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2006年7月25日 (火)

タイムスリップ1997-40

ママのかわいい子猿ちゃん

 いよいよ会社も休み、実家に帰ることに!!

39.春一番とともに実家へ

 3月14日、春一番の吹く中、大きな荷物を抱えて車で実家に向かった。途中、学生時代の友人の住むマンションのすぐそばで休憩を取ったのだが、しばらく会っていなかったので懐かしくなって、つい彼女の携帯へ電話を入れてしまった。「今ねー、すぐそばのジョナサンでブランチ取ってるんだ。これから実家に向かうところ。近くに来たからつい電話しちゃった!」と、時間もわきまえず話した。これから先、どうなるかもわからず、当分会えないと思って闇雲にかけた電話だったが、久々に声が聞けてなんだか嬉しかった。実家入りしてしまうと、ますます社会から隔絶されるような気がして、友人とのおしゃべりが何よりの楽しみになりそうだった。
 実家では3食昼寝つきになれたらよかったのだが、私の母は勤め人なので、週末以外はたった一人で留守番という、あまり家にいるのと変わらぬ生活になった。ただ、夕食はグレードアップした。父と母と私の三人分ということもあるし、私の栄養には気をつけてくれていたので、ちょっと豪勢に食べまくった。病院での栄養指導が厳しかったから無茶喰いはしなかったものの、何度か尿たんぱくが出るなどの危うい状況になってしまったくらいだ。夫は、この日私を送ってきてくれてからは、毎週末神奈川と埼玉の間を往復するという憂き目をみることとなった。
 実家入りした日の翌日、久々に親子で映画館へ行った。私の大好きなニコラス・ケイジの「Face Off」という映画が放映中だったので、それを観に行ったのだ。アクション映画だということは知っていたが、前に「スピード2」を家で観たとき、お腹の中のわが子は、喜んで(?)お腹をポコポコと蹴っていたので、そう害はないだろうと思っていた。ところが、予想以上に物凄いアクションの連続で、お腹の中の子は静まり返ってしまっていて、さすがにちょっと心配になった。父と母にはさらにショックが大きかったようで、映画が終わってからしばらく、三人して放心状態だった。両親は、「あんまり過激なのは見ない方がいいんじゃない?」と忠告しつつも、我が儘な娘に付き合って、近所のレンタルビデオ屋の会員になって、これから先の私の娯楽を確保してくれたのだった。
 学生時代はろくに一緒に夕食も取らなかったし、結婚してからはだんだんと遠くに引っ越してしまっていたので、これから一ヶ月以上もずーっと両親と顔を突き合わせていくのが、不思議な感じだった。

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