2009年12月24日 (木)

「レイトン教授と永遠の歌姫」

Layton20091223  私は一体、こんなところで何をしているんだろう……?
年賀状書きの予定だった水曜日、なぜか息子と二人映画館に座っている私。家人が論文の締め切りに追われて年賀状書きどころではないらしく、みんな揃って作業できないならいっそ遊んでしまえ!と、家を飛び出したのだった。
 「レイトン教授」シリーズのゲームは全部クリアしている息子。設定の隅々まで知り尽くしているので、映画「レイトン教授と永遠の歌姫」も楽しみにしていた。
 レイトンシリーズは、とにかく世界観がいい! そして英国紳士のレイトンと、未来の英国紳士ルークがまたいい! 今どき珍しく、子どもに安心して見せられる作品。ストーリーは毎度、結構ありえない発明品などが出てきて奇想天外なのだけれど、「あれがなくちゃ面白くないじゃん」とのこと。息子にとっては、レイトン教授はちょっとした大人のお手本のような存在らしい。気に入った当初は、私に親切にしては「ま、英国紳士としてはね」とレイトンを真似てジェントルマンを気取ったりもしていた。是非これからもどんどんレイトン先生を見習って、立派な紳士を目指してほしい(笑)。

| | コメント (0)

2009年9月30日 (水)

期待!実写版Cowboy Bebop

Bebop  今年の頭に、私がこよなく愛するアニメ「Cowboy Bebop」の実写映画が製作されると知り、主演のスパイク役にはキアヌ・リーブスが当たると聞いて、ず~っと進捗が気になっている。
 個人的には、スパイクのイメージはかなりキアヌとは違うと思っているけれど、キアヌ自身がアニメ版の大ファンだと語っているのだから、彼の演技に期待するしかないだろう。日本アニメが数多くアメリカで実写化されているけれど、成功と呼べるものはほとんどないようにも思える中、今回のBebopの実写化もファンとしては心配。それでも、アニメ版がすでに押しも押されもせぬ確固たる世界を築いている以上、実写版はまったくの別作品として単純に楽しみたい。キャラデザの川元さんの絵柄あってのBebopだと思うが、SF的にも強烈に魅力的な作品、現段階で脚本のドラフトが上がり、目下書き直し中だとか。あ~、いつ公開になるんだろう??? いい加減な作りだったら許さんぞ、FOX!!!

| | コメント (0)

2009年9月 8日 (火)

ドラマ「官僚たちの夏」

Summer  日曜午後、ずっと観たかった「官僚たちの夏」のダイジェストを観た。骨太で熱いドラマだった。キャスティングが素晴らしい! 第一部を私の生前とすれば、第二部は生後という時間軸。脚本家の橋本裕志氏にとってもそんな感じだったろう。著者の城山三郎さんの本は恥ずかしながら一冊も読んだことはないが、以前大河ドラマ化された「黄金の日日」は、松本幸四郎さんのいかつい顔とともに印象に残っている。
 戦前戦後すぐの頃は、日本にも風越慎吾や池内信人のような重戦車並みの官僚や政治家がたくさんいたのかもしれない。それに比べると最近は、良くて軽自動車、悪くするとスクーターか自転車みたいな人もいるような気がするが、時代時代の重さ軽さがあるのは仕方ないことなのだろう。
 第二部は、主人公の風越が通産省の外局である特許庁長官に左遷されるところから始まったので、俄然面白く拝見した。キャリア官僚にとっては、特許庁というのは今でもあのような位置づけなのだろうか? スリム化された現状では、上の方で重戦車のように主導するよりも、草の根的に下から動く方が効果的な気がするが、それは素人考えというものかな? いずれにせよ、しっかり連ドラ予約させていただきましたので、今後はガッツリ拝見します。これを見てると、みんなに嬉しい政策なんて有り得ないことが実感され、民主党の今後の取り組みにもエールを贈りたくなる。それにしても、私はどうしてこうも男臭いドラマが好きなんだろう? 「監査法人」とか「相棒」とか「白洲次郎」とかね~、青臭かったりまっすぐなのが好きなんだねぇ~coldsweats02

| | コメント (0)

2009年8月23日 (日)

