2009年10月15日 (木)

無策よ、さらば

 民主党政権になり、バタバタバタと様々な政策転換が行われている。アフガンへの職業訓練など、国際政策のナイーブさを非難する声も聞かれるが、こと国内に関しては、ずいぶんとスピーディーに果敢に、挑戦的な変更を加えているように見える。
 「教員免許の更新制、10年度限り」という昨日の新聞記事には笑った。今春始まったばかりの制度だが、部外者が文科省の資料を読んだだけでも、「これでどんな最新知識が身につくの?」と疑問山積だったし、現場の先生方には非難轟々だったことを思えば、当然の成り行き。
 「羽田空港のハブ化」についても、一般市民で歓迎しない人は少ないのではないかと思う(成田からは怒号が聞こえるが)。羽田のハブ化以前に関西の三空港開設の無策ぶりは、自民党政治の退廃を象徴しているようで、尻拭いをせざるをえない後継者が気の毒になる。
 「年金通帳 来年度から」というニュースも、どうして最初からこういう方向で検討されなかったのか不思議なくらい。全国民に年1回定期便を送る手間や郵送料を考えたら、自主記帳してもらうシステムを開発する方が後々どれほど簡易化できるか。。。
 ダムの建設計画にしても日航の再建計画にしてもそうだけれど、どうしてここまで“場当たり的”な施策ばかり横行していたのだろう?と考えると、やはり「短期の利益ばかり気にする会計システム」と「単年度使いきりが前提の予算編成」が諸悪の根源ではないかと思える。もちろん、百年先・千年先を見据えるリーダーの不在もあるのだろうが。。。
 そんな中でのオバマ大統領のノーベル平和賞、私自身もプラハでの演説には度肝を抜かれたし、過去のしがらみやロビイストの意向を気にしない大胆でまともな彼の意思表明にはいつも心から賛同している。が、広島・長崎のオリンピック招致に“オバマジョリティ”とかいう言葉を掲げるのはやめて欲しい。というか恥ずかしい。日本は日本なりの立場で平和運動をする偉大な活動家を輩出しなければ、招致のイコンにはなり得ないと思う。
 いずれにしても個人的に希望するのは、場当たり的・対症療法的な実質無策よさらば!である。

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2009年9月23日 (水)

ねんきん定期便再確認

 民主党政権になり、この連休中も引継ぎやら政策確認やらで、お役所の人や政治家は休日返上で仕事していると聞いた。中には旅行をキャンセルした人もいたとか。厚生労働大臣に大抜擢された長妻さんの初登庁の際は、拍手も花束もなかった様子もテレビで見た。自民党政権でダレダレに緩みきった襟を正すべく、多くの人が尽力する様子を見ていたら、私も少しはアバウトな非難や批判を廃し、正確に理路整然と誠意を尽くす必要があるかな?と思い始めた。
 そこで、数ヶ月放っておいた「ねんきん定期便」と給与明細書との逐一照合を敢行してみることにした。以前は抽出確認のみで「なんか変だな」と思ったまま、それを追及することはしなかったのだが、丁寧に精査した上で、記録と明細の差異を業務センターにコピーして送ることにしたのだ。「大幅に相違していないかご確認ください」の“大幅”がどの程度なのか量りかねると以前も思ったのだが、平成3年から平成9年の間の84ヶ月で33万3816円の差異があった。一ヶ月平均にしてみると3974円。これは果たして“大幅”なのか“小幅”なのか??? 少なくとも、しかるべき人の眼を通して確認してもらい、「これは“小幅”です」という回答をもらうまでは、この件に関して放置しないことにしようと思う。
 なんだか重箱の隅をつつくようで心苦しくもあるが、こういう几帳面な指摘をしていくことで、健全な監視や不正の牽制にもなるのだと思いなおし、この数字の謎をしばし追いかけてみることにした。(照合作業は実に面倒臭く、2時間余りも要したけれど、連休返上の方々に比べれば大したことはないか。。。) 珍しく真面目な顔をして机に向かう私に、息子が「年金って何?」「その人がいくつまで生きるかわからないのに、どうやって金額決めるの?」「それって窃盗じゃないの?」とズバズバ質問を投げかけてくるのが面白かった。

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2009年8月27日 (木)

衆院選間近

 今年は、政治がらみで、いまだかつてないいくつかの面白体験をした。
 1つは、お祭りで道路掃除をしていた際、自民党の深谷隆司氏が颯爽と現れて、道行く人と握手を交わすシーンに遭遇し、私も成り行きで握手させていただいたのだが、「ご苦労様です!」と言いながら差し出された手の、力強く溌剌とした様に、とても70歳を超えているとは思えない覇気を感じたこと。政党はともかく、政治家っていうのはこれくらいエネルギッシュでないとやっていけないんだなぁ…と思った。
 2つ目は、夏休みに入ってやたらと政党PRのチラシが郵便受けに入るようになったのだが、その中のいくつかは法に触れるものだったのか、後日刑事さんがやってきて、「この辺で、おかしなビラが撒かれているようなので、取ってあるものがあれば参考にいただきたいのですが」と言ったこと。玄関先で警察手帳を身分証明に見せられたもので、「わぁ、ドラマみたい!」と内心ドキドキした(しかし身分証明の方法は、何かもっと信頼性のあるものに変更していく必要があるなぁ)。
思わず「選挙違反か何かですか?」と尋ねたが「いえ、まぁ…」とお茶を濁された。あれは一体何だったんだろう?
 3つ目は、ある日、民主党PRの人がやってきて、「ポスターを貼らせていただけませんか?」と頼みに来たこと。「うちはまだ明確な支持政党はないので」と丁重にお断りしたが、ご近所を見渡すと結構、塀や壁面にポスターを貼っている家も多い。ただ、よくよく観察したら、一家に民主党と自民党のポスターが並べて貼られていたりして笑えた。選挙のポスターって、後援会等に入っている人が直々に本部からもらって貼っている以外に、こうやって訪問販売的な依頼を受けて貼る場合もあるんだぁ…、と驚いた。
 4つ目は、ブログに“衆院選”とか“自民党”とかいう政治関連の言葉を入れると、それを嗅ぎ付けて書き込みをする人が結構いたということ。ブログの内容とはまったく関係なく、一方的に自分の主義主張を書き込むのが共通点。こういう書き込みはありがた迷惑でしかない。“政治は対話から”だと私は常々思っているけれど、どうも政治に入れ込む人には一方向的な喚きちらしをする人が多く見受けられるのが残念だと思う。書き込んでくださったことには感謝しつつ、この手のコメントは申し訳ないが削除させていただいている。ということで、本記事への政治的なコメントも無用でございますです。
 5つ目は、最近はさすがにマニフェストの丁寧な説明を誰もが心がけるようになってきたにもかかわらず、依然として選挙カーから「○○です、○○をよろしくお願い致します」という名前の連呼に終始する活動が見られたこと。うちの息子などは、「ああいう騒音を撒き散らすだけの候補者は、その時点でアウトだよね」と言っているから、その活動自体がマイナスイメージになると考えるのが主流だと思うのだが、旧態依然としたものはなかなかなくならないようだ。
 週末からドイツ出張を控えた夫は、今週頭に期日前投票に行ったが、夕方6時過ぎくらいだったのにかなりの人が投票に来ていてびっくりしていた。「期日前投票する人って、結構多いんだね~」と言っていたが、それはいつものことなのか、はたまた今回の選挙がそれだけ盛り上がっているということなのか……。小選挙区比例代表並立制になって十余年、二大政党の健全な牽制が功を奏すような構図が見られるようになるのだろうか。
 それにつけてもGoogleの「未来を選ぼう 衆院選2009」のページはイイ! 「待ってました!こういう仕事!」って感じ。こういう仕事を見ると、“選挙公報”が安っぽいチラシに見えてしまい、“紙”の限界を思い知らされる。サクッと眺めるには非常に便利なんですがね~coldsweats02

