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2008年1月の21件の投稿

2008年1月31日 (木)

ワイン好きの先輩と

Wine1 Wine2

昨晩は、ワイン好きの会社の先輩2人と、曙橋の健保会館にある「アル・ファーロ」というイタリアンで会食。私の退職に際し、「せっかくなら最後に健保使って食事しようよ!」とお誘いいただいて。一人の先輩は、ワイン好きが高じてソムリエの資格まで取ってしまったし、もう一人の先輩は、家にしこたまストックしてある中から1本、餞別にワインを持って来てくださった。「市価なら3万くらいするワインが、ここなら仕入れ値レベルで飲めるよ!」などと分厚いワインリストを眺めながらウキウキと選んでくださった。
二人ともいつもなら、一人で軽く1本空けてしまうそうで、まぁ強い強い!! 顔色ひとつ変えずに、おいしい料理と一緒にボトルを空けていった。元編集で、今は総務のHさんは、社員番号17番。すでに35歳のお子さんがいて、お孫さんまでいらっしゃると聞いて唖然。ものすごくお若く見えるので年齢不詳だったけれど、会社創立の頃からいらっしゃる方なので、なるほどと納得。私の社員番号が13865であることを考えれば当然か。また、以前は私の上司で、現在はe-Learningのコンテンツ開発をしているJさんは、昔の伸び盛りだった会社の生き生きとした様子をなつかしそうに語ってくれた。3人とも、今ではすっかり古株になってしまっているから、「知らない人、増えたよねー」などと他人事のように社内を見渡したりしてみたが、お二人とも女性ながら長年責任ある仕事を続けてきているわけで、達観したプロの顔をしているように見えた。たくましいなぁ~。何事につけ、「継続」するってことは大変なことだよなぁ。素敵な夜を、ありがとうございました!

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2008年1月30日 (水)

コブクロ――蕾から花へ

昨日は、「データのインテグリティ」について勉強していたのだけれど、インテグリティというのは、日本語に訳し辛い言葉だそうで、以下の4つの要素を兼ね備えていること、と解説があった。
(1)網羅性(完全性)
(2)正確性
(3)妥当性(正当性)
(4)整合性
……で、解説を読んでいるうちにムラムラと怒りがこみ上げてきて、年金データのインテグリティ監査なんかしたら、まったく保証しかねる内容なんだろうな、、、と思った。企業にも、政府にも、こういった監査は定期的に入っているはずなのだけれど、長きにわたってその杜撰さが浮き彫りにされなかったのはナゼなんだろう???

不快指数が高くなりすぎたので、気晴らしに、録画してあったNHKの番組「コブクロ――蕾から花へ、180日の軌跡」を見た。2007年のライブツアーと、音楽作りに対する彼らの姿勢を密着取材したもの。
この中で、黒田さんが言っていた。
「だんだんとね、起きている間は常に音楽のことだけを考えられるようになってきたんですよ。それまでの個人的な趣味とか遊びとかに関心がなくなって、ただただ音楽のことを考えているのが一番楽しくなって。。。」
――充実の証ですよね、こういうのって。

世の中には、裁量労働制を認められるいくつかの職種がある。
・新製品若しくは新技術の研究開発又は人文科学若しくは自然科学に関する研究の業務
・情報処理システムの分析・設計等の業務
・記事の取材や編集を行う業務
・公認会計士、弁護士、建築士など

・デザイナー
・経営企画担当
・営業企画担当
・人事・労務担当
・ゲームソフトウェアの開発
・プロデューサー、ディレクター
・金融商品の開発
どういう経緯でこれらの職種が選ばれたのかは知らないが、会社の勤怠表入力のときには私自身いつも迷った。「できるだけ実績に忠実に入力すること」などという注意が人事部から回ってくるのだけれど、まさか「起きている時間すべて」と入力するわけにもいかず、適当に見積もって入力していた。 裁量労働制は、「短い時間でも、成果さえ上げればよい」という成果主義と表裏一体なのだろうが、真に裁量労働を認められるべきなのはむしろ、上にあげた黒田さんのような人たちなのだと思う。起きている時間はすべて、自分の関心と仕事を結び付けて考え続けている人。そして、そうしていることこそが幸せなのだという人。

コブクロの軌跡を見ていて、妄想が膨らんだ。
新海誠:監督、コブクロ:音楽、舞台:中東、テーマ:歌と花
これで是非、アニメ作ってくださーい!!

