『中学受験 合格パスポート』
数ヶ月に一度、ミキプルーンを送ってもらっている友人から、プルーンの健康資料と一緒に『中学受験 合格パスポート』という本を送ってもらった。さいたま市の南区に住むこの友人は、3人の男の子のお母さんだが、そのうちの一人がこの本の著者が運営する「花まる学習会」という塾に入っており、もうすぐ受験なのだそうだ。
本には、中学受験に臨む際の親の心構えや、ケースバイケースとしての事例紹介などが書かれており、興味深く読んだ。「志望校選びは100%親の仕事」とか、「母親の『のんびり』に最悪なし」とか、「『受かればいい』では本当の実力が伸びず」など、目次立てを見ただけでも関心をそそられる項目が並ぶ。ゲームやテレビ・マンガに対するスタンスの解説はちょっとショックだった。――テレビゲームで息抜きしながら難関校に合格した子もいますが、私自身は禁止した方がいいと思います。一般的には、合格まではゲームはお預けにするのが成功した人たちのスタイルです。最初から買い与えない家庭も多いですね。マンガもいりません。そもそも上位を狙う子たちは、そういうものに興味を持ちません。――とは。。。とほほ。。。私自身は、活字だけの本もマンガも、それぞれの価値があると思っているから、この点は、著者の高濱先生とは意見を異にしていた。去年まで登校班でお世話になっていたお兄ちゃんは、この4月から早稲田実業中に元気に通っているが、そのお母さんはとても鷹揚な人で、「ゲームで息抜きできれば、いいじゃな~い」と以前話していた。何事も親の考え方次第、向き不向きもあるから、こうした本は適度に参考にするしかないわけだが、“受験までに学ぶ量は膨大で、普通なら溺れてしまうほど”という表現どおり、この著者も家庭学習は必須と書いていた。ここまで家庭学習ほぼゼロ時間の息子の意識改革、5年生の春か、6年生の春か、はたまた改革せずに公立に進むか、、、悠長に構える親を尻目に、時は進む。。。
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