2017年4月22日 (土)

名探偵コナン「から紅の恋歌」

 先週の金曜ロードショーで、アムロとシャーが闘う「漆黒の悪夢」を観た(笑)翌日の土曜日、映画「名探偵コナン から紅の恋歌」を観てしまいました。勉強では「今でしょ?!」がまったく実践できないのに、遊びとなると恐れ入るほどの「今でしょ」ぶりを発揮する息子。フットワーク軽く、「行ってくる」というので、「私も行く行くー!」とつい釣られ…。今年はストイックに過ごすとか言っていた舌の根の乾かぬ内に――sweat02。(以下、ネタバレ注意)

 今回の最大の謎は――。
「ヨメに取ったるさかい…」でしょうか(笑)。
 最近のコナン人気は国民的で、初日ロードショーの我々が観た回は、満席でした!!
しょっぱなからスゴいアクションで始まったかと思ったら、いつもの安心感のあるキャラ立ちしたストーリー展開、そしてラストに再びものスゴいアクション! 爆発したり燃えたり倒壊したりする建造物からの脱出アクション、何か新ネタを考えてあげたくなってしまいます(笑)。ハリウッドの実写映画のようなアクションは、なかなか日本では実現が難しそうな分、アニメが代替している印象も。
 本作では、和葉ちゃんが競技カルタの大会に出場するのですが、和歌って素敵だな~と、改めて認識。紅葉の美しさも、現実の京都で堪能したくなりますmaple
 最近の、私にとってのコナンの魅力は、謎解きでもアクションでもなく、ただただ一途に想い合う、新一と蘭ちゃん&平次と和葉ちゃん&京極さんと園子&高木刑事と佐藤刑事、、、その他いろんなペア・カップルの人模様だなぁ~♪

 来年の22作目も、楽しみにしています♪

 

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2017年4月12日 (水)

「幸せのメカニズム」と「GRIT」

 先週末の教育TVで、吹き替え版の「スーパープレゼンテーション」を視聴。小説家のショーン・エイカー氏と、心理学者のアンジェラ・リー・ダックワーズ氏の2つのプレゼンの紹介でした。聴いてみると、まるで二律背反するような内容だったのですが、これをまとめて「成功と幸せのつかみ方」と題して放送したNHKさんの意図は何だったのか…?
 “物事はそう単純じゃない”っていうのが落としどころなのかもしれません(苦笑)。前者の主張は、「現状に対してポジティヴでいると、脳機能の働きは31%アップする」「成功者は、すぐに次の目標を設定するので、なかなか現状には満足できない」――後者の主張は、「IQや要領の良さではなく、“やり抜く力”(GRIT)が成功の秘訣」「人生はマラソンで、失敗しても前に進めると前向きに捉えられる人が成功する」――う~ん、相反するようでもあり、同じことを言っているようでもあり――。
 個人的には、客観的視点と主観的視点とがごちゃまぜなのと、“成功”の定義がよくわからないので、混乱したのかもしれません。他人の目から見たら明らかに成功している人でも、本人は成功だなんて思っていない場合もあるし、他人の目から見たら明らかに幸せそうに見えても、本人は全然幸せじゃない場合もある。その逆も然り。結局のところ、客観的視点を度外視できれば、本人の“考え方次第”ということになります(笑)。
 案内役のMITラボの伊藤穣一さんが、「伊藤さんの考える“成功と幸せ”って、どういうことですか?」と問われ、「ボクにとっては、刺激を受けるような面白い人と、面白い仕事をすること、かな…」と応えておられました。
 現状への満足度と、目標に向けた弛まぬ努力――結局、「バランス」と「本人の“考え方”」次第なんですよね(苦笑)。

【プランB】 時折ブログを拝読するTAK先生の記事に、「人生とはプランBを用意、制御、シミュレーションしつつ、生きていく」というのがありました。“幸せ”とか“成功”とかいう抽象的な概念より、こういうクールさの方が割り切りやすい気がしています^^;;。目下の私は、仕事面でプランBを模索中~。

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2017年3月16日 (木)

ピラミッド王朝の秘密

 先週末のTV「世界ふしぎ発見」の“ピラミッド王朝の秘密”が、すごく神秘的で面白かった~! 河江肖剰さんの案内で、日本初放送のエリアもたくさん見られましたね!
 
ドローンと宇宙線を用いた測量技術、すごい!