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2009年7月 7日 (火)

都議会選電話調査

 今度の日曜日は都議会選。今に始まったことではないにせよ、最近の政治家不信はもう、一部の誰かというのでなく、日本の選挙政治全体に向かってしまい、選挙に参加することすら空しく感じてしまう。そんな我が家に、ここ数週間のうちに3度も、電話調査が入った。機械音声による投票調査で、3度とも内容はまったく一緒。「どの政党に投票する予定ですか?」と訊かれても、積極的に推したい政党がない。ランダムに選んだ数字の組み合わせで掛けてくるというが、一軒に3度も掛かるなんてスゴイ確率じゃなかろうか? 毎度毎度「まだ決めかねている」と回答するものだから、しつこく掛けてくるのだろうか? 無作為抽出とは名ばかりで、実は電話番号とともに支持政党が記録されてたりしたら嫌だなぁ…と不安にもなる。しかしご近所を見渡すと、堂々と玄関脇に自民党だの公明党だの共産党だののポスターをでかでかと張り出して、「うちはここを応援してます!」と意思表示しているお宅もあり、ある種の潔さを感じたりもする。
 私がはっきり決めかねる理由はただ一つ。自分の不勉強を棚に上げて敢えて言うなら「よくわからないから」。選挙公報は直前にならなければ届かないし、インターネットで調べても、各候補者や政党を同じ土俵に乗せて引き比べた分析データのようなものも見当たらず、とにかく掴みどころがない。個別にあーだこーだとアプローチされても、なかなか相対的に比べられない。おかげでいつも、突出して好感の持てた政策を出したところとか、単なる人格的印象に基づいた投票をするハメになる。そして、こうした上っ滑りな印象だけで投票した自分に自己嫌悪を抱き、政治に熱くなれないのは何故だろう?と自問する。毎度のパターンだ。
 こんな愚痴をツラツラと書いていたら、徹子の部屋のゲストで出演していたフランソワーズ・モレシャンさんが言っていた。「フランス人はね、よくわからないことでも、わからないなりに“これは正しい”とか“それは違う”とか、うるさいくらいに主張しますよ~」と。やはりそれくらい自己主張する情熱を持つ国民性だと、革命も起こりやすいのかなぁ~。
 七夕の短冊には、「枝葉末節を気にせずとも、とにかく信頼できるリーダーが現れてくれますように―――」とでも書いておこう。

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2009年5月27日 (水)

地球平和監視時計「960」→「1」

 原爆資料館にある“地球平和監視時計”の表示が、「960」から一気に「1」に戻されたそうだ。この数値は、核実験が行われなかった日数を示すそうだから、2年半余りを経てリセットされたことになる。
 クラスター爆弾の非人道性は世界的に認められるようになりつつあるし、平和を脅かすものは何も核実験ばかりではないけれど、人為的に最も厳密に管理され、最高指導者の多重の認証を経て行われるべき核実験を、世界平和の指標にするのは、あながち極端とも言えまい。
Bom20090526  核兵器核実験モニターのページに、(古めだけど)図のような表示があった。大国の核弾頭保有数や核実験回数が集計されている。北朝鮮という国の、犯罪者よりタチの悪い素行には今さら何を言っても始まらないけれど、他の国々においてさえ、大気中核実験から地下核実験・臨界前核実験・シミュレーションへと移行して回数も激減させているとはいえ、不穏なパワーバランスの道具として重要視され続けている事実は変わらないようだ。
 情けないなぁ~と思うのは、人間はこんな形でしか地上に同居できないほど、国境やら人種やら宗教やらという壁を越える想像力を持たないのだろうか……ということだ。国の利権を守っても、地球がヒトの住めない星になってしまっては元も子もないだろうに。
 先日来日したプーチン首相がいみじくも言っていた――「“全世界を愛することは簡単だが、隣人を愛することは難しい”ということわざがある」――まったくもって、世界平和の根幹を左右する至言だと思う。係わりあうことで悪い側面を認識したり、利害が対立してしまったとき、相手を尊重したまま解決をはかるには、一体どうしたらいいんだろう?

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2009年3月19日 (木)

AIGボーナス問題

 “AIG bonus”でGoogle検索をかけたら、389万件ヒットした。どんな記事や意見がネット上に渦巻いているのかは知らないが、あきれ果てて言葉もない。AIG幹部の貪欲さにあきれるというより、アメリカ経済の牽引者たちが未だに何の反省もしてないんだな、と情けなく感じた。皆が皆ということでもないだろうが、雇われ社長や雇われ幹部が自己の目先の成果や利益だけを追いかけて、会社全体のことや従業員のこと、社会貢献などについては露とも気にしない、そんな風潮の極みを見た気がした。
 日本のそこらの会社にも、新聞を読んでコーヒーをすすり船を漕いでいるだけで、従業員の何倍もの給料をもらっている幹部というのはたくさんいるが、それとは桁違いの非常識さではなかろうか。バランスシートのまやかしに慣れ親しみすぎて、プラスマイナスの単純計算ができなくなってしまったのか? 会社が赤字で公的資金の注入を受けるまでに落ち込んでいるという状況の責任を看過したまま、“契約したんだからもらうものはもらう”って、どんな鉄面皮? 給料を半額にしたっていい状況なのでは??
 海の向こうのそんな騒ぎのさなか、日本では大手電機労組の春闘で、定期昇給凍結の動き。従業者の安定した生活を確保するための春闘だから、労組の代表者の人たちは強硬に交渉するほかないのだろうけれど、自社の業績を鑑みたら苦渋の行動だろうな、、、と気の毒にも思う。ない袖を無理やり振らせて会社の体力を弱めるより、ここは辛抱――しかし、悪しき慣例を作って後輩へ悪影響も及ぼしたくない――愛社精神と同胞愛の間で揺れる揺れる揺れる……
 こんな心のせめぎあいを感じることもなく、無関係な人にまで袖を振らせた上、のうのうとしていられる人がいるとしたら、それは詐欺師か泥棒と言われても仕方ないと思う。はて、このボーナス問題、どう決着するのやら……

