« トリック写真!? | トップページ | modu »

2008年4月 3日 (木)

石井桃子さん逝去

 朝のニュースで、児童文学者の石井桃子さんが逝去されたことを報じていた(享年101歳)。『クマのプーさん』や『うさこちゃん』など、海外の児童文学を広く紹介したり、ご自身も『ノンちゃん雲に乗る』を執筆したりと、子どもたちのための本作りに尽力し続けた人だそうだ。生前の言葉として、「幼年期にどんな本を読んだかで、美意識も変わるし、生きていく方向も決まると思います」というのが紹介されていた。「本による情操教育」というような堅苦しい言葉でなく、本当に実感としてそう感じていたのだと思う。
 ちょうど先日、『勝間和代の インディペンデントな生き方 実践ガイド』を読み終えたのだが、女性の生き方指南書として面白くはあったけれど、どうもあまりに現実的で共感はできなかった。おそらく、三人のお子さんたちについて一言も言及されていなかったせいだと思う。男女雇用機会均等法なども充実して、女性の社会進出も次第に本格化してきているけれど、女性が社会進出するに当たっての大きな役割は、社会の中で子どもにどんな好影響を生み出せるか、という視点をもって仕事することではないかと思っている。勝間さんの提唱する「自然で自立した女性像」は支持するものの、もう一歩、何かが足りない、、、な。確か勝間さんは『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』という本も書いているはずなので、子どもへの視点はその本で確かめさせてもらおう。
 私はやはり、すでにかなり老人の価値観になっているのかな?

「試験当日まで、残り16日」

|

« トリック写真!? | トップページ | modu »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« トリック写真!? | トップページ | modu »