« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月の31件の投稿

2008年8月31日 (日)

嵐の中の24時間TV待ち行列

 昨日もハードに遊んだ。息子とその友達と一緒に、午前中は清澄庭園の鯉のエサやりに再訪し、午後は科学技術館へ。ところが、科学技術館のある九段下の駅を降りたとたんものすごい行列に遭遇。なんと、日テレの24時間テレビの募金のために並ぶ一般の人の列だった。傘を差しながら並ぶ大量の人たちを横目に、割合すいていた技術館の中へ。
Bike20080830  技術館でいつもハマるのは、5Fにあるメカサイトでの鉄球運び。何が楽しいのか、重い鉄球を様々なメカで動かすのだが、奴隷のように仕事を探して延々と鉄球を運び続ける。30分以上も働いたろうか、さすがに痺れを切らして私が別のフロアへ促し、ようやく終了。他には車やバイクの運転シミュレーションにつかまった。
 科学技術館で閉館まで遊んで出てきたら、昼すぎの行列は2~300mだったのだが、なんと1km以上の超長蛇の列に伸びていた。延々と武道館を取り巻いて、歩行者の歩行制限までされていた。おかげで、一日遊びに遊んで棒になった足を引きずって、駅まで遠回りして歩かされるハメに。科学技術館の中で遊んでいる最中、猛烈な雨が降っているのが窓から見えたけれど、その間もあの列の人たちはずっと並び続けていたのかと思うと、チャリティー募金のためとはいえ、すごい根性だなぁと感心してしまう。
 九段下の駅に入ると、息子の同級生の声。お母さんとお友達と一緒に駅の出口に向かっているその子は、あの行列に加わるのだと言う。「ものすごーい長い列だったよぉ!」と報告するも、「がんばって並びまーす!」と言って去って行った。。。息子は、その友達の後ろ姿を見送りながら、「○○君が並んだとしても、ボクは24時間テレビは見ないぞ! あんなに関係ない人に迷惑かけといて、なにが“誓い”だ!」とつぶやいていた。……が、夜はしっかり日テレをつけて、浅田真央選手と美来ちゃんの共演や、エドはるみのマラソンを見ていた息子。
 夏休み最後の日の午後は、学習塾の実力テスト。キリッと頭を切り替えてくださいませよ!

| | コメント (0)

2008年8月30日 (土)

夏休み長短損得談義

 昨日、息子とその友達を連れてタクシーに乗った。ダメ押しでNARUTO映画を再度観に行くためだったが、タクシーの運転手さんが子ども達を見て一言。「あれ? 今日、学校は?」――― どうやら、都内でもすでにこの月曜から2学期が始まっている学校が結構あるらしく、運転手さんは夏休みは終わったと思っていたのだった。
 「まだまだ暑いのに、北国みたいですね」と言ったら、「普段の授業時間が短すぎて、夏休みを削らないと足りないみたいですよ」とのこと。子どもたちも「そうそう! 同じ塾の子の半分くらいはもう学校行ってるよ」と言う。そうか~、、、片や夏休み最後だからとダメ押しで遊び回って、片や教室に座ってお勉強……「どっちが得してると思う?」と訊いたら「どっちとも言えないなぁ」――― まぁ、損得って問題じゃないから当たり前。それに、もう授業が始まっている学校は、普段は4時間授業が多いのだから、どっちもどっちだ。でも私なら、長時間でも集中的に勉強して、丸々のお休みは長い方がいい。けれど、学習の習慣化とか、記憶の定着化とかを考えると、短くても毎日毎日机に向かう時間がある方が効果的なのかなぁ?とも思う。子どもたちは、ゲーム攻略になぞらえて、「でもやっぱり強敵と戦うよりはザコ敵をチョコチョコ倒す方が楽だよな」という結論に至ったらしい。
 私の試験勉強はまさに長い方の夏休みパターンで、すっかり学習記憶は遠い彼方へ消え去り、生活リズムもメチャクチャだ。長い夏休みは、学習面では損なのかもしれない。。。(^^;;

秋期試験まであと50日

| | コメント (0)

2008年8月29日 (金)

写真プリント今昔

Photos20080829  九十九里の海遊びの写真を自宅のカラープリンターでプリントした。実家といとこたちの家に、思い出の一コマを早速送っておくためだ。
 我が家では、一眼レフのデジカメからPCにデータを取り込んだあと、Easy Photoprintというソフトで画像を補正したりトリミングしたりして調整し、CannonのPixusで印刷する。昔なら、無駄な失敗写真も全部写真屋さんで現像してもらって、アルバムにきれいに収まる写真は数枚という、悲しい成果だった。それが今では、大した計算もなくとにかくメモリが続く限り撮影し続け、構図や明るさ調整などはPCに取り込んでからいくらでも変更できるため、無駄はほとんどない。現像ショップは生き残りをかけて様々なサービスを展開しているけれど、規模はどんどん縮小するばかりだろう。立体写真とかグッズへのプリントとか、より差別化された目新しいサービスがどのくらい一般的になるか。。。
 …とはいえ、素人には嬉しい技術進歩。昔から写真を撮るのは好きだったけれど、このところ仕上がり感が自由に調節できるので、なんだかいっぱしの腕前になった気がしてしまうなぁ(^^;;

秋期試験まであと51日

| | コメント (0)

2008年8月28日 (木)

奇跡的な海水浴

Umi20080828  ずーっと天気予報は雨、雨、雨だったのに、奇跡のように水曜も木曜も海水浴ができた! 木曜などはピーカンの晴れ間の下、陽射しを気にしながら波と遊んだ子ども達。夏休みの最後の思い出には最高の旅になった。九十九里浜は見渡す限りの砂浜で、サーファーが荒い波に乗って楽しんでいた。海の幸もたくさん食べ、みんなで体育館を借りてビニールボールのバレーボールをやったりして、大いに盛り上がり汗をかいた。
 国民宿舎サンライズ九十九里では、毎月宿泊客の俳句コンテストをしており、月ごとに優秀者を選んでペア宿泊券をプレゼントしているそうだ。私と息子も一句ずつ応募してきた(^^)
「白波と 戯れる子ら 砂やさし」
「サンライズ 南中してから 陽が暮れる」
万に一つ入賞したら、今度はパパも連れてきてあげよう。夏休みもあと3日。

