2009年12月17日 (木)

寒さの中の志望校調査

 水曜日、年内最後のパソコン・ボランティアで小学校に行ったら、校庭で子どもたちが半袖半ズボンで体育をやっていた。この冬一番の冷え込みで体感気温3~4度の寒空の下だというのに、さすが子どもは風の子!
 寒くて暗くなると、夕方からの塾が億劫になるのか、ここ2回ほど、息子は連続して塾をお休みしている。私に似て身体の硬い息子なので、最近の体育のマット運動で疲労困憊してしまうせいもあるかもしれない。塾をお休みしても、容赦なくプリントは配られる。先日の教材に混じって、6年生からの志望校調査用紙が入っていた。第3志望までの学校名を記載して提出し、それと従来の成績を勘案して、土曜日の志望校別特訓のクラスが決められるらしい。この土曜授業は5時間ぶっ続けで行われるとのことで驚きおののいたのだが、先輩ママさんから聞いたところによると、必ずしも出席必須ではないようだ。「うちの子は土曜は行かなかったのよ~」とおっしゃっていたが、それでもしっかり私立附属校に入学しているお兄ちゃんのママさん。このママさんのお話を聴いていると、いろいろ安心させられる。「ゲーム? いいんじゃない? 朝パッチリ目が覚めるし。うちはずっとやってたよ」とか「サッカーやりたければあそこの学校、吹奏楽やりたければあっち」など、塾や偏差値に踊らされることなく、わが道を行っている感じ。
 それにしても、2009年度の土曜クラスの設置コースをプリントで見て、また驚いた。
「筑駒・開成コース、開成・駒東コース・駒東・慶應コース、麻布・武蔵コース、早稲田・慶應コース、早稲田・海城コース、海城・芝コース」……
なんだかホントに予備校のようで、こんな学校名を冠したコース別のクラス分けが、小学生にとっていいのか悪いのか、複雑な心境にさせられた。学校ごとに問題のタイプが違うから仕方ないことなのだろうけれど、“1点でも多く取るための勉強”に傾きすぎないように気をつけないといけないな。

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2009年11月24日 (火)

志望校診断テスト

 勤労感謝の日の昨日、午前中は塾の志望校診断テストだった。以前にも1回あったのだが、今回が2回目。これは、通常の定期テストとは異なり、試験前に志望校を具体的に書いて提出する。志望校は全部で10校も書ける。試験日ごとに1月中に1校、2月1日に1校、2月2日に1校、2月3日に1校、その他で6校という内訳。成績に波があり、まだ実力というものが定かでない息子なので、1回目は思いっきり高望みをして書いたらば、35%・20%・80%・20%・40%・80%・80%・40%・80%・60%という結果だった。AB判定によると、どうもA型で、記述系に弱いと診断されていた。
 こうした診断はあくまで水モノと思ってはいるけれど、私としては、どういう分析方法なのかを知りたいと思う。もちろん、これこそが塾の企業秘密の最たるもので、これまで蓄積されたデータをフルに使っているのだろうが……。
 先日ちょっと立ち話した同級生のお母さんは、「うちも中学受験させることにしたわ~。まぁ単なる人生の通過点だとは思ってるけどね。男の子なんて、結婚して子どもを持てば誰だって自覚が出てくるもんだから、合格云々よりは、とにかく結婚して家庭を持ってくれれば!と願っちゃうよね(笑)」と言っていた。ずいぶん先の先のことまで心配していて笑ってしまったが、今回のテストでは、そんな母親たちの原始的な心配を象徴するかのような問題が、国語のテストで出題されていた。『旭山動物園園長が語る 命のメッセージ』という本からの抜粋だったのだが、その中にこんな一文が!
――― 僕は、生き物にとって、生きる意味は、子供を産んで育てることにしかないと思っています。―――うふふふふ。受験を前にした人間というヤツは、とかく近視眼的になりがちだけれど、テストの問題に「まぁ落ち着けや」と言われたようでおかしかった。「落ち着け、落ち着け」と思ってはいても、息子の注意散漫な回答を見ては「キーッ!」となってしまう自分の狭量さ、どうにかならないもんだろうか?(泣)

