2009年12月11日 (金)

核なき世界……

 オバマ大統領がノーベル平和賞の授賞式のためにオスロ入りした10日、我が家でかねてから懸案となっていた「核弾頭は原子力発電に転用できないか?」とググッてみた。すると、やはり同じようなことを考える人はゴマンといるようで、“教えて!goo”に、まさに同じ質問をしている人がいた。その回答を読む限り、費用はかかるが転用は可能、ということがわかる。90年代には、アメリカ・ロシアで実際に転用されてもいたようだ。さらに、原発にしてもまだ、その廃棄物処理をめぐっては難しい問題が多く、日本などは埋め立て地すら決まっていない模様。軍需産業に手を染めている企業が、原発の廃棄物処理業に転業した方が、よほど地球のためになるような気がするのだが、世の中そう簡単にはいかない。
 全然別問題のように聴こえるかもしれないけれど、私としてはまず、政府のおかしな垣根を取り払うのが、今後の厄介な問題への対処への第一歩じゃないかと思える。厚生労働省と文部科学省の垣根については、保育園・幼稚園問題で昔から言われているが、介護の現場でも最近は同じようなことが叫ばれているらしい。これらの問題の拡大版として、防衛省と環境省と経済産業省と国土交通省などなどが、上っ滑りな“連携”ではなく実のある一体感を示して欲しいものだ。そういう意味では“国家戦略室”の存在は大きいのではないかと思うのに、現状は何の実効力も示せずにいるようでもどかしい。
 これからの世の中は“ADR(裁判外紛争解決)力”が肝要だと思う(法律を勉強中の者が言うな!って感じですが)。従来の枠組みに縛られず、第三者を置いて、とにかく当事者同士と第三者が三つ巴で紛争を早期解決すべく努力する力。当事者間の問題が、めぐりめぐっては第三者の問題にもなり得るのが二十一世紀だから。世界の人口増加と日本の少子化にせよ、年金問題にせよ温暖化にせよ核なき世界にせよ、誰も無関係ではいられない。現状のADRは、もっと現実的・個人的な紛争解決に用いられているのだろうけれど、地球レベルの問題についても、悠長に各国で綱引きしている場合ではないような気がするわけです~。
 ……と、一ブロガーがつぶやいても、世界は何も変わらない? いやいや「“思い”が世界を変える!」とも言うし(笑)。とりあえず思っとこう。

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2009年11月19日 (木)

侃々諤々 事業仕分け

 民主党政権が前自民党政権の膿出し的様相で公開で始めた“事業仕分け”が熱い! 周囲でも賛否両論が飛び交い、個々の事案についても評価が分かれているようだ。
 「法的拘束力がない」「抽出ではなく全件にすべき」「財務省主導になりすぎ」など問題点もあるらしいが、個人的には、フツーの人がここまで税金の使い道について考える機会を与えたことはとても評価できると思う。
 まず戒めるべき“天下り”に関する洗い出しを徹底して欲しい。そもそも、フツーの会社なら、たとえ同期が上司になっても、部下として立派に勤めを果たすのが常識だし、それに甘んじられなければ、転職するなり何なり、自分の道は自分で切り拓くものだと思うのだが、こと官僚は、同期に次官の座を奪われたら、もう一緒にはやっていけないものなんだろうか? 人事もそれを配慮して異動先を確保するとは、ちょっとプライドが高すぎるのか、長年の慣習なんだか知らないが、仕事をナメてるような気がしないでもない。
 周囲に科学技術分野の人が多いせいか、“次世代スパコン見送り”についての話が耳につく。以下はまったくの私見で、信憑性のないことだけれど、文科省が広く意見募集も始めたようだし、学者内では署名活動まで始まっているみたいなので、問題意識の上で個人的意見を書いておきたい。
 最も気になるのは、一時は世界一にもなった“地球シミュレータ”の総括はきちんとされていたのか?ということ。開発費もランニングコストもバカにならないスパコンだが、単純計算をいくら高速で行えてもあまり有用性はない。要は、どんな計算をさせるかだと思う。IPCCの気候変動予測計算に大きな貢献をしたと聴くが、実際には性能の何分の一も使えていなかったとも聞く。フルに使えていなかったとしたら、それこそ地球に優しくないことこの上ない電力喰いだと思う。“世界一”を目指すのは大事なことだと思うけれど、それを使いこなせないのでは宝の持ち腐れになってしまう。その辺の検証抜きには、スパコンの価値は測れないのではないかと思う。
 次に気になるのは、NECと日立が抜けて富士通一社になってしまった時点で、どういう見直しがされたのか?ということ。莫大な税金を投じて行うプロジェクトを、一社に任せるという図は健全なんだろうか?
 優秀な若手の研究者も、このプロジェクトを当て込んで確保されていたのだろうが、もしも見送りになってしまった場合、そういう人的資源の再配置は恙無く行えるのだろうか? ―――推進に、諸手を挙げて賛同もできないが、見送ることで混乱をきたすことも容易に想像され、“引くも無駄、引かぬも無駄”な感じがしてしまう。まぁ、開発体制が複数社になり、3年先くらいまで研究利用計画が引きもきらないような感じになるのなら、私は進めてもいいとは思うけれど……皆さんは、いかが思われますか?