秋期試験まであと52日

| | コメント (0)

2008年8月27日 (水)

サンライズ九十九里

 昨日実家から連絡があり、急遽今日明日で、いとこの家族と一緒にサンライズ九十九里に遊びに行くことになった。プールあり、砂浜あり、テニスコートあり、バドミントンあり、温泉あり、ゲームコーナーありの国民宿舎。天気がよくなくて学校のプールも中止続きのため、いとこたちと屋内遊びに明け暮れる夏休み最後のイベントだ。私も仕事がないのをいいことに、遊びまわった夏休み。こんな自由な夏休みは、私も息子も初めてだ。大いに楽しんでこよう!(お仕事のパパ、ごめんね~♪)

秋期試験まであと53日

| | コメント (0)

2008年8月26日 (火)

雨露にぬれる朝顔

Asagao20080825  夏休み最終週は雨模様。初夏に植えた朝顔もずいぶんと大きくなり、2,3の花をつけている。今週は息子はプールの予定しかなかったのに、そのプールも雨で中止。いつも遊ぶ友達は岩手に琥珀掘りに出かけてしまっているため、保育園友達とWiiFitでマラソン。MindStorm友達からはハガキが届き、この夏スキルアップして作った踊るロボットを見に来ない?とのお誘い。今週中に見に行けるかなぁ?
 昨日、何人かの犬の飼い主さんに室内飼いについて質問メールを投げたところ、埼玉のふじみ野で三匹のワンちゃんを飼っている人が、ご自身の「いじ犬(いじけん)ブログ」を教えてくれた。マルチーズとトイ・プードルとミニチュア・ダックスという三種類の性格の違う犬を飼っているそうで、楽しい上いろいろ参考になった。「要は“案ずるより産むが安し”だよ」とのことで、「思い立ったらお迎えしてみたら?」というのがこの方のご意見。都内のマンションでキャバリエを飼っている友人は、「いろいろ大変なこともあるけど、それらを補って余りある何かがあるよー!」と、前向き検討をおススメ。一方、等々力で時折親戚のトイ・プードルを預かる友人は慎重意見。「先天的な心臓疾患をもっていたりするし、抜け毛もアレルギー持ちには辛いよぉ」とのこと。でも可愛いことは確かなので、お子さんが独立した暁には自分でも飼おうと思っているそうだ。「犬の十戒」という作者不詳の詩を読むと、大切な10~15年を共に過ごすパートナーをお迎えするのは、やはりきちんと向き合える覚悟ができてからだなぁ…と、はやる気持ちにちょっとブレーキ。夏休みが明けたら、またバタバタの日々が始まり、ワンちゃんどころではなくなるかなー?

秋期試験まであと54日

| | コメント (0)

2008年8月25日 (月)

『小さな犬とのつきあい方・愛し方』

Dog20080824  突然、小型犬を飼いたくなった。昔、2匹の雑種犬を屋外で飼ったことがあるが、夫は経験なし。私も室内飼いの経験はない。そもそも犬など飼ったら、出かけるのも不自由になるし、お金はかかるし、結構大変だとも思う。でも、知り合いのマンション一人住まいの女性が小型犬を飼い始め、可愛がっているという話を聴くと、なんだかうらやましい。で、下調べのために買った本が『小さな犬とのつきあい方・愛し方』。何人か、室内で犬を飼っている人もいるので、おいおい聴いてみるつもりだが、なにせ犬種も何も知らないから、まずは飼いやすさとか費用とかをざっくりと知ろうと思っている。
 が、息子に「犬、飼ってみたいと思わない?」と訊くと、「いいよ~」「いやだいやだ、オモチャとか汚されるしぃ~」と否定的。終いには、「ママがちゃんと試験に受かってから考えれば? お金もかかるんだしさ」などと言われる始末。年間16万円ほどはかかるし、日々最低15分のお散歩を2回はしてほしい、と本にあった。う~む、、、悩ましい。夫は「僕は飼ったことないから、全然わからない」と投げやり。ミニチュアダックスフントやトイプードルは、写真を見ているだけでも癒される。面倒をみる苦労より、精神的な効能の方が多いのではないかなぁ~、、、と揺れる想い。さぁ、どうしよう~?

秋期試験まであと55日

| | コメント (2)

2008年8月24日 (日)

親戚大集合

 土曜日は主人方の実家に約1年ぶりに訪れた。すると、打ち合わせたわけでもないのに偶然、夫のお兄さんや弟さん夫婦も来訪し、親戚大集合となった。皆働き盛りで忙しくしているため、年に一度のお正月さえ会えない日々が続いていたのに、なんという奇遇か。それぞれ働く業界が違うので、いろいろ情報交換しつつ愚痴ったり自慢したり。
 主人方の親戚が集まったとき可哀想なのは我が家の息子。お兄さんは多忙すぎて結婚している暇もなく、弟さん夫婦はバリバリの研究者夫婦のため子どもは断念しており、いとこというものがいない。マンガを読んだりしながら大人の話を邪魔しないようにと、彼なりに頑張るが、長時間になってくるとやはり辛そう。少子化時代の子どもの苦労はこんなところにも…と、かなり気の毒になるが、たまに会う親戚との時間を無碍にもできず。6時間ほどを大人の話に付き合わせて、夕方帰途につく。霧雨降りしきる街、おしゃべりを我慢していた分、はしゃいでいる息子がいた。

秋期試験まであと56日

| | コメント (0)

2008年8月23日 (土)

相模湖リゾート プレジャー・フォレスト

Naruto20080822 In20080822  昨日、外遊び日和の気温とお天気の中、相模湖リゾート プレジャーフォレストへ行ってきた。息子のマイブームのNARUTOイベントが目当てだった。なんと、一番乗りでNARUTOサイトへ入場! 6つの修行を完遂すると任務終了証がもらえるのだが、息子は痛く気に入ってしまい、他の乗り物などには目もくれず、NARUTO修行を3回繰り返した。特に、水の上での修行“水蜘蛛”が気に入ったらしい。私も最初の1回は付き合ったが、バランスを崩して水の中に尻餅をつきそうになり、2度目からは見学。中腰でバランスを取るので、明日あたりはきっと筋肉痛だ(^^;;;
Hune20080822 Mizu20080822  その他には、「アドベンチャーラリー」という、オリエンテーリングの謎解き版もどきのゲームがあり、それが楽しかった。全24ポイントのうち16ポイントのスタンプをゲットして参加賞をもらったが、賞品より何より、涼しい風の中、広大な敷地を歩き回ってスタンプ探しする、という、その行為そのものが面白く気持ちよかった。


