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2008年7月20日 (日)

「監査法人」最終回

Kansa20080719  昨晩、NHK土曜ドラマ「監査法人」の最終回だった。第1回から丁寧に見ていたわけではないのだけれど、チラリチラリと気にしつつ、「最後はどう終わらせるのかな?」と気になった。長銀の粉飾決算裁判やら、大阪府の財政再建計画などを横目に、「みんな、悩みながら仕事してんだよなぁ。。。」とつくづく嘆息。不正会計にならずとも、数字合わせ・帳尻合わせの調整さえ、個人的には会社のためにはならないと思っているのだけれど、社員一人ひとりに家族があり生活があることを考えると、飲み込まざるを得ない矛盾も多々あると考えねばならないのだろうか。常識的に考えると、粉飾決算は当然有罪な気がするし、組織が赤字ならまず組織の人が身を削るのが当然のように思えてしまうのだけれど、世の中の公認会計士の人たちの仕事や判断というのは、「どこまで」と線引きすべきなのだろう? 「監査」というのは、“第三者的に”というのが基本なのだが、世の中を渡っていくのに“第三者的”でいることはかなり難しい。ドラマの主人公は、“第三者的に厳格でありつつ、寄り添いながら問題解決していく”という道を選んで、結末したように感じた。仕事だけでなく、身近な人間関係でも悩む主人公の結論だった。家族を幸せにすることと、仕事のパートナーを幸せにすることを並行して考えさせた点で、バランスの取れた視点だったと思う。
 このところ、「忙しい忙しい」を連発する夫を、労うでもなく、「寝る暇があるなら忙しいなんて愚痴らないで!」と嫌味を言ってしまう自分は、さしずめ物語の最初の頃の主人公みたいなもんだろうか。こんな所でさえ、“厳格さ”と“思いやり”のバランスは難しいのだから、人生の大半を占める仕事の現場では、そりゃー毎日毎日、悩ましいことは尽きないものですな。

秋期試験まであと91日

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