今年のノーベル生理学・医学賞は、mRNAワクチン開発の礎を築いた、カタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏のお二人とのこと。インタビューを聴くだけで、お二人の実直なお人柄が伝わってきて、長年の研究が実を結んだことに心からお祝いしたい気持ちになります。(物理学賞は物性の方々でした…)
一方、内閣改造で、副大臣と政務官54人がすべて男性だったという記事。
いまどき、男だ女だということに言及することは、時代遅れなのかもしれませんが、“男女機会均等”という言葉が空しく響き、「女性がコンスタントに表立った仕事を続けるのは、まだまだ大変なんだなぁ…」という思いは拭えません。
先月、夫が、ある仕事の〆切が迫っているというのに、なかなか着手せずノラリクラリしているのを見かねて、
「その仕事片付けるまでは鳥見には行かない!」
と宣言したらば、
「僕の仕事に“依存”しているからそういうこと言うの?」
と言い返され、久々にカッチ~ン!!と来ました(ꐦ°᷄д°᷅) 。
編集者時代に、〆切を守らない著者につくづく苦労させられた記憶から、周囲に迷惑を掛けたら本人にも損だと進言しただけなのに…。
もちろん今、金銭的にまるで夫に依存していないと言ったら嘘になるでしょう。
けれど、依存関係は何も、金銭にまつわることだけじゃない。
日々の暮らしを守り、家族親族の面倒をみて、ご近所と良好な関係を築くーーー。
お金にはならなくとも、大切な仕事は山ほどあるんですよね。
ドラマのように、「誰のおかげで飯が喰えてると思ってるんだ?!」とか言われないだけマシですが、「私が日々準備してるからでしょーが?!」と言えなくもなく、一方的に“依存”していると思われるのは本当に心外です。
チームとして、効率重視で役割分担してきただけなのにーーー。
まぁその後、私がネチネチと“依存”“依存”と言い続け、「気を悪くさせた」ことには気づいたようだから、これ以上は根に持たないつもりですが、この少子高齢化時代、結婚を敬遠する女性が多いのは、こうした“金銭的に不均衡な依存意識に囚われたくない”というのが大きいんじゃないかなぁ…と感じます。
でもね、生き物である限り、“依存”関係はいつでも“お互い様”で、持ちつ持たれつは生物の宿命だと思いますよ~!
女性が政治に携わるのは、もちろん大変なことだとは思いますが、やはり政治にこそ多様な視点は必要で、女性にそういう活動時間を与えるのは、男性の自発的家事育児参加しかないと思う次第です^^;;。
【「らんまん」終演】それにつけても、寿恵子さんのガンバリは尋常ではなかったですね~! 万太郎は完全に寿恵子さんに依存していたようにも見えましたが、寿恵子さんも万ちゃんを通して人生の大冒険をしたのだとしたら、やっぱりお互い様??^0^;;
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