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2008年7月の28件の投稿

2008年7月31日 (木)

ブナの森と丸山遺跡

Sirakami20080731  三泊四日の青森側白神山地散策の旅から戻った。いやぁ~、青森は本当に青々とした森に抱かれた自然豊かなところだった。十二湖のきれいで冷たい水、ミニ白神の鬱蒼とした緑やキノコ、整備された張り出し歩道、樹齢400年を超えるマザーツリー、おいしい岩魚やマタギ飯、縄文時代の三内丸山遺跡……430kmほども車で移動しながら、青森の南西側をぐるりと堪能した。途中、鯵ヶ沢近くの海岸線にある道の駅で、台風性のものすごい風雨に降り込められて20分ほど雨宿りした以外は、幸い天気にも恵まれて、予定していたすべての行程を楽しむことができ、大満足の旅だった。
 屋久島の杉に比べ、白神のブナは倍以上も成長が早いようで、約400歳のマザーツリーが、屋久島の千年杉ほどの太さだったし、年輪の幅も広かった。白神山地ビジターセンターにせよ、三内の縄文時遊館にせよ、無料でいろいろと凝った展示や資料を見せてもらえて、至れり尽くせり。青森って太っ腹だなぁ~と驚いた。
 六ヶ所村の原子力廃棄物処理場や、新しく建造される大間町の原発などに由来する補助金も大きいのかもしれないが、道路も公共施設もとても充実していた。
 さぁ~て、息子の自由研究、うまくまとまりますかどうか……!

秋期試験まであと80日

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2008年7月27日 (日)

いざ、白神山地へ!

 今日から三泊四日で白神山地散策の旅に出る。サンタランド白神アクアグリーンビレッジANMONグランメール山海荘と三箇所に移動しながら、青森県側の白神山地をグルリと一周する。ブナの森をのんびり歩き、コテージ周辺で外遊びし、日本海の夕日を眺め、温泉で汗を流す、そして丸山遺跡で縄文時代の暮らしに思いを馳せる――― ここ数年続けている自然世界遺産めぐりの一環だ。
 早い話が、息子の自由研究を手軽に遊びながら済ませるための旅行なのだが、屋久島の杉林との違いを味わってきたい。天気予報によると気温は26~7度くらいらしいから、ちょっとは涼しい思いができるかなぁ~? ブログは3日ほどお休み!

秋期試験まであと84日

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2008年7月26日 (土)

『手紙』

Letter20080725  東野圭吾さんの『手紙』を読んだ。これを原作にした映画が製作された直後、その映画を刑務所の受刑者達に見せたというニュースを見た。スクリーンに向かう後姿が映されていたが、むせび泣いている人もいたように記憶している。
 重い話だった。弟の進学費用を工面しきれず、不幸にも強盗殺人を犯してしまう兄。そんな兄の罪の前に人生のあらゆる機会を奪われていく弟。罪を犯した人と被害者、その親族、そして彼らを取り巻く世間――― どの立場にせよ、当事者意識をもって考えるのが非常に難しく、どう処していくのが正しいのかもわからない問題。
 井上夢人氏の解説にもあるように、全編にわたってジョン・レノンの「イマジン」が通奏低音のように響き、東野さんの“本当に、差別や偏見のない世界なんて実現できるんだろうか?”という悲しい溜息が聞こえてくるようだった。
 毎朝毎朝、テレビをつけると流れてくる数々の事件報道。その一つ一つに、何かしらの背景があり、取り巻く世界がある。現実は、小説よりももっともっと重苦しいものだろう。
 本書と並行して読んでいたマンガ「NARUTO」にも“つながり”というキーワードがあったのだけれど、『手紙』では別の視点で“つながり”というものの意味を考えさせられてしまった。

秋期試験まであと85日

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2008年7月25日 (金)

NARUTO一気読み

 息子も夫もとっくに読み終えているNARUTO全42巻(現状)、私もトロトロと読み進め、昨日ようやく読み終えた。いや~、なかなか面白かった! これでこの夏の映画「NARUTO疾風伝“絆”」もばっちりバックグラウンドを把握して観ることができる(^^) 血継限界というのが気持ち悪いほど特殊だけれど、ストーリーとか人物設定とか、唸るほどよくできてるなぁ~と感心してしまった。
 息子は、TVのNARUTOを録画して、オープニングのいきものがかり「ブルーバード」を繰り返し繰り返し聴いている。ハイビジョン対応になっている映像もすごくキレイで、私は画面に見とれている。
 一気読みして何より面白かったのは、作者 岸本斉史氏の“生い立ちヒストリー”。NARUTOの大ヒット以前の彼の遍歴が垣間見える。いっぱいいっぱい修行してきたんですね~、と納得。自来也の『イチャイチャ』シリーズが終わってしまったのも悲しいけれど、NARUTOが完結しちゃうときも、みんな“えも言われぬ気持ち”になるだろうなぁ。。。

秋期試験まであと86日

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2008年7月24日 (木)

図書館に退避~!

Library20080723  暑い!どうにも暑い! 学校のプールから帰ってきた息子を連れて、昨日の午後は図書館に退避した。一番暑い時間帯の2時間ばかり、涼しい図書館で読書タイム。『なん者・にん者・ぬん者』とかいう子ども忍者のシリーズを迷わず手に取った息子は、4~5冊を超スピードで読んでいた。
 数年ぶりに息子と一緒に行った図書館で、印象的な親子を2組見た。片方は、3歳くらいの男の子とお母さんのペアだったのだが、このお母さんが何かにつけて男の子を叩く。うるさいと言って叩き、転んだと言って叩き、泣いたと言って叩く。ホッペを横からパシン!と景気よく。あんまりだなぁ、と思いつつ、口出しするわけにもいかず。もう片方は、5歳くらいの男の子とお父さんのペア。こちらは、借りていく本を一緒に延々と時間をかけて選び、仲良く腰掛けて、ひらがなを一所懸命読む男の子を静かに静かに待っているお父さんだった。なんとも対照的な2組の親子。いろんな親子がいるものだ。
 帰宅してしばらくすると、お母さんが働いている二人のお友達が来訪。二人ともよく日焼けしてこんがり小麦色。学校プール後、二人で遊んでいたそうだ。
「あのねー、プールの後、速攻で二人でヨシギュウ(吉野家の牛丼)に行っちゃった!」と他愛ない顔で報告。「え~? そんなことしちゃって大丈夫?」と尋ねても「いいんだよ、親の方針だもん」とのこと。確かになぁ、学童に入れず、日中誰も家にいない子どもたちは、友達となんとか食事にありついて、夕方までの時間を過ごすしかないんだもんなぁ。たくましくならざるを得ない。「お母さん、一度辞めちゃうと今どきは再就職できないからね」と、達観したように話していた。百人百様の環境で、大切な少年時代を過ごす子どもたち。わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい!(by丸大ハム)

秋期試験まであと87日

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2008年7月23日 (水)

夏休みって何のため?

