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2008年7月10日 (木)

海城中学高等学校説明会

 先日、息子の成績は度外視して、単なる興味本位で学校説明会に行った。今年は、機会があればいろいろな中学校を見学してみたいと思っているので。
Kaijo20080709  行ったのは、早稲田の理工のそばにある海城中学校。新御三家として人気沸騰中の男子校だ。まず、パンフレットの充実ぶりにびっくり。カラー写真とともに、教育方針や沿革、カリキュラム、年間行事、クラブ活動、入試情報、学費等々、実に詳しく書いてある。 校長の水谷氏は、12代目の校長先生らしいが、人生80年の中の貴重な6年間をお預かりする、という姿勢で、実に理知的なお話をされていた。成績ごとのクラス分けはしない、基本的には塾いらずでしっかり睡眠を取るよう呼びかける、先取り教育は数学のみ、フィールドワークや取材による社会科レポートを初期から導入、倫理規範を抑圧的でなく植えつけるなど、ポリシーをもって運営されている様子。現在の平均通学時間は1時間だが、中には近県から新幹線で通っている子も複数いるとか。クラブの入部率は94%。“新しいジェントルマンの育成”を掲げているという。広報担当として話された人は、社会と国語の先生だったと思うが、どちらもわかりやすく丁寧な説明と歯切れのよい話ぶりだった。もともとが海軍予備校だったせいもあるのだろうが、制服で規律正しい雰囲気が校内に溢れ、校舎もきれいだった。素直で実直・真面目な子どもには、居心地のよい環境に思われた。
 私立の学校は、いろいろなカラーがあって面白そうだ。以前文化祭を覗いた麻布中学は、校舎はきれいとは言えないし、私服で茶髪・金髪がごろごろいたけれど、自主自律の精神は旺盛のようだったし、枠組み自体から自分で作っていきたいような子どもには天国かもしれない。
 ――― 教頭先生も話しておられた。「どんな子どもが欲しいかで、試験作りに手を加えています。試験問題をよく見てもらえれば、我が校がどんな子どもを欲しているかをご理解いただけると思います」――― 試験問題を見て、そこまで想像できるほど、まだ私は研鑽を積んでいないけれど、その前にまずは、息子の性格を見極める方が先かな?

秋期試験まであと101日

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