タイムスリップ1997-21
ママのかわいい子猿ちゃん
病院というところ、あまり好きになれないのですが、どうせ行くならいろいろ勉強したいですね。
11月10日、日赤での定期検診。先生に診ていただく前に、自分で、採尿と体重計測・血圧計測をしておくことになっている。そのあと、その結果を書き込んだ母子手帳をカウンターに出しておくと、順番に名前を呼ばれて産科再診の部屋へ移る。
曜日によって担当の先生が違うのだが、私は日曜日に実家に帰り、月曜日に検診を受けて、そのまま出社というパターンが多かったので、たいていは月曜に再診の担当になっている人に診てもらうことになった。月曜は若い細身の先生が担当で、私は失礼ながら若い先生が苦手。ということで、後半の検診は違う曜日に行くようになった。
定期検診というのはほとんど安心のための確認程度なのか、簡易ベットに横になると、先生が足のむくみを診るためにちょっと足首を触る。その後、お腹にマイクをあてて赤ちゃんの心音をスピーカーで聴く。あとはお腹回りの長さを測定して終わり。なんとも簡単なものなのだ。最初に「ルテイン嚢胞」がらみでいろいろ診ていただいた時が6500円だったのに、定期検診で4500円というのは、なんだか納得いかなかった。しかも、最初のうちは本当にいろいろわからないことが多くて、「温泉に入ってもいいんですか?」とか「車の運転は?」とかおかしな質問を山のようにしたのだが、先生はどれに対してもはっきりと答えてくれず、私の体調任せのようなことをおっしゃった。今思えば、そうした日常の些細なことに対しては、各個人の体力や妊娠の状況によって、それぞれ対応しなければならないから、はっきり断言できなくても仕方なかったのかもしれないが、妊娠中は「どうして詳しく説明してくれないの?!」と怒っていた。思えば日本の病院で、診察中に先生から、病状や治療法や薬などについて科学的にしっかりと説明を受けたという記憶が全くない。こちらが素人だから、言われてもわからないことの方が多いとは思うけれど、先生がしっかり説明してくれているかどうかという判断くらいはつくものだ。納得いくまで質問を続けても疎まれて余計にいい加減な診察をされるかもしれないから、ある程度のところであきらめるが、それ位のサービスはしてもらわないと、高い保険料を払っていて割に合わない。そんなわけで私は、検診のたびに診療機械のメーカーをメモったり、カルテを覗き見たり、変な質問をして、嫌な患者となったのだった。
(後日談だが、出産直後に助産婦さんに「胎盤、見せてください」とお願いしたところ、快く見せてくれて、ビニールの手袋をはめて触らせてくれたのには感動した。百聞は一見にしかず、という奴だ。最近はこの、胎児とともに出てくる胎盤を保存して、良質の血液を取るのだそうだ。)
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