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2017年3月 4日 (土)

劇場版「ソード・アート・オンライン」

 先日、劇場版「ソード・アート・オンライン ーオーディナル・スケールー」を鑑賞。今後の発展の方向性が気になるVR/ARとAI がテーマ。川原礫さんが示した、いわゆる“寝たきり”の患者さんへのフルダイブ適用の可能性には興奮させられましたが、今度はどんなアイディアを見せてもらえるのか、楽しみに行きました。
(以下、ネタバレ注意!)

 大岡山にある架空大学の学者が、教え子の開発したフルダイブ・ゲーム内で亡くなった娘を、ゲームプレイヤー達の娘の記憶を集めることでAI として人だけでも復活させようと目論むお話。現実でも既に、辛い記憶を消す研究なんかが走っているから、脳とか記憶とか夢とかが、工学の世界で語られるのもすっかり自然なことになってきていますね。
 「VRは仮想世界を現実化するけれど、ARは現実を仮想化する」とか、「今回のARはVRの機能限定版に過ぎない」とかいうセリフが満載で、映画の最初の方で描かれる近未来的ガジェットの数々を面白く観ました。早朝の鑑賞だったにもかかわらず、いかにも工学系っぽい男子学生が結構見に来ていて、「こういうのを見てインスパイアされるのかな~?」と、現実への還元を期待して若者を眺めるオバサンでした(笑)。
 今作では、キリト君が現実世界でもバトルするのですが、「あの身体能力はないんじゃ…?」というのが一番の違和感でした(あの動きも、拡張された現実の錯覚の一部なのか?!…笑)。
 スマホの画面を通して、道端にアニメ調の3Dピカチュウを見つけるくらいは可愛いものですが、ヘッドマウントディスプレイ越しに、等身大のバーチャル・アイドルが目の前に出現したりしたら、かなり動揺してしまいそうです。現状をよく把握していませんが、既にそんなソフトウェアはたくさん提供されているのかな?? 触れた感覚の再現なども、きっと進んでいるんでしょうねぇ~。
 先日TVで、病気のおばあさんが、孫の結婚式に、HMDを装着して疑似参加した、という番組を見ました。「あ、コレいいな~♪」と思いましたが、当面は個人的に、ARで「どこでもドア」を半実現してくれることを期待しています!
 『ソード・アート・オンライン』の原作本は、夫と息子しか読んでいませんが、(本作内の)総務省主導のAI は、どんな感じの出来なんだろ~?! アニメの続編も期待します♪

【おおかみこどもの花の家】  3月5日まで、日本橋とやま館で、「おおかみこどもの花の家」という展示をやっている…と、友人のFB記事で知り、先週ちょこっと覗いてきました。大好きな細田監督の作品で、舞台モデルとなった「古民家」のオーナーさんが登場したり、作品の原画や絵コンテが展示されているとのことでしたが、展示自体はちょっぴりでした(笑)。それでも、剣岳の写真や、富山の諸々の自然を感じさせるものがたくさんあって、すごくイイ空間♪ 以前この店内で日本酒をいただきましたが、今度は甘酒を飲みに行こうかな~。

 

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2017年2月11日 (土)

TV番組構成変更のお願い(^^;;

 時々、ランチタイムに昼のワイドショーを見るようになりました。築地市場の豊洲移転をめぐる問題につき、結構時間をかけて検討してくれているので。。。「こういう情報って、朝晩のニュースだけじゃ全然知り得ないな…」と感じます。夜のゴールデンタイムにこそ、こういう情報番組をやってくれないかな~?と思うのは、私だけでしょうか…? スニペット表示的なサラリとしたニュースを朝晩流されても、世の中の表層しかわからないと思っている人は多いでしょうが、かと言って、わざわざ文春を買ったり、時間をかけてネットサーフしてまで深く知ろうとする人は少ないことを考えると、どこか一局で構わないので、1つの問題を時間をかけて取材・討論する番組を、夜の早めの時間帯に2~3時間枠くらいで放送してくれないかな~?!!(熱望) 1つの事件の裏には、長い長いそれ以前のストーリーが必ずあるはずなのに、結果だけ見せられても、「なんのこっちゃ?」で、原因も改善方法も探りようがありませんよね? そういう番組、BSとかスカパーにはあるのかもしれませんが、我が家にはそこまでする余裕がないもんで…coldsweats01。是非、ご検討いただきたく!!(>TV局の偉い方々)
(…でも、仕事から帰ってまで、難しい問題の追及番組なんて見たくない人が多数派かなぁ?…)