Bon20080822  6時ごろ帰宅すると、今度は町内会の盆踊り大会へ直行! いやぁ~、超ハードスケジュールをなんとかこなしたけれど、今日は今日で、主人の実家へ遊びに行く予定。遊びも遊んだり…という夏休みになりそうだ。(それにしてもNARUTO三昧だなぁ)

秋期試験まであと57日

| | コメント (0)

2008年8月22日 (金)

清澄庭園で鯉と亀にエサやり

Kiyosumi20080821 Turtle20080821  昨日は、ちょっと涼しくなってきたので、清澄庭園の池までサイクリングし、鯉のエサやりをすることにした。もう何度も訪れており、そのたびに巨大な鯉の口に唖然としているが、昨日はそれに加えて驚くことがあった。
 夏は動物たちの食欲が増すのか、春や秋だと鯉とカモくらいがいそいそと寄って来ていたが、昨日はなんと、鯉の他に亀や鳩やスズメやカモが殺到した。中でも亀のすさまじさときたら! 石をよじのぼってまでエサを取りに来る。ワラワラと集まってきて、鯉を押しのけてお麩にカブリつく。ほとんどがイシガメかアカミミガメに見えたが、なんとスッポンまで混じっている! 他の亀より用心深く、細長い鼻先を水面に突き出して遠くから様子を窺う巨大なスッポンもいた。そりゃーもう、子どもたちは大喜び! 夢中でエサやりして、気付いたら150円のお麩袋を4袋も消費されてしまった。
Suppon20080821  夏休みも残すところあと10日。子どもに振り回されて疲労困憊だけれど、長かった塾の夏期講習も昨日で終わり、あとは宿題とプールを残すのみ。もうひと遊び、してやるかなぁ~?(今日は気合で、これから相模湖プレジャーフォレストへ!GO!)

秋期試験まであと58日

| | コメント (0)

2008年8月21日 (木)

賑やかなランチタイム

Curry20080820  昨日のランチタイムは賑やかだった。息子の保育園時代の友達と小学校の友達とで集合して、みんなで食べたのだ。午前中は3人でWiiスポーツをしたり、「カセキホリダー」の追加データをダウンロードして遊んでいた。ゲームの細かい内容の話になると、私などはもうサッパリ。なんのことやら意味もわからない。情報交換の速さや的確さに舌を巻きつつ、「子どもの潜在能力って、ホントにスゴイんだなぁ…」と実感。
 昼食は、前の晩のカレーの残りを出しただけなのだが、家によってしきたりがいろいろあるようで、発言が飛び交った。
「うちはカレーのときは福神漬けを山のように食べるんだよ!」
「うちはカレーの後は必ずアイスを食べる!」
「ごはん粒を残すのは罰当たりなんだぞ」
「おまえんち、リンゴのすりおろしとか入れる?」
「うちは牛乳たっぷり入れる」
などなどなど。いやぁ、笑えた笑えた。私は子どもが集まると必ず、「将来は何になるの?」と尋ねる。子どもたちの夢を聞いているとこちらも元気になるからだ。
「オレはお父さんの老人ホームを継がされると思うよ」
「いーじゃん、継いだらさ、親友価格でおばあちゃん入れてよ」
(おいおい)
「ボクは俳優になるけど、芸能界から追放されちゃうかも」
(あれ、前はパン屋さんか社長じゃなかったっけ?)
などなどなど。夢は日に日に移ろってもいるようだ。女の子の夢というと、かなり現実的かつ堅実なものが多いけれど、男の子はなんだか夢見がちだったり冒険的だったり野心的だったり……。
Chara  結局は「みんなで食べるごはんはおいしいよね!」ということで、一昨日と同じくわかりやすい単純な結論に至るのだった。小金井市のイメージキャラクターをアニメ監督の宮崎さんが手がけたというが、私も、子どもは地域で育てないと、と思う。

秋期試験まであと59日

| | コメント (0)

2008年8月20日 (水)

単純な小学4年生

 昨日の午前中、息子と友達の会話を聞くともなく聞いていたら、「ねぇねぇ、これ読んだ? カンドーもんだよね」とお友達が言っていた。息子の方も、「読んだ読んだ、いい話だよねー」と相槌を打つ。一体どんないい物語を読んだのかと覗いてみると、手に持っていたのはなんと、コロコロコミック9月号付録の「でんぢゃらす じーさん 大長編」という小冊子! ガックリ……
 「でんぢゃらす じーさん」というのは、かなりハチャメチャなギャグマンガなのだが、今回の物語のタイトルは『4位のお金と563位のアイツ』―――。ドルマネーという怪物相手にギャグが繰り広げられるのだが、最後の方でじーさんがつぶやく……「この世には…お金より大切なモノが…、「3つ」ある!」 そして…ドルマネーに向かってカウントダウン。
3位は「夢」!!
2位は「友だち」!!
1位は「家族」。
…その後、じーさんの強烈パンチを浴びてお金の呪縛から解き放たれたドルマネーは、自分の家族を思い出す…そしてドルマネーのつぶやき。
「…じゃあ…お金って…、いったいなんのためにあるんだろうな…?」
じーさん曰く、
「お金はな、お金よりも大切なモノを守るためにあるんだよ。」
――― そして作者のつぶやき…「みなさん、お金を大切にしていますか? お金は…とっても大切なものです。お金は…「夢」や「友だち」…そして…「家族」の次に大切なモノです…。だからこそ、お金を大切にしてください。お金より…、もっと大切なモノを守るために…!」とのこと。わぉ~、ブラボーブラボー! この話を読んで感動の嵐を胸中にざわめかせた小学生は、一体どれくらいいるだろう…?
 少なくとも、私の眼の前の二人は、心底感動していたみたいです。

