Googleマップ ストリートビュー
先日夫に「ストリートビュー、見た?」と訊かれた。新聞で、Googleが新しいサービスを始めたが、肖像権等で問題になっている、という記事を読んではいたが、実際に自分の眼では見ていなかったので、早速トライ。
Googleマップを立ち上げて、「ストリートビュー」ボタンを押すと、地図上にカメラアイコンが表示される。とりあえず、自宅周辺の地図上を「ストリートビュー」表示で眺めてみてビックリ! まるで近所を散歩しているかのような画像を、三次元的に方向調整しながら見ることができる。確かに、駐車中の車や歩行中の人も映り込んでおり、ナンバープレートや表情は見えないまでも、サービス開始当初の混乱ぶりが予想された。不動産業者が、その土地土地の様子をクライアントに伝えるために使ったりしているようだが、Googleはそもそも、どんな主目的でこのサービスを始めたのだろう?
昔なら、知人の住所がわかっても、地図を購入したりしない限り、なかなかその人の住宅地事情などはわからなかった。それが今や、GoogleマップやGoogleアースで、およその土地勘は掴めるし、詳細撮影されている地域なら、家の概観までわかってしまう。目抜き通り沿いの家であれば、壁の色や窓の位置や数まではっきりわかってしまうのだ。最初はお散歩気分で眺めていたが、やがては、ものすごいデータ量にそら恐ろしくなってしまった。Googleの技術と意欲には脱帽するけれど、このストリートビュー、抵抗ある人も結構いるのではないかな?というのが率直な感想。 試しに、旅行者気分でシアトルの地図を検索し、ストリートビューで歩いてみようとしたのだが、シアトルではまだこのサービスは始まっていないらしい。アメリカ西海岸だと、ポートランドやサンフランシスコ、ロサンジェルスなどから徐々に区域を広げている模様。日本国内も、このサービスで見ることができるのはまだ、都市周辺部のみ。車で撮影して回っているというけれど、21世紀の伊能忠敬よろしく、世界中の都市を車で回るつもりなのだろうか。。。Googleブックの計画にも気が遠くなったけれど、今回のこのサービスもなんとも壮大だ。気になるのは、撮影の日時表示がないこと。Googleアースもそうだけれど、撮影日と閲覧日には当然タイムラグがあり、店舗などの入れ替わりの激しい都市部ではなおさら、ある程度の間隔でデータ更新する必要が出てくる。Googleの撮影部隊は、永遠にこの撮影作業を続けるつもりなのだろうか?
GoogleブックもGoogleアースも、増大と更新をし続ける膨大なデータとの格闘としか言いようがない。こんな大それたことを始めようと思い立つだけでも、ひたすらスゴイと思う。人間、先に待っている作業量に気圧されて、初めからあきらめてしまうことも多いと思うけれど、実現できたときのことを想像して「まずはやってみる」という姿勢も必要だな、とGoogleを見ていていつも思う。
秋期試験まであと70日
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