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2008年12月の31件の投稿

2008年12月31日 (水)

年の瀬の出来事

 大晦日を翌日に控え、30日は昼はお友達の家でランチ、その後、息子の同級生のお父様が神主さんをされている近所の神社でお焚き上げに参加した。そこからの帰路、町内会長さんに出くわし悲しいお報せを聞く。ずっと病気で入院されていたご近所の男性が、この日に亡くなったとのこと。息子をいつもからかって「太郎君、元気かい?」と勝手に太郎君と名付けていた気のいい江戸っ子のおじさんだった。闘病生活はかなり長かった気がするが、心よりご冥福をお祈りします。のんびりした一日を過ごした後の訃報で、家族一同しょんぼりしつつ、暮れゆく一年を振り返った。
 三が日は、野暮なブログ更新はしばしお休みしよう。2009年がまた素晴らしい一年になりますように―――

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2008年12月30日 (火)

ゆく年くる年

Pie20081229 Play20081229 Wagashi20081229  もういくつ寝ると、お正月……。息子は昨日、2度目のインフルエンザ予防接種を打ち、午前中は友達と室内遊び。きれいな和菓子や手作りパイを頬張りながらのリラックスタイムを満喫。午後は、私が実家に手作り栗きんとんを届けに行っている間に、息子は今年最後の塾の授業。夜はご近所からいただいたホテルオークラの“マンゴーショコラ”というケーキをデザートに、冷蔵庫整理的な夕食。年の瀬らしいバタバタとした一日だった。
 今日はお昼をお友達の家でご馳走になり、夕方は近くの神社で行われるお焚き上げに、古くなったお守りやお札を持参する予定。
 今年一年もいろんなことがありました。私にとってはかつてないほどのゆとりを与えられた年だったけれど、慌しさはなぜかサラリーマン時代とほとんど変わらなかったような気もするな。間もなくやってくる年は、いったいどんな年になるだろう? この歳になると、自分の心がけ次第で日々歳々が大きく変わることはわかるため、この年末年始でゆっくり英気を養いながら、新しい年への姿勢をつくりたい。
 お世話になりましたたくさんの皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

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2008年12月29日 (月)

年末大掃除!

1_20081228 2_20081228  日曜日は、家族総出の年末大掃除! 息子は、10年間貯め込んだオモチャをさすがに整理する気になったらしく、一人で自室にこもり、保育園時代のお気に入りだった仮面ライダーやトランスフォーマーの嵩張るオモチャをゴミ袋に入れていた。「あーあ、、、思い出がいっぱい詰まってるんだけどなぁ。。」と言いつつ、潔く。教会に送れるようなモノもあり、多少分類。かなりの量になった。一方、夫は恒例の玄関掃除とお風呂掃除。塩素臭さを家に充満させつつ、せっせと働いてくれた。私は、キッチンの換気扇を重曹ティッシュで覆っている間に、家中のエアコンのフィルター洗い。それから大量のダンボールを解体整理。窓拭きやブラインド掃除、床磨きは、体力の限界で翌日に持ち越し。洋服ダンスの整理とかもしたいんだけどなぁ。。。なかなか一挙にピカピカにはできず、普段手をつけないところを優先的に片付けた。心なしか街中の空気もスッキリした感じがして、清々しい気持ちになった。ゴム手袋をはめずにいろいろ仕事したら、手がすっかりガサガサになってしまった

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2008年12月28日 (日)

Dread Forever

Dreadforever  今週の「チャロとEnglish」サイトでは、ホームページ表示の前に短いFlashアニメが挿入されていた。病気だったDreadがついに遠くに旅立ってしまうスキットのため、粋なはからいが施されたようだ。マルゲリータという面倒見のよいメス犬が、こう言ってチャロをなぐさめていた。
―― From now on, Dread will always be with us. Right in here. ――
切ない別れのシーンを繰り返し聴く1週間だったが、こういう内容のラジオ講座をこれまで聞いたことはなかったなぁ。