 夏休み中の子どもの宿題が多い、という話から、「夏休みって何のためにあるんだっけ?」という疑問浮上。もちろん、エアコンのない時代に端を発し、暑さで集中力も欠けるため、せめてよく運動したり田舎へ行ったりして、日頃経験できないことを経験する、というのが主眼だと思っている。ところが最近では―――
・学校にもクーラーがあるところが多い
・夏休みの宿題が異様に多くて、家庭の負担が大きい
・塾の拘束時間がやたら長い
と三つの矛盾がチラホラ。息子の小学校のプール開催は15日間、塾は1回3時間半で15日間。聞くところによると、四谷大塚に通う5年生は1回5時間半が20日間とか。早稲田アカデミーに通う5年生は1回4時間が20日間とか。息子の友達から聞いた話だから真偽のほどはわからないが、これを夏休みと言うのだろうか??? ここまでしないと受からない中学受験って何?!とまたまた疑問符の嵐。自由研究の題材とか日記のネタとか、そんなものにはお構いなしで、思いっきり羽を伸ばして遊びまくる気ままさがあってもいいように思うのだけれど、こんなに宿題や塾に拘束される上、塾からも宿題が出たりなんかしたら、お盆休みは「疲れたから休む」なんてことになってしまうんじゃなかろうか?
 自分の夏休みがどんなだったか、今となってはほとんど記憶にないのだけれど、スポーツはしても、勉強は学校の宿題のみだったのは確かだな。学校の先生も、昔に比べると休み中も通勤を強いられるようだけれど、むしろもっと、先生だからこその時間の使い方を推奨すべきではないのかなぁ?
 ……と、夏休みの意義についていろいろ考えてしまう。国によっては2~3ヶ月も夏休みがあるところもあるんだよなぁ。。。ワーキングマザーにとっては、イレギュラーで悩ましい夏休み、初めて専業主婦として夏休みを迎えてみると、実は息子が塾に借り出されてくれて、助かっている面も多かったりして(^^;;; まぁほどほどに頑張ってもらって、ストレス溜めないように見守るとしよう。

 ハリーポッター最終巻の発売日。1巻以外は読んでないのだけれど、出版業界はにわかに沸き立っている印象。業界全般の特需につながる客足効果を期待!

秋期試験まであと88日

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2008年7月22日 (火)

「ギラティナと氷空の花束シェイミ」

Track20080721  海の日の昨日、5時起きで一人、事故後の両親の様子見と励ましのために実家に行った。後ろから追突してきたトラックは本当に重量級の10tトラックで、その巨大さにびっくり。車以外は支障なかったことが不思議なくらいだった。昼は駅前の鰻屋で両親と一緒にしっかり滋養を取って、トンボ帰り。
 午後は家族で、有楽町マリオンにてポケモン映画鑑賞。最近のポケモン映画はやけに重量級で、今回もディアルガ・ギラティナ・レジギガスという巨大ポケモンが登場して、ゴジラとかガメラとかモスラみたいな迫力。CGも使いまくりで、先日のポニョとは対照的。水中シーンも多く、同じ水の表現にもいろいろあることが実感された。今回の感謝ポケモン「シェイミ」は、とっても可愛い絵柄だったため、事前の思い込みでは、おっとりした優しいポケモンで、誰にでも感謝の気持ちをもっているのが特徴かと思っていたら、おっとどっこい! 「感謝するでしゅ~」と、自分への感謝を強要するという意外な展開!最後の最後でみんなに感謝していたけれど、かなり自己中なポケモンで笑えた。ここ数日の疲れか、途中意識が飛んでしまったが、午前中プールで遊んでいた息子は、疲れも忘れて楽しんだらしい。DSのシェイミもゲットして、「あ~、面白かった!」とのこと。この三連休、息子にとってはエンタテインメント満載の3日間だった。
Shei20080721_2  また、阪大バイオサイエンス研究所が、動体視力を左右するたんぱく質を発見し“ピカチュリン”と命名したとか。学術界もずいぶんとエンタテインメント色が強くなったもんだなぁ。「ピカチュリン、素早い動き!!」ってなもんか。

秋期試験まであと89日

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2008年7月21日 (月)

ドラム式洗濯乾燥機NA-VR1200R

Wash20080720  暑い毎日で、洗濯物が山と出るというのに、昨日もいつもどおり洗濯機を回そうとしたら―――「う・動かない~!」……水が出ず、ウィーウィーと唸るばかりで苦しそうな洗濯機。もう10年ほど、毎日欠かさず動いてきたものだから、さすがに寿命かなぁ~。ということで、あまり悩まずにサクッと新しいものを買いに行った。これまでは、洗濯機と乾燥機を別々に使っていたが、ついに我が家にもドラム式洗濯乾燥機がやってきた。その日のうちに設置に来てくれたので、助かったことは助かったが、予想外の臨時出費は痛かった(泣)。快調に動いてくれますように!!
 三連休、様子見に実家に行こうと思っていたのに行けなくなってしまい、せめて電話でも、と受話器を取る。母の声がなんとなく元気がない。「…炎天下の雑草抜きがキツイの?」と尋ねると「いやぁ~、事故に遭っちゃって…」「えーっ?!」―――聞けば、国道17号で渋滞の中トロトロ走っていたら、後ろから10tトラックに追突され、そのまま玉突きで前の車に激突! プラドの前も後ろもペシャンコになってしまったとのこと。後から写真を見た弟の言うには、「よくあれで生きてたってくらい潰れてたよ」とのこと。日頃から「もう年だから、せめて頑丈な車に乗ってないと不安だから」と、ランドクルーザーにシルバーマークをつけて走っていたのだが、それが幸いしたらしい。週明けに病院で検査してもらうと言っていたが、異常ありませんように!!
Indy20080720  いやはや、大人たちには踏んだり蹴ったりの週末だったが、20%ポイント還元でインディ・ジョーンズのLEGOブロックを買ってもらった息子は、嬉々としてあっという間に完成させていた。

秋期試験まであと90日

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2008年7月20日 (日)

