子どもの自立と親の子離れ
中学生のお嬢さんを持つ友人から「秋本番の行楽シーズンなのに、部活に夢中な娘がどこにも出かけたがらない」とのメールが! 確かに、熱心な部では土日休日返上で毎日朝から晩まで活動することになるから、家族旅行どころではなくなってしまう。子どもが着実に自立している嬉しい悲鳴なのだが、ずっと手塩にかけて育てていた子どもがスルスルと手を離れていくのは、親としては寂しい限りかもしれない。
うちの場合は、そう順調に自立してくれるのかが不安だけれど、最近の口癖の一つが「ママ、お節介!」になってきているのを見ると、わずかずつでも独立の兆しはあるのかも。そういえば、パラリンピックの男子800m(車イス)で金メダルを取った伊藤智也選手のインタビューには目頭が熱くなった。金メダル受賞の感想を訊かれて、「今まで生きてきた中で5番目に嬉しい! 子どもが4人いるから(そのそれぞれの誕生が感動の第一位で)金メダルは5番目」なのだそうだ。あのインタビューを偶然TVで聴いたときには、「ほんと、子どもを授かっただけで大いなる幸せをもらってるんだよなぁ」としみじみしてしまった。進路やら将来やら、気になることは尽きないけれど、たまに一緒に散歩に出かけて一緒に笑い合えたら、親冥利につきるというものかな?
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