 夕食時、事前に打ち合わせたとおり、「パパ、いつもお仕事がんばってくれて、ありがとう」と言った息子だが、そのあとすかさず「…って言えばいいんだよね?」と私の顔を見た素直じゃないヤツ。頼むから、将来はちゃんと、子どもから勤労感謝される男になっておくれよ~(笑)。

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2009年11月 8日 (日)

塾の6年生時間割!

 先週末、塾の2月以降の授業時間割が配られた。……噂には聞いていたけれど、実際目にすると、信じがたいものがある。予備校経験もハードな受験勉強の経験もない私にとって、まさに目が点。
 週に3日という日数が変わらないのは救いながら、時間割は以下の通り。

           (火曜)   (木曜)
  16:30~17:00  算数小テスト 算数小テスト
  17:00~18:20   算数A    国語A
  18:20~19:40   算数B    国語B
  19:40~21:00   理 科    社 会

           (土曜)
  14:00~15:15   算 数
  15:15~16:30   国 語
  16:30~17:45   理 科
  17:45~19:00   社 会

 しかも、お弁当や休憩時間は皆無。とにかくブッ通しなのだ。平日は4時間、土曜は5時間ブッ通し。これじゃあ弁理士試験の3時間半も司法試験の4時間も怖くない。5年生になって3時間ブッ通しをしっかり集中して聴いているだけでも感心していたのに、これがきっちりこなせたら、もう我が子ながら尊敬してしまいそうcoldsweats01
 これを見た息子が一言。「あ~あ、成人年齢20歳のままでいいから、もうちょっとゆっくり勉強させて欲しいよ」――― ごもっともでございます。
 世の中学受験生は、他塾の人も含め、こんなに頑張っているのかぁ。結局、勧めても勧めても頑なに何のスポーツにも取り組まなかった息子だが、塾はなんとか休み休みでも続いているということは、何かしら楽しさを感じているのだろう。算数だけは、いつも楽しみに出かけていく。願わくば、ヘルニアや痔持ちの中学生が増えませんように―――(汗)。
 せめて、塾のない日はたっぷり身体を動かして、人生の資本たる身体の方もしっかり鍛えて欲しい。がんばれ息子よ~!

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2009年10月18日 (日)

開成→麻布 説明会ハシゴ

Panph20091017Aris20091017   今日の感想を一言で言うと?の質問に「つかれた~」と即答した息子、確かに、私も疲れました。
 土曜日は、スケジュールの都合で息子と二人、午前中は開成中、午後は麻布中の学校説明会に行ってきた。どちらの学校も、黙っていても志望者多数の学校だから、説明会に対して危機感をもって臨むということはないのだろう、際立って工夫されたような感じはなく、ごくごく常識的な学校説明会だった。
 開成中学の先生方は、良くも悪くも学究肌なのか、あまり講演者相互の刷り合わせや聴衆への媚もなく、自己完結しているイメージだった。始まって10分もしないうちに、隣の息子が小さな声で「寝てもいい?」と聞いてきたときにはガックリきたが、こういう大人の話を辛抱強く聞ける力も開成には必要ということなのだろう。巣鴨と同じフンドシ遠泳があることにも驚いたが、もっと驚いたのは国語の教材。男子だけの学校だからこそ、教材に『4TEEN フォーティーン』や『ヴィヨンの妻』を取り上げられるのだろうが、ちょっと消化不良になりそうな気もしないではない。筑駒での『堕落論』にも驚いたが、教材選びにも校風が出るなぁ…と私立の味に舌を巻いた。「受験生の君へ」というリーフレットは、本当に受験生向けの文章になっていてとても良かった。それだけは真剣に読んでいた息子だった。
 麻布中学で印象的だったのは、創設者の江原素六先生の「青年即未来」という教育理念を強調されていたこと。生徒の卒論のボリュームや、麻布文庫なる教職員による執筆活動も面白いなぁと思った。今年の野球部員は9人しかおらず、「入部してもらえれば即スタメンです」という園長先生の言葉に、会場が爆笑していた。
 学校のすぐそばにある有栖川宮記念公園で少し遊んでから行ったのだが、日本庭園風の部分と、アスレチック風の部分と、図書館部分とがあって、かなりの敷地面積。広い公園がそばにあるというのは魅力的だ。
 どちらの説明会でも、息子はうつらうつらして眠たげだったから、さぞつまらなかったろうと思ったが「どっちも楽しそうだね」と言われて面食らった。まったく何を考えているのやら??? 楽しそう以前に、もっと勉強しなけりゃ、君には夢のまた夢であることを自覚せよ~!

