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2008年2月 6日 (水)

冷凍餃子の悲劇

 世の主婦の中で、冷凍餃子を一度も使ったことがない、という人って、果たしているのだろうか?(意外といたりするのか?!) 少なくとも私は、仕事を続けながら子どもを持って以降は、餃子は常に冷凍だった。二度ほど、子どもに餃子の皮で具を包む体験をさせるために、あえて作ったけれど。。。もちろん、友人の中には、皮から手作りという人もいるから、「食」に対する姿勢には、ものすごい個人差があるのだと思う。

 昨日も、生協から冷凍餃子が届いた。が、それを見た主人は一言、「僕は食べないよ」―――。
もちろん、昨今の中国産の殺虫剤入り餃子事件を受けて、見るのも嫌、という感じ。私自身も、食品の目に見えない複雑な経路を想像すると、たとえ「中国産」の文字がなくても、なんだか恐ろしくはあるのだが、それでも、届いてしまった食べ物を捨てるというのには抵抗がある。。。かといって、お昼から餃子を焼いて食べる気にもなれないし。。。こんな事態になってみると、胃袋を外国に明け渡してしまっている状況の現代は、かなり不健全な印象だ。国内のものならいいってわけでもないのだけれど、遠くからわざわざ運んでくるだけでも、様々な工程を経ざるをえなくなるのは必至だから。流通の過程で上乗せされている経費をさっぴいて考えると、中国の工場の工賃なんて、本当にスズメの涙なのだろう。一日13時間も14時間も、来る日も来る日も餃子を包み続けている人は、果たして自宅でも冷凍餃子を食べているのだろうか?

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