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2008年11月17日 (月)

慶應中等部学校説明会メモ(at展覧会)

Keio20081116  日曜日の小雨降る中、三田にある慶應中等部の学校説明会を聴きに行った。例によっての野次馬見学。展覧会も共催されていたので夫と息子も誘ってみたが、まったく興味なし。一人浅草線の三田駅に降り立ち、人の流れに沿って進んだ。途中、港区立三田図書館があり、まずは好感度アップ。
 説明会会場は、慶應義塾大学内の西校舎ホール。受験生と保護者向けだったため、子どもも多かったが、皆静かで行儀がいい。司会は教頭職に当たる山崎さん(慶應では、先生のことを“さん”付けで呼ぶのが創立以来の慣わしだそうだ)。
 最初は、中等部長の斎藤慶典(よしみち)さんのお話。滑舌のいい聴き易い語り口で、まるでアナウンサーのようだった。幕末からの義塾発祥の経緯や教育理念について滔々と話された。中等部の創立は1947年、戦後の各種反省を踏まえ、“真に自立した人間を育てる”ことを目標に、「何が本当にやりたいことかを見つけられるよう、多様な機会や経験を提供し、自分自身の眼で見て考え、努力・実現する能力を育む」べく運営しているとのこと。一例として、校友会(クラブ活動)が盛んで兼部も多いという話があった。個人的にもなぜか、慶應生は趣味範囲が広いように感じていたけれど、こんなところにも一因があるのかな、と思った。
 それから、司会の山崎さんがパンフレットの説明。2年後には体育館とプールの建て替えが完了している予定とのこと。都会の一等地の割には廊下も広く、テニスコートもあり、パブリックスペースがゆったりした感じの校内できれいだし、大学と施設の共用もあるらしく、運動会はものすごく広い大学のグラウンドでやっているらしい。パンフの中で印象的だったのは、選択授業の科目一覧。いくつか面白そうな科目名を挙げると…「検定道場の鬼」「和のテイスト」「日本の大道芸」「カルタの究極」「東京今昔」「14歳からの哲学」「投資の達人」「数学史」などなど。タイトル付けからして面白く、私などは全部受講してみたくなってしまう。
 最後はビデオ上映だったのだが、校友会と生徒会の活動状況を主に伝えるこのビデオが秀逸だった。とにかく生徒たちが楽しそう! 新入生歓迎会時の校友会紹介も面白いし、生徒会活動も自主自営の感じがよく伝わってきた。不思議と、女子がリーダーシップを取っているように見えたのは、まだ中学生の男の子の頼りなさのせいか…?
 家から近く、何よりエスカレーターで大学まで保証される上、中学時は共学、高校では男子校、クラブ活動を存分に楽しめる校風、ほどよくきれいな校舎と大学近接で施設共用のメリットなど、魅力的なことが多かった。大学が限定されてしまうのが難点だが、大学院から移籍するという手もあるし、余裕を持った生活をするにはいいかもしれないと思う。同窓会活動も活発なため、人脈形成には不自由しない感じだ。
 しかし、帰宅して息子にパンフレットを見せたら一言、「なぁ~んだ、LEGO部もパソコンクラブもないじゃん」と切って捨てられた。「数学クラブに入って導入させてもらえばいいじゃない!」と言ってはみたが、そもそもまだ、中学というものに対して全然興味のない息子であった。

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