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2009年10月12日 (月)

筑波大附属駒場 学校説明会

Koma20091011  塾の偏差値表によると、72超という驚異の頭脳集団 筑波大附属駒場。我が家には無縁の学校とは認識しつつも「まぁ、日本球児が甲子園を見学するようなつもりで説明会を聴いてみよう!」と、息子と二人で酔狂にも出掛けようと思っていた。が、いざ出発!という時になって「やっぱりボクはいいや」と留守番志願。毎度のらりくらりの息子である。
 四教科100点ずつの配点入試は、オールラウンド・プレイヤーにだけ許される狭き門。すべての教科をソツなくこなし、なお余力を残して個性的な活動をする男の子たちとは、一体どんな輩だろう? そんな子どもを教育する先生方はどんな人たちなんだろう? 物見遊山気分で受付を済まし、会場へ。4年生かな?と思えるような小さな子が結構いてビックリ。しかもその子たちの多くが、何やら問題集を解いている!(恐ろしい~)
 プログラムは以下の通り。
(1)濱本中学副校長(物理の先生)挨拶
(2)ビデオによる学校紹介
(3)学習について(土井教務部長)
(4)学校行事・課外活動等について(真梶生徒部長)
(5)入学者選考について(福田総務部長)
 以下、A4用紙にびっしりとメモしてきた内容の一部を抜粋しておこう。
 まず、教育目標は1996年に明文化したという「挑戦・創造・貢献」。伝統ある体育館は、東京オリンピックのときに東洋の魔女も練習したという年代モノ。農業学校の系譜から、今も日本で最も坪単価の高い田んぼで稲作実習をしており、収穫したもち米での餅つき会もあるそうだ。学業だけでなく、総合的な生きる力を重視しており、部活動や学校行事が活発。とは言え半端な総合力ではない。野球部で活動し、音楽会では指揮者、塾にも通わず大学に現役合格という御仁や、体育祭の実行委員長をやりつつ数学オリンピックの日本代表になったという御仁など、聞いているだけでタジタジしてしまう。ただ、先生も認めるとおり、入学時の体育偏差値は42くらいで、高校3年で56くらいまで向上する程度で、決してプロスポーツ選手を輩出できるわけではない、というところが天は二物を与えずでホッ。文化祭では演劇も盛んで、主演男優賞・主演女優賞は学内ではとても権威があるとか。かの野田秀樹さんも筑駒で主演男優賞に輝いたのだそうだ。体育祭は非常に種目が多く2日間ぶっ通しで行われるし、ロードレースも中学生4km、高校生8kmを走る。確かにかなり充実した行事と自治活動。
 ここまで学業以外の活動を重視するのは、過去の蓄積の学問を発展させるには、知性以外の感性が必ず必要だからとのこと。今は単なる受験勉強ばかりの小学生も、筑駒に入ったら本当の意味での勉強ができると思って欲しい、と自信をもっておっしゃっていた。土井教務部長さんは、会場の小学生に向かって「皆さんは、“大化の改新”と言えば、645年、中大兄皇子と中臣鎌足が…とスラスラ出てくると思いますが、筑駒の1年生は“大化の改新は本当にあったのか?”というような勉強をします」とおっしゃった。つまり、物事に対するスタンスや方法論を学ぶのだと。さすが天下の筑駒と唸った。
 笑ったのは保護者のネットワークについて。教育熱心な親御さんが多いのか、学校で少しでも変わったことがあると、緊急連絡網よりも速く、瞬く間に情報が保護者間に行き渡るのだそうだ。「まるで各家庭に筑駒専用の光回線が引かれているような感じ」とは真梶生徒部長さんの言。生徒たちはそんな恐ろしい情報網を通称“オバネット”と呼んでいるとか(笑)。
 とにかく“自由”な校風だが、違う見方をすれば“自由”が最も厳しい校則かもしれない、ともおっしゃっていた。決して面倒見のよい学校ではなく、生徒の自主性に任せて見守る姿勢が強く、親にとっては辛抱の6年間になるとのこと。どんな進路になろうとも、結局のところ親は子のことで辛抱が必要ということですね。
 帰宅して、息子に「説明会でまで問題解いてる子がいっぱいいたよ~」と話したら、「へ~、スゴイ人がたくさんいるもんだねぇ」と爺さんのような生返事をしていた。

