タイムスリップ1997-27
ママのかわいい子猿ちゃん
お腹の中にいても、キミが男の子か女の子かは、だいたいわかっちゃうんですよ。
最近では、妊娠中に胎児の性別を医師から聞いてしまう人が多いようで、私も別にそうしたことに否定的なわけではなかったのだが、ただただ生まれた瞬間の楽しみを増やしたい気持ちだけから、ずっと聞いてしまうことを避けていた。生まれる前から「男の子ですか?女の子ですか?」という質問を受けることが多いのが、なんだか変な気がして、遺伝子操作がもっと進歩してそのうち「男の子にしますか? 女の子にしますか?」なんて聞かれるかと思うとちょっとゾッとした。
夫は最初ずっと、「女の子がいい!」と期待し、私はずっと「男の子がいい!」と希望していた。男の子の方が、自分が遊ぶのに楽しそう・・・という単純な理由もあったし、人生の選択肢もまだまだ男性の方が多いような気がしたからだ。夫の方は、女の子の方が可愛いというわかりやすい理由だ。どちらも勝手にいろいろ想像して、育児シミュレーションしていたらしい。妊婦の顔が険しくなると男の子、とか、妊婦のお腹が横に広がると女の子、とか、妊婦の嗜好によっても性別がわかる、とか、いろいろ言われるが、私の場合、周囲の人からは、顔は険しくなってない・お腹は前に出っぱってる、と、矛盾することを言われて、一体どちらなのか見当も付かなかった。一番身勝手な希望としては、双子で男の子と女の子のペア、というのがあったけれど、それはあまりにも御都合主義的で、我ながら苦笑した。
結局、出産予定の直前の検診で、堪え切れなくなって聞いてしまうのだけれど、先生もあまり自信はないような口調だったので、やはり確かなことは出てきてみないとわからないのだと思い直して、洋服や道具は最小限にとどめ、性別に関係ないような絵柄や色を選んでおいた。どちらが生まれても結局可愛くて仕方なくなるのだろうけれど、生まれるまでは皆、あれこれと妄想(?)を膨らませてしまうものらしい。
| 固定リンク
「育児」カテゴリの記事
- 森永乳業さんの「わたしの育児日記」(2022.07.11)
- タイムスリップ1997-47(2006.08.03)
- タイムスリップ1997-46(2006.08.01)
- タイムスリップ1997-45(2006.07.31)
- タイムスリップ1997-44(2006.07.30)
コメント