『虫眼とアニ眼』
今日は、息子の友だちを誘って三人で、「大豆まき大会」に参加するために表参道の「こどもの城」に行った。行きがけ、本屋さんに寄って、息子は『うちの三姉妹6』を、私は『虫眼とアニ眼』(養老孟司&宮崎駿)を買って地下鉄に乗った。私は、宮崎さんの作るアニメはおおむね大好きだし、養老さんの文章は本当に心から同感して読むクチだ。以前、会社の同僚から「本気で養老さんの本をいいと思っている人なんて、いるんですかね?」と言われたとき、心底驚いた記憶がある。クセがあることは確かだけれど、私にとって養老さんの考え方というのは、ひどく安心感の持てるまっとうなものなのだけれど。。。ともあれ、この養老さんと宮崎さんを対談させようという新潮社の編集者さんの肝っ玉はすごいと思う。私なら恐ろしくてとてもお願いできそうにない。両者ともクセ者で、とても対談にはならないのでは、、、(腹を割って話す、という意味で)と思ってしまうから。でも、なかなかどうして、さすが二人とも伊達にお年を召してはいないようで、お互いを気遣いながらの対談は、とてもいつものお二人とは思えない(笑)。まだ、読書半ばだけれど、吐き出すような対談ではないにせよ、面白いことは面白い!
で、「こどもの城」では、目的の豆まきを楽しむ前、「二コマアニメ制作」というのをやった。PCで、“アニメーターJr”というソフトを使い、2枚の絵を描いてBGMをつけて動かすというもの。息子は、ドラゴンが竜巻に囲まれて火を吐く図を描いていた。うまいものだ!子どもの感性っていうのは、本当に時に度肝を抜かれるくらい素晴らしい。そんな感性を、還暦を過ぎても持ち続けている宮崎さんや養老さんは、もっと素晴らしい!!
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