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2008年10月11日 (土)

「ご当地検定」

Map20081010  ノーベル物理学賞受賞の小林氏と益川氏が、文部科学相と科学技術政策担当相を表敬訪問して、「受験は教育汚染」と手厳しい教育環境批判をしたとのこと。今、受験を控えたお子さんをお持ちの保護者の方は、誰しも感じているであろう過熱感への痛烈な批判だから、うなづかざるをえまい。私も、試験勉強というのはどうも“考える”という目的の教育からはかなりハズれていると思うのだが、それでも先日、息子になんとか日本地図をきちんと覚えて欲しくて、「ご当地検定」というDSソフトを買ってしまった。このソフト、JTBとNHKプロモーションが作っているのだが、当初の予想を超えて一家でハマっている。最初は、このゲームの中の一機能で、各県の形のシルエットを見て県名を当てる、というものだけを集中的にやらせようと思っていたのだが、家族でその他のクイズやらスゴロクやらで遊ぶうちに、称号獲得競争に発展したのだ。各県にまつわるいろんなクイズの正解率によって、称号が四級→三級→…→一段→二段→…→師範→名人→…→真の○○県民と進化するので、「真の~」を目指して各自が頑張っているというわけ。かくいう私も相当な地理音痴のため、自身で教えずにこういうソフトに頼っているわけだが、まったくお勉強チックでなく、方言とか名産品とか祭りとか名所とか、そういう雑学を仕入れつつ、いつの間にか知識が増えるので楽しいし、日本全国へ旅に出かけたくなる。息子は早々と「真の東京都民」になり、今は埼玉や鹿児島や群馬・北海道などに挑戦中。日本地図パズルでは、私は彼に太刀打ちできない。生まれてこの方、県の形になんて眼もくれたことがなかったが、“形”に注目して見るのもある意味おもしろい。私も息子も今のところ、金魚みたいな形の静岡県が好き。大口を開けて号泣しているかに見える秋田県はちょっと気の毒。詰め込みで無理やり覚えさせるのは気が引けるが、こうやって家族みんなで話をしながら遊びつつの暗記なら、まぁ発展性が多少はあるかもしれない。
 さて、今日は運動会!……と思いきや、開会式時刻直前になって「中止」の連絡網が!! ビミョーなお天気にみんなが振り回された形だけれど、明日の方が運動会日和みたいだし、仕切り直しですな。

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