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2008年1月11日 (金)

資産=資本+負債

この二三日は「企業会計」の勉強をしているが、どんどん複雑化する社会を垣間見るような印象。
今朝のニュースで、ハンドボールの「中東の笛」問題や、イギリスの原子力発電所建設の意向など、考えてみたい社会問題は多々あるのだけれど、そのどれもが、「複雑化した社会」に元凶があるという点では一致している。

企業会計の基礎中の基礎である会計分析の判断材料となる「貸借対照表」と「損益計算書」のうち、前者は、「バランスシート」とも言うけれど、私としては「貸借」という言葉よりもずっと「バランス」と言ってもらった方がしっくりくる。その根本原理は、「資産=資本+負債」という考え方。負債も資産のうちなのだ。これは、勝間和代さんの『お金を銀行に預けてはいけない』を読んで初めて実感として認識した。家計でみるなら、ローンを組んで家を買うのが最大の負債になるだろうけれど、過度な利子を課せられて得た固定資産は、上記の等式のバランスを崩すものだという意味で、アメリカのサブプライム問題の根も見える。

今日から数日は「経営工学」の勉強になるけれど、製造ラインや品質管理の話しが出てくる模様。これも、昨今の食品表示偽装などの社会問題とからめながら、読み進めてみたい。

…と、復習的記述はどうにも堅苦しくなってしまうけれど、ちょっと一息。
昨夕、NHK教育TVの「天才てれび君ビットワールド」の人から電話があり、息子が出していた回答が正解なので、TVに出演して回答を大きな声で発表してほしい、という依頼だった。明後日の日曜日に収録に来るという。ドキドキものだぁ~!!

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

「品質工学」のパートを読んで、最近の2つのコメントを思い出した。一つは、早稲田の教授が話していた「日本の携帯はローカリゼーションができてない。こんな複雑な機器は外国では使われない」というもの。もう一つはインドで30万円の自動車が発売されたというニュース。これは見事なまでのコスト削減で、ローカリゼーションの極み。昨今の不祥事ばやりの日本の経営者が、こういう基本的な品質管理の本を一冊読むだけで、事態はだいぶ改善されるような気がした。

投稿: TARACO | 2008年1月11日 (金) 11時55分

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