 年末になると思い出す人がいる。ママさん編集者の先輩だったのだが、7年前の暮れに癌で亡くなったHさん。あの当時、娘さんは中学生になったばかりだったか…? もうそのお嬢さんもずいぶん大きくなったろうか…? ものすごく厳しい人だったけれど、何よりも自分に一番厳しい人だった。出産後も赤ちゃんをダンボールに入れて机の横に置き働いていたとか。私も、何度もダメ出しされて口論になり泣き出したこともあったけれど、仕事に真剣に取り組むゆえの厳しさだったんだなぁ、、と今頃になって思う。亡き人の思い出、Forever

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2008年12月27日 (土)

待ち時間の年賀状書き

 冬休み第一日目は、塾の冬期講習を休んでサイエンス倶楽部へ。11月に風邪でお休みしてしまった分の補習実験をしてくださるとのことで、息子は断然、塾より実験だったのだ。一転寒くなった街を抜けて子どもを送り届けた後、近くのJUSCOフードコートで年賀状書き。宛名だけをシコシコとしたためて2時間半。ギリギリフィニッシュ。
 補習実験は「粉末Xの正体を探れ」と題して、いろいろな粉末を、味見したり炎色反応を見たりリトマス試験紙を試したりして、その正体を探るというものだったそうだ。毎度毎度、子どもの授業が終わった後、保護者向けに先生が「今日の実験は…」と説明してくださるのだが、私なんて理系とはとても名乗れないほど、何の実験知識もないことがはっきりわかって情けない。
 帰宅後の夕刊を見たら、一面に「市立横浜サイエンスフロンティア高校」という専門高が来春開校するという記事があった。ノーベル賞受賞者の小柴先生やハロルド・クロトー氏がアドバイザーとして名を連ね、施設の充実度も半端ではなさそうだ。真面目に科学者を目指すなら、公立中学へ行ってこういう高校を目指すのも悪くないのかもしれないなぁ。。。と思った。実験系の仕事をまともにできるのは、せいぜい大学4年生位からだろうし、高校1年から問題意識をもって実験に取り組めるというのは貴重な経験になりそうな気がする。家から遠いので安直に決めることもできないけれど、学校選びというのも時々刻々変貌するものだと実感した。2年後、5年後なんて、どんな様相を呈しているか予想もつかない。
 年賀状の相手も、住所が変わったり仕事が変わったり、年々更新され、ずーっと変化のない人は稀だ。今年はずいぶんいろいろな学校見学をしたけれど、それらもそうアテになるものではないかも、、、と、来年再来年も動き回らないとダメだな、と感じた。

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2008年12月26日 (金)

『弁理士試験への招待』

Invitation20081225  ついに小学校も終業式を迎え、今日からは冬休み。12月に入って遊び呆けていた私も、来年に向けてちっとは準備しなきゃ、ということで、『弁理士試験への招待』を読み返し始めた。年明けからの予備校は、王道のLECにしようと思っているが、2010年5月の短答試験までの約16ヶ月をどうスケジューリングするかで、ずいぶん生活も変わってくるだろう。
 本書によると、合格までに必要な学習時間は約3,000時間と言われているとか。そうなると、3,000時間を16ヶ月で割ると、一日6.25時間(土休日含む)! どひゃひゃ~!!そんなに勉強しなきゃダメなんですかぁ! 平均受験回数が約5回だそうなので、5年がかりで勉強するなら、一日1.6時間ほどだ。ふむぅぅ。
 また、受験勉強にかかる費用としては、各種講座費用として60~70万、関連書籍費用として10万ほどは見ておくべきとのこと。
 勉強すべき法律は、特許法204条、実用新案法64条、意匠法77条、商標法85条、著作権法124条、不正競争防止法15条、パリ条約12条、PCT49条の締めて630条。これらについて、短答試験と論文試験それぞれについて対策を練る必要がある。
 また、試験時間は短答試験が1日3.5時間、論文必須科目が1日5時間、口述試験が1日30分という日程なので、長時間の試験に耐えうる体力もキープしなければならない。腰を悪くしないように、しっかり背筋も鍛えなくちゃ!
 ちょうど昨日、元の会社の同僚同報メールで、飲んだくれのおじさんだと思っていた先輩編集者が、沖縄のフルマラソンで完走したというニュースを聞いた。人間やればできるもんだなぁ~!とみんなして見直したのだが、その気概を私も見習いたい。