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2009年10月15日 (木)

無策よ、さらば

 民主党政権になり、バタバタバタと様々な政策転換が行われている。アフガンへの職業訓練など、国際政策のナイーブさを非難する声も聞かれるが、こと国内に関しては、ずいぶんとスピーディーに果敢に、挑戦的な変更を加えているように見える。
 「教員免許の更新制、10年度限り」という昨日の新聞記事には笑った。今春始まったばかりの制度だが、部外者が文科省の資料を読んだだけでも、「これでどんな最新知識が身につくの?」と疑問山積だったし、現場の先生方には非難轟々だったことを思えば、当然の成り行き。
 「羽田空港のハブ化」についても、一般市民で歓迎しない人は少ないのではないかと思う(成田からは怒号が聞こえるが)。羽田のハブ化以前に関西の三空港開設の無策ぶりは、自民党政治の退廃を象徴しているようで、尻拭いをせざるをえない後継者が気の毒になる。
 「年金通帳 来年度から」というニュースも、どうして最初からこういう方向で検討されなかったのか不思議なくらい。全国民に年1回定期便を送る手間や郵送料を考えたら、自主記帳してもらうシステムを開発する方が後々どれほど簡易化できるか。。。
 ダムの建設計画にしても日航の再建計画にしてもそうだけれど、どうしてここまで“場当たり的”な施策ばかり横行していたのだろう?と考えると、やはり「短期の利益ばかり気にする会計システム」と「単年度使いきりが前提の予算編成」が諸悪の根源ではないかと思える。もちろん、百年先・千年先を見据えるリーダーの不在もあるのだろうが。。。
 そんな中でのオバマ大統領のノーベル平和賞、私自身もプラハでの演説には度肝を抜かれたし、過去のしがらみやロビイストの意向を気にしない大胆でまともな彼の意思表明にはいつも心から賛同している。が、広島・長崎のオリンピック招致に“オバマジョリティ”とかいう言葉を掲げるのはやめて欲しい。というか恥ずかしい。日本は日本なりの立場で平和運動をする偉大な活動家を輩出しなければ、招致のイコンにはなり得ないと思う。
 いずれにしても個人的に希望するのは、場当たり的・対症療法的な実質無策よさらば!である。

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2009年9月23日 (水)

