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2008年5月21日 (水)

クロスワードパズル当選!

Card20080520  昨日の大嵐のような風雨がおさまりかけた頃、宅急便が届いた。先々月の塾の会報誌に載っていたクロスワードパズルに応募していたのだが、それに当選したのだ! 景品は図書カード2千円分。毎回挑戦しているわけではなく、息子の気が向いた時だけ解いているのだが、やはり景品がもらえるのは嬉しい。
 私の実家の母は、新聞に載っている数独その他のパズルを解いては、毎日のように応募しているという。純粋にパズルを愛好しているというよりは、景品に釣られてのことだが、「ボケ防止にもなるしね」とのこと。世の中には結構、パズルマニアが多いようで、電車の中でもよく、クロスワードや数独に興じている人を見かける。クロスワードはまぁ、雑学を仕入れるのに都合がよいとは思うが、数独の醍醐味というのはいったい何だろう? 以前、初めて数独の本を手にしたとき、私は最初「数独の解き方」を読まずにいきなり正攻法で挑戦した。正攻法とは、連立方程式だ。空白部分の未知数をa,b,c,d,…とアルファベットで置き換え、膨大な連立一次方程式を解こうとした。もちろん、すぐに断念せざるをえないことは、数独をやったことのある人ならわかるだろう。その後「数独の解き方」を読んでみて、その単純かつ直感的な解法を目にしたときは、ちょっとした感動を覚えた。算数や数学の素養など微塵もいらない。9種類の数字を一定のルールのもとで並べる、タイルのモザイク職人みたいな感じだ。多くのパズル会社は、これをコンピュータで作っているらしいが、ニコリという元祖の会社だけは、いまだに人間が考えて作っているというから驚いた。私自身は、数パターンの数独を解いてその要領がわかってしまってからは、一切やる気をなくしてしまったが、これを繰り返し繰り返し解いている人もいるらしい。数独の面白さは、ジグソーパズルのそれに似ているかもしれない。パーツをとっかえひっかえ、ピッタリとはまるまで試行錯誤する。試行錯誤の後の達成感を味わうためのものなのだ。クロスワードとはまったく別モノなのだが、「マス目を埋めて完成させる」という点は同じか。人間って、なんでも完成させたがる生き物なんですね。。。

 それにつけても、アンドリュー・ワイルズがフェルマーの最終定理を知ったのも10歳、シャンポリオンがロゼッタ・ストーンを知ったのも10歳、どちらも10歳のときに人生を賭けられるだけの課題を手にしたことを考えると、息子の一日一日が貴重に思えるな。人生を賭けて解くパズルに出会えるなんて、気が遠くなるけれど、素晴らしいことなんだろうなぁ。

「成績照会公開日まで、あと27日」

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