『TCP/IPの絵本』
ここ二、三日で『TCP/IPの絵本』という本を読んだ。活字ばかりでネットワークの説明を読んでも、どうにも感覚的によくわからず、“絵で見てわかる”的な本に手が伸びたのだ。実際、文字よりも絵の方が多いくらいの、ごくごく初心者向けのネットワーク解説本だったが、物理層からアプリケーション層に至るデータの受け渡しの様子は直感的によくわかった。各章の章末にコラムがあるのだが、その一つに「世界初のWebページ」というコラムがあった。1989年にCERN研究所のTim Berners-Lee博士らによってWWWサービスが提唱され、1990年に世界初のブラウザが開発されたと書いてあった。当時はまだ白黒で、文字のみのシンプルなものだったそうだ。…「えっ?1990年?…ほんの18年前?」――― ネットワーク技術の進歩って、ほんとにすごいんだぁ! 今や、携帯電話でインターネットを見るのも当たり前、家電も続々ネットワークにつながれつつある。補正したり増幅したりしながら、網目のように分岐したネットワークの中で、効率的なルートを探しながら進むパケット……このブログが誰かのブラウザ上に表示されていることとか、メールが一瞬で友達に送れることとか、そんな今では当たり前のことが、数々の地道な手続きの上に成り立っていることを実感した。
秋期試験まであと112日
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コメント
お互い、産業革命以来の凄い変革の時代を生きているって事ですよね。子供達はあるのが当然の様に感じ、生活の一部としているみたいですが...。
こちらの「DARPA50年の歩みを10の発明で振り返ってみる」って記事でもトップはインターネット。
でも、「・・・の3大取引の舞台・・・」は笑いました!
http://www.gizmodo.jp/2008/06/darpa5010.html
投稿: Y.Mita | 2008年6月29日 (日) 16時47分