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2008年2月27日 (水)

継続は力

 昨晩のクローズアップ現代は、「畑の中は宝の山」と題して、農産物の知的財産権について、グローバル社会の中でいかに地場産業を発展させていくべきか、という特集をしていた。苺の「あまおう」や、八幡平の「安代りんどう」などが世界に打って出ている様子がレポートされていた。通常の事業ももちろん継続性というのは大切だけれど、農業って、その土地その土地と密接に結びついていて、その土地ならではの事業として継続していくべき、本当に戦略の求められる仕事かもしれないな。
 それにつけても、国谷裕子さんは本当に素敵だ。わかりやすく歯切れのよい語り口、ポイントをついた質問、誠実で真摯な姿勢、、、スタッフも素晴らしいのだろうけれど、国谷さんの人柄が、あの番組を支えていることは間違いないと思う。
 高校時代、大学の面接対策をしてくれた先生から、「尊敬する女性は?」と尋ねられたとき、即座に誰も思いつかなくてシドロモドロしてしまった私。思えば、“尊敬”っていう目で周囲を見回し始めたのは大学以降だった気がする。きっと、今の息子に同じ質問をしても、やはりシドロモドロすることだろう。――今なら、それこそ「国谷裕子さん」とか「辰巳芳子さん」とか「鶴見和子さん」とか「シモーヌ・ベイユ」とか「神谷美恵子さん」とか「黒柳徹子さん」とか。。。とにかく仕事を通じて、たくさんの素敵な人にめぐり会え、どんどん溢れるように“尊敬する人”が出てきてしまうけれど。果て、私のあこがれる人の共通点はなんだろう? 思うに、“自身のコア・コンピテンスを継続的に磨き続けている人”とでも言えようか。……「コア・コンピテンス」って昨日覚えたばかりの言葉で、「独自の強み」みたいなニュアンスだけれど、私にはそもそも、「コア・コンピテンス」が見当たらないんだよなぁ。“文字”にまつわる仕事を細々と続けているけれど、果たして“私”という土壌を十分に活かしているのかどうか…?? 考えてみると、自分磨きって、農業みたいなものかもね。

「試験当日まで、残り52日」

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