「サマーウォーズ」ふたたび

 私と息子は、そりゃ~もう必死に、先日観た映画「サマーウォーズ」についてPRした。「ほんと、面白かったよね~」「パパにも見せたかったよね~」「キングカズマ、すごかったよね~」「暗算もすごいよね~」「花札やりたくなるね~」「温泉も入りたいしね~」etcetc……。そんなあからさまなPRを聞かされ続けた夫、業を煮やしてついに叫んだ!「やっぱり僕も観たい!」
 うししししし。これ幸いとばかり、「ボクもついてく!」「私も~♪」―――――
 そんなわけで、今度は土曜の昼前から家族で観に行くことと相成った「サマーウォーズ」。座席も、後ろから3列目のど真ん中、ベストポジションを予約。あ~、これで全スクリーンを無理なく見渡せるぅ~!
Hanafuda20090822  二度目の観賞はいろいろ突っ込みをいれつつ見てしまったが、任天堂がスポンサーに入っていないのが最大の謎。我が家なぞ、観賞後にハンズに寄って花札を買って帰ったほど。帰宅後も早々に「こいこい」を始めていた息子。「“こいこい”って、より高みを目指す呪文だね」と、遊戯王どっぷりの息子が花札にハマる様は笑えた。
 細田監督が息子と同じ一人っ子だとパンフから知った。常々“一人っ子”であることで、人間関係(ネットワーク)が淡白になってしまうのでは、と淡い心配をしているが、細田監督の繊細なお仕事ぶりを拝見して、なんだか安心させられもした。
 74アカウントで追い詰められた夏希を最初に助けたドイツの少年と、その後続々とアカウントを差し出した世界中の人を眺めていたら、「オバマさんって、こうやって大統領になったのかもな…」と思えた。衆院選間近の日本という状況下でこれを見ると、“ラブマシーン”は現与党、陣内家が野党にも見えてくる。細田監督がパンフの中でも語っているように、これからの世界は“専門家”よりもみんなの“総合知”が強力に作用するんだろう。
 そんな全体的なメッセージもさることながら、栄おばあちゃんのごくごく常識的なメッセージが、やはり本作の肝。
 ○ おなかをすかせていてはいけない
 ○ ひとりでいてはいけない
 ○ 家族みんなで食事すること
これを満たすことで、人間、落ち着いていられるのかもしれないなぁ。。。
 ということで個人的には「南極料理人」もちょっと観たかった…。息子の友達のお母さんが眼医者さんで、今まさに彼女の友達は南極基地に勤務しているのだとか! 日々どんな食事が供されているのだろう??? 南極は“サマー”とは無縁の世界だろうから、日々熱々のものを召し上がっているのかな?

| | コメント (0)

2009年8月19日 (水)

「サマーウォーズ」

Summerwars  月曜の午後、塾から開放された男子3名を引き連れて、“私がずっと観たかった”「サマーウォーズ」を新宿バルト9へ観に行った。平日の1時過ぎだというのに激混みのチケットカウンター。20分ほど並んで、いよいよ買える!という時の空き席数は22! 「4席、なんとか確保できますように!」という願いが通じて、辛うじて席は取れたものの、4席とも最前列で、首が凝ること必至の観賞と相成った。
 ネタバレはできるだけ避けつつ、全体的な感想だけ。
 期待通り、スカッとさわやかスプライトな作品でございました~♪ 貞本さんのキャラデザは、あいかわらず気の置けない友達のような安心感。多くが「時かけ」スタッフということもあって、画面の雰囲気やリズムなどもあの時のワクワク感を踏襲して小気味良かった。OZという仮想世界と、上田の片田舎の旧家という、一見まったく相容れないコントラストが絶妙に効果的で、一族郎党の気持ちいい連帯感が楽しかった。大家族の食事シーンのアニメイトなんて、どうやって描いてるんだろう?!と思うほど各々好き勝手に動いていて素晴らしかった。16代目当主の栄おばあちゃんが天晴れ! 愛犬ハヤテの表情もなかなかのもの! OZのアバターと現実の人格は、さもありなんというシンクロ具合。知らないところで勝手に悪者にされている米軍は気の毒だが、そのへんはアクション映画のお約束ということで。「ラブマシーン」なる人工知能を開発した侘助さんは、その後どうしてるかなぁ~…というのが妙に気になった。
Ds20090817  登場人物たちがDS Liteや携帯電話を駆使する様は、今の子どもたちにはなんてことないようだった。帰りの地下鉄では、映画のそこここのシーンを大声で論評していたかと思ったら、「それにしても面白かったネ~♪」と大満足した後、サクッとDS通信を始めていた。。。それにしても最近、ドラクエの“すれちがい通信”をしている人が異様に多い気がするのは私だけ??