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2009年10月 4日 (日)

筑波大附属中学 学校説明会

 土曜日は、茗荷谷から徒歩10分ほどのところにある筑波大附属中学の学校説明会に行ってみた。ドアtoドアなら40分ほどなのだが、文教地区の素晴らしい環境にある上、街自体がきれい、敷地がものすごく広い、緑も多くてとにかくゆったりしている。一目見てすっかり気に入ってしまった。
 講堂は保護者や小学生で満杯になり、座れない人も多数。例年5.5倍ほどの倍率だそうだが、男女合わせて約70人しか募集しないのだから無理もない。説明会が始まるまでの待ち時間、壇上のスクリーンには学校生活の様子を編集した見事なスライドショーが洒落たBGMとともに流されていてサービスも満点。
 最初は、学校長の藤堂良明先生から、121年にわたる学校の沿革や、教育方針などについてのお話しがあった。すっかり一般名詞化した“修学旅行”という言葉は、当校が1894年に使い始めた言葉なのだとか。その後、数人の先生方が入れ替わりながら、教育活動や教務内容について説明してくださった。「啐啄同時(そつたくどうじ)」「強く正しく朗らかに」という校訓の紹介や「自分のことは自分でやった上で、余力を残し、その余力で人のために尽くす」などという教育目標にも触れられた。
Tsukufu20091003  特徴的なのは入試。なんと試験科目は8教科! 国語・理科の2科を50分で解き、算数・社会の2科を50分で解き、音楽・図工・家庭の3科を30分で解いた後、午後には体育の実技検査があるとのこと。配点割合は国・算が10、社・理が5、音・図・家が2で体育が3。国語と音楽ではヒアリングもあるという。前後期制で土曜日の授業は隔週。体験学習も非常に多く、年間を通して全国からたくさんの先生方が見学に来るほど、授業内容も充実しているらしい。学校案内のパンフとDVDを1500円で販売していたので、買ってきて息子に見せてみた。「学校が広いと、気持ちがゆったりするよね」と、久々に意見の一致をみた。この環境で、義務教育期間の授業料はタダだなんて、信じられない! 中学生の間は、共学校の特色として、女子の方が男子よりも存在感があって校内を統治しているように見える。これは慶應中等部の印象と同じで、筑波大附属でもやたらと女子の方が目立っていた気がする。当校は、高校進学の際、内申と内部テストを総合して8割ほどに絞られるとのこと。そういう意味では通常の中高一貫より厳しいわけだけれど、中だるみせずに済む良い方法と言えなくもない。
Dango20091003  夜、中秋の名月を見た後、月見だんごを食べながらやっとこ息子から聞き出した嗜好としては、「学校はきれいな方がいい」「共学でも男子校でも別にどっちでもいい」「廊下や階段が広い方がいい」「人数は多いよりは少ない方がいい」とのこと。以前のゼロ回答に比べれば、多少条件が出るようになってきた。この調子で条件が増えていけば、漫然とした学校めぐりをせずに済むようになるかな?

