タイムスリップ1997-36
ママのかわいい子猿ちゃん
産休に入ると、いよいよキミの登場を待つばかり!
2月27日、いよいよ産前休暇前の最後の出社日となった。別に会社をやめるわけでもなく、かと言って1年間もの間出社しないわけだから、複雑な心境だ。前日までにほとんどのやれることはやっておいたので、この日は夕方の挨拶回りまで、丁寧に身の回りを整理する。机上の片付けは、周囲への気兼ねもあって、翌日土曜日の休日にすることにする。2度の転職経験と3度の引っ越し経験がモノを言って、片付けは比較的スムースだったのだが、やはり問題は挨拶回り。
夕方、定時の退社時間を少し過ぎた頃(うちの会社では出版関係の人間はほとんど定時退社などしない)、社内の挨拶回りを始めた。別の編集部や販売・総務・局長のところにも回った。皆、温かく送りだしてくれ、「元気な赤ちゃんを産んでくださいね!」と声をかけてくれた。ちょっと緊張して伺った局長も、実に親身に話しをしてくれ、自分の奥さんも編集をやっていて、若い頃子供ができたときの苦労や子育てをどうやって乗り切ったかなど、具体的な打ち明け話までしてくださった。そうした言葉に力付けられて、滞りなく挨拶回りを済ませることができた。編集部には、長期休暇のお詫びといっては何だが、電気ポットを贈った。編集部の皆さんからは、元気づけの花束をいただいてしまった。明日からの家での生活を思うと、何気なく出社していた職場がちょっと名残り惜しかった。
直近で作っていた本の作業がまだ若干残っていたので、産前休暇に入っても、電話連絡などで作業は続行する予定だったから、それほど休みに入るという感覚はなかったのだが、こうして送りだされてしまうと、なんだか他所の人になったようで変な気分だった。さて、明日から出産までの1ヶ月ほど、どんな生活になるのやら。
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