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2006年7月30日 (日)

タイムスリップ1997-44

ママのかわいい子猿ちゃん

 キミが生まれてくるまでには、いろいろ検査も受けました。

43.正産期のいろんな検査

 4月に入った。今月13日が予定日だから、もう立派な正産期。エイプリールフールの検診では、出産間近ということでいつもより多くの検査をした。恒例の尿検査や血圧・体重測定、お腹周りの測定やむくみの確認を済ませたあと、内診をして血液検査をして赤ちゃんの心拍モニターをして、E3検査という尿検査の追加もした。また、私は少し羊水が少なく子宮内環境が芳しくなかったので、先生は赤ん坊を早めに外に出した方がいいと考えて、マイリス注射というのまでされた。マイリス注射は、産道を熟した柿のように柔らかくする働きがあるのだそうだ。またE3検査というのは、その場で尿を採取して、尿中に出ているホルモンの量を調べ、胎児と胎盤の状態を知ることができるらしい。先生はこの日、私に、もう安静入院してしまった方がいいかもしれないとおっしゃった。強制的にというわけではなかったが、だいぶ私の子宮内環境を心配しているらしい。私は、そんなに切羽詰まった状況とは考えられずに、自分の体に問いただし、結局もう1週間様子をみることにした。
 家に帰って、母にいろんな検査の話しをしたら、昔はそんなものほとんどなかったと言って驚いていた。このほかにもまだ、羊水を採取して胎児の異常を調べる検査などもあり、社会問題化しているが、確かに検査も程度問題だと思う。なんでもかんでも調べて、意に沿わない状況なら産むのをやめるなんて、あんまり自然なこととは思えない。まぁ、子供の一生に関わる問題だから、そう易々とは結論を出せないし、考え方も人それぞれだから難しい。私の場合、どの検査でも特に異常は発見されず、あとはひたすら無事に出てきてくれることだけを願う、ということになったのだった。

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