「監査法人」最終回

Kansa20080719  昨晩、NHK土曜ドラマ「監査法人」の最終回だった。第1回から丁寧に見ていたわけではないのだけれど、チラリチラリと気にしつつ、「最後はどう終わらせるのかな?」と気になった。長銀の粉飾決算裁判やら、大阪府の財政再建計画などを横目に、「みんな、悩みながら仕事してんだよなぁ。。。」とつくづく嘆息。不正会計にならずとも、数字合わせ・帳尻合わせの調整さえ、個人的には会社のためにはならないと思っているのだけれど、社員一人ひとりに家族があり生活があることを考えると、飲み込まざるを得ない矛盾も多々あると考えねばならないのだろうか。常識的に考えると、粉飾決算は当然有罪な気がするし、組織が赤字ならまず組織の人が身を削るのが当然のように思えてしまうのだけれど、世の中の公認会計士の人たちの仕事や判断というのは、「どこまで」と線引きすべきなのだろう? 「監査」というのは、“第三者的に”というのが基本なのだが、世の中を渡っていくのに“第三者的”でいることはかなり難しい。ドラマの主人公は、“第三者的に厳格でありつつ、寄り添いながら問題解決していく”という道を選んで、結末したように感じた。仕事だけでなく、身近な人間関係でも悩む主人公の結論だった。家族を幸せにすることと、仕事のパートナーを幸せにすることを並行して考えさせた点で、バランスの取れた視点だったと思う。
 このところ、「忙しい忙しい」を連発する夫を、労うでもなく、「寝る暇があるなら忙しいなんて愚痴らないで!」と嫌味を言ってしまう自分は、さしずめ物語の最初の頃の主人公みたいなもんだろうか。こんな所でさえ、“厳格さ”と“思いやり”のバランスは難しいのだから、人生の大半を占める仕事の現場では、そりゃー毎日毎日、悩ましいことは尽きないものですな。

秋期試験まであと91日

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2008年7月19日 (土)

「崖の上のポニョ」

1ponyo20080719  海と生き物の躍動に船酔いした。子どものかわいらしさとたくましさに頬がゆるんだ。赤ちゃんから幼児、大人から老人へと人生の縮図を鳥瞰した。とにかく、見知らぬ港町でひとときの大冒険をした余韻に浸っている。
 舞台挨拶の初回は、思いのほか子どもが少なくて、宮崎監督や声優さんを一目見たいファンが駆けつけたらしい。9時半過ぎに日比谷スカラ座の入り口に到着したのだが、いきなりカメラマンを引き連れたインタビュアーに捕まり、「一言お願いします!」とインタビューされた。可愛い女性レポーターが「どんなところが楽しみ?」と息子に尋ねると、息子は固まってしまい、5秒くらいの間を置いたあと、ボソリと「全部」と応えた。あんなに間があいちゃぁ、オンエアはないな、と心の中で苦笑。入り口では持ち物チェックが行われ、カメラを持っている人は没収されていた。マスコミも大量に取材に来ていたから、かなりな厳戒態勢。
 映画の中身については、ネタバレになってはマズイので、ここではあまり書けないけれど、個人的には、宮崎監督が“鉛筆の線にこだわったこと”や“モールス信号を使ってくれたこと”がとても嬉しかった。こう書くと、ノスタルジックな印象になってしまうけれど、鉛筆のアナログ線もモールスの初期的信号も、とかくエネルギー依存したデジタル全盛の昨今にはむしろ、原始的な威力を感じさせると思っている。一番共感したシーンは、宗介君のお母さんが「もう、今晩は外で食べよ!」と誘うのに、宗介君が「ぼく、家がいい」と応えるシーン。これは我が家でも何度となく繰り返される日常的な風景。うちの息子もたいていの場合「家で食べたい」と言うので、リサさんの落胆具合がよ~くわかったのだ(笑)。まぁ、こんな些細なシーンをはじめ、やたら現実的なシーンとやたら幻想的なシーンとが織り交ぜられた本作、物語の整合性とかを考えずに子どもの眼で堪能するのが楽しいと思う。
 せっかくなので、舞台挨拶のダイジェストを記しておこう。司会は日テレのアナウンサー。宮崎さんはいろいろ話していたが、やはり「鉛筆にこだわった」という一言が印象的。上映中に地震があったのだが、「震源は海底とのことなので、ポニョがいるのかも」とも話していた。山口智子さんはリサ役を演じて、「女性として共感した」という話をしていた気がするが、ものすごくきれいな足に見とれていたら、内容を忘れてしまった(^^;; 長嶋一茂さんは昨今の子どもの事件に触れるとともに、自身の双子の娘さんたちに今回の出演を自慢できると喜んでいた。天海祐希さんは宮崎アニメの大ファンであることをアピールしつつ、役作りの際に監督から「もっと色っぽく」と依頼されたことを強調していた。所ジョージさんは「いつのまにか汚い大人になっちゃったな」という実感をこぼすとともに「整合性を考えず素直な心でこの作品を楽しめる人は心のきれいな人だと思う」と、作品の奇想天外ぶりをフォローする発言をしていた。柊瑠美さんは「千と千尋の神隠し」の千尋役に続き2度目の宮崎アニメ出演で、「8年ぶりだというのに監督が全然お変わりなくて」と笑っていた。ポニョ役の奈良柚莉愛ちゃんは本当にかわいくて、宗介役の土井洋輝君は見事なスピーチで皆が舌を巻いていた。
2ponyo20080719  スカラ座の出口では、イベント台が設置され、カメラマンが続々と押し寄せ、すごいことになっていたが、それを遠巻きに見ながら映画館を後にした。この映画で、いったい鉛筆は何本くらい使われたのかなぁ~、、、というのが、私のいつもの素朴な疑問です。

秋期試験まであと92日

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2008年7月18日 (金)

カマキリの子どもミッケ!