秋期試験まであと60日

| | コメント (0)

2008年8月19日 (火)

塾の授業時間比較

 昨日、塾から4,5,6年生の各授業時間のスケジュール表更新版が配られて、5,6年生になってからの時間数を目の当たりにし、ひっくりかえった。5年生では週3日全9時間、6年生では週3日全10時間20分に増えていくとのこと。「やっぱり異常だなぁ…」と思い、「よもや他の塾はここまで異常ではなかろう…」と、インターネットを頼りに主要塾の授業時間比較表を作ってみた。Hours
 なんとも驚いたことに、うちの息子が通う塾は大手の中では時間数は少なめの部類にあることが判明! 中には、6年生になると週5日全16時間も授業をするところがある! 6年生の平均的な校外活動時間を土日も含めて65時間とすると、そのうちの25%を塾に費やすことになる。「こ・これが普通なの…?」―― いやはや、加熱も極まれり…。サクッとやめて、スポーツクラブにでも入れた方がよいのだろうか…?(実家の母は、「とにかく今は運動させた方がよい!」と再三再四促してくるのだが…)。
 まぁ、今オリンピックで活躍しているような人たちは、プライベート時間の大半を練習に当てているのだろうから、そういう意味では異常ともいえないのかもしれないけれど。。。

秋期試験まであと61日

| | コメント (0)

2008年8月18日 (月)

『河童のクゥと夏休み』

Kuu20080816  土曜日から一転して、寒いくらいの日曜日。原 恵一監督の『河童のクゥと夏休み』を観た。原作の本を、実家の母が去年の夏休みにいとこたち全員にプレゼントしてくれたので、息子も原作は知っていた。ただ、「原作とアニメは全然違ったよのぉ~」というおばあちゃんの溜息をきいていたためか、ここまで観ずに来た。
 私自身は原作を読んでいないので、比べようがなかったけれど、アニメ自体はとても楽しめた。なんだか、人間の醜さがあらゆる角度から表現されているようで、居心地はよくなかったのだが、クゥを拾った家族が、「クレヨンしんちゃん」の野原一家同様、気持ちのよい人たちだったために救われた。東京タワーの上からクゥが街並みを見て、「こりゃ、人間の巣だな…」とつぶやくシーンでは、先日のサンシャインシティの展望ラウンジを思い出した。本当に、河童が暮らせるようなところは360度見渡してもどこにもない。子どもには、土のある暮らしが必要だと頭では感じていても、知らず知らずのうちに便利な都会の磁場に引き寄せられてしまう自分を情けなく思いつつ、せめて夏休みくらいは、康一少年のような体験ができる手助けをしなくちゃなぁ…と反省。
 先日、実家に帰省している最中、庭の芝刈りを手伝い始めた息子だが、暑さと蚊の大群に、10分もしないうちに早々にノックアウトされ、ひ弱さを露呈していた。かと思えば、毎日新聞朝刊にあった「毎日かあさん」のマンガでは、五人兄弟の男の子たちが、毎朝5時半に起き、4キロの距離をジョギングして市民プールまで行き、たっぷり2時間泳いだ後、またジョギングで帰宅して、昼ごはんを食べたらすぐに午後は炎天下の公園で遊びまくっている様子が描かれていた。――― 同じ都会っ子でも、育て方いかんでは、ここまでたくましくなるんだから、我が家ももう少し考えないといけないなぁ…とダブル反省(…とはいえ、また昨日から塾攻めが始まり、午後の時間はすべて塾に明け渡さざるを得ないこの状況……う~む)

秋期試験まであと62日

| | コメント (0)

2008年8月17日 (日)

サンシャインシティ NARUTO展

Naruto20080816  残暑厳しき土曜日は、サンシャインの展望ラウンジで開催されていたNARUTO展に行ってきた。展望ラウンジは素晴らしい眺めの上、涼しくて、午前中から出かけたせいかすいていて快適だった。友達と一緒にNARUTOの忍者服を着て記念撮影(影分身して螺旋丸のチャクラを練っているのだそうだ)。原作者 岸本氏の原画も展示されていて、私はそればかり見ていたが、息子たちはゲームをしたりおみやげを買ったりして楽しんだ。ランチは、ラウンジの特別メニュー“一楽ラーメン”(一日限定20食)を食べ、息子はNARUTOよろしく、ツユを全部飲み干していた(塩分過多!)。「おみやげ、何買ったの?」と尋ねると、二人とも「なるとさいふ」と書かれたカエル型のがま口をニヤけながら見せてくれた。

秋期試験まであと63日

| | コメント (0)

2008年8月16日 (土)

船の科学館 シーサイドプール

Kagakukan20080815 Boys20080815  北島康介選手の見事な二冠に触発されたわけでも、終戦記念日だからというわけでもないが、昨日は急に思い立ってお台場の船の科学館横のシーサイドプールに行った。34年間営業していたが、この8月31日をもって営業終了するのだそうだ。
 プール日和の快晴で、昼から閉園まで存分に泳いだ。ウォータースライダーが気に入った息子は、飽きもせず繰り返し滑った。流れるプールに身を任せてのんびり浮かんでいると、遠くにフジテレビの異彩をはなった建物が見え、ゆりかもめが通り過ぎていく。羽田から飛び立つ飛行機も間近に見えるし、科学館の船もそびえて、なかなかない景色。
Pool20080815 Ship20080815  プール後は科学館で少々展示見学。もう足は棒のようだし、強い日差しでかなりぐったり疲れていたのだが、足を踏み入れたら夢中になって見てしまった。ほんの1時間ほどしか見ることはできなかったが、人もまばらになった閉館間近の館内で、見たいものだけじっくり見たという感じ。帰りのゆりかもめは、東京タワーの後ろに夕日が沈み始めた頃合で、半分過ぎた夏休みを惜しむような感傷がちょっぴりこみ上げた。シーサイドプールの跡地に何が作られるのか知らないが、もったいない気がするなぁ。

秋期試験まであと64日

| | コメント (2)

2008年8月15日 (金)

『死神の精度』(Accuracy of Death)