20170129_5 20170205_5  【芽生え】 先月末、玄関先の球根の鉢――「あ~、ずいぶん伸びてきたな~」
 今月頭、キッチンに置いておいた“豆苗”の切りカス――「伸びてる伸びてる…」
 緑ってホント、和むわぁ~♪ せっかく伸びてきた豆苗を収穫する際は、合掌せずにはいられません(笑)。

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2016年12月22日 (木)

「逃げ恥」最終回

 火曜の晩、今期尻上がりの視聴率だったTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回でした。先のことはわからないけれど、すごく楽しく素敵なハッピーエンディングだったと思います♪
(願わくば、シングルマザーとなった“やっさん”にも、お裾分けが欲しかったな…)
 今期、どうしてこのドラマが気になったかを反芻coldsweats01
 ひとつはもちろん、“契約結婚”というシチュエーションの成り行きが気になったこと。家事労働の対価って、どの程度のもんだろ?という素朴な疑問から始まり、赤の他人だった二人が一つ屋根の下に暮らし始める“結婚”という体制における、家庭内のアレコレの分担・負担の変化に、この歳になっても問題意識を抱え続けている自分を客観視できそうだったこと。これらは、“ヒラマサさん”と“みくりさん”の会話や心の声に聴き耳を立てながら、楽しみました。
 もうひとつは、“ゆりさん”と“風見さん”という、“自分スタイル”を真っすぐ最大限大切にする生き方をしてきた二人の“恋の行方”と“人生の選択”。当初から、「あ、この二人は相思相愛になるな」とは思っていながらも、さすがに17歳の歳の差ってどうなんだろ?という不安を引きずりながら見守りました。若さを失っていくことの恐怖は、近頃切実に感じることであるだけに、ゆりさんが守りに入るのか、心のままに動くのかが気になっていました。
 このドラマには、珍しく夫もハマり、一緒に観ていましたが、その中での意見交換が癪だったり面白かったり。。。
 家事分担については、「やっぱり収入の割合で、分担比率も変えるのがフツーでしょ」と身も蓋もないことをアッサリ。結婚して二十数年、フルタイムで働いている間も、家事の大部分は私がやってたような気がしますが~??! まぁ、専業主婦時代はやはり、「仕方ないな」って感じでしたけども、一人なら、どんなに忙しく働いていても、自分のことは自分でやらなきゃいけないのに、どうして結婚して奥さんが専業主婦だと、一切やらなくなっちゃうんだろ??(子育てが、いかに大仕事かがわかってないんでしょうか…)
 そして、“歳の差婚”については、「17歳くらい、どうってことないんじゃない?」とのこと。現実にそれくらい離れていて結婚している知り合いがいるだけに、まったく問題ナッシングの模様。そりゃぁまぁ、女性が55歳くらいまでは気にならないかもしれないけど、やっぱり女性が70歳になったときに男性が53歳って、ちょっとツラい気はしてしまいます(が、どこまで行っても甥っこでも、好きになっちゃったもんは仕方ない)。。。まぁ、最後の、ゲイ・パートナーのカミングアウトを見たら、「歳の差ごとき」って気になりますね(笑)。
 ともあれ、やっぱり最後は、先々のことより今の“愛”ですね♪ 最終回のヒラマサさんの言葉の数々には、とってもホッコリしました。生きるって、すごく面倒だけど、一人でも面倒なら、二人で面倒な方が面白い―― いつもそんな境地でいられたら、多少の衝突は家族会議で乗り切れるかな?(まぁ、恋愛・結婚生活より、ホントの家族会議が必要になるのは、出産後だとは思うけど、それを言っちゃぁ興醒めね…笑)。
 原作の海野さん、脚本の野木さん、スタッフ・キャストの皆々さま、素敵なハッピーエンドをありがとうございました~notes

【著作権処理】 このドラマの舞台裏では、相当量の権利処理業務が発生したことと思いますが、TBSの法務部だか知財部だかの方々に、ご苦労具合をインタビューしたいなぁ~(笑)。

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2016年11月19日 (土)