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2009年2月17日 (火)

Tax-Payer

 「2月16日から3月15日の1ヶ月間」……これはバレンタインデーからホワイトデーまでの準備期間?!ではありません。そう。泣く子も黙る(!?)確定申告期間でございます。これまでずっとしがないサラリーマンだった私にはトンと無縁だったモノ。医療費はそんなにかからないし、副業もしてないし、株や投資もやってなかったし、家を買ったときは夫に一任していたから、税務署なんて行ったこともない。しか~し、去年のワタクシは税制上の激動期間。1月末に退社し、にわかリクルーターとなり待機期間を経て雇用保険を受給、微々たる蓄えで投資信託を試み、その後扶養家族となる……無収入になっても子どもの学資保険やら自身の生命保険は負担し、国民年金にも入ったり出たり、一昨年の収入にかかる住民税をガッツリ持っていかれ……も~何が何だかわからない状態。ネットで調べると、「とにかく無料の相談会へ!」と書いてある。
 そこで、まずはe-Taxのホームページを閲覧。Webだけで済むならそれに越したことはない。で、読み進めるうち、電子証明書の発行を区役所でしてもらう必要があり、さらにはそのICカードのリーダライタを購入しなければならないことが判明。実家の両親が、「5,000円還付されるって言っても、初期投資の方が高くついた」とブツクサ言っていたのを去年聞いたが、これのことかぁ~!と納得。私の場合、当面は勉強に専念するつもりだから、e-Tax環境を整えて毎年確定申告することもないだろうと腹をくくり、書面申告へ方針転換。
Tax20090216  仕方なく、東京国税局の大手町合同庁舎の相談会へ。日本のサラリーマンは納税意識が薄いという批判を胸に、恐る恐る足を踏み入れた。初めての世界に触れるとついつい野次馬根性が頭をもたげる。お役所仕事にケチつけようと虎視眈々と様子を窺うが、誘導から退出まで見事なサービス精神に溢れていて驚いた! まさに手取り足取り、私はただ言われるがままにパソコンを操作して、ものの30分もしないうちに申告完了。いやぁ助かりました。初日の最初に行ったためかガラすき状態で、どこぞの会長夫人の申告模様が記念撮影されていた。午後には、キャンペーンキャラクターを務める女優の松下奈緒さんも訪問するらしかった。いろいろ社会勉強させてもらって面白かった。それにしても、先の「豊田市の法人市民税96%減」のニュースには驚かされた。企業城下町って、諸刃の剣なんだなぁ。

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2009年1月22日 (木)

オバマ新大統領 就任演説

President  バラク・フセイン・オバマ新大統領が誕生した(写真はロイター通信より)。その就任演説は、それこそ世界中の人が聴いたり読んだりしたことだろう。私は、今の日本の政治に無関心(というかあきらめの境地)でいる自分を、恥ずかしく思った。オバマ氏について、初のアフリカ系大統領とか、名演説をするビジョナリーな大統領とか、様々な評価があるけれど、私が最も感銘を受けたのは、“普通の人の意思をつなぎ、高めるリーダーシップ”だった。そして何より、彼を本当に大統領にまで昇華させたたくさんの人たち。ワシントンモールを埋め尽くした観衆だけでなく、国中に散らばって協力し見守った縁の下の力持ちたち。“自分たちにも、何かができるはず”と立ち上がってネットワークを形成し、その小さな力をオバマ氏に結集させた普通の人たち。
 喩えるなら、『ドラゴンボール』の悟空のような感じだろうかcoldsweats01。「みんな、オラに元気を分けてくれ~!」―――オバマ氏とて、ただの人。それでも、彼に力を貸す多くの市民がいることが、彼の大きな財産だ。とかく政治家に対して、「さて、彼は何をやってくれるだろう」と傍観を決め込みがちだけれど、本来の形は「さて、ここから自分がやるべき仕事は何だろう?」と自分達の代表者への力添えを思案することなのだと思う。「日本の政治家はダメだ。総理大臣といっても自分達が選んだわけじゃない」なんて、無責任な言い訳なのかもしれない。リーダーを選ぶ仕組みが不完全なら、それができるように考えればいい。リーダーとして信頼に足る人がいないのは、自分たちがそういう人財を育てていないからだろう。失望するのは簡単だけれど、それでは悪しき堂々巡りからは決して抜けられない。「考えろ、考えろ、考えろ、それでもダメならもっと考えろ!」―――オバマ氏の就任式という一大イベントは、そんな反省を促してくれたような気がする。
 オバマ氏が超ウルトラ元気玉を出せるように、日本の総理大臣が元気玉を出せるように、私は私の領域で誠実に生きなくちゃ。。。それが“新しい責任の時代”の姿勢というものだろう。

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2008年12月20日 (土)

ディセワルさんのこと

 1,2ヶ月くらい前だったろうか、朝のNHKニュースで、アフガニスタンで子どもたちを不穏な活動へ誘惑する組織から守る活動をしているディセワルさんという男性のことを紹介していた。子どもは国の未来を担う存在と信じて、その子たちが何人たりとも爆弾を抱えて亡くなるようなことのないよう、地域で啓蒙活動をしているということだった。
 木曜の朝、いつものように朝食の準備をしながらNHKニュースを聴いていたら、またもやディセワルさんの映像が目に飛び込んできた。「あれ? 前と同じニュースを使いまわしてるのかな?」と思って注意深く見てみると、なんと!その後ディセワルさんは暗殺され、その遺志を弟さんが継いで、お兄さんと同じ活動を続けているというニュースだった。なんだか、ニュースの中にドラマを見たような気がした。たった数ヶ月の間にも、アフガニスタンでは非業の死を遂げる人がいて、国を想う人がいて、子どもの未来を守ろうと奮闘している人がいる。暴力でそうした活動まで捻じ曲げようとする人がいることを想い、ひどく悲しい気持ちになった朝だった。
 もちろん日本国内にだって、子どものことを大切に思って、いろいろと身を削っている人はたくさんいるに違いない。つい先日には米トリビューン社の破綻というニュースもあったけれど、報道機関はもっともっと、こうした縁の下の力持ち的な人たちにスポットを当ててもいいんじゃないかな、と思う。誰だって明るいニュースを欲しているし、手本となるような行いこそ、多くの人が知るべきことじゃないかと思う。“ゴシップや犯罪報道抜きに善行しか紹介しない新聞”なんて、ウケないだろうか?(最近は、朝日小学生新聞とかでも、嫌なニュース記事が載っていて、「教育的にどうなんだろう?」と思ってしまうこともしばしばだ。)