ねんきん定期便再確認

 民主党政権になり、この連休中も引継ぎやら政策確認やらで、お役所の人や政治家は休日返上で仕事していると聞いた。中には旅行をキャンセルした人もいたとか。厚生労働大臣に大抜擢された長妻さんの初登庁の際は、拍手も花束もなかった様子もテレビで見た。自民党政権でダレダレに緩みきった襟を正すべく、多くの人が尽力する様子を見ていたら、私も少しはアバウトな非難や批判を廃し、正確に理路整然と誠意を尽くす必要があるかな?と思い始めた。
 そこで、数ヶ月放っておいた「ねんきん定期便」と給与明細書との逐一照合を敢行してみることにした。以前は抽出確認のみで「なんか変だな」と思ったまま、それを追及することはしなかったのだが、丁寧に精査した上で、記録と明細の差異を業務センターにコピーして送ることにしたのだ。「大幅に相違していないかご確認ください」の“大幅”がどの程度なのか量りかねると以前も思ったのだが、平成3年から平成9年の間の84ヶ月で33万3816円の差異があった。一ヶ月平均にしてみると3974円。これは果たして“大幅”なのか“小幅”なのか??? 少なくとも、しかるべき人の眼を通して確認してもらい、「これは“小幅”です」という回答をもらうまでは、この件に関して放置しないことにしようと思う。
 なんだか重箱の隅をつつくようで心苦しくもあるが、こういう几帳面な指摘をしていくことで、健全な監視や不正の牽制にもなるのだと思いなおし、この数字の謎をしばし追いかけてみることにした。(照合作業は実に面倒臭く、2時間余りも要したけれど、連休返上の方々に比べれば大したことはないか。。。) 珍しく真面目な顔をして机に向かう私に、息子が「年金って何?」「その人がいくつまで生きるかわからないのに、どうやって金額決めるの?」「それって窃盗じゃないの?」とズバズバ質問を投げかけてくるのが面白かった。

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2009年8月27日 (木)

衆院選間近

 今年は、政治がらみで、いまだかつてないいくつかの面白体験をした。
 1つは、お祭りで道路掃除をしていた際、自民党の深谷隆司氏が颯爽と現れて、道行く人と握手を交わすシーンに遭遇し、私も成り行きで握手させていただいたのだが、「ご苦労様です!」と言いながら差し出された手の、力強く溌剌とした様に、とても70歳を超えているとは思えない覇気を感じたこと。政党はともかく、政治家っていうのはこれくらいエネルギッシュでないとやっていけないんだなぁ…と思った。
 2つ目は、夏休みに入ってやたらと政党PRのチラシが郵便受けに入るようになったのだが、その中のいくつかは法に触れるものだったのか、後日刑事さんがやってきて、「この辺で、おかしなビラが撒かれているようなので、取ってあるものがあれば参考にいただきたいのですが」と言ったこと。玄関先で警察手帳を身分証明に見せられたもので、「わぁ、ドラマみたい!」と内心ドキドキした(しかし身分証明の方法は、何かもっと信頼性のあるものに変更していく必要があるなぁ)。
思わず「選挙違反か何かですか?」と尋ねたが「いえ、まぁ…」とお茶を濁された。あれは一体何だったんだろう?
 3つ目は、ある日、民主党PRの人がやってきて、「ポスターを貼らせていただけませんか?」と頼みに来たこと。「うちはまだ明確な支持政党はないので」と丁重にお断りしたが、ご近所を見渡すと結構、塀や壁面にポスターを貼っている家も多い。ただ、よくよく観察したら、一家に民主党と自民党のポスターが並べて貼られていたりして笑えた。選挙のポスターって、後援会等に入っている人が直々に本部からもらって貼っている以外に、こうやって訪問販売的な依頼を受けて貼る場合もあるんだぁ…、と驚いた。
 4つ目は、ブログに“衆院選”とか“自民党”とかいう政治関連の言葉を入れると、それを嗅ぎ付けて書き込みをする人が結構いたということ。ブログの内容とはまったく関係なく、一方的に自分の主義主張を書き込むのが共通点。こういう書き込みはありがた迷惑でしかない。“政治は対話から”だと私は常々思っているけれど、どうも政治に入れ込む人には一方向的な喚きちらしをする人が多く見受けられるのが残念だと思う。書き込んでくださったことには感謝しつつ、この手のコメントは申し訳ないが削除させていただいている。ということで、本記事への政治的なコメントも無用でございますです。
 5つ目は、最近はさすがにマニフェストの丁寧な説明を誰もが心がけるようになってきたにもかかわらず、依然として選挙カーから「○○です、○○をよろしくお願い致します」という名前の連呼に終始する活動が見られたこと。うちの息子などは、「ああいう騒音を撒き散らすだけの候補者は、その時点でアウトだよね」と言っているから、その活動自体がマイナスイメージになると考えるのが主流だと思うのだが、旧態依然としたものはなかなかなくならないようだ。
 週末からドイツ出張を控えた夫は、今週頭に期日前投票に行ったが、夕方6時過ぎくらいだったのにかなりの人が投票に来ていてびっくりしていた。「期日前投票する人って、結構多いんだね~」と言っていたが、それはいつものことなのか、はたまた今回の選挙がそれだけ盛り上がっているということなのか……。小選挙区比例代表並立制になって十余年、二大政党の健全な牽制が功を奏すような構図が見られるようになるのだろうか。
 それにつけてもGoogleの「未来を選ぼう 衆院選2009」のページはイイ! 「待ってました!こういう仕事!」って感じ。こういう仕事を見ると、“選挙公報”が安っぽいチラシに見えてしまい、“紙”の限界を思い知らされる。サクッと眺めるには非常に便利なんですがね~coldsweats02