アニメ「この世界の片隅に」

20161117_5  先日ようやく、アニメーション映画「この世界の片隅に」を鑑賞することができました。
(ネタバレがあるかもしれませんので、ご注意を…)
 意外にも、比較的若い男性が、多く観に来ていたことが、妙に私を安堵させました。
 長らく応援できたことを幸せに思える、しなやかで芯のある、行間の深い見応えある作品だと感じます。

 戦中・戦後の広島・呉が舞台というだけで、空気感は推して知るべしという感じですが、時代としての暗さや悲惨さではなく、絵を描くのが大好きな一人の女性の暮らしを、温かな眼差しで切り取る、片渕監督の前向きな思想が感じられる物語でした。アニメーションのフィルタリング効果ってスゴい!と、改めて実感できる、ほんわかしているのに重厚感のある、不思議な余韻です。
 水汲みや針仕事や釜土での調理など、ただでさえ大変な時代に輪をかけて、戦争という辛い境遇まで背負わされ、たくさんのものを失うことになる“すずさん”。丁寧に身の回りに眼を凝らすからか、傍目にはとても鈍くさく、不器用な印象を与えながらも、少女から一人の女性へと(円形脱毛症になるくらい苦労しながら!)経験を重ね、お嫁さんから妻へ、妻から母へ、たくましく腰が据わっていく様が、「人間って、強いな」と思わせます。
 私は不思議と、あまり涙は流しませんでしたが、ある1シーンだけ、ポロポロポロ…と泣けました。
 それは、高台から呉の港に停泊する戦艦等を写生していた“すずさん”が、憲兵に密偵と疑われるシーン。家族は皆、“すずさん”の安穏とした性格を知り尽くしているため、それが誤解であることは百も承知なのですが、憲兵に変に逆らってもいけないと、ぐっと笑いをこらえてうつむいたまま。重苦しい空気を残し、憲兵が立ち去った後で、一同がひたすらお腹を抱えて笑い合う場面。緊張からの弛緩のせいか、心底滑稽に思えたのか、とにかく笑う笑う。。。一人むくれる“すずさん”の頭をポンポンする夫の周作さんも楽しそう。この家族団欒シーンが、私には妙に泣けて泣けて――(ハンカチを握りしめててヨカッタ!)

 もう1つ印象的だったのは、機銃掃射のリアル感。音響効果もあいまってか、普通の日常の中の非日常が、恐ろしさを倍増させていました。
 音の他に外せないのが、声優さん! 夫の周作さんの声が、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の団長、オルガ゙・イツカ役をしている細谷佳正さんだったので、内心キャーキャーしていた私ですが、あちらの作品では、子どもさえ凶器に変えて“生”を繋がなければならない戦争の悲惨さを真正面から引き受けているのに対し(毎週、本作を観ながら、中東の子どもたちのことを想っています)、こちらの作品では、恋女房に優しく寄り添い、戦争があってもなくても、お国のために尽力しそうな好青年になっていて、それもまた対照的な感じでした。
 そして、主人公の”すずさん”の声は、女優の“のんさん”。いまだ“あまちゃん”の印象が強く残っているのが気がかりでしたが、原作のこうの史代ワールドを体現するかのような“あんのん”とした雰囲気と、ちょっと抜けていながらも気丈で一途な“すずさん”の一本気な感じを“地”で演じていたようで、最初の数分で、すっかり馴染んでしまいました。

 ともあれ、声高に叫ぶわけでなく、「戦争は不毛!」と、ココロに刻める映画です。
(登場人物の名前がすべて、元素名をモチーフに命名されているとかいないとか…)

 

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2016年11月18日 (金)

