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2006年7月31日 (月)

タイムスリップ1997-45

ママのかわいい子猿ちゃん

 もうほんとにカウントダウンです!

44.カウントダウンの頃の身体

 3月の下旬頃から、お腹はますます重く感じ、歩くのも動くのも億劫になって、ひたすら実家で食べて寝て(安静にしているように注意されたこともあって)ビデオを観て・・・という人生に一度か二度かという実に優雅(?)な暮らしをしていた。何度か、破水したのでは?という状況に遭遇して、病院に電話して指示を仰いだりもしていたが、特に大きな変化のないまま時は過ぎていった。
 カウントダウンの頃というのは、「いつ来るかいつ来るか」と待ち構える体制なので、ちょっとのおりものを破水(卵膜が破れて羊水が流れ出る)と思ったり、お腹が疼く程度でも陣痛が来たかと思ったり、とにかくびくびくしていた気がする。
 前回の検診で安静入院を勧められたのを断わって1週間後の4月8日、朝5時にお下が変な感じがしてトイレに行くと、「おしるし」があった。「おしるし(産徴)」というのは少量の血液が混じった粘液のおりもので、これを見て数日でお産になるケースが多いという。「こりゃー検診で報告せねば!」と、ようやく兆しの現れたことに興奮して、「今日も安静入院を勧められたら、即入院してしまおう!」と母にもその旨告げておいた。
 検診で、羊水は依然少なく胎児は約2400グラムでまだあまり大きくなっていないと言われた。心拍モニターとマイリス注射をして即入院。病室は、妊娠中毒症の人たちと一緒で、初めての病院食を食べることになった。初めてということでメニューはよく覚えている。卵・ネギ・油揚げ・豚肉の具が入ったソフト麺に、りんごとプリン。それだけ。ハッキリ言って不味い! こんな食生活を1週間も強いられたら、げっそりして出産に臨むことになりそうだと心配した。
 とにもかくにも、こうして私の入院生活が始まったのだった。

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