ゆく河の流れは絶えずして
鴨長明の世界観は、歳を重ねるごとにずっしりと実感されるようになる。私自身“淀みに浮かぶうたかた”のごとく、ずいぶんあっちへフラフラこっちへフラフラとしており、締まりのない人生を送っているような気がするが、最近では“それこそが人生”という気もしている。
先日、お世話になった翻訳家の方から暑中見舞のハガキをいただいた。なんでも、現在手がけている仕事を最後に翻訳稼業から身を引き、9月からは都内の私立高校の教職に就かれるとのこと。優秀な翻訳家さんだと思っていたのだけれど、もともと公立高校の先生や予備校の講師経験もある方だったため、自分自身の学究より、次世代を担う子どもたちの教育に重心が移ってきたのかもしれない。活動の場は変わっても、変わらぬご活躍をお祈りしよう!
で、政治の世界では内閣改造。「安心実現内閣」の閣僚リストは―――
総務、地方再生:増田寛也氏
法務:保岡興治氏
外務:高村正彦氏
財務:伊吹文明氏
文部科学:鈴木恒夫氏
厚生労働:舛添要一氏
農林水産:太田誠一氏
経済産業:二階俊博氏
国土交通:谷垣禎一氏
環境:斉藤鉄夫氏
防衛:林 芳正氏
官房:町村信孝氏
国家公安、沖縄・北方:林 幹雄氏
行政改革、金融:茂木敏充氏
経済財政、規制改革:与謝野馨氏
消費者行政、食品安全:野田聖子氏
拉致問題、少子化:中山恭子氏
こうして書き出してみると、各閣僚の役割にずいぶん重複感があるような気もするが、ともかくまずは国民の社会保障制度と教育問題について、安心感のある改革を実現してもらいたい。
秋期試験まであと78日
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