Accura20080811  先の本屋さん大賞を『ゴールデンスランバー』で受賞し、直木賞を辞退した、話題の伊坂幸太郎さんの『死神の精度』を読んだ。夫が読み終えて積んであった文庫本の中からつまみ上げて、という失礼な出会いだったのだが。。。とても面白く拝読した。
 初めて読むこの著者が、法学部出身で、システムエンジニアの仕事から小説家になったということに、まず驚いた。法律文ともプログラムともおよそかけ離れた、印象的な比喩の多い文体。ミステリーともファンタジーとも純文学ともつかない、国籍不明な村上春樹系譜のノーボーダーな雰囲気。テレビで見た伊坂さんは、頑固だけれど誠実で、はにかみ屋でもある印象だったが、ストーリーや文章にも、そんな彼の人となりの匂いがあった。時空超越版「パルプフィクション」のような、見事なオムニバスだった。
 最近の息子の口癖「誰でもみんな、いつかは死ぬんだよ」が、こんなところでこんな作品になってたぁ~!というシンクロニシティ。「“どうぶつの森”って永遠に終わりがなくて、いつかは飽きちゃう」という息子周辺の子どもたちのつぶやきにも納得の一作。人生にはいろんな死があるけれど、人生がちょっとだけ“眩しく嬉しく”感じられる一冊だった。(英文タイトルの方がしっくりくるのが不思議……)

秋期試験まであと65日

| | コメント (0)

2008年8月14日 (木)

「カンフー・パンダ」

Bicycle20080813 Panda20080813  昨日は、実家の駐車場でいらなくなった自転車の解体作業をおじいちゃんとしたりして、大汗をかいてシャワーを浴びていた息子。午後は映画「カンフー・パンダ」を観に、近くのシネコンへ行った。お盆中だからガラガラだと思ったら大間違い! 激込みで予定していた時間には入れず、一回先送りすることになった。小さな子もたくさん見に来ていて、上映中、面白いシーンがあるとケラケラと笑い声が響いていた。付け焼刃のカンフー修行で急激に強くなるパンダが不自然だし、カンフーなのに手裏剣が出てきたりして不思議な気もしたが、子どもたちはウケて楽しんでいたようなのでOKとしよう(笑)。

秋期試験まであと66日

| | コメント (0)

2008年8月13日 (水)

やっとこ夏休み気分

Koori20080812 Book20080812  実家での夏休みは、これぞ「やっとこ夏休み」という感じののんびりムード。いとこのお姉ちゃんとかき氷をしたり、ゴロリと寝転んで読書したり、リラックスして過ごしている。散歩したり、ゲームセンターのUFOキャッチャーで3つも賞品ゲットしたり、温泉に行っておいしいものを食べたり……。一人仕事で留守番の主人がちょっと気の毒。「明日も出勤になりそうだから、もう一泊してきていいよ」とのメールが携帯に届き、どうしようか迷っている。今日もいいお天気で、また散歩をするか映画を観るかと、お気楽相談中。。。お仕事がんばってる皆さん、ごめんなさい!

秋期試験まであと67日

| | コメント (0)

2008年8月12日 (火)

里帰り

 昨晩から息子と二人で実家に里帰りしている。いとこの女の子も偶然泊まりに来ていて、うれしい偶然。クーラーなしで過ごしているから暑くてかなわないけれど、まぁ里帰りらしい環境変化。実家には一応インターネット環境があるから、ブログも簡易更新はできるけれど、なんとなく気恥ずかしくてゆっくり書けそうもない。。。息子には、読書感想文だけは里帰りのうちに済ませてほしいと思っているけれど、遊びの方が忙しくて可能性薄か?!

秋期試験まであと68日

| | コメント (0)

2008年8月11日 (月)

「無限回廊」とPSP

Mugen20080810  リリースされてすぐに息子が興味を持っていた「無限回廊」というゲーム。これまでPSPを持っていなかったので買わずにいたのだが、昨日ついにPSPと合わせて買った。個人的には、もうこれ以上ゲーム機もゲームも導入したくなかったのだが、“夏休みがんばって塾に行っているご褒美”と称して、息子が主人を説得してしまった。せめてもの実用性を考えて、ワンセグチューナー付きのセットにしてもらった。私の中でPSPは、非常用携帯TVとして扱うことにした。DSよりずっと画面が大きく、単に映像を楽しむ分にはなかなかの優れモノのように感じた。タッチパッドのあるDSは、ゲームにせよエデュテイメントソフトにせよ、インタラクティブ性では相当優位にあると思う。
 「無限回廊」は、初めて見るタイプのゲームだった。ちょっとWiiのスーパーペーパーマリオのニュアンスで、視点を変えることで意外な経路を発見して進んでいくというもの。息子は仕組みがわかると、サッサと「canvas」というモードでオリジナルステージ作りを始め、あっという間に4~5個のステージをストックしていた。モノクロームのシンプルなデザインに斬新なアイディア、エッシャーの絵の中をさまよい歩くような体験、3DCGと2次元平面の不思議な融合……どれもが新しい感覚で、息子にも私にも新鮮な印象のゲームだ。“ゲーム脳”という言葉にいつもビクビクしているが、こういうゲームは、悪くないんじゃないかと思う。

秋期試験まであと69日

| | コメント (0)

2008年8月10日 (日)