 天国のディセワルさんには失礼ながら、アニメ「NARUTO疾風伝」の100話以降ここ最近まででフィーチャーされていたアスマ先生とシカマルの絆が、ディセワルさんと弟さんの絆とダブって見えた。将棋の駒に喩えるなら、“王将は火影ではなく未来を担う子ども達”と思い至ったシカマルのカッコいいこと!! シカマルLOVE!! オリジナルストーリーも組み入れたアニメ、秀逸です!!(もちろん原作も素晴らしいけど)
 せめてディセワルさんの弟さんは、元気に活動を続けられますよう、強く強くお祈りします―――

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2008年12月 2日 (火)

Divided World

Yaki20081201  ムンバイのタージマハルホテルのテロや、タイのスワンナプーム国際空港占拠事件のニュースを見た息子が一言、「ボク、もう絶対海外に行きたくない!」―――
 確かにねぇ、最近の世界情勢を見てたら、相当な冒険野郎でも一瞬は躊躇するだろう。月曜の午前中は、世界が注目するオバマさんの演説集のCDを聴きながら焼きリンゴを作った。いい香りでやさしい甘さの焼きリンゴを頬張るのは、平和な時間そのものだけれど、そんな最中も世界は分裂しているんだよなぁ。。。と溜息。
 タージマハルホテルは、ペルシャから流入したゾロアスター教徒の流れを汲むタタ財閥傘下だ。ヒンズー教が主流のインドに、うまく融合しながら発展したゾロアスター教徒だが、まさか国外のイスラム教徒から危害を加えられようとは。お互いを迫害せずに交じり合う世界って、奇跡でも起こらない限り無理なのか知らん。宗教だけじゃなく、貧富の差や人種の差や主義の差を超えて……
 オバマさんの演説は、こんな世の中を見るにつけ限りなく“キレイゴト”に聴こえてしまうのだが、私も含め多くの人がその“キレイゴト”を夢みているのも確かなのだろう。オバマさんの登場により“Divided States”だったアメリカがようやく“United States”になりつつある、と巻頭にあったが、アメリカ国内にとどまらず、世界をUnitedさせてほしいものだと切に願ってしまう。
Friends20081201  ……と、私が高尚な考え事をしているというのに、午後は面談週間で学校から解放されたむさ苦しい男の子たちがわんさか来訪。だいぶ性格も好みも違うように見えるのだが、大勢であーでもないこーでもないと騒ぎ立てるのが楽しいらしく、ペチャクチャとしゃべり続ける。子どものうちは、小さな小競り合いはあっても、なんとか上手に共存するのになぁ。。。

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2008年11月21日 (金)

男女平等指数

 2008年度の男女平等指数が先ごろ発表された。参加130か国中、日本は98位。2006年は80位、2007年は91位だから、年々後退しているわけだ。もちろん先進国中では最下位。国内の法整備などは進んでいるように見えるけれど、世界的には相対的に遅れているらしい。何が平等か、という議論も難しいけれど、確かに国会議員数や収入・昇進面など、男性に伍してやっている女性は数少ないと思う。多くの人が、日本はもっとダイバーシティを進めなければ!と言っているけれど、私は逆に、他の国はどうやって女性を主戦力として登用しているのだろう?と不思議に感じる。
 生理痛で休む、妊娠・出産で休むというのは男性にはありえないこと。とすると他国では、育児休暇や学校行事による休暇を男性が積極的に取り、保育所が充実し、放課後の託児施設や老人介護施設も豊富で、何より男性の家事分担が平等……ということだろうか? 私が仕事を辞めてみて感じたのは、夫と行事参加や家事の分担調整をしなくて済むようになって、行動・時間管理の負担がものすごく減ったということ。もちろん、夫の肩には家計という重圧が倍になってのしかかっているわけだから、やはり私が働くに越したことはないのだが、“分業”という観点からは効率がよくなったと思うわけだ。夫自身も「変な気ぜわしさがなくなって、自分の時間がものすごく増えて楽になった」と言っている。
 子どもの手が離れて、特にそれぞれの行動や時間管理を刷りあわせなくても済むようになれば、また考え方も変わるだろうが、今の社会システムの中で男女平等指数を単純に上げようとすれば、やはり無理を押さずにはやっていけそうにない。無理を押しつつ仕事を継続している女性には本当に頭が下がる。個人的には、リモートで仕事することに気後れせずに済む精神風土が充実するだけでも、だいぶ変わると思うのだけど。。。

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2008年9月23日 (火)

Jimin戦隊5レンジャー

 先日の新聞の投書欄に面白い記事があった。結局麻生さんが総理になって明日には新内閣組閣という状況だけれど、その投書では、5人の総裁候補者全員で戦隊風に総理を兼務したら?と書いてあったのだ。爆笑しつつも私は、「それ、いいかも!」と真剣に思ってしまった。各候補それぞれ得意分野があって、一人ではとてもこの難しい政局を取りまとめられないように感じられても、5人もいればなんとかなるかも……というのは嘘で、国民の意思とは乖離したところで勝手に総理大臣が決まっちゃうよりは、いっそ自民党全員で今の政治の責任を取ってよ!という感じ。それにつけても、桃レンジャーは小池百合子氏で決まりとしても、赤レンジャーになれそうな人がいない。やっぱり戦隊風にしてもダメなのかぁ。麻生さんは私から見ると、ガッチャマンで言うところのツバクロのじんぺいみたいな感じだ。「♪誰だ、誰だ、誰だ~、投げ出しのかなたに踊る影、ドングリの背比べ、5レンジャー♪」――― なんだか投げやりな気分で口ずさんでしまうけれど、こうやって茶化す国民性が本当は一番問題かも。もっともっともっともっと、真面目に考えきゃいけない問題なのは重々承知なのだけれど、市井の一市民がどんなふうにジタバタすればいいのかもわからず、ただクチをあけて眺めるばかりだ。。。

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2008年9月19日 (金)