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2008年12月25日 (木)

サンタへの手紙とクリスマス・ディナー

Letter20081224  火曜の夜中、前の日に「WALL・E」を観たせいか「太鼓の達人」をやったせいかはわからないが、どうにも眼が冴えて眠れなかったため、ワインでも飲もうかと起きてみたら、居間のちゃぶ台の上に、息子からサンタさんへの手紙が置いてあるのを発見。どういうつもりか知らないが、何の前置きもなく5つものプレゼントがリクエストされている。しかもサンタさん呼び捨ての上、最後に「この手紙は読んだらすてて(焼)」と書いてある。スパイ映画じゃあるまいし。。。
 ――こんなにたくさんはちょっと無理なので、1つだけ考えますね。サンタより――と追記して元に戻しておいた(^^;; 我が家では、“クリスマス前はサンタさんが親に催眠術をかけて操る”説が流行中。妙に眼が冴えたのも、リモートコントロールのせい??

Chicken20081224 Making20081224  24日は、イブだというのに小学校の交通パトロール当番に当たってしまい、午後2時間ほどを下校の監督作業に費やす。夕食メニューは、鶏のモモ肉とズッキーニとジャガイモを一気にオーブンにぶちこんでロースト。息子にはパイ&生クリームでのツリー制作を全面的に委任した。試みに、先日いただいたジャムと醤油&みりんに鶏肉を漬け込んでおいたのだが、自己流ローストチキンのお味はほんのり甘く淡白な仕上がりで美味だった!

Treepie20081224 Roast20081224  意外にも、息子が熱心にツリー作りに集中して、正副2つのデザートを作ってくれたので、テーブルの上がとても賑やかになった!
 超特価で入手したシャンベルタンを開け、焼きたてのチキンと市販のパン、ツリー型パイで乾杯したのでした~♪

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2008年12月24日 (水)

WALL・E & プレ・クリスマスイブ

 天皇陛下75歳の誕生日、「今日はなんでも付き合うよ!」ということで息子の好きに過ごす休日に。近所のシネコンで「WALL・E」を観て、アーケードゲームをちょっぴり楽しみ、夕方には友達とプレ・クリスマスイブ―――というのがご所望のエンジョイプラン。
Walle20081223  「WALL・E」はすでに上々の前評判を聞いていたので、私もワクワクしながら観に行った。ロボットとロボットの恋のお話なので、大半はサイレント映画のごとき雰囲気ながら、BGMとロボットたちの愛嬌ある素振りで、小さな子もまったく飽きさせない。無機的な機械の喜怒哀楽の豊かさは、「カーズ」を彷彿とさせた。植物のない世界の不気味さ・「ET」のように手と手を取り合う楽しさがクローズアップされていた。割合淡々と進むストーリーだが、大人としては「やっぱり怠惰な生活してちゃナマるだけだよなぁ」と実感。不器用ながらも自分で動き回るのが楽しいんだってことに気づかせてくれる映画だった。
Babaroa20081223  帰宅後は、このところ演劇のレッスン続きで全然一緒に遊べなかった友達と久々に遊ぶ。プレ・クリスマスイブパーティーと称し、おやつの時間にシャンメリーで乾杯していた。「かくれんぼする!」と言い出したが、大掃除前で散らかり放題の家の中を探索されたのではたまったものではないと「や~め~て~!」と制止。昔はよく、洗濯機の中とか洋服ダンスの中とかに隠れて大騒ぎしていた二人だが、さすがに身体も大きくなって隠れる場所も少なくなってきたのを察し、「しょ~がないな~」とあきらめてくれた。結局Wiiのマリオカートで爆走して遊んでいた。そうこうするうちに、おじいちゃんおばあちゃんから「太鼓の達人Wii」も届いて、息子にとってはかなりおいしい休日になったと思う。