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2009年10月 3日 (土)

何事もむずかしいぃ~!

 2016年のオリンピック開催地を決めるコペンハーゲンでの投票を見守った。我が家の面々の予想は、夫がシカゴ、息子が東京、私がリオだった。1回目の投票でシカゴが敗れ、2回目で東京が消えた。そして決まった開催地は……「リオ」(Bingo)!!! プレゼンテーションにはPassionが最も必要、と語られていたけれど、何事もなかなか万人の思い通りには運ばない。オリンピックに出場するのも大変だが、開催地になるのも難しいものだなぁ。

 もしも東京招致に成功したら、6年間ほど夢をみられる!と楽しみにしていたが、名古屋・大阪に続きまたも落選。やはり粛々と日々の努力を続けて、夢は自分で掴み取るべきか。息子にも、せいぜい一所懸命勉強してもらいたい。
 息子が通う塾のカリキュラムは非常によくできていて、いわゆるスパイラル形式というのか、易しい問題から徐々に難しくなる道筋に“流れ”を感じて心地よい。だから、塾に全出席して集中して取り組んでいれば、自ずと力がつくだろうと信じている。
 しか~し、先日またいつもの気まぐれで算数の「通過算」の授業を欠席してしまった息子。いつもならそれでも、難しそうな問題を2~3問解いて解説を読めば、本人だけである程度は解決していた。今回の欠席分もそれで大丈夫かと思って見ていたら、どうも頭を抱えている。今回のテーマの“流れ”は、「通過(基本)→通過(応用)→すれちがう(基本・応用)→追いこす(基本)→追いこす(応用)」と進むのだが、どうもいつもより難しくなる度合いが高かったらしい。仕方なく私も目を通してみたのだが、“相対速度”の概念を小学生が納得する形で伝えなければならず、解説だけ読んでもサッパリわからない。
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 鉄道線路と並行な道を、毎時5.4kmの速さで歩く人と、毎時10.8kmの速さで自転車で進む人がいます。2人の後方から来る列車が、歩く人を30秒間で、自転車の人を40秒間で追いこしました。列車の速さは毎時何kmですか。(自転車の長さは考えません)
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 算数の問題だからもちろんいろんな解き方ができるのだけれど、塾の先生は“相対速度”について、どうやって小学生に説明したんだろう??と興味津々になった。「距離÷時間=速度」という公式で感覚的に解ける子はたくさんいそうだけれど、理屈を説明しようとするとすごく難しい気がするのだけれど。。。手をかえ品をかえて説明しても「なんとなくはわかるんだけど…」とスッキリしない様子。
 私が怖いなぁと思うのは、似たような問題を繰り返し解いていると、理屈がわからなくてもなんとなく形式的に解けるようになってしまうこと。息子も時々、理屈を考えるのではなくて、「このパターンの問題の解き方はどうやるんだっけ…?」と記憶を探るようなそぶりをする。せっかくのスパイラルも、パターン記憶の道具になってしまっては形無しだ。この問題、息子はまだちゃんとわかってないみたい。私も、小学生が納得するような説明が思い浮かばない。こういう問題に当たると、方程式の偉大さを実感するし、小学校の先生の大変さもしのばれるというものだ。私が小学生の頃は、教科書の基本問題だけで満足して遊び回っていたものだけれどなぁ~。

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2009年9月29日 (火)

息子のあこがれは?