Kama20080715  先日、玄関脇で息子がカマキリの子どもを捕まえた。虫カゴに入れて10分ほど眺めたらすぐにはなしてやったので、今はもうどこにいったのかわからない。ここ数年、近所でカマキリなんて見ていなかったから、私もちょっと驚いた。「どこで生まれたんだろ~?」――― 今週頭から、近くの緑道に生えている植木を、都の職員の人たちが刈り込んでいたので、そこらへんから逃げ出してきたのかもしれないな。コンクリートジャングルでも、たくましく生き延びている虫たちがいることにホッとする。
 今日は終業式。いよいよ長い夏休みに突入だ。仕事をしているときは、「お弁当大変だぁ」という気持ちが先に立ったけれど、この夏は「うんと遊ぶぞぉ!」 試験勉強の残り日数は、マイナス44日しておいた方がよいかな

秋期試験まであと93日

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2008年7月17日 (木)

気になるサーチャージ

 昨日、この夏の旅行を相談していた代理店から電話があって、「クーポンの準備ができましたので、ご来店ください」とのこと。先日友人から、「航空運賃の他にサーチャージ(特別付加運賃)で6万円も取られた!」と聞かされていたので、恐る恐る「サーチャージは…?」と聞いてみた。すると、「国内線は運賃に含まれてますので大丈夫です」とのこと。ほっとすると同時に、内々に上乗せされた燃料代ってどのくらいなんだろう?という素朴な疑問も湧いてきた。
 すると、今朝の新聞にはANAがサーチャージを10月以降見直す方針とのニュースが。もはや機械的な上乗せだけでは対応しきれないほどの石油価格上昇ということか? 2004年末から導入された燃料サーチャージだが、総額表示が旅行業界にも義務付けられたのはなんと今年の6月30日とのこと!(つい先日ってことだ!) 去年のハワイ旅行の際はサーチャージなんて気にならなかったのに、今年はさすがに、温暖化問題と石油価格上昇の両方に引っ張られて、なんだか航空機を使うことが後ろめたい感じ。白神山地に、環境保全の大切さを実感しに行くつもりが、環境破壊に貢献しちゃってるのかも、、と複雑な気分。
 最近のトレンドとして、家庭で使ったエネルギー量などを木の本数で換算したりしているけれど、そのうちあらゆる燃料費・原材料費も“ブナの木何本分の消費です”なーんて、表示されるようになったりして。。。

秋期試験まであと94日

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2008年7月16日 (水)

暑いよ暑いよ、溶けちゃうよぉ~

Choco20080715  ここ数日、ものすごい暑さ! 午前中は図書館にお籠もりして、クーラーの中で快適に涼んでいるけれど、昼過ぎに帰宅してから後は、夕方も就寝中も、扇風機かクーラーなしには到底やり過ごせない。一に団扇、二に扇風機、三四で我慢、五に28度設定クーラー……というのが我が家の省エネ対策なのだけれど、さすがにこの暑さだとエネルギー消費なしには本当に、ドロドロと溶けてきそうな気分。
 知り合いの人からチョコクッキーのおみやげをいただいたが、開けてみたらコーティングのチョコがまさにドロドロだった! チョコフォンデュのようで、食べる分には支障はないが、パッケージのペンギンが可哀想で(^^;;;―――。
Take20080715  そんな中、ちょっと寒くなる侘び寂びの一枚の絵をご紹介。これは、息子がセカンドスクールでスケッチした、数十年に一度咲くとかいう竹の花。昨日、学校から持ち帰ったのだ。授業参観のときに廊下に貼り出されていたのだけれど、会うお母さん会うお母さんから「A君の絵、渋いわねぇ~! 絵、習ってるの?」と尋ねられた。他の子の絵は皆、カラフルで楽しげでドンチャカしているのに、息子の絵だけが水墨画の枯山水みたいな趣で、「なんじゃ、この老成した感じは!」と私自身たじろいでしまった。よくよく見ると、絶妙の余白の取り方や同系色の配し方など、なかなか素敵な絵で、「彼には竹の花がこう見えたんだな」と納得した。暑くてウダウダとなった精神でも、この絵を見るとちょっとだけ静謐な空気に包まれて、一瞬涼しくなるような気がする。

秋期試験まであと95日

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2008年7月15日 (火)

少年探偵シリーズの次は?

Books20080714  息子が、全26巻の江戸川乱歩の少年探偵シリーズを読み終えた。そこで、次はどんな本を読もうかと検討中。「他にも少年探偵シリーズがあるはずなんだけど」と言うのだが、どうも見当たらない。ベルヌなどのSFを勧めてみたが、あまり興味がないらしい。そこで、独断と偏見で、amazonにて偕成社のホームズ文庫3冊を注文してみた。“小学校上級から”と書かれていたので、読めないことはないと思うのだが、果たして関心を示すかどうか。。。書店で見ると、『マジックツリーハウス』とか『ビーストクエスト』とか『精霊の守人』とか、売れ筋の人気シリーズは積んであるのだが、ファンタジーはすでに『デルトラ・クエスト』と『ダレン・シャン』を読んでいるから、しばらくは古典名作に触れるのもいいかな?と思ってのこと。
 息子の本の趣味というのはさっぱりわからない。『海底二万マイル』とか『賢者のおくりもの』とか『青い鳥』とかはまったく面白くないみたいなのに、『注文の多い料理店』とか『トットちゃんとトットちゃんたち』とか『今夜は眠れない』とかは面白がって読んでいた。ジャンルが限定されているわけでもないようだし、古い新しいという区別でもなさそうだ。手探りで片っ端から当たっていくしかないので、本代がバカにならない。いっそ、まずは図書館で目星をつけてくれれば助かるのだけれど、なぜか図書館で本を借りるのは嫌いらしい。学校の図書館でも一冊も借りてこないのが不思議でならない。真っ白な図書カードがランドセルに入れられたままで気の毒な感じ。
Book20080714  さらに恐ろしいのはマンガの量。今、夫と一緒になってNARUTOに夢中になっている。友達は毎月のお小遣いを貯めて少しずつ買い足しているというのに、息子はといえば、夫にドバッと大人買いさせてしまう。教育上よろしくないと思いつつ、夫の「本だけは、読みたいものは何でも読ませる」という方針に、今のところは付き合っている状態。我が家では、マンガも立派に本の仲間。そろそろBookOffでも使わないと、家の中がすごいことになっている(泣)。

秋期試験まであと96日

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2008年7月14日 (月)

種の生命力

 一昨年の夏、息子が小学校で育てた朝顔から、種をいくつか採集してとっておいた。チョコベビーのケースに入れて、2年ほどほっぽらかしてあったのだが、先週それを蒔いてみた。乾燥しちゃってるし、ただ置いておいただけだから、芽は出ないかなぁ~と思いつつ、お隣さんから「次は何の種を蒔くの?楽しみね」なんて春のチューリップが終わった頃から言われていたものだから、物は試しということで。
1seed20080713  そしたらそしたら、出ました~♪ 立派な双葉が4つ蒔いて4つとも! 種って考えてみれば不思議だなぁ。チョコベビーのケースの中では、まさにチョコベビーさながらに、パラパラと黒いツブツブのまま2年もの間じっとしていたのに、ひとたび土の上に置いて水をかけただけであら不思議! 3日ほどで芽を出して、しかもぐんぐん伸びてくる。
2seed20080713  一方、いつ蒔いたかも忘れたが、ゆっくりゆっくりマイペースで大きくなる名も知らぬ木もある。どっかで拾ってきたドングリの実を植木鉢に埋めておいたような記憶があるが、10cmほど伸びるのに相当な時間をかけている。コナラでもクヌギでもなさそうなんだけど、一体何の木だろう???

