おでかけですか~、レレレのレ~?
8月2日、マンガ家の赤塚不二夫さんが亡くなった。3日に亡くなったノーベル文学賞作家のソルジェニーツィン氏の訃報よりも大きな扱いで新聞でも報じられ、大衆文化のインパクトの大きさを見せ付けられた。
私自身は「天才バカボン」や「ひみつのアッコちゃん」のアニメで親近感を持つが、次世代の息子も、行きつけの耳鼻科のロビーに置いてあったバカボンの漫画を読んで知っている。個人的に興味があったのはバカボンママ。不条理も誠実も好奇心も、おんなじように受け止めて、いつも暖かく包み込むあの雰囲気。子どもながらに「あんなお母さん、いいなぁ~」と思っていた記憶がある。
あまりに突き抜けた不条理とギャグだし、絵もうまいとは言えない部類なのに、なぜか不思議と、凝り固まった頭を殴られて発想の転換を強いられるような、ブレスト効果があったような気がする。「ときわ荘」はどんどん伝説化して、もうあの時代をナマで語れる人も少なくなってしまったが、日本のサブカルチャーの種を蒔いた一人として、天国におでかけになっても「これでいいのだ!」とふんぞりかえっていてほしい。
秋期試験まであと74日
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