 国民の三大義務の一つに「子どもに教育を受けさせる義務」があるのはご承知のとおりだが、“教育”と一口に言っても、親として何を指針にどんな教育を受けさせるのが本当に子どものためになるのかは、正直言ってよくわからない。その点、自主的な“夢”や“あこがれ”を無邪気に純粋に持てる人というのが、この歳になってもうらやましい。
 月曜日は恒例の塾の保護者会で、5年生として残された4ヶ月をどう過ごすべきかというお話しがあった。毎度のことながら、ハードな家庭学習の要請に辟易としつつ、「小学生のうちからここまでしなきゃ勉強ができないんじゃ、将来息切れしちゃうのでは…」と方針に疑心暗鬼になるも、「こうした毎日のコツコツ勉強を楽しんでできるのも才能のうちだよなぁ」とも思い、子どもをノセることのできない自分自身の手練手管のなさにもガックリした。
 その中で先生が「これは私の長年の経験からはじき出した式なので何の説得力もありませんが…」と前置きして、次のような式をホワイトボードに書いた。

 合格力 = 能力 × やる気(好き) × 根気 ×(あこがれ)^2

最後の2乗がポイントで、「○○になる!」とか「△△に入る!」というあこがれの強い子が、土壇場で底力を発揮する場面を数多く見てきたということだった。「合格力」と定義するのはどうかと思ったが、私自身もやはり、本人が一番幸せを実感するのは、あこがれに向かってひた走れる環境にあるときだと強く思う。そういう目標が芽生えたなら、それがどんな道であれ、懸命に支援してやりたいと思うのだけれど、いかんせん、息子のあこがれがわからない。何にでも冷めた感じで、強い希望というのが感じられない。強いて言えば“毎日ゲームをやっていたい”くらいか(苦笑)。そういう意味では、「夢を持つ」というのもまた一つの才能かもしれないなぁ。
 まぁ誰しもそんな明確な夢を持てるものでもないだろうから、せめて息子にその“芽生え”の兆候があったとき、それを見逃さないように注意しておくくらいが関の山か。。。

Trape20090928  悩める親心など気に留める風もなく、今日も息子は勉強もせずに折り紙なぞ折って遊んでいるのだった(泣)。
 もしかして、君のあこがれは“折り紙職人”か?!coldsweats01

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2009年9月 6日 (日)

九段校の記事の裏読み

 土曜日午後、プールから帰ってネットでニュースを読んでいたら、気になる記事があった。「中高一貫九段校で1割が高校段階進まず 転学勧められる」というasahi.comの記事(以下、一部抜粋)。
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 中高6年間で一貫教育をする東京都の千代田区立九段中等教育学校で、中学段階を終えた1期生の生徒のうち、1割強に当たる18人が高校段階に進まず、他の学校に入学していたことがわかった。「学習態度に問題がある」などとして、別の高校への進学を勧めた生徒が多く含まれていたという。
 九段中等教育学校は、千代田区が都立九段高校を都から譲り受け、06年に開校した。同校によると、同年の入学者選抜で合格した「入試1期生」は昨年4月時点で160人が在籍していたが、今年4月、高校段階に当たる後期課程に進む際、18人が外部の学校に進んだ。
 学校側は、これらの生徒の多くについて「授業中にノートをとらなかったり、学校が求める補習に参加しなかったりなど学習態度に問題があった」としている。保護者を交えて面接し、「高校で授業についていけず、留年の可能性もある」などと話して外部進学を選択肢として示したという。高木克校長は「いずれの場合も保護者を含めて納得した上での選択だった」と言う。
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 7月に
学校説明会に行った際、その厳格な教育方針には感心したものの、区民とそれ以外の扱いの差異が気にかかり、義務教育期間の前期から高校の後期への移行にも、何やら公立の呪縛のようなものを感じ、教育に燃えつつも自由の利かない立場に先生方が忸怩たる思いを抱えているような印象を受けた。公立の中高一貫ということで世間の注目もある中、一定の成果も求められているのだろうし、この記事も妙に裏読みしてしまった。
 公立の中高一貫校が他地域でも増えつつある現在、九段校から学ぶべきことは多そうだ。保護者にとっては、学校説明会だけでは、やはりなかなか内部事情ははかり知れないのを実感。サボりがちな生徒が皆無なんて学校はないだろうけれど、そういう生徒にどう対処しているかというような釈明も、説明会でしてくれると助かるなぁ。
 以前読んだ『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』に登場した息子さんはどうしているだろう??と気になってしまった。