夫子の道は忠恕のみ

 新聞を読んでいたら出てきた言葉“忠恕”(ちゅうじょ)。『論語』に「夫子の道は忠恕のみ」とあるそうで、曾子が他の門弟に、孔子先生の一貫した道とは何か、と問われて答えた言葉だそうだ。「治国の根本は忠恕の心である」とも取られ、忠恕=真心・思いやりの心だと辞書にもある。
 自民党総裁選の5人の候補について、あれこれ取り沙汰され品定めされているけれど、正直言って誰を信頼していいのかわからない。彼らのすべての言動を正確に見聞きしているわけでもないから無責任なことも言えないが、国を憂うというよりは、目の前の政局だけしか気になっていないように見えてしまう。800兆円という財政赤字一つとっても、もっともっと国を憂い将来を憂いてしかるべきなのに、皆一様に能天気な気がしてしまう。私が悲観的すぎるのだろうか? しかも、これだけ悲惨な政治状況を本気で改革するつもりなら、逆にそう易々とは立候補などできないのでは、と思うのに、候補は乱立し、“誰がやってもこの程度”という雰囲気が蔓延している。政治・経済を熟知し、なおかつ忠恕の心をもって市民生活に配慮できるヒーローは現れないものだろうか?
 今私が切に願うのは、“心を律する”政治家の出現かもしれない。ふわふわして地に足のつかない華奢でナイーブな現代人の心を一喝してくれるような人。細々した政策やらマニフェストやらよりも、“目の前のことをしっかりやろう!”という気概を国中に浸透させる方がよほど効果的な気がする。

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2008年9月17日 (水)

リーマン・ブラザーズ破産法適用

 1997年に自主廃業し2005年に解散となった山一證券株式会社の記憶が薄れ始めた今日この頃だが、2008年9月15日には、サブプライム問題から派生した金融恐慌により、アメリカの巨大証券会社が破産に追い込まれた。金融や証券の仕組みが、私にはほとんどよくわからないが、他の業態と同様、金融界も業界再編の波に洗われ、どんどん一部企業が巨大化し、その他の企業を飲み込んでいる。
 小さく分散して個々がローカルに活動する世界なら、一部の悪影響が伝播する範囲も限定されるのだろうけれど、これだけグローバル化した世界だと、どこぞの見知らぬ無責任人間が起こす不祥事が、みるみるうちに全世界に広がってしまう上、結局の原因は何?ということまで特定しづらくなってしまう。しかも、ローカルなら徹底的なみそぎもやりやすいけれど、グローバルな中では、糾弾の矛先は逆に分散してしまい、自分が当事者であることすら意識しづらくなってしまう。ほんの半世紀弱しか世の中を見ていない私だが、現世の怪しい不穏さと不安は、いまだかつて体験したことがない。宮澤賢治は「世界全体が幸福にならない限り個人の幸福は望めない」と言ったが、私の見る現世はどちらかというと、不幸を一部の人に押し付けるか、未来へ先送りすることで、なんとか成り立っている虚構のようだ。よいものを蓄積していくというよりは、消費・消費・消費……。消費を続けないと経済が回らず、全員が総倒れしてしまいそうな不安。慈しみ育てるという生物の基本に背く、画一的法制度の下で蠢く冷徹で容赦のない市場原理。
 いやはや、自分の身にストレートに降りかかった事件ではないけれど、ニュースを聞くたびにブルーになる。明るいニュースが聴きたいよぉ~。

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2008年7月17日 (木)

気になるサーチャージ

 昨日、この夏の旅行を相談していた代理店から電話があって、「クーポンの準備ができましたので、ご来店ください」とのこと。先日友人から、「航空運賃の他にサーチャージ(特別付加運賃)で6万円も取られた!」と聞かされていたので、恐る恐る「サーチャージは…?」と聞いてみた。すると、「国内線は運賃に含まれてますので大丈夫です」とのこと。ほっとすると同時に、内々に上乗せされた燃料代ってどのくらいなんだろう?という素朴な疑問も湧いてきた。
 すると、今朝の新聞にはANAがサーチャージを10月以降見直す方針とのニュースが。もはや機械的な上乗せだけでは対応しきれないほどの石油価格上昇ということか? 2004年末から導入された燃料サーチャージだが、総額表示が旅行業界にも義務付けられたのはなんと今年の6月30日とのこと!(つい先日ってことだ!) 去年のハワイ旅行の際はサーチャージなんて気にならなかったのに、今年はさすがに、温暖化問題と石油価格上昇の両方に引っ張られて、なんだか航空機を使うことが後ろめたい感じ。白神山地に、環境保全の大切さを実感しに行くつもりが、環境破壊に貢献しちゃってるのかも、、と複雑な気分。
 最近のトレンドとして、家庭で使ったエネルギー量などを木の本数で換算したりしているけれど、そのうちあらゆる燃料費・原材料費も“ブナの木何本分の消費です”なーんて、表示されるようになったりして。。。

秋期試験まであと94日

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2008年7月 8日 (火)

洞爺湖サミット、始まる

 七夕の昨日から、洞爺湖サミットが始まった。議論の焦点は、食料問題と環境問題・エネルギー問題。各問のようにも聴こえるが、これらは皆同じ土俵での問題だ。先週は、テレビ朝日が「地球危機2008」を放送したり、各局もさまざまなサミットへの提言番組を企画していた。私も、サミットの成り行きは非常に気になるけれど、考えれば考えるほど最近は、養老さんと同じく「石油よ、さっさと枯渇してしまえ!」と捨て鉢なところに行き着く始末。身の回りを見回し、石油に依存していない製品やサービスを探す方が難しい昨今、石油枯渇後の生活なんて想像もできないけれど、投機マネーに踊らされるこのバカ騒ぎを見続けるよりはマシな気がしないでもないからだ。サミットの鍵を握る福田総理ご自身、石油メジャーのご出身かと思うが、石油とエネルギーをめぐる世界の動きをどうご覧になっているのだろう?
Toya20080707  Wikipediaによると、洞爺湖は昔、アイヌの人々から「キムン・トー」(山の湖)と呼ばれていたそうだが、やがて和人により「トー・ヤ」(湖の岸)という湖名で呼ばれるようになったという。ニュース等でザ・ウィンザーホテル洞爺がたびたび映されるが、本当にきれいなところだ。サミット騒ぎが落ち着いたら、是非訪れてみたい。

秋期試験まであと103日

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2008年5月31日 (土)