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2008年1月29日 (火)

ARMANI Ristorante

Armani 昨晩は、2月に刊行になる最後の本の著者と、校了直後の打ち上げパーティー。会場は、銀座のアルマーニ・リストランテ。昨年できたばかりのビルの10Fにあるお洒落空間でのイタリアンだった。
著者は3人で、弁護士さんとコンサルティング・ファームの方お二人。そこに秘書さんと、私の後任をしてくれる女性を含め総勢6人が円卓を囲んで会食した。『そのブログ!「法律違反」です』というタイトルの新書で、昨今のブログ・SNS時代に留意すべき法律問題をQ&A形式でまとめたもの。私なども、無造作に写真やアニメキャラなどをブログに貼り付けて喜んでいるクチだけれど、実はコレ、「法律違反」。権利者が黙って見過ごしてくれているから問題にならないものの、著作権法の観点から見れば、明らかな違反なのだ。せめてもの罪滅ぼしに、画像掲載の際は極力、その作品の宣伝になるような記事にすることを心がけているけれど、取締りが厳しくなればそうも言ってはいられない。
ITの進展による法解釈の更新は、どんどんグレーゾーンを増殖させており、近い将来きっと、何らかの正式見解が出てくることだろう。YouTubeやニコニコ動画、セカンドライフなど、課題山積のWeb世界。サイバー・ポリスを結成する前に、まずは法整備からではないかな?と思う今日この頃である。(この日の前日、「原田ウイルス」の作者が著作権法違反で逮捕されたのだった。。。)

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2008年1月28日 (月)

アニメ「メジャー」

Major アニメ「メジャー」の新シリーズをDVD録画していたのだが、ようやく見始めることができた。興奮した~! スポ根ものはたいていどんなジャンルでも気持ちよく見てしまうのだが、「メジャー」は特に主人公の吾朗君がもうカッコよくて、手に汗握ってしまうのだぁ!また、舞台は広い人種のるつぼ、アメリカ。国内から飛び出して、一段とスケール大きく勇気をもらえる話ばかり。自分では決して経験できない世界だけど、そこに挑戦する人たちの話はどんな世界での挑戦にも通じる熱いものがあるからねー!

Lego_50  また、今日はLegoブロック誕生から50周年みたいです。Googleヘッダが変わってました。すごくGoogleロゴと相性がいいなぁ、Legoデザインって。

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2008年1月27日 (日)

電動シティコミューターpivo2

Pivo2 家族で銀ぶら。歩行者天国大好き。広い道路の真ん中を、車を気にせずにふらりふらりと歩き回る。最近は、公共の交通網だけで暮らせる人は、車なんか使わなきゃいいのに、などとひとりよがりなことを考えたりすることもあるけれど、手っ取り早い環境保護の最たるものは、車を使わないことであることは確か。
 日産ギャラリーに入ると、先の東京モーターショーにも展示されていた、環境にやさしい電動シティコミューター「ピボ2」が展示されていた。子どもにはpivo2ピンバッチなどももらい、豪華なパンフレットまで。車メーカーは羽振りがいいねぇ。この車、電動で動くという特徴のほか、エージェントのロボットが同乗していたり、キャビンが360度回転したり、タイヤ位置も自由に変えられるから真横に動くことも可能で、縦列駐車もラクラクだそう。こんなのが街中を走るようになる日もそう遠くないのかな??