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2009年7月 7日 (火)

都議会選電話調査

 今度の日曜日は都議会選。今に始まったことではないにせよ、最近の政治家不信はもう、一部の誰かというのでなく、日本の選挙政治全体に向かってしまい、選挙に参加することすら空しく感じてしまう。そんな我が家に、ここ数週間のうちに3度も、電話調査が入った。機械音声による投票調査で、3度とも内容はまったく一緒。「どの政党に投票する予定ですか?」と訊かれても、積極的に推したい政党がない。ランダムに選んだ数字の組み合わせで掛けてくるというが、一軒に3度も掛かるなんてスゴイ確率じゃなかろうか? 毎度毎度「まだ決めかねている」と回答するものだから、しつこく掛けてくるのだろうか? 無作為抽出とは名ばかりで、実は電話番号とともに支持政党が記録されてたりしたら嫌だなぁ…と不安にもなる。しかしご近所を見渡すと、堂々と玄関脇に自民党だの公明党だの共産党だののポスターをでかでかと張り出して、「うちはここを応援してます!」と意思表示しているお宅もあり、ある種の潔さを感じたりもする。
 私がはっきり決めかねる理由はただ一つ。自分の不勉強を棚に上げて敢えて言うなら「よくわからないから」。選挙公報は直前にならなければ届かないし、インターネットで調べても、各候補者や政党を同じ土俵に乗せて引き比べた分析データのようなものも見当たらず、とにかく掴みどころがない。個別にあーだこーだとアプローチされても、なかなか相対的に比べられない。おかげでいつも、突出して好感の持てた政策を出したところとか、単なる人格的印象に基づいた投票をするハメになる。そして、こうした上っ滑りな印象だけで投票した自分に自己嫌悪を抱き、政治に熱くなれないのは何故だろう?と自問する。毎度のパターンだ。
 こんな愚痴をツラツラと書いていたら、徹子の部屋のゲストで出演していたフランソワーズ・モレシャンさんが言っていた。「フランス人はね、よくわからないことでも、わからないなりに“これは正しい”とか“それは違う”とか、うるさいくらいに主張しますよ~」と。やはりそれくらい自己主張する情熱を持つ国民性だと、革命も起こりやすいのかなぁ~。
 七夕の短冊には、「枝葉末節を気にせずとも、とにかく信頼できるリーダーが現れてくれますように―――」とでも書いておこう。

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2009年5月27日 (水)