3seed20080713  また、クロッカスが枯れた後の鉢をそのままにしていたら、いつの間にか生えてきた謎の草も。。。シソ科の植物のようだが、いつ、どこから種が飛んできたのかもわからず、抜くには惜しいくら立派に育っている。
 本当に、植物の生命力ってすごいなぁ、と思う。雑草は抜いても抜いても生えてくるし、我が家のようにきちんと面倒もみず、毛虫に食べられるがままにしておいても、いつしか復活して葉を茂らせていたり。人間とは比べ物にならないたくましさ。太陽エネルギーをこんなに上手に活かしている植物の力、バイオ燃料以外でも何か使えそうな気がするのだけれど。。。

秋期試験まであと97日

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2008年7月13日 (日)

猛暑の中のJRバス ― トンボ帰りツアー

 今年一番の猛暑となった昨日、東京駅八重洲口から出るJRバスで栃木へ行った。新幹線の半額弱の値段で(時間は倍以上だけれど)簡単に行けるので、比較的便利なのだ。なにせ友人の家はバスの停留所のすぐ近くだから尚更。お昼を一緒に食べるだけのトンボ帰りの旅だったけれど、千本松牧場とか緑豊かな風景を見て休日気分を満喫。1年ぶりくらいのおしゃべりだったが、お子さん二人も小学生になり、野球を始めたりなんだりで、「子育ては体力勝負だね」という話でもちきり。以前はメーカー勤務で、海外出張などもしてバリバリ働いていたけれど、子どもが生まれてからはご主人の家業を手伝って働き続けている。貧血がひどくて大変そうだけれど、日々忙しく楽しく過ごしているようでなによりだった。
Bus20080712  バスを使ったのは本当に久し振りだったのだが、パーキングエリア等ではきっちりアイドリングストップするので、暑いのなんのって! 強い日差しの中、カーテン締め切りだったが、王子でバスを降りたときの暑さは半端じゃなかった。
 王子駅でバスを降り、そのまま有楽町のスカラ座へ直行。来週ロードショーの「崖の上のポニョ」の舞台挨拶付きのチケットをゲット! 登壇予定者は、山口智子さん、長嶋一茂さん、天海祐希さん、所ジョージさん、柊瑠美さん、奈良柚莉愛さん、土井洋輝さん、そして憧れの宮崎駿監督! 今週は、これを楽しみにがんばろー!

秋期試験まであと98日

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2008年7月12日 (土)

CLUB HARIEのバウムクーヘン

Baum20080711  今日、栃木の友人のところにおしゃべりに行く手土産に、CLUB HARIEのバウムクーヘンを用意した。何の変哲もないお菓子なのだけれど、三越の新館の地下にあるこの店、その場で焼いている様子が見られる上、たいていは行列している。いつか食べてみたいな、と思っていたのだけれど、やっと買えた形。バウムクーヘンなんてどこのメーカーでも味はそう変わらないと思いつつ、楽しみ楽しみ。
Clock20080709  もう一方の写真は、先日買い物に出たときにふざけて撮ったもの。丸い時計がバウムクーヘンに似ていたので、並べてみることに。今日も暑くなりそうだけれど、雷も鳴るかもしれないとのこと。雷が鳴ると梅雨が明けるそうだから、梅雨明け間近かな?

秋期試験まであと99日

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2008年7月11日 (金)

試験をする側される側

 なんだかんだと日々忙しくしていたら、秋の試験まで、あと100日になっていた。テキストはある程度読み、最近は過去問ばかり解いている。午前試験はだいたいコンスタントに80%以上正解できるようになっているのだけれど、午後Iと午後II試験の問題はあいかわらずさっぱり。POPの認証ではIDやパスワードが平文で流れるとか、第三者中継を禁止するための対処法とか、、、。平成13年度試験では、「ウィルスはフロッピーディスクのどこに感染するか」などという問題もあり、時代を感じさせる。あと100日でどんな勉強ができるのやら、心もとないが、まぁやれるだけのことをやるだけだ。
 それにしても、試験に臨むのは一重に、それをきちんと評価してくれる機関があると信じてのことなのだが、ここ数日の大分での教員採用試験をめぐる贈収賄事件の報道を聴いていると、そら恐ろしい。子どもたちに教科のみならず徳育も授けようという先生を選ぶのに、賄賂で天秤にかけられちゃぁ、受験生はたまったもんじゃない。なんと半数もが成績を改ざんされて、合格しているべき半数が不合格になっていたというのだから。コツコツと地道に勉強してきた人の立場はどうなるんだろう?
 世の中には、実に多くの試験があって、誰かが試験をする側で、誰かは試験をされる側だ。昨日のブログにも書いたように、試験は、する側がどんな人財を求めているかで恣意的に作られる。それが100%うまく機能するとは思えないが、少なくとも選定段階での公平性は保証されるべきだろう。大分の教育委員会は、袖の下をうまく使いこなせる人材が欲しかったということか? これだけ大規模組織的に贈収賄が行われると、これも選定基準の一つだったのか?と思えてしまう(苦笑)。また、金銭の授受はないにせよ、「議員枠」というのがあったというのも聞き捨てならない!
 ……と、私が例によって憤慨していたら、夫が一言、「あれ? 親族に教員がいたりするだけでも優遇されるんじゃないの?」と、当たり前のように言う。き~!侮辱だ! そりゃぁ私の父は校長経験者だけれど、私自身は実力で教員採用試験に受かったと思っているんですがね? まさか知らないところで大分のような力が働いていた?と青くなる(汗)。教育問題に新たな切り口が浮上して、文科省はますます青くなりますね。
 最近では内部告発が盛んだが、上記の第三者中継を全面的に禁止しない理由の一つに、「匿名の内部告発者を守るため」というのもあるとか。一つの仕組みが、スパムメールの送信に使われたり、内部告発に使われたり、道具にも仕組みにもことごとく良い面悪い面があるということですな。

秋期試験まであと100日

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2008年7月10日 (木)

