タイムスリップ1997-35
ママのかわいい子猿ちゃん
逆子だったキミがくりりんと元に戻った瞬間、忘れません。
2月下旬、年明けあたりの検診で発覚した私の逆子はまだ直らずにいた。よつんばいになって頭を低くする逆子体操なるものも教えてもらって、毎晩のようにしていたのだが、一向に直る気配がない。一度、明け方に破水のような感覚があって、早期破水は逆子や双胎のときに起こりやすいと聞いていたので、真面目に焦った。しかし慌てて行った検診で、破水でないことがわかったものの、逆子も直ってないこともわかり、この時期に直っていないと、このまま帝王切開することになるかもしれないと言われた。お腹を切るなんて絶対嫌だったので、なんとしても逆子は直して、正常位で産みたかった私は、検診の後、看護婦さんに逆子体操の別の方法を問いただした。看護婦さんは、「別に目新しい体操はないんですけど、どうしてもだめなら一度、だんなさんに、逆さ吊りにでもしてもらうしかないかもしれないですね」と、半ば冗談のようなことを言った。この助言をわらにもすがるような気持ちで聞いた私は、予定日まであとひと月というころ、ついに決行した。夜、寝る前に、夫に頼んで、足を持ってそっと逆さに吊ってもらったのだ。逆子体操というやつは、3~5分もじっとつらい姿勢のまま耐え忍ばねばならないのに比べ、この逆さ吊りは一瞬で終わったので楽だった。ただ、これで直るわけもないか、と、ほとんどあきらめていたのだけれど、なんと3月18日の検診で、逆子は直っていると言われた! 果たしてこの逆さ吊りのせいだったのかどうかはわからないので、あまり他の妊婦さんにお勧めはできないけれど、私の場合はなんとなく、これが効いたような気がしている。吊られた瞬間、くるん、とお腹の中で赤ちゃんが回転したような気がしたから・・・。なにはともあれ、教わったことはすべてきちんと試してみるものだと思った。
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