地球平和監視時計「960」→「1」

 原爆資料館にある“地球平和監視時計”の表示が、「960」から一気に「1」に戻されたそうだ。この数値は、核実験が行われなかった日数を示すそうだから、2年半余りを経てリセットされたことになる。
 クラスター爆弾の非人道性は世界的に認められるようになりつつあるし、平和を脅かすものは何も核実験ばかりではないけれど、人為的に最も厳密に管理され、最高指導者の多重の認証を経て行われるべき核実験を、世界平和の指標にするのは、あながち極端とも言えまい。
Bom20090526  核兵器核実験モニターのページに、(古めだけど)図のような表示があった。大国の核弾頭保有数や核実験回数が集計されている。北朝鮮という国の、犯罪者よりタチの悪い素行には今さら何を言っても始まらないけれど、他の国々においてさえ、大気中核実験から地下核実験・臨界前核実験・シミュレーションへと移行して回数も激減させているとはいえ、不穏なパワーバランスの道具として重要視され続けている事実は変わらないようだ。
 情けないなぁ~と思うのは、人間はこんな形でしか地上に同居できないほど、国境やら人種やら宗教やらという壁を越える想像力を持たないのだろうか……ということだ。国の利権を守っても、地球がヒトの住めない星になってしまっては元も子もないだろうに。
 先日来日したプーチン首相がいみじくも言っていた――「“全世界を愛することは簡単だが、隣人を愛することは難しい”ということわざがある」――まったくもって、世界平和の根幹を左右する至言だと思う。係わりあうことで悪い側面を認識したり、利害が対立してしまったとき、相手を尊重したまま解決をはかるには、一体どうしたらいいんだろう?

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2009年3月19日 (木)

AIGボーナス問題

 “AIG bonus”でGoogle検索をかけたら、389万件ヒットした。どんな記事や意見がネット上に渦巻いているのかは知らないが、あきれ果てて言葉もない。AIG幹部の貪欲さにあきれるというより、アメリカ経済の牽引者たちが未だに何の反省もしてないんだな、と情けなく感じた。皆が皆ということでもないだろうが、雇われ社長や雇われ幹部が自己の目先の成果や利益だけを追いかけて、会社全体のことや従業員のこと、社会貢献などについては露とも気にしない、そんな風潮の極みを見た気がした。
 日本のそこらの会社にも、新聞を読んでコーヒーをすすり船を漕いでいるだけで、従業員の何倍もの給料をもらっている幹部というのはたくさんいるが、それとは桁違いの非常識さではなかろうか。バランスシートのまやかしに慣れ親しみすぎて、プラスマイナスの単純計算ができなくなってしまったのか? 会社が赤字で公的資金の注入を受けるまでに落ち込んでいるという状況の責任を看過したまま、“契約したんだからもらうものはもらう”って、どんな鉄面皮? 給料を半額にしたっていい状況なのでは??
 海の向こうのそんな騒ぎのさなか、日本では大手電機労組の春闘で、定期昇給凍結の動き。従業者の安定した生活を確保するための春闘だから、労組の代表者の人たちは強硬に交渉するほかないのだろうけれど、自社の業績を鑑みたら苦渋の行動だろうな、、、と気の毒にも思う。ない袖を無理やり振らせて会社の体力を弱めるより、ここは辛抱――しかし、悪しき慣例を作って後輩へ悪影響も及ぼしたくない――愛社精神と同胞愛の間で揺れる揺れる揺れる……
 こんな心のせめぎあいを感じることもなく、無関係な人にまで袖を振らせた上、のうのうとしていられる人がいるとしたら、それは詐欺師か泥棒と言われても仕方ないと思う。はて、このボーナス問題、どう決着するのやら……

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2009年2月17日 (火)