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2008年1月26日 (土)

天才てれびくんMAX出演

昨日の夕方6:20から、NHK教育テレビの「天才てれびくんMAX」という番組に1秒弱だけれど息子が出た。番組内のクイズに正解して、回答者の一員として参加させてもらったのだ。親戚や友だちが見守ってくれていたのだけれど、あまりのチョイ出演で親の方は冷や汗もの。楽しんでいたのは本人たちだけで、見てくれていた人のほとんどは、「どこ?どこ?どこ?」の状態だったはず(大汗)。どうもありがとうございましたぁ♪

で、今日は私は実家の母と一緒に、生まれて初めて、松屋デパートの倉庫で催された「開放セール」というのに行ってみた。10時開放のところ、10:05に滑り込んだら、もうすでにすごい人で、10分くらい並んで、大きなビニール袋を渡されて会場へ!婦人もののバッグや服、靴、傘などと、男性もののスーツやYシャツ、ゴルフ道具や旅行かばんなど、あらゆるものが所せましと並んでいて、よくマンガで見るようなセール会場の光景。。。面白い経験ではあったけど、あそこまでして安くなっているものを掴み取る経験は、もうしなくてもいいかな(笑)。こんな年になったんだし、多少高くてもいいモノを、長く大切に使うように暮らしたい。。。とは思いつつ、「激安!」とかいう文字を見ちゃうと、本能的に反応しちゃうんだけど。。。

Denzisyaku_2 夕方は、主人と息子が「電子石作成実験」。コイルなんて数十年ぶりに見たぞ!
実験を始める前、息子が、「TVの近くで実験して、TVが壊れない??」と、TVを最優先で心配してたのが面白かった。とっかえひっかえ条件を変えてあれこれやっていたみたいだけど、やがて主人が「鉄分子の向きが、、、」とか言い始めて、ありゃりゃと思って見ていたけれど、息子はフンフンと聴いていた。わかってんのかなぁ??

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2008年1月25日 (金)

受験勉強の是否

数日前の新聞で、杉並区の公立校である和田中学で「夜スペシャル」という特別活動が始まることを知った。これは、大手進学塾と公立校が連携して、夜間授業を行うというもので、通常の半額ほどの授業料で、受験勉強の補修をやってもらうというもの。当初は、教育の機会均等などを損なう恐れがあるなど、反対意見も多数寄せられたようだが、結局「関連法規に照らして不適切ではないと認められた」ということだ。

今週は、火曜日に学校で道徳の授業参観があり、木曜にはSAPIXという塾の通塾説明会があった。
小学校の授業はもう何度も見ていて、うちの子の学校はまぁ、特に大きな問題もなく、先生方も熱心に工夫してくださっているな、と思っている。それでも、塾で配られてくるプリントとの内容の格差はものすごいもので、難易度は相当違うというのが実情。
私自身は、公立の小学校・中学校とただ遊び暮らして進学し、高校も特に受験勉強などすることもなく、授業をきちんと聞いていただけで進学できたし、大学は、受験勉強はどうしても本当の勉強とは思えずにさっさと推薦を決めてしまった。そんなふうだから、昨今の受験情報にはとんと疎いし、そもそも子どもが小さいうちからのお受験などはアウトオブ眼中だった。
それでもさすがに、中学受験ばかりは、土地柄考えざるをえない状況で、やっとこ重い腰をあげようかと思案を始めたのだが。。。。

塾の説明会で、4年生の学習方法などを解説されたが、小学校の授業自体も6時間がほとんどになってくるというのに、その上、塾で3時間半・週に2日も勉強して、尚、家庭学習は日曜以外は1~2時間はやってください、と言う。とっさに「えっ?遊ぶ時間は???」という疑問が頭をよぎったし、しかも家庭学習では親がしっかりとカリキュラムとスケジュールを組んで、塾の予習復習もしろなどと、「何のために塾にやっとるんじゃぁぁぁ!!!」と怒り心頭。自分の子ども時代、親に勉強をみてもらった記憶などカケラもないから、本当に謎・謎・謎の教育界だ。

ただ、都内出身の何人かの知り合いに訊いてみると、私と同年代でもすでに、塾通いや親子をあげての受験勉強に明け暮れた時代を持つ人もいるから、今の状況が非常識というわけではなく、営々と繰り返されていることのようである。そりゃぁ「もっと勉強しとけばよかった」と思うことはしばしばだけれど、こうして健康でメゲナイ体質を培えたのは、やはり部活動や遊びでしっかりと身体を鍛えておいたからだという思いも強い。