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2009年7月17日 (金)

暁星中学学校説明会

Gyosei20090716  木曜は、九段中学と同じく九段下から徒歩3分ほどの所にある暁星中学の説明会だった。カソリック・ミッション系の学校で、フランス語教育に力を入れており、サッカーが強くて、お坊ちゃまが多い……と、いろいろ事前情報を聴いていたが、実際、とてもきれいで、シンプルな木目調の目立つ気品ある雰囲気の学校だった。
 学校長であり、サッカー高体連部長でもある倉橋和昭先生のお話は、「カトリック・ミッションについて」というタイトルで日曜学校の講話のような印象もあり、聴衆である我々大人も、まだまだ人間として未熟な存在だという思いを抱きつつ拝聴した。教頭の神田先生によるカリキュラム説明も含め、以下、備忘録メモ。
・「人を大切にする」というカソリックの価値観を身につけてもらいたい
・都内の男子カソリック学校では最古
・Mission、Vision、Passion、Actionを柱に、lux/vox/paxを理想に
・校歌は作詞:北原白秋、作曲:山田耕作の伝統的なもの
・ここ10年ほどは理系志望者(特に医学部)が増加傾向
・ゲルマン系の英語とラテン系のフランス語双方を中1より学ばせる
・勉強以外にも打ち込めるものを
・卒業生によるキャリア・ガイダンスを行っている(仕事への打ち込み方を聴く)
・家族的な雰囲気を大事にした学校(中学募集人員は80名)
・6日制、3学期制、宗教の時間も週1であり
・予備校なしでも大学受験可能な体制を整えている
・1クラス46名の4クラス構成で、教員は学年に8名
・食堂にはシダックスが入るが、メインはお弁当
・携帯・茶髪・ピアス等禁止
・2/3の1回限りの選抜(国算100点、理社75点)
 後半では、神田副校長先生の撮影&編集による1年生の授業風景も動画で紹介していただき、まだまだ幼さの残った男の子たちの様子が微笑ましかった。
 校舎は清潔感溢れ、人工芝の上グラウンドと下グラウンドがあり、全体構造も洒落ている。教室もなんだか教会のような雰囲気で木目が多く、1年生教室の黒板上にはどの部屋にも「最後の晩餐」の絵がかけられていた。“家族的雰囲気を大事にする”という言葉通り、1学年の人数は200名弱の上、配置される先生は8名と目の行き届いた構成。キリスト教的精神に基づいて、進路指導も“人の役に立つ”ことを主眼として生徒に考えさせるようだ。噂では学費が高いと聴いていたけれど、パンフを見る限りは他の私立校と大差ないように感じた。環境がよく、雰囲気がよく、少人数制できめ細かい人間教育をしてくれそうな学校だが、附属の小学校もあることから、よい家の子弟が通っているのだろうと思うと、初代学長の“アルフォンス・ヘンリック”という名前を見て「きゃ~、“鋼”のアルと2字違い!」なんてはしゃいでしまうダメ母は、相手にしてもらえないかも……(汗)。とはいえ、お坊ちゃまの割には、校門付近で出合った生徒たちは寝癖連発で、格式高いご家庭ばかり、と敬遠することもないかな?と少しホッとした。
 帰り道、九段下駅前の東京理科大の学生が、入り口にたむろしてタバコをふかしていたのが煙かった。

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