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2008年12月23日 (火)

ミッドタウン「可不可」でお疲れ様会

Kafuka20081222  月曜は昼前から、東京ミッドタウン内にある「可不可」という和食のお店で、培風館という出版社勤務時代の友人4人でお疲れ様会。年に2,3度会っては、近況報告や情報交換する仲間だ。洒落た和食のお店だけれど、いいお値段だった。それでも昼過ぎには女性が列をなして並んでいた。4人でシャルドネを1本空けて、喫茶店をはしごしながら雑談。「今どき専業主婦は男の人にとって贅沢品だね」という話で、確かになぁと思った。小学校のお母さんたちも、子どもが5,6年生くらいになるとパートを始める人も増えるらしく、その多くは子どもの習い事費用稼ぎだとか。「働いていたときは学校のボランティア仕事ができずに専業主婦の人に恐縮し、専業主婦になったらなったで社会から隔絶され何の貢献もできず、仕事を持つ人に対して恐縮して。。。人生難しいわぁ~」と言ったら笑われた。いまだに出版の世界で働く友人から「編集の仕事、しない?」と誘ってもらったが、迷うところ。働きたいのは山々なんだけどなぁ~
 2歳になる女の子を持つママさんは、ガリガリに痩せていてびっくり! 新型インフルエンザの流行に備えて、家篭りの備品をガッツリ準備していると言っていたが、「この冬は大丈夫かもね」という結論に落ち着いた。小学校での英語教育の話にも及んだが、港区も世田谷区も比較的充実したサポートがあるようでうらやましかったが、世田谷区在住の友人に言わせると「英語と称してバスケットゲームやってるだけなのよぉ~、“パスパス!”なんて、日本語だよねぇ?!」とのこと。まぁ女4人集まると、タイムリミットなしではエンドレス状態なので、子どもが帰宅するのを時間制限にしてしゃべりまくった感じ。
 クリスマスを間近に控えたミッドタウンは、きれいに飾り付けられ、「不況とはいえ、こういう場所はキラキラしてるねー♪」と、ひとときのママ達の息抜きを堪能した。

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2008年12月22日 (月)

恒例クリスマスパーティー♪

 冬至にしては暑いくらいの日曜日、さぁ今年も恒例クリスマスパーティー! 息子は前日から興奮状態。今年は調布の友達のお家。昼過ぎに奥様達から順次集合して準備準備。プロフェッショナルのFちゃんが計画してくれた今年のメニューは……チキンの唐揚げ、キノコのフォカッチャ、ミネストローネ、キャベツのグリル、真鯛のカルパッチョ、カボチャのサブジ、トマトと大葉のカプレーゼ、アップルケーキとサプライズ手作り黒ごまアイス 野菜たっぷりで胃にもたれない優しいご馳走。私なら丸一日かかっても出来そうにないのに、器用な奥様たちが集まると手際よくチャキチャキと仕上がっていく不思議。フラワーアレンジメントを習っているKさんの素敵なお花も添えられて、4時前後からパーティー開始。12人分のお料理をこうもスムースに仕上げちゃうとは、Fちゃんの陰ながらの夜なべ準備と素晴らしい段取り力に脱帽。
Dinner20081221 Cake20081221  4人の子どもたちは、特設プレイルームで折り紙やパズルやかくれんぼなど、キャーキャー言いながら楽しく遊んでいた。年長の中学1年生のお姉ちゃんが皆に注意を払ってくれたので、親たちは安心してくつろげた。息子もひととおりのお料理をいただいて、デザートの特製アイスを自宅でも作ってみたいと言っていた。
 プレゼント交換のビンゴは5歳の二人が上手に取り仕切り、なぜか絶好調だった我が家は1,2,3位を独占。息子は“スペースライト”というカッコいいLEDライトをいただいて、大満足していた。あっという間にお開きの時間となり、去年より深い色味のかりんジャムと、いい香りのかわいい柚子をおみやげにいただく。また、ゴマアイスまでクーラーバッグに包んでいただいてきてしまった。
Present20081221  帰宅後、いただいた柚子を浮かべてお風呂に入り、強い風の音を聞きながら床に就いた。柚子のためかニンニクのためか、身体がポカポカと温かく、ぬくぬくと眠りに落ちたクリスマスパーティーの夕べだった。