海城中学高等学校説明会

 先日、息子の成績は度外視して、単なる興味本位で学校説明会に行った。今年は、機会があればいろいろな中学校を見学してみたいと思っているので。
Kaijo20080709  行ったのは、早稲田の理工のそばにある海城中学校。新御三家として人気沸騰中の男子校だ。まず、パンフレットの充実ぶりにびっくり。カラー写真とともに、教育方針や沿革、カリキュラム、年間行事、クラブ活動、入試情報、学費等々、実に詳しく書いてある。 校長の水谷氏は、12代目の校長先生らしいが、人生80年の中の貴重な6年間をお預かりする、という姿勢で、実に理知的なお話をされていた。成績ごとのクラス分けはしない、基本的には塾いらずでしっかり睡眠を取るよう呼びかける、先取り教育は数学のみ、フィールドワークや取材による社会科レポートを初期から導入、倫理規範を抑圧的でなく植えつけるなど、ポリシーをもって運営されている様子。現在の平均通学時間は1時間だが、中には近県から新幹線で通っている子も複数いるとか。クラブの入部率は94%。“新しいジェントルマンの育成”を掲げているという。広報担当として話された人は、社会と国語の先生だったと思うが、どちらもわかりやすく丁寧な説明と歯切れのよい話ぶりだった。もともとが海軍予備校だったせいもあるのだろうが、制服で規律正しい雰囲気が校内に溢れ、校舎もきれいだった。素直で実直・真面目な子どもには、居心地のよい環境に思われた。
 私立の学校は、いろいろなカラーがあって面白そうだ。以前文化祭を覗いた麻布中学は、校舎はきれいとは言えないし、私服で茶髪・金髪がごろごろいたけれど、自主自律の精神は旺盛のようだったし、枠組み自体から自分で作っていきたいような子どもには天国かもしれない。
 ――― 教頭先生も話しておられた。「どんな子どもが欲しいかで、試験作りに手を加えています。試験問題をよく見てもらえれば、我が校がどんな子どもを欲しているかをご理解いただけると思います」――― 試験問題を見て、そこまで想像できるほど、まだ私は研鑽を積んでいないけれど、その前にまずは、息子の性格を見極める方が先かな?

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2008年7月 9日 (水)

『地球と一緒に頭も冷やせ!』

Coolit20080708 Romborg20080708  友人のK氏から『地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す』を送っていただいた。デンマークの政治経済学者ビョルン・ロンボルグ氏の著作第二弾の翻訳本だ。洞爺湖サミット開催に合わせたグッドタイミングにて。
 私がロンボルグ氏を知ったのはいつだったろう? レイチェル・カーソンとか立花隆氏とかが時をずらして環境問題を世に問うていた頃は、当然知らなかった。二十一世紀に入ってから、ごく最近改めて環境問題が切実に気になってきた頃、『環境問題をあおってはいけない』という本が出た。おそらく、その著者として知ったのが初めてだろう。
 これは、読書人としてあるまじきことかもしれないが、初めてロンボルグ氏のモノクロ写真を見たとき、とっさに「あ、ハイゼンベルグに似てる!」と思った。なにせその当時は、ハイゼンベルグとアインシュタインの写真を常に手帳に挟み込んでいるくらい心酔していたのだ。ある時、それを人に見られて大笑いされて以来、挟み込みはやめてしまったが(苦笑)。今思えば、ハイゼンベルグの方がずっと男前なのだけれど、“コペンハーゲンにいる”ということと、“世界をできるだけ冷静に正確に見ようとしている”ということから、なんとなくハイゼンベルグとの共通点が多い気がして、いつしかロンボルグ贔屓になっていた。
 彼の一作目『環境問題をあおってはいけない』は、そりゃーもう、ものすごいデータ量で、精読するには相当骨が折れる(というか、精読できている人はほとんどいないのではないかと推測する、かくいう私も含め)。それに比べて今回の『地球と一緒に頭も冷やせ!』(原題Cool It !)はかなり読みやすそう。訳者は一作目同様山形浩生氏で、私は彼の桁外れのバイタリティにも傾倒しているのだけど、「論座」の7月号で本書に触れた文章は、ご自身の本業と温暖化騒ぎとを引き比べて、等身大で検討している様子に好感が持てた。山形氏の「訳者あとがき」が楽しみで、つい先に読んでしまったのだが、ロンボルグが経済学者であることを、環境問題議論の当事者としてふさわしくないという非難を一蹴する部分に同感した。また、ホッキョクグマの個体数に関するグラフについて書かれた箇所にも、大きくうなづいた。私は基本的に、“まだまだ実のある議論をするにはデータ不足”という立場なのだけれど、ロンボルグ氏は、“今ある専門家からのデータを信頼した上で、効果的な対策を議論したい”という立場なので、そういう意味でのデータの見方には隔たりがあるのかもしれない。ただ、いくらデータ不足でも、今あるものをある程度信じて議論しなければ何も始まらないのも確かなわけで、サミット・ウォッチと並行して、じっくり読ませていただきたいと思う。
 そういえば先日、ネットサーフィンしていたら、文部科学省がここ数年「地球観測システム構築推進プラン」というのを提唱して、研究プロジェクトを公募しているのを知った。その応募案をざっと見るだけでも、まだ地球観測は端緒についた段階なのだと推測できる。そういう中での温暖化対策議論であることを、しっかり踏まえるべきだと思う。

秋期試験まであと102日

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2008年7月 8日 (火)

洞爺湖サミット、始まる

 七夕の昨日から、洞爺湖サミットが始まった。議論の焦点は、食料問題と環境問題・エネルギー問題。各問のようにも聴こえるが、これらは皆同じ土俵での問題だ。先週は、テレビ朝日が「地球危機2008」を放送したり、各局もさまざまなサミットへの提言番組を企画していた。私も、サミットの成り行きは非常に気になるけれど、考えれば考えるほど最近は、養老さんと同じく「石油よ、さっさと枯渇してしまえ!」と捨て鉢なところに行き着く始末。身の回りを見回し、石油に依存していない製品やサービスを探す方が難しい昨今、石油枯渇後の生活なんて想像もできないけれど、投機マネーに踊らされるこのバカ騒ぎを見続けるよりはマシな気がしないでもないからだ。サミットの鍵を握る福田総理ご自身、石油メジャーのご出身かと思うが、石油とエネルギーをめぐる世界の動きをどうご覧になっているのだろう?
Toya20080707  Wikipediaによると、洞爺湖は昔、アイヌの人々から「キムン・トー」(山の湖)と呼ばれていたそうだが、やがて和人により「トー・ヤ」(湖の岸)という湖名で呼ばれるようになったという。ニュース等でザ・ウィンザーホテル洞爺がたびたび映されるが、本当にきれいなところだ。サミット騒ぎが落ち着いたら、是非訪れてみたい。