コカ・コーラのブランド力

Coca20080531  先日、知財高裁が“飲み物容器”として初めて、立体物の商標を認めた。コカ・コーラの瓶の形状を商標として認めたのだ。コカ・コーラは、知財の世界ではこれ以前にも伝説を持っている。コカ・コーラの原液の作成法は長らく営業秘密として公開されておらず、関係者以外は今も再現することができないという。これは、独自技術を特許や実用新案として登録せずに成功している例としてよく語られることだ。今回の立体商標登録で、また一つ、知財世界での伝説を追加したコカ・コーラ。一市民としても、このブランド力は強力なものとして納得できる。アメリカ的な自由な雰囲気、青春の味、赤、ハイな感覚、何より、缶で飲むよりも瓶をラッパ飲みする方がずっとカッコいいイメージなのは、コカ・コーラの独特の瓶のせいかもしれない。
 個人的には、コロナ・ビールにライムを突っ込んでラッパ飲みするのもカッコいいと思うが、コロナ・ビールの瓶の形状は残念ながらクアーズとかピエトラも同じようなものなので、きっと立体商標としては認められないのだろう。サントリーの「角瓶」とかヤクルトの容器も認められていないとのことで、なかなか厳しい裁定状況のようだ。まぁ、グラスとか瓶のような一般的な入れ物に商標を認めていたら、後続業者にとってはやりにくいことこの上ない。
 この“コンツアーボトル”と呼ばれる瓶は、1916年に「暗闇で触ったときにもそれがコカ・コーラのボトルとわかるもの」という条件のもとで産み出されたというから驚きだ。まだ、ユニバーサルデザインなんて概念もない二十世紀の頭の頃に、こういうコンセプトでデザインを考えていたということ自体、評価されてしかるべきだと思う。
 今回の裁定は、独自性よりも“継続は力”的なニュアンスだが、コロコロとロゴや屋号を変える時代性に一矢報いた感じで、私はとても好感をもった。

「成績照会公開日まで、あと17
日」

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2008年5月27日 (火)

クラスター爆弾の怪

Eye20080526  写真は、今年の視力検査で息子がもらってきた通知書。去年からメガネになってしまったが、また度が進んでいるらしい。早速眼科へ行き、度の調整をしてもらうことになった。
 視力は、なんとかメガネで矯正できるけれど、昨日の「オスロ・プロセス」のニュースでは自分の眼を疑った。先日、調布という街のど真ん中で不発弾除去作業があって驚いたばかりだったが、未だに国際社会では、クラスター爆弾のような非人道的な武器が是認されてしまうことにも驚いた。さらに、平和憲法を掲げる日本は、よもや武器の保持に賛同などしていないものと思っていたら、最新型に加え改良型まで容認する姿勢だったとは……。いくらアメリカに遠慮があるからとはいえ、これではまったくの「名ばかり平和憲法」なのではないだろうか? クラスター爆弾は、どう考えても防衛よりは攻撃主体だろうし、最新・追尾型は不発率が低いとはいえ、殺傷能力も抜群だろう。死の商人が蠢かなければ平和が保てないなんて、まったく悲しい話だ。もし日本が、「最新型も含め、攻撃主体の武器は全面禁止」を訴え、自らもすべての攻撃型武器を破棄したら、どうなるんだろう? すぐにもどこかの国に侵略されてしまうのか? そんな侵略を黙って見過ごすほど、国際社会は未成熟なのだろうか??? とにかく今回のニュースは、平和憲法に誇りを持つ一市民にとっては、不気味・不可解なものだった。正当な理由があるのなら、どうか教えてほしい。。。
 私自身も目が悪く、裸眼の状態からメガネをかけると、ずいぶんと世界が違って見える。世の中の動きも、もっといろいろなことがわかれば、こんな不可解を抱かなくても済むくらいには、スッキリと物事が見えてくるのかな?

「成績照会公開日まで、あと21日」

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2008年5月24日 (土)

志位さんの国会質疑movie

 毎日新聞の記事で、2月8日に行われた共産党・志位委員長の国会質疑について知った。労働者派遣法の根本的な問題に切り込んだ志位さんのムービーが今、若者の間で話題になっているのだそうだ。国会中継は一般的に日中行われるため、その全貌を社会人が目にすることはあまりない。たまにそのダイジェストを見たり、日中在宅で仕事をしている間に、BGMがわりに聞いたりしていたが、国会議員の真剣さに疑問を呈する機会になることの方が多かった気がする。
 が、労働問題について敏感になっている今だから、この51分もの長いムービーを試しに見てみることにした。そして、見終わったときには、何か充実した講義を聴いた後のような、淡い感動を覚えた。まず、理路整然としていること。要求がはっきりと見えること。日本の将来について真剣に考えている姿勢が明確なこと。大事にすべき優先順位を、昨今の潮流から逆転させようという気概が感じられること。などなどなど、好ましい点が多々あったのだ。なかでも、“持続可能性”“中長期的な視野”という点で考えさせられた。
 2007年度決算の動向が発表され、多くの企業が増収増益を示したというニュースもあったけれど、これらの中には、技術革新や業務改善の成果というより、労務費・社会保障費削減という経費節約などの犠牲の上の数値も多く含まれるのだと感じている。「10匹のアリがいれば、必ず2匹ほどはサボるアリが出る」という喩えの通り、仕事をする人のすべてが勤勉というわけではなく、経営者にとっては頭の痛い人間もいることは確かだけれど、20世紀末頃からの日本の労働環境は、どう考えても経営者主導で作られているように思える。志位さんは、その最たるものとして「日雇い労働」を例に挙げ、法律と現実の矛盾をあぶりだしたのだと思う。
 先端企業では、誰にでもできる仕事は安い中国やインドに外注し、オリジナリティのある創造的な仕事だけを国内の正規社員で賄うような業務体制にしようという動きもあるくらいだが、それは果たして、国として持続可能な潮流なのだろうか? 志位さんの投げかけた質問は、その後どう対処されているのだろう? 志位さんの用意周到な“真剣さ”が妙に新鮮で、思わずエールを送りたくなった。

「成績照会公開日まで、あと24日」

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2008年5月17日 (土)

任天堂受難!

Wiiremote20080516 我が家ではすっかりお馴染みのWiiリモコン。任天堂の各種リモコンをめぐって今、いくつかの特許侵害訴訟がもちあがっているらしい。1つは、米カリフォルニアのインターリンク・エレクトロニクス社によるトリガー操作のポインティングデバイス技術について。もう1つはAnascape Ltd.によるバイブレーション機能か何かに関するものらしい。このリモコン、縦にも横にも使えて、さまざまな種類のゲームに対応する入力装置として威力を発揮しているが、要するに、いろんな技術の寄せ集めになっているということだ。我が家に初めて導入されたときには、無線だし、テニスのラケットや野球のバットがわりにもなるし、ボーリングやボクシングまでできちゃうし、かなりびっくりさせられたのだが、今や当たり前のように使いこなされている。技術開発の時間と、生活への浸透スピードって、反比例するかな?というくらい、あっという間に定着した感がある。
 おもしろくて夢中になる気持ちはわからなくはないが、こんなにいいお天気の休日くらい、もっと外で遊ぼうよ~!(今日も、幕張の恐竜大陸か、銀座ソニープラザの世界遺産LEGO展に行こうと誘ったのだが、結局午前中ちょっとサイクリングしただけで、午後は友だちとWiiのゲームに興じている。。。無念!)

