の段階で法整備にすら関わるとの話には、仕事の進め方のあまりの違いに唖然としました(アリババ傘下のAnt Financialには250人くらいの法律家が在籍し、政府と一緒に法律を作っている?!)。
 書き留めておきたいことは多々あれど、2つの印象的だったことをメモ。
 1つは、社会変化の端的なまとめ。「モノからサービスへ、民事法から情報法(Data Law)へ、法からコードへ」という変化が見られるとのこと。
 もう1つは、これからの時代に求められる人材育成のための10のポイント。
1.Lifelong and now
2.Interdisciplinary(学際的な)
3.Skills and structures(基本構造)
4.Informed by practice(実践)
5.International and transnational
6.Critical
7.Teaching and research
8.Adaptive(適応できる)
9.Modular
10.Creating change

 また、ケンブリッジでは既に2004年くらいから、これまでの裁判データを使って、AIと弁護士による判決予想対決の試みが繰り返し行われており、軒並みAIに軍配が挙がっている模様。。。(エストニアではもう、法廷にAIを持ち込んでいるとのこと)
 会場には、意見や質問を付箋に書いて貼るコーナーがあったのですが、私も一筆書いてみればよかったなぁ…。「日本の裁判書類は、まだ紙が主流な上、裁判所DBのデータ構造も、CSS化すらされていないように見える
のだけれど、もし、ケンブリッジのような試みをする場合、その実現にはどのくらいの時間がかかると予想されますか?」――
 あと、ちょっぴり辛口の感想を言うなら、“学際的”に社会課題の解決に取り組むという理念には大賛成ながら、「子育てとか介護とか、およそ生物としてのサガに由来する課題に対して、トップエリートの人たちは、どのくらいその現場に関わって課題抽出しているのでしょうか?」――これについては、産総研の先生が、「専門家はとかく自分の専門を手段(トンカチ)にして物事を解決しようとするし、研究は、課題解決よりは純粋な好奇心に起因していて、社会への還元はあまり考えていないこともある」とおっしゃっており、研究の“とっかかり”自体が、北欧型の研究とはずいぶん違う印象でした。 

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2019年3月28日 (木)

EU競争法と著作権指令改正案

20190326_3   先日、EUの競争法に関してちょっと耳学問。
 そもそもEUが出来たのは、長きにわたる戦争の歴史に嫌気が差し、ヨーロッパ諸国の平和と安定の夢を実現する第一歩として、ということだと思います。人々が自由に行き来し、商品の流通障壁もなくすためには、厳格な条約が必要なわけですが、競争法というのはどこの国にもあるもので、日本なら独占禁止法、アメリカなら反トラスト法といった法律で、ある市場において公正で自由な競争が維持されることが、一般市民・消費者・公共の利益につながる、という理念のもとで定められています。そして、ひとたびそうした競争が損なわれるような事態が起きた場合、通常はその名宛人は事業者になるものですが、EU競争法の場合には、事業者だけでなく国も名宛人になりうるとのこと!
 これを聴いたとき、とかく政策的判断が規定ぶりに影響する知的財産法を思えば、EUが存続していることがちょっと奇跡に感じられてしまいました💧。また、グローバル化が進みながらも、どんどんローカライズされているような気もする昨今の諸々の動きを考えても、理想の希求と、人間の活動範囲の矮小さとが、どことなくギクシャクと軋みながら綱引きでもしているかのようにも感じてしまうのでした。それは、天下国家を論じるような余裕と、日々の暮らしに汲々とする困窮のように、異次元の表れのぶつかり合いのようでもあり――。
 …と、抽象的なことを考えても仕方ないけれど、イギリスがEUを離脱するかもしれない世界は、少なくとも平和の理想からは、一歩後退すると考えるべきなんでしょうか。。。

20190327EU著作権指令改正案】どうも、EU著作権指令改正案がEU議会で承認された模様。上記の抽象的な類似性という意味では、ネットの自由と規制、独禁法と特許法、、、なんていうのが芋づる式に浮かんできます。。。

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2019年3月27日 (水)

Brexitと改元と…フリー素材

 3月29日の離脱が延期されたBrexit、4月1日には新元号の公布、5月からは新しい時代へ――。いろいろ騒がしい昨今ですが、先日、気になる話が…。

 画像データのライセンス販売をする某社が、そもそもパブリックドメインの画像を販売したり、無断利用者に著作権侵害警告を送ったりしていたのだとか! これを聴いて、2年ほど前の気持ち悪い現象を思い出しました。自分でホームページを作成した際、別の某社のフリー素材を規約に従って使ったはずなのに、数か月経ってから再度その画像貸与のページを訪問したら、いつの間にかフリーではなくなっていた…という現象。その時は、自分が勘違いして使ってしまったのか?!と焦って、急遽別の画像に差し替えたのですが、サイトの時系列履歴がわからない以上、過去にフリーとしてアップされていたものが、急に方針転換で有料になっても、きっちりエビデンスを残しておかないと言い逃れができない。。。今回の話と、過去の経験から、ネット上のフリー素材の使い方に関して、新たな注意の必要性を痛感したのでした。

20190316_2 【ホワイトデーと健診結果】 先々週末のことですが、夫からホワイトデーのケーキと生チョコプレゼント♪ さらに、健診結果で「若い!」と言われ、ご機嫌の私です。

 

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