 本作、スイスのロカルノ映画祭でも大好評だったようだし、我が家では「もう1度観たい!」コールが盛り上がっている。「時かけ」に続き、楽しい映画をどうもありがとうございます♪

| | コメント (0)

2009年8月 8日 (土)

「ダイ・ハード4.0」

 「楽しみ!」と一行日記に書いて旅立った息子を見送ったが、よく見たらその後ろに「でもちょっぴり不安」と書き足されていた。それを見たら、逆にこちらは安心した。不安なくらいがちょうどいい。。。
 ……そんなわけで木曜は、数ヶ月前からSOSを出していた実家へ、PCメンテナンスに出掛けた。アンチウイルスは更新されず、重い写真データもたんまり貯め込まれ、プリンタへの無線も不調のまま放置され……両親の努力の痕跡は見られたが、それ以上にフラストレーションが溜まっていたらしい。何でも大切に使って長持ちさせる両親だが、ソフトウェアばっかりは、大事に使っても長持ちするものでもない。「最近はね、頭のいい人につくづく嫌気がさしちゃって…」という母のつぶやきには、否応なくソフトの寿命のコントロールを明け渡さざるを得ない状況への腹立たしさが滲んでいた。

 その夜、夫がBlueLayの「ダイ・ハード4」を借りてきた。ちょっと古めだが、久々に観たジョン・マクレーンは見事なツルツル! サイバーテロを題材にしているものの、アドレナリン噴出度は相変わらず。クライマックスの大型トレーラーとF-35戦闘機の対決シーンなどは“ありえな~い!”不死身男ぶりだったが、個人的には、そこここに登場するハッカーたちの腕前の方に舌を巻いた。その中で、午前中の母の言葉とシンクロしたのが、FBI副局長ボウマンの言葉。「あんたら天才は出てってくれ」―――秘密裏にNSAが設置していた金融関係のバックアップシステム管理者たちを揶揄したセリフだ。自分の知らないところで重要なコントロールが作り出され、それを手中に収めている高給取りのお偉方が、現実的なトラブルへの対処においてはまるきりの役立たずでいる事態に向けられた言葉だ。母の苦言とはレベルが違うが、“勝手なコントロールを無断で作り出してくれるなよ”という嘆き節に相似感があった。
 つい先日も、韓国などでサイバーテロと思しき事件が起こって騒ぎになったけれど、今や情報システムは、日常生活を攪乱する格好の標的であることは間違いない。峰不二子のごとく「私は現金しか信じないの」と居直っていたいものの、どっぷりとネットワークに依存した日々の暮らしを振り返ると、空恐ろしいものがある。安心しきって暮らすよりは、不安なくらいがちょうどいいのか……???

| | コメント (0)

2009年8月 3日 (月)

「劇場版NARUTO疾風伝 火の意志を継ぐ者」

Naruto20090801  渋かった~。10年連載の重みと厚みがずっしりきた。戦闘シーンはともかく、ここまで一人ひとりのキャラクターがしっかり立っているのは、やはり細やかな描写の積み重ねの成果だと思う。まだサスケがいるころの若かりし修行時代や、アスマ先生や三代目火影やオビトの逸話を思い出し、自来也がまだ健在な姿を見て、「やっぱり10年続くと、歴史ができるなぁ~」と実感。
 息子は、予告編の「HACHI」と本編とで合計4回泣いたと言っていた(笑)。ここまでしっかり世界観が出来上がっていると、あとはもう、「どうやって終わらせるんだろう?」という一事に尽きる。サスケが里に戻るまで? ナルトが火影になるまで? もっと先まで?……どこでどう終わろうと、岸本さんを応援するだけですな。(明日はコミックス47巻の発売日!)

| | コメント (0)