Googleマップ ストリートビュー

Map20080810  先日夫に「ストリートビュー、見た?」と訊かれた。新聞で、Googleが新しいサービスを始めたが、肖像権等で問題になっている、という記事を読んではいたが、実際に自分の眼では見ていなかったので、早速トライ。
 Googleマップを立ち上げて、「ストリートビュー」ボタンを押すと、地図上にカメラアイコンが表示される。とりあえず、自宅周辺の地図上を「ストリートビュー」表示で眺めてみてビックリ! まるで近所を散歩しているかのような画像を、三次元的に方向調整しながら見ることができる。確かに、駐車中の車や歩行中の人も映り込んでおり、ナンバープレートや表情は見えないまでも、サービス開始当初の混乱ぶりが予想された。不動産業者が、その土地土地の様子をクライアントに伝えるために使ったりしているようだが、Googleはそもそも、どんな主目的でこのサービスを始めたのだろう?
 昔なら、知人の住所がわかっても、地図を購入したりしない限り、なかなかその人の住宅地事情などはわからなかった。それが今や、GoogleマップやGoogleアースで、およその土地勘は掴めるし、詳細撮影されている地域なら、家の概観までわかってしまう。目抜き通り沿いの家であれば、壁の色や窓の位置や数まではっきりわかってしまうのだ。最初はお散歩気分で眺めていたが、やがては、ものすごいデータ量にそら恐ろしくなってしまった。Googleの技術と意欲には脱帽するけれど、このストリートビュー、抵抗ある人も結構いるのではないかな?というのが率直な感想。
America20080810  試しに、旅行者気分でシアトルの地図を検索し、ストリートビューで歩いてみようとしたのだが、シアトルではまだこのサービスは始まっていないらしい。アメリカ西海岸だと、ポートランドやサンフランシスコ、ロサンジェルスなどから徐々に区域を広げている模様。日本国内も、このサービスで見ることができるのはまだ、都市周辺部のみ。車で撮影して回っているというけれど、21世紀の伊能忠敬よろしく、世界中の都市を車で回るつもりなのだろうか。。。Googleブックの計画にも気が遠くなったけれど、今回のこのサービスもなんとも壮大だ。気になるのは、撮影の日時表示がないこと。Googleアースもそうだけれど、撮影日と閲覧日には当然タイムラグがあり、店舗などの入れ替わりの激しい都市部ではなおさら、ある程度の間隔でデータ更新する必要が出てくる。Googleの撮影部隊は、永遠にこの撮影作業を続けるつもりなのだろうか?
 GoogleブックもGoogleアースも、増大と更新をし続ける膨大なデータとの格闘としか言いようがない。こんな大それたことを始めようと思い立つだけでも、ひたすらスゴイと思う。人間、先に待っている作業量に気圧されて、初めからあきらめてしまうことも多いと思うけれど、実現できたときのことを想像して「まずはやってみる」という姿勢も必要だな、とGoogleを見ていていつも思う。

秋期試験まであと70日

| | コメント (0)

2008年8月 9日 (土)

「NARUTO疾風伝 絆」

Naruto20080809  昨晩も9時まで泳いだ後、北京オリンピック開会式を11時前まで見ていたが、聖火台点火まではもたなかった。最近は早寝早起きモードの息子に付き合っているから、夜はすぐにまぶたが重くなる。
 で、今朝は午前中のうちに「NARUTO疾風伝 絆」を観に行った。突如火の国を襲う空の国との戦いを描いた本作だが、私にはどうも「ラピュタみたい」に見えたし、夫にはどうも「ドラゴンボールみたい」に見えたらしい。そんな二人に向かって息子は、「ダメだよ二人とも、純粋にNARUTOとして楽しまなくちゃ」とのたまう。
 今回の劇場版NARUTOのみどころは―――、人によって違うだろうけれど、我が家では“ド根性螺旋丸”で決着した。「よくまぁ、あれだけ螺旋丸を出しまくってチャクラが持ったよね」と帰りの電車の中で感心していたら、「バカですから…」と息子が笑った。
 カカシ先生やヤマト先生はなんのための出動だったのやら、というくらい活躍の場がなかった分、サイの鳥獣戯画がずいぶん幅をきかせていた。あとは“人をあやめる刃もあれば、人を救う刃もある”という医療スペシャリストの言葉がキーワードになっていたけれど、その言葉があまり効果的には使われず、むしろ師匠と弟子の絆が一方的に断ち切られてしまった印象の方が強くて、もったいない感じがした。NARUTO43巻の最後のサスケの言葉を読んだ後なので、どうもサスケについては保留した見方をしてしまったけれど、本作ではまぁ、いつものクールなサスケであった。

 帰宅して何気なくTVをつけた息子は、ちょうど本作の前の劇場版「NARUTO疾風伝」が放送されているのを発見! すっかりNARUTO三昧の一日になってしまった。

秋期試験まであと71日

| | コメント (0)

2008年8月 8日 (金)

暑中お見舞い申し上げます

Asagao20080806  まさに夏、真っ盛り! 双葉だった朝顔も、ずいぶん大きくなった。照りつけるような太陽と、内臓も焼け付くような大気。10分も外でじっとしていたら、スライム化してしまいそうな火照り。遠くで救急車のサイレンが鳴ると、「あ、誰か熱中症で倒れたか?!」と心配になる。オフィス内で勤務する人は、日中のこうした暑さには無縁なのかもしれないが、外回りの営業マンの皆様には、お気の毒としか言いようがない。
 まもなくお盆だし、今日からはいよいよ北京オリンピック。ここ1,2週間は、全国的にバカンスムード全開で、暑さもあいまって、あまり仕事にはならないような気がする。夏休み中の息子はといえば、一昨日、ボール遊び中に足を怪我して、昨日整形外科でレントゲンを撮ってもらったが、骨に異常はなくホッとしつつ、夏期講習には現状休まず通っている。この夏は観念して、朝のラジオ体操まで無理強いはしていないから、なんとかもっているという感じ。塾以外の時間はできるだけ外で遊んでほしいと思うのだが、こう暑いと子どもも気力が失せるのか、公園にはほとんど行かない。街中でもあまり子どもを見かけないけれど、みんな一体全体どこで遊んでいるんだろう??
 朝、担任の先生に暑中お見舞いを出していた息子。すっかり筆不精になっている私は、わざわざ暑中見舞いは出さないけれど、心の中で祈ってます!「暑い毎日だけど、みんながんばれ~!」

秋期試験まであと72日

| | コメント (0)

2008年8月 7日 (木)

プロフェッショナル仕事の流儀“宮崎駿のすべて”