教育が難しいのは、一人の人間には一つのケースしか試せない、ということに尽きる。
「もし~していたら…」という仮定はまったく意味がない。そのときそのときの選択の積み重ねが、人生の軌道を決めていくから。死ぬときに、「幸せだったな」って思えるかどうかだけが、結果なのかもしれないし。
いやはや、子どもの教育問題では、この先しばらく頭を悩ますことになりそうだ。何が良くて何が悪いか、誰にもわからないのだから、納得いく形で進んでいくしかないんでしょうねぇ。。。

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2008年1月24日 (木)

村上春樹『東京奇譚集』

Tokyo_kitann このところ、宮部みゆきや東野圭吾にはまっていた夫が、久々に村上春樹の短編集を買ってきて読んでいた。読み終えたところで、「最初と最後の2編だけでも読んでみて」というので、昨日、移動中の電車の中で最初の一編「偶然の旅人」を読んだ。
 「シンクロニシティ」について、村上春樹自身に起こった2つの偶然を紹介したあと、あるピアノ調律師の日常に実際に起こったことが、物語として語られていた。
 まず嬉しかったのは、村上春樹も「シンクロニシティ」経験が豊富だと知ったこと。うちの夫などは「たまーに奇遇!ってことはあるけど、シンクロニシティ的な、意識が伝播するような経験はない」と断言するし、周囲の人に訊いても、あまりそういう体験をしている人がいないのが不思議でならなかったのだ。私には、ほぼ日常的に起こるのに。。。??? 別に、物事をオカルティックに見ているってことはないし、そもそも占いとか前世とかも信じない方だし、何についても懐疑的な私だけれど、こと「シンクロニシティ」に関しては、「意識の場ってものが、常に伝播し揺らぎ、人々の深層心理に影響を及ぼしているんじゃないか」と本気で思い始めているくらい、実体験として数々の事例に遭遇している。

ただ、以前は好きだった村上春樹の作品、久々に読んだ感想としては、“洒落すぎ”って感じがした。いわゆる格差社会の、上流の人たちのなんとなくけだるい贅沢な時間の流れを見せつけられているようで、汗とか熱い涙みたいな血潮感がない、ツルンと小奇麗なセルロイドみたいな人間がそこにいた。「人生のそこここで、感銘を受ける作品っていうのがこうも変わってくるものか」というのは、最近の実感。学生時代あれほどハマったドストエフスキーも、カッコいいと思ってみていたガンダムのシャー・アズナブルも、家庭を持ち子どもを持ってから読み返し見返してみたら、なんだかとても独善的だったり情けなく見えたりして、その自分自身の変化が、面白くもあり感慨深くもあった。今の私にフィットするのは、いったいどこの誰の作品だろう??

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2008年1月23日 (水)

雪や、こんこ!

Snow この写真じゃぁほとんどわからないかもしれないが、今日は朝から雪が舞い降り、自宅前のチューリップの植木鉢にもうっすらと雪が残っている。登校する子どもたちは、やはりどこかウキウキした感じで、降りしきる雪を眺めたり触ったり、いつもとは違った趣で傘をさして歩いていた。

昨日の新聞に、歴史作家の井沢元彦さんが「現代は、幕末と似ている」という記事を寄せていたのだが、私はこの記事に大きくうなづいてしまった。「平成」という時代も20年を経て、人間にたとえれば早くも成人。幕末の新撰組などの時代は、ドラマにしてもいろいろと料理の仕方があって面白い時代だけれど、まさに「変化を求められる時代」だったと思う。日本人は「変化」に対して慎重な国民性を持つと思うが、平成20年の今、幕末と同様、世界の様々な局面で「変化」が求められている気がする。
雪が降った後の澄んだ空気のように、時代が求める「変化」が、これまで降り積もったチリアクタを一掃してシンプルで大切なことだけを浮かび上がらせてくれるような方向に動いてくれることを願ってしまう。。。

Shimura3 ----なあんて思いつつ、忙しい一日。
昼前に、志村三丁目で執筆中の著者と打ち合わせのため、雪の中遠征。
昼過ぎはトンボ帰りして、息子の授業参観。
帰宅後は「経営工学」のWeb試験を受けて、100点中64点に泣く(^^;;;;;
息子は、帰ってくるなり「疲れた」とかで、珍しく昼寝!
(きっと、雪ではしゃぎすぎたんですな・・・)