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2008年7月 7日 (月)

「ナショナル・トレジャー2」&「おさるのジョージ」

Treasure20080706  ニコラス・ケイジがインディ・ジョーンズになってきたのはファンとして複雑なのだけれど、今回も面白く観ることができた。息子も夢中になって見て、派手なアクションはありつつも、残忍なシーンはまったくなく、最後は悪役の人まで祖先の名誉を守り自己犠牲の中で終わるという、優等生的映画だった。大統領とのウィットに富んだやりとりとか、別居夫婦の不思議な絆とか、見ているこちらも粋でイナセになれるような数々のスクリプト。過日亡くなった水野晴郎さんではないけれど、「映画ってほんっとに、いいもんですね!」――息子にはこれまでほとんど洋画は見せて来なかったけれど、そろそろ洋画も解禁できるな、と喜んだものの、本作を観終わった後、「女優さんって、いくらでもキスできてすごいね」と言っていたのを聞き、「やっぱりまだ早い?」……と、揺れる心である(笑)。
George20080706  ところで、もう一本、オススメの映画を一つ! 2006年に制作された「おさるのジョージ」。これ、ETVで週末の朝やっているアニメも可愛くて好きだけれど、映画は本当によくできていてびっくりした。お時間ある方には是非是非観てほしい。黄色いおじさんとジョージの馴れ初めを、実に素敵に描いていて、楽しい作品。

秋期試験まであと104日

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2008年7月 6日 (日)

「NARUTO大活劇 ! 雪姫忍法帖だってばよ !!」

Naruto20080705  岡村天斎監督の「NARUTO大活劇 ! 雪姫忍法帖だってばよ !!」を観た。岡村監督の作品では「Wolf's Rain」がとても印象的だが、今回のNARUTOも、雪国の冷たさと一転した春の暖かさが印象的な作品だった。NARUTOは原作モノだから、原作の設定に忠実に、かつ劇場版ならではのドラマを描かねばならず、ある意味難しいホン作りだったことだろう。映画屋の、映画へのこだわりや愛が描かれていたところが、NARUTOとは無関係なスタッフの自己主張に見えた。NARUTO作品はどうしても、キャラクターそれぞれのバックグラウンドを丁寧に追うことは難しくなるけれど、NARUTOの一途さだけでぐいぐい引っ張れるところが最大の魅力。NARUTO映画を観たあとの息子の顔は、いつも清々しく上気していて楽しそう。私も、NARUTOみたいに気合だけで早く走れたらいいなぁ~とうらやましく思う(笑)。

 今日は、夫があるパーティーに招かれて「東京ベイコートクラブ」というお台場に新しくできた会員制リゾートホテルに行くそうだ。ネットで見てみたら、その会員権価格がすさまじい! 世の中、お金をこんな風に使う人がいるのかと、あまりのバブリーさに舌を巻く。金は天下の回りモノとは言うけれど、大きく回す人もいたもんだ。
 上記映画中、雪の国に隠されていた秘宝というのが、金品ではなく“発電装置”だったというのが何より今風に感じられたが、投資家や資本家がいないと発電装置も作れないご時世を思い、とても複雑な心境。

秋期試験まであと105日

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2008年7月 5日 (土)

日の出日の入りの方角談義

 一昨日のブログを読んでくれた友人と、ひとしきり教育談義で盛り上がったのだが、その夜、今度は夫との間で塾のテキスト談義になってしまった。
Sun20080704  理科の「太陽の動き」に関するテキストで、日の出と日の入りの方角を答えさせる問題が出ており、その答えが「東」と「西」になっていたのを受けて――― 夫は眉根にシワを寄せて「これ、違うよね」と言った。「だいたい東」「だいたい西」って教えてくれなくちゃ、高学年になったときにもっと正確に勉強するとき困るんじゃない?とのこと。で、「これを見ている人は地球の中心にいるという設定の答えなんじゃ?」とか「太陽が十分遠くに離れていれば、光は面としてやってくるから…」とか、塾の答えを擁護する考え方もしてみたのだけれど、「太陽が真東から昇り、真西に沈むのは、春分の日か秋分の日に観察したときだけ」という結論。こんな些細なことに1時間以上費やしてアレコレ議論していたら、かなり疲れて不機嫌になってきてしまったもので、本当にこの結論が正しいのかは、再考するのが面倒になった。誰か考えてみてください。両親の議論をハタで聞いていた息子は、「犬が西むきゃ尾は東」とか言いながら、サッサとゲームに移行してしまい、何のための議論だったのやら、という感じ。

 また、こんなことも。「西洋タンポポと日本タンポポは、ガクの反り返り方で見分けられる」という表記について話していた友人から、「子どもの塾の教科書には“総ほう”の反り返り方、と書いてある!」というコメントが!息子の小学校では“ほう”と教えていた。確かに、正式名は“総ほう”らしいが、私が子どもの頃は“ガク”と教わっていたような気がするのだけれど。。。

 ことほど左様に、ごくごく常識的な事柄も、○×判定が必要なテストという舞台では、重箱の隅をつつくように親が検証する(私はあまり細かいことは気にしない方だが、気になる人もいる、という意味)。問題を作る先生方は、薄氷を踏むような心境でしょうね …… さて、まもなく北海道洞爺湖サミット。都内も厳戒態勢。地球温暖化問題の議論も、中傷合戦にせず、冷静な議論になりますように。

秋期試験まであと106日

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2008年7月 4日 (金)

日本人のブログ好き

News20080703  一昨日の夕刊一面TOPに「日本語ブログ 世界一」という見出しが踊っていた。現在インターネットで公開されている国内ブログは約1690万で、ネット利用者の約2割が利用している計算だという。世界的に見ると、ブログは約7000万あり、使用言語別では日本語の約37%が最大。次いで英語約36%、中国語約8%とのこと。ブログの種類としては、「自己表現型」「コミュニティ形成型」「アーカイブ型」「スパムブログ」などがあるが、最も多いのは、日記風に日々の雑感を書き留める「自己表現型」だそうだ。
 私のこのブログはまさに「自己表現型」。他にも実は2つのブログをもっている。一つは友人との「コミュニティ形成型」のブログ、もう一つは携帯から息子の生活の一コマを写真でアップする「アーカイブ型(?)」。このブログに比べ、他の2つはこんなに頻繁に更新していないけれど、細々と続けている。
 時折、「こんなしょーもない文章を日々書き続けて、貴重なサーバ資源の無駄使いかな?」と悩ましくも思うが、昔から日記を書くことで自己啓発してきた身としては、なんとなくやめられない。現実での自己表現が下手だから、つい“書くこと”で欲求不満を解消しているのかもしれず、その意味で、日本人のブログ好きには納得してしまう。
 糸井重里さんの「ほぼ日」のように、インターネットやブログ黎明期から営々と更新を続け、多くの読者を獲得している優良サイトがいくつかあるが、一方で他の多くのブログは、ほとんど読者を持たない自己満足の世界でしかないだろう。それでも、“I statement”(私はこう思う、という意思を表明すること)の継続って、大切だよな、と思う。情報が溢れる昨今だからこそ、一つ一つの問題とか出来事を、自分なりに考え直して咀嚼しておくことが、時流に翻弄されない秘訣だと思う。
 なんちゃって、ミーハー野次馬の私が平然とこういう偉そうなことを書けるのも、匿名性のもてるブログのいいとこかも?!(知人はきっと苦笑しているに違いない)