Pro20080806  録画しておいた番組を見た。アニメ作家の宮崎駿さんの特集だ。彼の『出発点』や、ロッキング・オンの渋谷陽一さんのインタビュー集などは過去に読んでいるが、やはり映像としてのルポは説得力が違う。宮崎さんが6歳のときにお母様が骨髄性結核で寝たきりになってしまったことなど初めて知った。四人兄弟の二男だが、長男のインタビューで「本を読むか絵を書くかしかしない男で、弟たちの中で一番心配だった。こもるタイプだから、サラリーマンとして社会でやっていくことは難しく思えた」というような話もあった。「人を楽しませることができなければ、自分が存在する意味がない」というような哲学で、あくまでもエンタテインメントとして“映画の奴隷”となって仕事に打ち込む宮崎さんの67歳の姿が、巨匠の重責を感じさせた。好きな仕事に就いて才能を認められつつも、一時期、企画書を書いても書いても採用されない辛い三年間があったという。アニメージュの鈴木俊夫さんと出会い、「ナウシカ」の連載を始めて、ようやく「ナウシカ」アニメ化の後、大ヒットしたのが43歳のとき。ある意味遅咲きの監督の経歴。それでも、若い頃に温めた企画が、当時は採用されず、人生経験を積んだ後に改めて作品化したことで、2倍も3倍も豊かなトトロやラピュタになったことを思えば、当時採用しなかったお偉いさん方にも感謝せねばなるまい。
 しかししかし、宮崎さんのあの眼光の鋭さは、周囲にいる人たちにとっては身のすくむものではなかろうか。さしもの茂木健一郎さんさえ、相当ビビリながらインタビューしているように見えた。ビビるという表現は不適切かもしれない。いつもの茂木さんの明晰なトリミングが機能しなかったことが、宮崎さんの特性を表現しているとでもいおうか。。。常に表現者として瞬間瞬間を自身の中で再構築し続けている宮崎さんを、過去の蓄積で括ることはできないということだ。
 背景を横切って飛ぶ小さな鳥の絵を描いたアニメーターさんが「こんなんじゃ飛ばないよ!」と叱り飛ばされている様子は、気の毒にも思えたが、あのシーンこそ私には、宮崎さんの仕事への厳しさを象徴するよい場面だったと思えた。300人以上ものスタッフと共に一つのモノを創り上げるのだから、お互いに気を遣いながらの現場だろうが、時には遠慮会釈なく、“よい仕事”のために怒るエネルギー。宮崎さんの指摘すべてに納得できないこともあるだろうが、苦しみつつ刷り合わせながら完成まで漕ぎ着けたスタッフの皆さんにも拍手を送りたい。
 この番組のディレクターは、荒川さんという方らしいが、たった一人でカメラを抱え、書生としてスタジオに通いながらの長期間の取材、いろいろ考えさせられることも多かったのでは、と想像する。宮崎さんに肉薄するという意味では、正直物足りなかったのだけれど、そこはそれ、そうそう肉薄させてくれるような人じゃないことは承知しているので仕方ない。編集前の、荒川さんが撮った全録画を見てみたいものだ(笑)。

秋期試験まであと73日

| | コメント (0)

2008年8月 6日 (水)

おでかけですか~、レレレのレ~?

Mama20080805  8月2日、マンガ家の赤塚不二夫さんが亡くなった。3日に亡くなったノーベル文学賞作家のソルジェニーツィン氏の訃報よりも大きな扱いで新聞でも報じられ、大衆文化のインパクトの大きさを見せ付けられた。
 私自身は「天才バカボン」や「ひみつのアッコちゃん」のアニメで親近感を持つが、次世代の息子も、行きつけの耳鼻科のロビーに置いてあったバカボンの漫画を読んで知っている。個人的に興味があったのはバカボンママ。不条理も誠実も好奇心も、おんなじように受け止めて、いつも暖かく包み込むあの雰囲気。子どもながらに「あんなお母さん、いいなぁ~」と思っていた記憶がある。
 あまりに突き抜けた不条理とギャグだし、絵もうまいとは言えない部類なのに、なぜか不思議と、凝り固まった頭を殴られて発想の転換を強いられるような、ブレスト効果があったような気がする。「ときわ荘」はどんどん伝説化して、もうあの時代をナマで語れる人も少なくなってしまったが、日本のサブカルチャーの種を蒔いた一人として、天国におでかけになっても「これでいいのだ!」とふんぞりかえっていてほしい。

秋期試験まであと74日

| | コメント (0)

2008年8月 5日 (火)

学研の家庭訪問

 昨日のブログで、“息子がなかなか泳げるようにならない”とボヤいたら、その日のプールで進級して帰ってきた。「なんか、学校のプールの25mって短い気がする…」とは息子と友達との共通意見。まぁ、泳げたんだからいいけど、人間の距離感って不思議だなぁと思う。

 ところで、昨日の午後、学研の営業員の人が家にやってきた。たいていの営業訪問はお断りするのだが、教育問題に関わることだったので話を聴いてみた。要は、「4年生からは、“学籍簿”と呼ばれる小学生の(相対評価の)内申書のようなものがつくようになるから、学校で9月・12月・3月と年3回行われる“まとめテスト”でよい成績を取るためのサブテキストを買いませんか?」ということなのだが、“学籍簿”のことも“まとめテスト”のことも知らなかった私には新鮮な話もあった。平成23年には学習指導要領が変わり、教科書も今の倍くらいの厚さにはなるだろうと、教科書会社でもある学研の人は言っていた。
 夏休み明けの9月にそんなテストがあるなんて話は学校からは聴かされていないし、通知票とは別の相対評価の学籍簿が、中学校に送られるなんてことも知らなかった(…これって常識?)。まぁ、そんなつまらないことを気にする必要はないと思うが、こういう暗黙の仕組みをビジネスに取り入れる教育産業のしたたかさを垣間見た気がした。子どものためのヒートアップなのか、企業のためのヒートアップなのかが見分けにくいのが、教育産業の難しいところだなぁ、と思う。

秋期試験まであと75日

| | コメント (0)

2008年8月 4日 (月)

夕食後のプール

Pool20080802  ここ数日の息子は、午後の塾の夏期特訓を5時半に終えて夕食をとった後、近所の屋内プールに行っている。私に似て、水泳は大の苦手らしく、友達はみんなBクラスになっているというのに、Dクラスで12m泳ぐのがやっとこの息子。私は水着に着替えるのさえ面倒だったけれど、息子はプール自体は大好きで、水遊びをしている分にはものすごく楽しそうなのだが、クロールだ平泳ぎだときちんとした泳法で距離を泳ぐのが嫌いらしい。息継ぎが楽にできるようになれば、グンと伸びるとは思うが、なにぶんにも練習したがらないから進歩もない。
 7時以降のプールはいい具合にすいていて、子どもはほとんどいない。どこへ行ってもイモ洗い状態の夏のプールにあって、なかなか贅沢な環境。来年の小学校の合宿は海だから、なんとか25mは泳げるようになっておいた方がいいと思うのだが、全然克服する気はないらしい。恥ずかしくないのかなぁ~??