「成績照会公開日まで、あと31日」

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2008年4月 1日 (火)

暫定税率期限切れ

 新年度が始まった。暫定税率の期限切れで、ガソリン価格のニュースが飛び交う他、環境問題や円高の影響で、バター・牛乳・ビール・電気代等の生活直結のモノモノの値上がりも報じられている。借金まみれの国の財政状況を考えると、値段を下げている場合ではない気もするし、環境問題を考えれば、ガソリンなど倍額にしてしまえ!とも思うけれど、流通や交通手段全般を考えればそう簡単にも割り切れない。“便利な生活”と“エネルギー”の相関は、今年度も大きな注目を集め続けそう。当面は、バイオ燃料の効率と有効性のウォッチングかな。小麦の値段が30%も上がるのは、バイオ燃料向けの転用に押される農家の姿勢の他、世界的な旱魃も影響する。まるで“鶏と卵”のように、環境と経済が相互に影響して“堂々巡り”しているように見える。
 他にもさまざまな新制度が導入される。中でも、メタボの胴回り測定は、管理社会の極み…という感じ。“本人のため”とも言えるのだろうが、むしろ「他人がどう暮らそうがその人の勝手」と言っていては、医療費とか保険とか、経済で結ばれた同時代人に迷惑がかかるから…という側面の方が大きいのだろうか? 著作権問題もそうだけれど、今後ますます、“便利”の効用に合わせた“制度”の改革も増えてくるのだろうなぁ。

「試験当日まで、残り18日」

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2008年3月 5日 (水)

Yes, we can !!

 日本時間の今日午後には、アメリカ大統領選の行方が、かなりハッキリと見えてくる予定。民主党のクリントン氏とオバマ氏は、オバマ氏の予想外の健闘でデッドヒートを繰り広げ、本当に僅差の状態。アメリカ国内では「解決策vs演説」という構図らしく、経験にものを言わせたクリントン氏の問題解決能力と、ムーヴメントを巻き起こす力のあるオバマ氏の演説力とが、綱引きしているような感じらしい。両方の能力を兼ね備えたリーダーが理想的なのだろうけれど。
 昨日の毎日新聞に、オバマ氏の演説はまるで交響曲のよう――と例えられて、一部紹介されていたけれど、“There is something happening…Yes, we can !!”という繰り返しのフレーズが、英語音痴の私の耳にさえ心地よく響くのだから、ネイティブの人を熱狂させるパワーは計り知れない。
 今朝のTVで、「12歳の文学賞」を受賞した男の子の作品が紹介されていたけれど、オバマ氏にせよ、この男の子にせよ、言葉の力を見事に引き出して文章を紡ぎ出す感性に、元編集者魂はグラグラしちゃうわけだけど、現実世界の政治の複雑さには、ムーヴメントだけではちょっと扱いきれない難しさがあるのでは、、、とも思える。
 大国アメリカの今後を決める大切な選挙だから、緊張感はただならぬものがあると思う。反面、日本では、小浜市が栗きんとんの上に小浜饅頭を載せて、「クリントンを上回るオバマ」を演出してみたりしているとか。イスラエルの和平交渉のニュースと、こんなニュースを並行して見ていると、世界の不均衡を見せ付けられているみたいで、不思議な気持ちになる。全部おんなじ地球上の出来事なんだよねぇ???

 そういえば、今、イギリスのカリスマ編集者が来日しているとか。。。是非お話しを聞いてみたかったけれど、いかんせん時間がない。。。残念だけれど、来日の空気感だけ察するに留めよう。
「試験当日まで、残り45日」

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2008年2月23日 (土)

ウィンドウズ情報公開へ

 一昨日、「東芝HD DVD撤退」のニュースにまつわり、特許に関するロイヤリティについてブルーレイの今後がどうなるか、、、というパテントニュースを読んでいたら、Microsoftが「ウィンドウズ情報を公開」とのニュースが報じられた。こちらは、これまで一部しか公開されてこなかったOSの情報を、すべて公開するという。LinuxやJavaといった、不特定多数の尽力と参加でぐんぐん広がりを見せてきた新興技術の可能性拡大路線を無視できなくなったということだろうか? この2つのニュースは、これからの特許や営業秘密の扱い方を根本的に考えさせるものに思えた。世界のデファクトスタンダードになる技術を占有できることによるロイヤリティは計り知れない反面、日進月歩の技術革新の中で自社技術を秘匿し続けることは、新たな革新に乗り遅れるとともに、民意の支持を得がたくもなるのかもしれない。
 昨日家に届いた『フェルマーの最終定理』によると、昨今の共同研究が常道の数学界にあって、アンドリュー・ワイルズはたった一人で30年間もフェルマーの最終定理の証明に挑み続けたという。なぜただ一人で、密やかに研究し続けたのか、その真意は、もっと読み進めないとわからないのだけれど、個人的には、栄誉を一人で受けたいというような動機ではなく、彼がその過程をただひたすら楽しんでいただけだったことを願いたい。
 昨今の国内外の特許獲得数の増大を見ていると、どうも権利とロイヤリティの獲得が第一義になっているように思えるが、アイディアが次のアイディアを産む歴史的な過程の記録というか、技術者にとって刺激的な情報の宝庫としての役割を主眼に見ていきたい。

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2008年2月21日 (木)

HD DVD撤退

 映像関係の仕事をする知り合いの中で、過日から話題の「東芝 HD DVD撤退」のニュースが波紋を広げている。かつてのソニーがベータで身をもって学んだ教訓をいかし、今回のブルーレイではコンテンツ確保を最優先で進めたらしく、東芝陣営のHD DVDを大きく引き離してシェアを獲得していったようだ。
 素人考えなのでいい加減なものだが、私個人としては、今回の勝負、ネーミングも大きく影響したのではないかなぁと感じる。「ブルーレイ」という言葉が流通しはじめた頃、「何それ?」とは思いつつ、なんだか“カッコイイ”イメージがあった。ニューウェーブというか、新技術の匂いがしたのだった。一方、HD DVDは、ハードディスクとDVDという既存技術を並べただけの印象で、本当は「High Definition」のHDなのだが、そもそも「High Definition」の意味がよくわからなくて、まったくユーザーフレンドリーでない感じがした。
 いずれにせよ、最近の製品展開は、いくら新しモノ好きの人でも、ちょっとメーカーに踊らされる感が強すぎて、なかなか手を出したいと思えない。技術進歩の素晴らしさはスゴイことなのだと思うが、それが現在の市民レベルに本当に必要な技術なのかは判断が難しいところ。携帯やハイビジョン同様、高機能・高性能すぎて、必要もなく値段がはる製品はよくよく検討を重ねて導入したいものだ。
 東芝は、ここ数年は原子力発電技術の方で大きな商売をする様相もあり、社内での部署間駆け引きも大変そうだなぁ。

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2008年2月19日 (火)

Green is green ??

