元気を出して!
毎日、子どもが学校から帰ったときの顔を見て、その日一日、どんな日だったかな?と想像する。活き活きと嬉しそうな顔をして帰ってくることもあれば、しょんぼりして意気消沈して帰ってくることもある。うちの子から学校のことを聞き出すのは至難の技で、たいていは顔色を見ておおよその様子を想像するしかない。
今週の水曜日は、いつになく元気のない様子で鼻声になって帰ってきた。あれれ?学校で何かあったかな?泣いたのかな?と咄嗟に思う。「今日は何か面白いこと、あった?」と尋ねても反応なし。体温を測ると37度。運動会の練習がキツくてバテたかな? いつも息子の帰宅直後に遊びに来る友達が、来ない。う~ん…こりゃ、何かトラブル発生? 4年生ともなると、子どもの人間関係に親の出る幕はほとんどない。自分で何とか解決してもらうしかないのだが、何かを相談してくるわけでもなく、ただ元気のない様子を見せられると、こちらは心配で心配でたまらなくなる。憂鬱なときは気分転換しかないよな、と思い「自転車で本屋さん、行かない?」と誘ってみる。最初はウジウジとはっきりせず、マンガを読んでごまかしていたけれど、そのうち「行こっか…」と立ち上がった。
幸い、真っ青な空と気持ちよい風。ペダルを漕いでいるうちに気分も晴れてきたのか、ほんのり微笑みも戻ってきた。「言葉って、誰が最初に考え出したんだろうね?」なんて、いつになく根源的な質問が飛んできてビックリしたが、これから先も、答えのわからないいろんな問題に直面するだろう息子を見ていると、ただただ“がんばれ~”と内心で応援するしかない。
そんなわけで、夕方はなんだかしんみりしてしまったけれど、夜はまたいつものように、「さっさと宿題終わらせなさ~い!!」と頭から角を生やし湯気を出す私だった。(単に、宿題の量が多くて落ち込んでただけだったりして…?! 翌朝も鼻水タラタラだったけれど、「行ってきまーす!」と元気に出ていって一安心)
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