 

秋期試験まであと107日

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2008年7月 3日 (木)

ひどい点を取ってきた息子への対応は?

 息子の通う塾では、ほぼ毎月のように、復習テストやら実力テストやらと嫌と言うほどテストがある。これまでは算数と国語の2教科だけだったせいか、家でまったく勉強しなくても、どういうわけか一番上のクラスをほぼキープしていたのだけれど。。。4年生になって理科と社会が加わるようになった4教科テストの2度目の結果が昨日返ってきた。
Test20080702  なんと、実質6級降級になるほどのひどい点! 規定で最大でも4級しか降級しないので、ダメージは少し和らぐものの、息子もさすがにマズイと青くなっていた。全18クラスもあるから、クラスの上がり下がりは常にあり、落ち着かないのはいつものことなのだが、ここまで一気に下がると、鷹揚に構えていた私も面食らう。「セカンドスクールで2回もお休みしたし、仕方ないよ」となぐさめてはみたものの、暗記しておけばよい社会が22点って……。根釧台地、最上川、利根川、武蔵野台地など、地図上に示された位置の名称を答えるような問題がまったくの白紙状態だった。「武蔵野台地なんてあるんだ…」と私も問題を見て冷や汗タラタラ。私自身が暗記モノは大嫌いだったため、一言もない。
 これまで、「とにかく授業だけちゃんと聴いて、授業中にしっかり覚えちゃいなさい」と言っていたのだけれど、問題を見るとさすがに、反復して覚えないと無理っぽいものが多くなっている。かと言って、真面目に机に向かって、「ここが根釧台地、ここが最上川…」なんていう勉強はさせたくない。できるなら、根釧台地産の牛乳を探したり、芭蕉ラインの最上川舟下り体験などをさせてやりたいが、そんなことをやってたら時間がいくらあっても足りないだろう。果たしてこういうとき、親はいったいどういうふうに子どもに向かえばいいんだろう? 身になる暗記モノの学習方法、誰か教えてくださーい! クイズ風に仕立てて、楽しく覚えられれば多少はいいのだが、そういう勉強に親が付き合わなくちゃならないのかしらん??
 悪い点をもらってくると、やはり意味もなくムシャクシャする。そのムシャクシャを息子にぶつけないように気をつけつつも、放任していた母親がにわかに口うるさくなれば、息子は何かしら感じることだろう。毎度のテストに一喜一憂せず、長い目で見て身になる勉強の姿勢を習得するのが先決だな。

秋期試験まであと108日

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2008年7月 2日 (水)

泰山木の香りと暑中お見舞い

Hagaki20080630  街を歩いていると、どこからともなく泰山木の芳香が漂ってくる季節。「あれ、いい香り!」と思って振り返ると、そこには真っ白な花と濃い緑の葉。梅雨時に咲くガッシリとした花だけれど、蒸し暑さのためか、あっという間に赤茶けて痛んでしまう。
 そんな中、息子が小学校のパソコンクラブで暑中お見舞いのハガキを制作してきた。海の中で泳ぐ男の子と魚たち。大きく開けた口と水面に向かう白い泡が楽しげ。「字の色もボクが考えたんだよ」とのこと。うんうん、なかなか背景にマッチしたいい色だね。見ているだけで涼しい気分になってくる。
 ―― ハガキの絵を見ていたら、この夏のジブリ映画「崖の上のポニョ」を思い出した。5歳の男の子と、人間になりたい金魚姫の物語。知り合いのアニメ評論家さんが、試写を見て絶賛していた。7月19日公開だけれど、初日に観に行けるかなぁ~?

秋期試験まであと109日

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2008年7月 1日 (火)

「ナイト ミュージアム」

Night20080629  2007年の3月に日本で公開された映画。今頃になってようやく観た。舞台はニューヨークのアメリカ自然史博物館。セオドア・ルーズベルトに捧げて建造されたという。
 上野の科学博物館の展示の一部を担当したサイエンス・ライターの友人が、息子さんと一緒に観て楽しかったと言っていたので、ずっと気になっていたのだが、先日、アメリカ自然史博物館のキュレーターが書いた本の翻訳本のお手伝いをしたことから、俄然観たくなったのだ。
 ジャンルとしては、“SF/ファンタジー アドベンチャー コメディ”となっているが、博物館関係者から見ると、“自分の身に関わる歴史への想像力をはたらかせ、もっと多くの人に展示物について知って欲しい”という気持ちを代弁してくれる、ちょっとホロリとする映画なのではないかと思った。仕事で、いくつかの博物館関係者の方々と話す機会があったが、最近はどこも経営が厳しく、ただでさえ保管・維持にお金がかかる上、一般の人の博物館離れを食い止めるためには、綿密な企画と凝った展示は必要不可欠らしい。キュレーターの人たちの創意工夫ももちろん大切だけれど、本当に必要なのは観覧者の好奇心。作品中、“博物館は、歴史が息づくところ”という表現があったが、まさに、自分には無関係な過ぎ去った遺物としてでなく、今ここにいる自分に何かしらの影響を与えた継承のルーツとして、歴史の息遣いを感じられる場所なのだと思う。映画のはじめの頃の閑散とした館内と、最後の盛況な館内との対比が、現代の博物館事情の舞台裏を想像させ、私にとっては意味深な作品だった。
 フィルムの大部分は“オモチャのチャチャチャ”で、メッセージ性など感じさせず、ただただ夜の博物館のドンチャカを愉快に楽しめる構成だったため、息子はケラケラ笑いながら観ていた。実在の博物館も、息子にとって愉快で楽しい場所となることを期待したい。(
画像:(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX )。今日から7月かぁ~、早い!

秋期試験まであと110日

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