「終わらない人 宮崎駿」

 先の日曜日、NHKドキュメンタリー「終わらない人 宮崎駿」を観ました。
 引退宣言された後、どうされているのか気になっていましたが、ちょっぴり寂しそうながら、お元気そうでまずは一安心。ジブリ美術館向けの毛虫の短編アニメーションの制作模様が前半部でしたが、後半で、ドワンゴの川上会長が突如登場してビックリ! 以前、著作権関係の研究会での氏の発言を聴いた際、「なんて論理的に説得力をもって話す人なんだろう…」と、感嘆した記憶があったので、どんな展開になるのか、固唾を飲んで見守りました。ドワンゴさんも、2014年に人工知能研究所を設立し、目下いろいろ研究中のようですが、その中で、AI を駆使してコンピュータにアニメーションを作らせようという実験をしているらしく、その途中経過を宮崎さんの前でプレゼンしたのでした。。。
 が、宮崎さんは、ゾンビのように動く得体の知れない物体の動きを見て
一喝。「極めて何か、生命に対する侮辱を感じます」――
 あーあ、、、NHKさんも、なんて罪作りな編集をするのか。。。せっかく、才能の塊同士が邂逅したのに、あんな尻切れトンボな映像だけ見せられては、フラストレーションが溜まったままです(苦笑)。あのあと、ドワンゴの人たちが、「すみませんでした、身近に身体の不自由な方がいなくて、そこまで思い至らず…云々」と和解して、お互い何か新しいインスピレーションを得たのか、はたまた、「年寄りに、AI の潜在力なんてわからんらしい…」と、双方不愉快なまま物別れに終わったのか…。
 まぁ、いつぞやのアニメーターさん同様、この放送を許可したということは、川上氏がピエロ役を買って出て、大人な対応をしたのだと思うので、物別れに終わっても、双方得るところはあったのかも…()。
 確かにゾンビばやりではありますが、もうちょっとこう、宮崎さんの嗜好を分析した上でプレゼンすればよかったのになぁ…。昨今、“分断の時代”なんて言われますが、国家間やコミュニティ間のみならず、専門性のタコツボ化による自分フィールド外への無理解という意味では、とっくの昔から分断は加速しているのかもしれません。宮崎さんが、そのあたりの感覚を、この1シーンで喝破したようにも思え、かなり気の毒でした。自分の分野に埋没して活動していたら、他分野や世間一般の人と交流する暇もなく、繊細な配慮をしているゆとりも、なかなかありませんもんねぇ。。。難しい時代です。
 ある種、コミュニズムのような団結の力で回る業界の、しかもジブリという象徴的な場においては、最近のグローバリズムの権化のような無機質のデータ活用は、たとえそれで有機物を擬態しようにも、違和感だけが浮き立ってしまうのかもしれません。
 この一件で発奮したのかどうかは定かではありませんが、すでに70代半ばの宮崎さんが、再び「長編企画 覚書」なるものを書して、5か年計画で制作に取り掛かるかもしれないとのこと!!? いやぁ、短編映画制作で「がんばれ おじいさん」なんて言っている場合ではありません! 今、この時代に、何を作らなければ、と思ったのか…? 気になります~!!!(ナウシカ完結編は?)
 ともあれ、どうぞ健康にご留意の上、どうかどうか、元気な創作活動を続けてください!!

20161118  【ご冥福を】 色彩設計の保田道世さんが、77歳でお亡くなりになっていたとは。。。ご冥福をお祈りいたします。たくさんの素敵な色彩を、ありがとうございました。
 イチョウが金色に輝く季節、近くの公園には、ハイジの干し草のベッドがいっぱいできそうなほど、カラカラの枯れ葉が山になっています…。

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2016年11月 9日 (水)

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

20161106 映画「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」を観ました。久しぶりに、「人と人の関係性の化学変化が心に沁み渡る~」と思える感動作! 創作の現場に関わるたくさんの人に、是非とも観ていただきたい佳品です。
 脚本の原題は『GENIUS』――”天才”という意味合いよりは、“守り神”という意味合いで観た方がしっくりきます。原作は、A.Scott Bergというピューリッツァー賞作家の処女作『名編集者パーキンズ』で、編集者と作家の物語ではあるのですが、どんな創作の現場にもある関係性――監督と俳優とか、大工と建築家とか、(弁理士と発明者とか…笑)――における、“父と息子”の物語。
 編集者役のColin Firthも、夭逝の天才作家トマス・ウルフ役のJude Lawも、私の大好きな俳優さん。「シャーロック・ホームズ」シリーズでは、人の心の機微にも敏感なワトスンになりきっていたJude Lawですが、本作では、マグマのような“業”を抱え、自分でも持て余しながら、書かずには救われない、ある意味“自己中”な若き作家を、見事に演じ切っていたように思います。また、「英国王のスピーチ」等で、抑え目なのに不思議な熱さを感じさせてくれたColin Firthの味は、出版という世界での黒子たる編集者マックス・パーキンズそのもののようでした。
 無名だったスコット・F・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイを見い出し、偉大な作家に育て上げたカリスマ編集者なのに、公的な記録が一切なかったことにフラストレーションを抱えた原作者のScott Bergが、大学の卒論でパーキンズを取り上げて以来、一体何年かけて映画化に漕ぎ付けたのか、、、その間の人間模様も、まさに創作のドラマに満ち満ちているようです。原作に惚れ込んだ脚本家のJohn Loganが、原作者にかけあって映画化権を買い、演劇監督から映画監督への足掛かりを探していたMichael Grandageに監督になるよう持ちかけ、幾人かの俳優・女優に白羽の矢が立ったり、是非とも演じさせてくれと売り込みがあったり…。こうした舞台裏話が紹介されているパンフレットも、とてもイイ出来です。日本のカリスマ編集者 見城徹氏の談話も読めます♪
 映画の内容は、ネタばれになってはいけないので書きませんが、ものすごく高いクオリティであることは請け合い! 上映館が少なめなのは残念ですが、良質なインディペンデントの面持ちで、丁寧に作られた絶品だと思います。
 20世紀前半の世界では、まだ作家は鉛筆で小説を書き、出版社はタイプライターで清書し、編集者も赤鉛筆で校正し、脱稿から刊行まで半年も要して活字を組んでいたんだなぁ…というのが、隔世の感でした(笑)。3万部でベストセラーと言っているのも、古き良き時代の出版の世界を感じさせるとともに、一冊の本の重みという点ではうらやましいような気すらしました。
 原作に感動して以来30年もの間、その感動を抱え続け、映画化を実現させてくれた、脚本家のJohn Logan氏に、心からの感謝を捧げます。