 ところで、今ネット上で話題のムペンバ効果。お湯と水を同時に冷凍庫に入れたとき、ある条件下ではお湯の方が先に凍る、というもの。NHK「ためしてガッテン!」でその実験を見せて、たくさんの人が検証実験をしたが、ほとんどは水の方が先に凍ったとか。身体が火照ったときにプールに入った方が、水が冷たくて気持ちよく感じるのは確かだけど、そういう問題じゃないもんなぁ~。どんな条件下ならお湯の方が先に凍るんだろー??

秋期試験まであと76日

| | コメント (0)

2008年8月 3日 (日)

ブルーハワイのかき氷

Ice20080802  スーパーで明治屋のブルーハワイのシロップをカゴに入れ、「かき氷、食べたい!」とリクエストする息子。我が家のかき氷機は安物で、手動で思いっきり力を入れないと使えない代物なので、一人分の氷をかくのに汗びっしょりになってしまう。「ママ、ダイエットになるじゃん」とか調子のいいことを言われ、一人分だけ作らされた。自分の分もかけばいいのだが、流す汗の量を考えると差し引きゼロのような気がして、思いとどまる。
 ランニング姿でシャクシャクと氷を頬張る様子は、見た目にも心地よい。ブルーハワイの淡い青色がまた涼しげ。かき氷にもいろいろあって、大粒の氷の混じった粗めのかき氷と、フワフワの綿菓子のような舌触りのきめ細かいかき氷とでは、ずいぶん味わいも違う。綿菓子風かき氷で秀逸だったのは、石垣島のANA HOTEL & RESORT ISHIGAKIのラウンジ“ホライズン”で食べたメロンかき氷! もう一度食べたいと思っても、石垣島まではなかなか行けるもんではない。自宅で作るかき氷は、粗めと細かめの中間で、細長の削り口の形そのままに氷節が落ちてくる。息子にとっては氷の粒のサイズなど大きな問題ではなく、冷たくてさっぱりした氷であれば言うことはないらしい。おかわりを要求され、再度汗をかくハメに(泣)。胃腸だけは強くて、これだけ冷たいものを食べても滅多にお腹を壊さない。
 電動で綿菓子風かき氷のできる機械でも探してみようかな?と、ネット検索したら、“アイスロボ”なるかき氷機を発見。なかなか優れモノっぽいけど、迷ってるうちに秋になっちゃうかしらん。

秋期試験まであと77日

| | コメント (2)

2008年8月 2日 (土)

ゆく河の流れは絶えずして

 鴨長明の世界観は、歳を重ねるごとにずっしりと実感されるようになる。私自身“淀みに浮かぶうたかた”のごとく、ずいぶんあっちへフラフラこっちへフラフラとしており、締まりのない人生を送っているような気がするが、最近では“それこそが人生”という気もしている。
 先日、お世話になった翻訳家の方から暑中見舞のハガキをいただいた。なんでも、現在手がけている仕事を最後に翻訳稼業から身を引き、9月からは都内の私立高校の教職に就かれるとのこと。優秀な翻訳家さんだと思っていたのだけれど、もともと公立高校の先生や予備校の講師経験もある方だったため、自分自身の学究より、次世代を担う子どもたちの教育に重心が移ってきたのかもしれない。活動の場は変わっても、変わらぬご活躍をお祈りしよう!

 で、政治の世界では内閣改造。「安心実現内閣」の閣僚リストは―――
総務、地方再生:増田寛也氏
法務:保岡興治氏
外務:高村正彦氏
財務:伊吹文明氏
文部科学:鈴木恒夫氏
厚生労働:舛添要一氏
農林水産:太田誠一氏
経済産業:二階俊博氏
国土交通:谷垣禎一氏
環境:斉藤鉄夫氏
防衛:林 芳正氏
官房:町村信孝氏
国家公安、沖縄・北方:林 幹雄氏
行政改革、金融:茂木敏充氏
経済財政、規制改革:与謝野馨氏
消費者行政、食品安全:野田聖子氏
拉致問題、少子化:中山恭子氏

こうして書き出してみると、各閣僚の役割にずいぶん重複感があるような気もするが、ともかくまずは国民の社会保障制度と教育問題について、安心感のある改革を実現してもらいたい。

秋期試験まであと78日

| | コメント (0)

2008年8月 1日 (金)

DS版 ドラクエV

Draque20080801  「あ~、フローラと結婚すべきか、ビアンカと結婚すべきか…、デボラはありえないな。。」と、ハムレットのように悩む男の子たち。この夏発売されたDS版のドラクエVに興じる息子周辺の会話だ。息子曰く、ビアンカは活発な幼馴染の女の子で、フローラはおしとやかで優しい女の子、デボラは魔性の女なのだそう。男の子たちは、ビアンカとフローラの間で揺れる想いをなんとかしないといけない。フローラと結婚すれば強い防具をもらえるのだが、ビアンカとは長い時間を共にして気の置けない仲。さぁて、どっちと結婚するのかな? 息子周辺の男の子たちは、皆ビアンカを選んだそうだ。しかし、同じく皆、「セーブデータは3つ作れるから、1でビアンカ、2でフローラと結婚すればいいんだよ」と不届きなことを言っている。なんだかなぁ~、のパラレルワールド使いこなし術。
 白神から戻って、我が家はさながら学童保育と化している。勉強道具とお弁当持参で来訪する友人たち。数日間大人に囲まれて過ごしてウンザリしたのか、昨日は一日児童館で遊んだ息子は、いろいろと遊ぶ約束を取り付けてきたらしい。かくして、私の夏休み中の勉強時間は泡のように消えていくのであった。。。今日から早くも8月なんですけどねぇ~(泣)。

秋期試験まであと79日

| | コメント (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »