上野動物園探訪
昨日はわけあって、重いカメラをかついで上野動物園に行った。ペンギンやホッキョクグマやカエルなどの写真が必要で、自前調達すべく足を運んだのだが……。昔はよく、趣味でいろいろな写真を撮りまくったものだが、最近はとんとご無沙汰していたため、構図やらタイミングやらがうまくつかめず、どの写真もいまいち。携帯でばかり写真撮ってちゃ、アカンわぁ~とため息が出た。
近頃は、旭山動物園の自然に近い演出が受けているらしいが、確かに、狭い檻や囲いに閉じ込められた野生動物を見るのは、もの悲しい気分になる。自分ひとりでは到底お目にかかれない動物が一堂に会しているという意味では貴重な場所なのだが、やはり不自然感はぬぐえない。それぞれの動物にはそれぞれのテリトリースケールがあるだろうし、正直、好き好んで東京の空の下で暮らしたい動物もいないだろうに。。。一所懸命に動物園を運営してくれている方々には頭が下がるが、最近の私はひねくれた見方しかできなくなっているらしい。私が撮った動物達の顔も、どことなく寂しげに見えたりはしませんか?
巷では「ビオトープ」作りが盛んらしいが、そもそも地球という存在が、広大な宇宙の中で現在確認できる唯一のビオトープである、という自覚が必要だと思う。小さなビオトープなら、外から手を加えることもできようが、地球というビオトープでは、その中に暮らす我々自身が、このビオトープを管理運営していかなければならないのだから。いかに俯瞰的にこのビオトープを眺められるか、そこが肝心だと思うなぁ。
「成績照会公開日まで、あと25日」
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