2009年7月11日 (土)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

 息子が夏休みに入る前の最後のフリータイムだった木曜日、上々の前評判を聴いていた「ヱヴァ“破”」を新宿バルト9で観てきた。
 う~ん、う~ん、う~ん。。。観賞後に脳天が痺れていたことを思えば、面白かったと言えるんだろう……。いやいや、浄水場兼水族館のシーンなんてすごくよかったし、貞本さんのキャラデザには相変わらず見惚れるし、加治さんは素敵だし、シンジ君もちっとは男らしくなってるし、そうした部分部分には大満足でございます、はい。
 すでに映画パンフは品切れ状態で、ものすごい人気なことも確か。前半、かなりいい感じに“破れ”て、“部分”を楽しむ明るい兆候が見えていたけれど、後半は一転した。いつもながら使徒のデザインに驚かされ、戦闘シーンのスピード感やら迫力やら効果やらも冴えわたっているものの、“全体”を通してどうだったかと振り返ると、どうも唸ってしまうのだ。全四部作の連作状態なんだから、これ一本の統一感を求める方が無理ってもんかもしれないが、ちょっとエントリーユーザーを突き放した感じがなきにしもあらずだったかなぁ。庵野さんにはついつい高望みをしてしまい、以前のエヴァから進化した何かを求めてしまっているのかな。
 序→破→急の予定が、序→破→Qになっていて笑った。「1Q84」と時を同じくして、先の見えない連作がまた一つ……。ヱヴァにはどうか、予告どおりの大団円を期待したいと思いまする~!

| | コメント (0)

2009年6月27日 (土)

映画「剱岳 ~点の記」

Tsurugi20090626  奥穂、槍、北岳など、思い出深い山はいろいろあるが、剱には未だ登ったことがない。今でこそロープーウェイや鎖場を駆使して誰でも登れるようになってはいるが、厳しい山であることに変わりない。北アルプスの北の北、日本地図の山岳測量 最後の空白地帯だったのだそうな。新田次郎さんの小説を、木村大作さんが映画化。妥協のない過酷な撮影だったと聞き、期待を胸に映画館に向かった。
 伊能忠敬には感服するし、GoogleStreetViewも野心的な試みだと思うけれど、山岳測量隊の、高度と大自然に挑む道なき道を行く大仕事は、地味ながらも熾烈で誇り高いものだった。そしてなんといっても、宇治長次郎という案内人と柴崎芳太郎という測量手の二人の人間性が素晴らしい。実直とか誠実とか、そんな言葉では表せない魅力。これが、山と対峙してきたことで培われたものなのか、生来のものなのかはわからない。けれど、ありのままの自然を相手にすることで、無駄のない、嘘偽りのない強さと優しさを身につけたんだろうと思われた。舞台である山の雄大さは言うに及ばず、雲海に沈む夕陽や、雷鳥やカモシカ、雪渓や岩肌……自然が見せるいろいろな顔を捉えたカメラワークも、まさに登山者の眼のようだった。
 「人は何を成したかではなく、何のために成したかが大事」という役所広司さんの声が胸に沁み、一枚の地図にたくさんの無名の人を思うようになるであろう自分がいた。

| | コメント (0)

2009年5月30日 (土)

「BABY BABY BABY!」

Ticket20090528  ママ友さんから映画の株主優待券をいただいた。「毎月分送られてくるんだけど、今月来月は忙しくって行けそうにないから、どうぞ!」とのこと。私は株には手が出せないけれど、映画好きとしては、配給会社からのこういう配当なら大歓迎だなぁ。
 ということで早速「BABY BABY BABY!」を観てきた。他にも選択肢はあったのだけれど、先日の編集者仲間の出産に触発され、“出産エンタテインメント”を観ることにした。“受験勉強以外よそ見はしない!”と宣言した直後だというのに、その舌の根も乾かぬうちにこの始末。まぁ、著作権法の“頒布権”とネット配給の可能性に思いを馳せ…とか、適当な言い訳を考えつつ。。。
 映画は、単純に面白かった。男性が作った作品だな、、と思いつつも、十人十色の出産模様は見ていて飽きない。先日の友人の出産報告メールを機に、15日生まれの人が芋づる式に挙がって、その人数が異様に多いという事実に驚いたのだが、この映画では「満月の晩には妊婦が産気づく」ということになっていた。小さな個人産婦人科医院で一晩のうちに6人も出産するというドラマは、実はよくある光景だったりして…?! 15日が必ず十五夜ということはないけれど、なんだか意味深。女親子二代で産婦人科医院を切り盛りしてきた役どころの斉藤由貴さんと吉行和子さんがいい味を出してた。
 それにしても、この手の、大画面を要しないような映画は、サクッとネット配給にして、半額位で自宅の大型テレビで観られるようにした方が、観客動員数はググンッと増えるし、利益も上がるんじゃないかと思うんだけど、ダメなのかなぁ~?
 優待券は来月再来月で使える分もいただいたため、次回は「剣岳 点の記」をスクリーンで観る気満々で帰ってきたのだった。

| | コメント (0)