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2008年1月22日 (火)

ランチ送別会

Flowers 今日は、久々に出社して、これがおそらく最後だろう会社のデスクで、残務処理をこなした。また、夜の送別会をしてくださるという編集部の皆さんには申し訳なかったけれど、どうにも夜の時間が取れなかったため、ランチ送別会に切り替えていただいた。
会社そばのユーロンというおいしい中華のお店で、コース料理をいただきながらの会。
皆さん、お忙しい中お時間とっていただいてどうもありがとうございましたぁ!!
素敵なお花やワインや皮製のトレイなどプレゼントまでいただいてしまい、ちょっと泣きそうになってしまいました(T T)……12年近くもいたのだから、思い入れはヒトシオだけれど、去り際は潔く。
会社のますますの繁栄、お祈りします!!

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2008年1月21日 (月)

偽装の嵐

「耐震偽装」や「食品表示偽装」など、モラルハザードでどんどん明らかになる昨今の「偽装」騒ぎ。ついに「再生紙」までが偽装だったことが明るみに……。出版業界にいたから、製紙会社には常にお世話になっていたわけで、昨年の製紙会社のTOB騒ぎなども気にはなっていた。競争が激しく、利益を極限まで追究しようとしている会社は、常にこうした「偽装」の危機を抱えていると思う。プレッシャーに耐え切れない現場は、なんとかして期待に応えるべく工夫を重ねるわけだけれど、ひとたびそれをモラルハザードで回避してしまうと、あとは雪だるま式にハザードが膨らんでいくのだろう。
「再生紙は高くつくから使えない」と、何度業務局から再生紙利用を断られたことだろう。「高くつく」はずの再生紙が、本当はそれほど費用をかけずに作られていたとしたら、そのサヤは一体どこに吸収されてしまったのだろう……と考えると、やりきれない。
人間誰しも、「良く見せる」ために多少の取り繕いはするものだろうけれど、昨今では「サブプライム問題」の一因たる「格付け会社が気前よくトリプルAを付ける」等、組織だった“取り繕い”が横行しているように思える。「ありのまま」を見せたら信用を得られないなんて、悲しいなぁ。

そういえば、今朝の新聞にこんな記事も。
環境債務:2010年度企業会計から投資家への明示義務化
 企業が所有する土地や建物が有害物質に汚染され、浄化措置などが必要だと判明した場合、あらかじめ処理費用の計上を義務付ける会計基準が10年度から導入される見通しになった。企業が抱える環境債務を投資家に明示し、企業に有害物質の処理を促す狙い。日本の企業会計基準を決める「企業会計基準委員会」が昨年末、草案をまとめ、近く正式決定する。」
貸借対照表への新しい項目追加ということで、企業会計のテキストも、また改訂されちゃうなぁ。

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2008年1月20日 (日)

管理原則…怖い

先週、「経営戦略の管理原則」というものの項目を読んでいたら、以下のような列挙があった。
(1)専門化の原則
(2)階層化の原則
(3)命令一元化の原則
(4)管理の幅の原則
(5)責任・権限明確化の原則

そしてその日のニュースにはこんな記事が。

「“究極”の社員監視システム、MS開発…健康状態も把握
プライバシー侵害の危険も―――

 米マイクロソフト(MS)が従業員の業務状況や健康状態などをパソコンや携帯電話などを使いリアルタイムで把握し、業務効率を改善するための商用システムを開発し、米国特許庁に特許を出願していたことが16日、明らかになった。年内にも特許を取得できる見通し。ただ個人のプライバシーを侵害する危険性も高く、労働組合などから反対の声が上がるのは必至だ。  」

この特許は、さしずめ(4)の管理の幅の原則を、究極的に「個」単位にまで落とし込んでいるということか?!
私も、効率的に仕事することは必須の世の中だとは思うけれど、それにしてもここまで管理されなきゃ、きちんと仕事できないのだとしたら、それはそれで大問題のような気が…(^^;;;

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2008年1月19日 (土)