 昨晩のニュース23に、養老孟司さんが登場。環境問題対策について一言、という内容だった。「温室効果ガスを6%減らしたければ、GDPを6%減らします、と言えばいい、以上終わり」――端的に言えば、これだけのメッセージ。まったくおっしゃるとおりです。アメリカでは、“Green is green”(環境は金[ドル札]になる)と言われているそうだが、これについても養老氏は“花見酒”という落語のネタを例に痛烈な批判を加えていた。経済は回っているように見えても、要するに限りあるものを消費しているだけで、経済自体は何も生み出さない、ということだ。
 今、『図解 決算書、ここだけ見ればいい!』という財務諸表の見方の本を読んでいるのだが、勉強すればするほど、“経済の仕組み”というヤツが、そら恐ろしくなる。Green is greenどころか、「ある日パパと二人で、語りあったさ、この世に生きる喜び、そして悲しみのことを♪」のグリーングリーンな気分である。
 この“Green Green”という曲は1963年にリリースされたそうだが、当時は人種差別問題への関心が高まり、ベトナム戦争が泥沼化していた頃。歌詞は日本語版とはだいぶ違うようだけれど、リードボーカルだった人がシングルで最初に出した“Eve Of Destruction(明日なき世界)”が、核兵器による人類破滅の恐怖を描いているそうだから、社会問題に対して敏感な人だったことは伺える。
 ここ数年、環境問題ばかりでなく、なんとなく世界がきな臭い。黒海周辺などは民族紛争の嵐だし、EUとアメリカと中国とロシアという国家間対立に加え、北朝鮮だインドだと、国家間の駆け引きが妙にあざとく感じられる。水島精二監督の「ガンダム00」の世界が、まるで普段のニュースのように見えてしまうから怖い。
 ともあれ、私の後ろでは今、今晩のカレーを煮込む圧力鍋がシュンシュン言いながら、よい香りを立ち上らせている。環境問題も民族紛争もどこ吹く風で、朝っぱらからこんなブログを書いている私に、何も言う資格はない。せめて家族が、悲しみよりは喜びについて多くを語れるように、身の回りを整えておくくらいしかできませんな。

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2008年2月13日 (水)

南大門と宇宙軍備

 先日、韓国ソウルにある南大門が焼失したというニュースを見た。十数年前、友人と一緒にソウルに遊びに行った際、間近で見た南大門の大きさを覚えている。韓国の人にとっては、日本の金閣寺や法隆寺に匹敵するくらいの貴重なものなのだと思う。放火説なども出ているようだが、世間は一様にこの惨事を嘆いている。
 一方、今朝のニュースでは、中国とロシアが共同で、宇宙の軍備抑止を提案したという。アメリカは当然のように「規制があいまい」との理由で拒否。むしろ核兵器開発抑止が先だとのたまわっているとか。。。こちらのニュースは、皆どのように受け止めているのだろう?
 ニュースではいつも、自然や文化財の貴重さが語られる反面、破壊と混乱の火種が絶え間なく伝えられる。まるで別の世界の話みたいに。宇宙からはツルリとして見える地球の表面のように、人の心が本当にフラットになる日は遠いんだなぁ。。。というか、魂がこの人という数cmのスケールに押し込められている限り、そんな日はこないのだろうか。。。 

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2008年1月21日 (月)

偽装の嵐

「耐震偽装」や「食品表示偽装」など、モラルハザードでどんどん明らかになる昨今の「偽装」騒ぎ。ついに「再生紙」までが偽装だったことが明るみに……。出版業界にいたから、製紙会社には常にお世話になっていたわけで、昨年の製紙会社のTOB騒ぎなども気にはなっていた。競争が激しく、利益を極限まで追究しようとしている会社は、常にこうした「偽装」の危機を抱えていると思う。プレッシャーに耐え切れない現場は、なんとかして期待に応えるべく工夫を重ねるわけだけれど、ひとたびそれをモラルハザードで回避してしまうと、あとは雪だるま式にハザードが膨らんでいくのだろう。
「再生紙は高くつくから使えない」と、何度業務局から再生紙利用を断られたことだろう。「高くつく」はずの再生紙が、本当はそれほど費用をかけずに作られていたとしたら、そのサヤは一体どこに吸収されてしまったのだろう……と考えると、やりきれない。
人間誰しも、「良く見せる」ために多少の取り繕いはするものだろうけれど、昨今では「サブプライム問題」の一因たる「格付け会社が気前よくトリプルAを付ける」等、組織だった“取り繕い”が横行しているように思える。「ありのまま」を見せたら信用を得られないなんて、悲しいなぁ。

そういえば、今朝の新聞にこんな記事も。
環境債務:2010年度企業会計から投資家への明示義務化
 企業が所有する土地や建物が有害物質に汚染され、浄化措置などが必要だと判明した場合、あらかじめ処理費用の計上を義務付ける会計基準が10年度から導入される見通しになった。企業が抱える環境債務を投資家に明示し、企業に有害物質の処理を促す狙い。日本の企業会計基準を決める「企業会計基準委員会」が昨年末、草案をまとめ、近く正式決定する。」
貸借対照表への新しい項目追加ということで、企業会計のテキストも、また改訂されちゃうなぁ。

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2008年1月11日 (金)

資産=資本+負債

この二三日は「企業会計」の勉強をしているが、どんどん複雑化する社会を垣間見るような印象。
今朝のニュースで、ハンドボールの「中東の笛」問題や、イギリスの原子力発電所建設の意向など、考えてみたい社会問題は多々あるのだけれど、そのどれもが、「複雑化した社会」に元凶があるという点では一致している。

企業会計の基礎中の基礎である会計分析の判断材料となる「貸借対照表」と「損益計算書」のうち、前者は、「バランスシート」とも言うけれど、私としては「貸借」という言葉よりもずっと「バランス」と言ってもらった方がしっくりくる。その根本原理は、「資産=資本+負債」という考え方。負債も資産のうちなのだ。これは、勝間和代さんの『お金を銀行に預けてはいけない』を読んで初めて実感として認識した。家計でみるなら、ローンを組んで家を買うのが最大の負債になるだろうけれど、過度な利子を課せられて得た固定資産は、上記の等式のバランスを崩すものだという意味で、アメリカのサブプライム問題の根も見える。

今日から数日は「経営工学」の勉強になるけれど、製造ラインや品質管理の話しが出てくる模様。これも、昨今の食品表示偽装などの社会問題とからめながら、読み進めてみたい。

…と、復習的記述はどうにも堅苦しくなってしまうけれど、ちょっと一息。
昨夕、NHK教育TVの「天才てれび君ビットワールド」の人から電話があり、息子が出していた回答が正解なので、TVに出演して回答を大きな声で発表してほしい、という依頼だった。明後日の日曜日に収録に来るという。ドキドキものだぁ~!!

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