【20世紀の初頭と終盤】 それにつけても、インターネット前と後での「手紙」と「メール」の時間差の有無には歴然の差があるのに対し、「プライベートをなおざりにしてでも仕事するのは男」で「家庭を守り、待つのは女」という構図は、大して変わり映えしないようで(当たり前のように黒人女性の家政婦さんがいたのもビックリ)。――女性のワークライフバランスは、現代でも課題山積ですが、本日、初の女性アメリカ大統領登場なるか?!!

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2016年11月 6日 (日)

「逃げるは恥だが役に立つ」

 アニメにはコロッとはまるくせに、ドラマには滅多にはまらない私が、今期のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」にハマりました(笑)。原作がマンガなので、現実の削ぎ落とし具合とか演出とか諸々、ドラマ自体がアニメチックな抽象感なのかもしれませんが、久々に愉しいドラマ♪
 みくりちゃんが可愛くて、見ているだけで元気になるし、出てくるインテリアがどれもお洒落で欲しくなる!
 近頃の草食系の男の子って、こんな感じなのかなぁ~?なんて思いつつ、平匡(ひらまさ)さんのココロの声にじっと耳を傾けてみたり…。百合さんの古風な考え方にも、素敵なのに一人を貫いている数々の友人を重ね合わせてみたり…。
 合コンとかお見合いとかするよりも、とりあえず契約結婚!っていうのが、今後のトレンドになるんじゃないか?と思えるくらい、いろんなメリットを感じます♪ まぁ、最初に、ものすごーくきっちりと契約書を作成しておくのが必須条件ではありますが!(笑)――(それ以前に、平匡さんのような理性的なジェントルマンが現実にはそうそう存在しないかもしれないけど…happy02
 民法を勉強し始めた頃、「あー、現実の結婚も、そもそもは契約なんだよなぁ…」と思った自分を思い出しましたcoldsweats01。世の中、やたらと離婚訴訟が多いなんて話を聞きますが、ちゃんと契約書を交わしていたら、無用な争いにならないんじゃないかな?なんて能天気に考えたり…(苦笑)。弁護士さんも、ドロドロした後始末より、事前の予防契約の方が精神衛生上よいのでは…と思う半面、これから一緒になろうという前途洋々な人たちに、「パートナーが浮気した場合は」とか「生活困窮した場合は」なんて仮想条件は、提示できないですよね(笑)。法人同士の契約に従事している法務部の方々のご苦労がしのばれます(苦笑)。
 あ、このドラマはそんな泥臭い話じゃなく、ハートウォーミングなコメディですので悪しからず♪ 今後の展開が楽しみです!!(アニメの「ハイキュー!」と「舟を編む」も、現実をすごくうまいこと編集してて素晴らしいぃ~と感動中!!)

20161105_120161105_2 【モミジバフウ】 昨日の朝、グラデーションが美しかったモミジバフウと、石畳の上を這っていたアオムシ。

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