Wiiメール

Wii_mail 昨年のクリスマスちょい前から我が家にも導入されたWii。
近所のWii友だちと、ときどきメール交換している息子。今朝もハンドルネーム「キース」君からメールが届いた。
「Wiiで遊びすぎてしばらくママに取り上げられてたんだけど、また遊べるようになりました。また遊びに来てね」――
息子はそれにすかさず返信。
「また遊ぼうね。わがやはらいうはったつちゅう!?」
“雷雨発達中”って……マリオギャラクシーを半日もやってれば、そりゃあ発達もするでしょー!
というか、いきなり雷落とそうかな。

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2008年1月18日 (金)

象の背中

Kobukuro_final Zounosenaka

昨日、経営工学の勉強が一段落したので、コブクロの一昨年のツアーFinalのDVDを見た。
一昨年のある晩、偶然NHKの夜の歌番組でコブクロの「あなたへと続く道」を聴いて、それ以来すっかりファンになってしまった私。小渕さんの詩と、小渕さん&黒田さんの声のハーモニーがすごくよくて、密やかに応援していたら、昨年末はなんと「蕾」でレコード大賞まで取ってしまった!
このDVDの中の小渕さんの直筆コメントに、以下のような文章があった。
「向かい風を探す風見鶏のように、真っすぐ時代と立ち向かい生きてゆきたい」――
私のそれまでの“風見鶏”の印象って、どういうわけか「風向きばかり気にするセコイ感じ」だったのだけれど、言われてみれば風見鶏って、いつも向かい風を探してるんだよなぁ…と、当たり前のようなことに感動してしまった。
いわば、「苦労は買ってでもしろ!」って感じ? 追い風に身をゆだねることなく、いつも向かい風・向かい風に向かって足を踏ん張って進む――。かっこいいよね。

日中、そんな気付きに感動していたら、学童から帰って宿題をしている息子がポツリ。
「“象の背中”ってアニメ、見たことある?」
どうも、学校で先生がDVDを見せてくれたらしい。早速Webで検索すると、YouTubeにアップされている同名のアニメを発見。二人の子どもと奥さんを残して、先に逝ってしまう父親のお話と歌だった。描線と淡い色調がほのぼのとした雰囲気を醸し、切ないメロディで展開する、涙・涙の物語。珍しく早く帰宅していた主人と三人で見て、泣いた泣いた。アニメと歌って、こういう抽象的な心の描写にうってつけだなぁ。
そういえば、このアニメと歌の融合を上手に見せてくれる「みんなのうた」でも、コブクロが「永遠にともに」を歌ってたはず。「みんなのうた」版、見損ねたんだけど、どっかで見られないかなぁ~!!

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2008年1月17日 (木)

都内でも初雪

昨晩は、都内でも初雪が散らついたそうだ。
ここ数日は本当に底冷えがして、就寝中も毛布のすきまから、冷気がにじり入ってくる。
その分、空気は都内でも多少澄んでいるのか、昨晩の半月(上弦の月)はとても輝いていた。

とんと関心のなくなってしまった芥川賞・直木賞が発表された。シンガーソングライターの女性や、ライトノベル出身の女性など、本当に時代は変わったなぁ、、、という感じ。「三丁目の夕日」の作家志望の男性のような文筆家は、もうシーラカンス的にどこかでひっそりと生き残っているくらいなのかもしれない。

年末年始とお世話になっていたデザイナーさんのご主人が、『散歩の達人』の編集長だったと知る。そういえば、「散歩」する心の余裕も、とんと持ち合わせなくなってる気もする。どういうわけだか、いつも何やらせかせかと慌しく、ボーッとしていると時間の無駄遣いをしているような錯覚に陥る。世界中の人が、1分間何もせずにボーッと同時に佇んでみたら、一瞬地球の温度は下がるかな?