Tax-Payer

 「2月16日から3月15日の1ヶ月間」……これはバレンタインデーからホワイトデーまでの準備期間?!ではありません。そう。泣く子も黙る(!?)確定申告期間でございます。これまでずっとしがないサラリーマンだった私にはトンと無縁だったモノ。医療費はそんなにかからないし、副業もしてないし、株や投資もやってなかったし、家を買ったときは夫に一任していたから、税務署なんて行ったこともない。しか~し、去年のワタクシは税制上の激動期間。1月末に退社し、にわかリクルーターとなり待機期間を経て雇用保険を受給、微々たる蓄えで投資信託を試み、その後扶養家族となる……無収入になっても子どもの学資保険やら自身の生命保険は負担し、国民年金にも入ったり出たり、一昨年の収入にかかる住民税をガッツリ持っていかれ……も~何が何だかわからない状態。ネットで調べると、「とにかく無料の相談会へ!」と書いてある。
 そこで、まずはe-Taxのホームページを閲覧。Webだけで済むならそれに越したことはない。で、読み進めるうち、電子証明書の発行を区役所でしてもらう必要があり、さらにはそのICカードのリーダライタを購入しなければならないことが判明。実家の両親が、「5,000円還付されるって言っても、初期投資の方が高くついた」とブツクサ言っていたのを去年聞いたが、これのことかぁ~!と納得。私の場合、当面は勉強に専念するつもりだから、e-Tax環境を整えて毎年確定申告することもないだろうと腹をくくり、書面申告へ方針転換。
Tax20090216  仕方なく、東京国税局の大手町合同庁舎の相談会へ。日本のサラリーマンは納税意識が薄いという批判を胸に、恐る恐る足を踏み入れた。初めての世界に触れるとついつい野次馬根性が頭をもたげる。お役所仕事にケチつけようと虎視眈々と様子を窺うが、誘導から退出まで見事なサービス精神に溢れていて驚いた! まさに手取り足取り、私はただ言われるがままにパソコンを操作して、ものの30分もしないうちに申告完了。いやぁ助かりました。初日の最初に行ったためかガラすき状態で、どこぞの会長夫人の申告模様が記念撮影されていた。午後には、キャンペーンキャラクターを務める女優の松下奈緒さんも訪問するらしかった。いろいろ社会勉強させてもらって面白かった。それにしても、先の「豊田市の法人市民税96%減」のニュースには驚かされた。企業城下町って、諸刃の剣なんだなぁ。

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2009年1月22日 (木)

オバマ新大統領 就任演説

President  バラク・フセイン・オバマ新大統領が誕生した(写真はロイター通信より)。その就任演説は、それこそ世界中の人が聴いたり読んだりしたことだろう。私は、今の日本の政治に無関心(というかあきらめの境地)でいる自分を、恥ずかしく思った。オバマ氏について、初のアフリカ系大統領とか、名演説をするビジョナリーな大統領とか、様々な評価があるけれど、私が最も感銘を受けたのは、“普通の人の意思をつなぎ、高めるリーダーシップ”だった。そして何より、彼を本当に大統領にまで昇華させたたくさんの人たち。ワシントンモールを埋め尽くした観衆だけでなく、国中に散らばって協力し見守った縁の下の力持ちたち。“自分たちにも、何かができるはず”と立ち上がってネットワークを形成し、その小さな力をオバマ氏に結集させた普通の人たち。
 喩えるなら、『ドラゴンボール』の悟空のような感じだろうかcoldsweats01。「みんな、オラに元気を分けてくれ~!」―――オバマ氏とて、ただの人。それでも、彼に力を貸す多くの市民がいることが、彼の大きな財産だ。とかく政治家に対して、「さて、彼は何をやってくれるだろう」と傍観を決め込みがちだけれど、本来の形は「さて、ここから自分がやるべき仕事は何だろう?」と自分達の代表者への力添えを思案することなのだと思う。「日本の政治家はダメだ。総理大臣といっても自分達が選んだわけじゃない」なんて、無責任な言い訳なのかもしれない。リーダーを選ぶ仕組みが不完全なら、それができるように考えればいい。リーダーとして信頼に足る人がいないのは、自分たちがそういう人財を育てていないからだろう。失望するのは簡単だけれど、それでは悪しき堂々巡りからは決して抜けられない。「考えろ、考えろ、考えろ、それでもダメならもっと考えろ!」―――オバマ氏の就任式という一大イベントは、そんな反省を促してくれたような気がする。
 オバマ氏が超ウルトラ元気玉を出せるように、日本の総理大臣が元気玉を出せるように、私は私の領域で誠実に生きなくちゃ。。。それが“新しい責任の時代”の姿勢というものだろう。

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