アオイヒカリ
昨日は、ちょっと用事があって高島屋に行ったついでに、千住博氏の「ハルカナル アオイ ヒカリ」という展覧会を見てきた。蛍光塗料で手漉きの和紙に滝を描いた壮大な作品が、8~10点ほど展示されていた。日本画の革新に挑み続ける千住氏の作品は、一度ナマで見てみたいと思っていたから、嬉しい機会となった。まるで滝つぼのすぐそばで、立ち上る水しぶきに触れているかのような、喧騒を忘れさせてくれる不思議な会場だった。
一方、試験勉強は遅々として進まず、論文練習の課題の「内部統制の仕組みの確立に関するシステム監査について」とにらめっこが続く。先ごろ、公認会計士が株のインサイダー取引をしていたというニュースが報じられ、「内部統制を監査する側の人間が不正をしていたんじゃ話にならないな」とあきれるばかり。企業の内部統制を監査する前に、こうした法令を審議する役所や、日本公認会計士協会の組織内部の内部統制を監査した方がいいんじゃないだろうか? …というか、今まさに「士業」(サムライ業)にあこがれる私にとっては、かなりショックな事件なのである。こんなことを平気でやるような輩がサムライを名乗るかぁぁぁ(怒)!って感じ。2008年4月1日からはすべての上場企業を対象に、内部統制報告制度の適用が始まる。会社の経営者にとっては、業務の有効性や効率性を継続的に評価するなんて、当たり前のことのようにも思えるが、昨今の個人情報保護やコンプライアンス・CSR(社会的責任)といった観点からのコントロールの確保は、確かに見直しておく必要があるだろう。もちろん、企業体以前に、各家庭レベルで、コンプライアンスやCSRの概念なんて子どものうちから叩き込むべきものなんですけどね、本来は(溜息)。
「試験当日まで、残り43日」
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