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2008年1月16日 (水)

『親の品格』『女性の品格』

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昨年、『女性の品格』で大ブレイクした坂東真理子さんの次なる作品『親の品格』の中に、「これだから女性は…と言われないように仕事してきた」と書いてあった。それにひきかえ、私はまさに今、きっと仕事関係のいろいろな人に「これだから女性は…」と思わせまくっているに違いない。本を作るということは、著者に著作権を設定し、その財産を著者の死後50年までしっかりと守ることとも言い換えられる。これまで80冊以上の本を作ってきたわけだから、退職するということは、80人以上の著者と、その制作スタッフを放り出してしまうことだ。そこまで大げさに考える必要はないのだけれど、坂東さんのような方がいくらがんばっても、私のような女性は後をたたないはずで、社会の中での仕事に関わる女性の立ち位置について、もっと根本的な設定変更が必要ではないかな、と思う。やはりどうがんばっても、夜中まで働きづめの男性と同等に仕事しながら、子どもを生んで育てるってことは、過度のひずみを生むのではないかと思うから。

ありがたいことに、仕事を途中で放り出す私に対して、これまでの感謝を込めて花をくれる人や、「今の私があるのはあなたのおかげ」と優しい言葉をかけてくださる人など、元気づけてくれる人たちがいる。この年まで生きていると、人生の中での一つ一つの出会いに感謝しながら生活できることが基本だと思えてくる。

先週末、自宅に導入した「ENELOPE」という充電式電池を充電していたら、かすかにウィーンウィーンと音をたてているのに気付いた。家族で「充電するのに何でこんな音がするんだろう??」とひとしきり聞き入ってしまったけれど、私にはこの電池が、一所懸命電気を吸い取っているように見えた。漫然と静かに電気が溜まるのを待つのでなく、積極的に吸い取っていくような充電―――、私もそんな充電期間を持たなくちゃ、と思ったりもした。

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2008年1月15日 (火)

「レミーのおいしいレストラン」

Remy Pixerの3Dアニメーションの進歩が見たくて、ずいぶん前に買っておいた「レミーのおいしいレストラン」(原題:RATATOULLE)。息子は先に本を読んでいたのだけれど、どういうわけかアニメを見たがらず、今日まで持ち越していたのだけれど、ようやく説き伏せて観る。どこが見たくなかったのかわからないが、息子は途中リタイアで、私は残りを夜中置きだしてワインを飲みながら鑑賞。

BRAVO! 「TOY STORY」の頃はセルロイドのような硬質感しか出せなかったのに、「Mr.インクレディブル」で人間をメインに据え、今回はまた、3DCGの魅力とDisneyアニメのフルアニメーションの動きの魅力を上手に融合させて、ネズミのチョロチョロ感と緩急のある画面構成が見事!!「カーズ」とは違ったドラマで、Pixerの懐の深さを見せ付けられた感じ。

日本のアニメの楽しさも、日本のゲームのすごさも、世界に誇るべきものだと思っているけれど、Pixerはその両方の良さを理解してくれた上で、さらにどんどんと進歩させているように思える。Disneyとミッキーマウスの原点に思いを馳せたようなこの作品、また目が離せなくなってしまいました~♪

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2008年1月13日 (日)

「トランスフォーマー」

昨日はなんとものんびりとした土曜日を過ごし、DVDを2本借りてきて観た。1本は「トランスフォーマー」。もう1本は以前にも一度観た「のび太・ドラエモンの新魔界大冒険」。

「トランスフォーマー」は主人がずーっと見たい見たいと言っていたから、期待値が高かったけれど、アクション娯楽大作という意味でのCGのロボット変形がやはり最大の見所というところ。ドキドキして心臓はバクバクいってたから、それなりに感情移入しつつ見たわけだけど、しみじみ感動を誘うのはドラえもんの方だったかも。

今日は午後4時にNHK「天才てれび君MAX」の撮影の人たちが家に来る予定で、楽しみ楽しみ。
主人は以前「NHKスペシャル」のGoogle特集で自分の大学を撮影場所として提供したし、私も仕事で、NHK「BSアニメ夜話」のBebopの回で、自社制作の本の素材を提供したりした。NHKへの貢献度はちょっと高いんじゃないかな(^^) 撮影の模様は後日!!

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2008年1月11日 (金)

資産=資本+負債

この二三日は「企業会計」の勉強をしているが、どんどん複雑化する社会を垣間見るような印象。
今朝のニュースで、ハンドボールの「中東の笛」問題や、イギリスの原子力発電所建設の意向など、考えてみたい社会問題は多々あるのだけれど、そのどれもが、「複雑化した社会」に元凶があるという点では一致している。

企業会計の基礎中の基礎である会計分析の判断材料となる「貸借対照表」と「損益計算書」のうち、前者は、「バランスシート」とも言うけれど、私としては「貸借」という言葉よりもずっと「バランス」と言ってもらった方がしっくりくる。その根本原理は、「資産=資本+負債」という考え方。負債も資産のうちなのだ。これは、勝間和代さんの『お金を銀行に預けてはいけない』を読んで初めて実感として認識した。家計でみるなら、ローンを組んで家を買うのが最大の負債になるだろうけれど、過度な利子を課せられて得た固定資産は、上記の等式のバランスを崩すものだという意味で、アメリカのサブプライム問題の根も見える。

今日から数日は「経営工学」の勉強になるけれど、製造ラインや品質管理の話しが出てくる模様。これも、昨今の食品表示偽装などの社会問題とからめながら、読み進めてみたい。

…と、復習的記述はどうにも堅苦しくなってしまうけれど、ちょっと一息。
昨夕、NHK教育TVの「天才てれび君ビットワールド」の人から電話があり、息子が出していた回答が正解なので、TVに出演して回答を大きな声で発表してほしい、という依頼だった。明後日の日曜日に収録に来るという。ドキドキものだぁ~!!

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2008年1月10日 (木)

SLENDER HOUSE

Sh_logojpg 仕事を辞めてから、どんな生活になるのか、まったく想像がつかない。
これまでも、在宅勤務を認めてもらっていたから、家にいても常に仕事モードがONだったこともあり、生活リズムに変化が起こるとは考えにくいからだ。
そこで、自宅で何かしら、細々とでも仕事を請け負ったときのために、ロゴを作ってみた。
その名も「SLENDER HOUSE」!!
別に、自分のスタイルがSLENDERだということではなくて、ネコの額のような土地に細長く建っている自宅を模して、「細長い家」というコンセプトで作ってみただけのこと。ささやかな願いとしては、「仕事を細く長く続けていけるように」という会社を辞めた自分への戒めも込めて。ちっちゃな双葉ちゃんは、何事も駆け出しのつもりで、きちんと丁寧にできるように、という思いの表れ。
こんなことばかりに時間を使って、資格試験の勉強にはまったく手がついていないので困ったものだけれど、「個人として立つ」ための枠組み作りみたいなものですね。試験勉強の妨げにならない程度に、何か“書く”仕事をしていけたらいいな、と思う。

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2008年1月 9日 (水)

『お金は銀行に預けるな』

Okaneha 昨年暮れに読んだ、勝間和代さんの『お金は銀行に預けるな』がベストセラーになっている。年明け早々のクローズアップ現代では、1時間半の特集で、マネーの新潮流を特集していた。確かにここのところ、マネーの流れが尋常でないような気がしている。お金を稼いでいる会社や国が、かならずしも高い理念に基づいているとも言い切れないことは、「資本が力関係の構図をつくる」という資本主義の根幹に、茫漠とした疑念を抱かせる。

今年は、退職することもあって、新年早々銀行を飛び回り、余裕資金の運用について勉強すべく、3つの新規口座を開いてヨーイドンでトライアル運用を始めてみることにした。そんなことができる身分ではないのかもしれないけれど、勉強と思って、これまでの蓄えを勉強資金にした。
さてはて、「お金に働いてもらう」という意味が実感できるかどうか、、、不穏な政情やオイルマネーの席巻に振り回されることなく、マイペースでマネーフローを考えたいところだが。。。
それにつけても、養老さんの「自分が儲かると、どこかの誰かが損をしている」という健全な考え方は、現代のマネーフローでは忘れ去られているのか、誰もが持続可能な成長を望むことの幻想性というのは、ほとんど語られることがないのが不思議でもある。サブプライム問題などは、まさに勝間さんの言う、「賢い人が賢くない人から搾取する」仕組みそのものではないかと思われ、そうした仕組みを作り出した人たちに非難の声が上がらないのがさらに不思議なのだけれど――。

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