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2008年12月21日 (日)

サイエンス倶楽部後の一家団欒

 土曜日午後のサイエンス倶楽部、今回は「断熱膨張と断熱圧縮」の実験だった。気圧を急激に下げて雲を作ったり、気圧を上げてティッシュに火をつけたり、ドライアイスに気圧の上げ下げを行って物質の三態を一気に見たり。ちょっと早めにお迎えに行ったら、待合室にまで子どもたちの歓声が聞こえていた。
Tree20081220  サイエンス倶楽部の後、出勤だった夫と深川ギャザリアで待ち合わせ、久々に外食。釜焼きピザのおいしい店があるので、そこでLサイズピザ2枚を3人でペロリ! 息子はもう一人で1枚の大半を食べてしまうようになった。
 残すところ数日の小学校ということで、息子の心はすでに冬休み状態。新システムになったドラゴンクエスト モンスターバトルロードを楽しんだりして、すっかりハメをはずしていた。日曜日には恒例の4家族合同クリスマスパーティーも控え、ルンルンらんらんと心躍らせる一家団欒であった。

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2008年12月20日 (土)

ディセワルさんのこと

 1,2ヶ月くらい前だったろうか、朝のNHKニュースで、アフガニスタンで子どもたちを不穏な活動へ誘惑する組織から守る活動をしているディセワルさんという男性のことを紹介していた。子どもは国の未来を担う存在と信じて、その子たちが何人たりとも爆弾を抱えて亡くなるようなことのないよう、地域で啓蒙活動をしているということだった。
 木曜の朝、いつものように朝食の準備をしながらNHKニュースを聴いていたら、またもやディセワルさんの映像が目に飛び込んできた。「あれ? 前と同じニュースを使いまわしてるのかな?」と思って注意深く見てみると、なんと!その後ディセワルさんは暗殺され、その遺志を弟さんが継いで、お兄さんと同じ活動を続けているというニュースだった。なんだか、ニュースの中にドラマを見たような気がした。たった数ヶ月の間にも、アフガニスタンでは非業の死を遂げる人がいて、国を想う人がいて、子どもの未来を守ろうと奮闘している人がいる。暴力でそうした活動まで捻じ曲げようとする人がいることを想い、ひどく悲しい気持ちになった朝だった。
 もちろん日本国内にだって、子どものことを大切に思って、いろいろと身を削っている人はたくさんいるに違いない。つい先日には米トリビューン社の破綻というニュースもあったけれど、報道機関はもっともっと、こうした縁の下の力持ち的な人たちにスポットを当ててもいいんじゃないかな、と思う。誰だって明るいニュースを欲しているし、手本となるような行いこそ、多くの人が知るべきことじゃないかと思う。“ゴシップや犯罪報道抜きに善行しか紹介しない新聞”なんて、ウケないだろうか?(最近は、朝日小学生新聞とかでも、嫌なニュース記事が載っていて、「教育的にどうなんだろう?」と思ってしまうこともしばしばだ。)

 天国のディセワルさんには失礼ながら、アニメ「NARUTO疾風伝」の100話以降ここ最近まででフィーチャーされていたアスマ先生とシカマルの絆が、ディセワルさんと弟さんの絆とダブって見えた。将棋の駒に喩えるなら、“王将は火影ではなく未来を担う子ども達”と思い至ったシカマルのカッコいいこと!! シカマルLOVE!! オリジナルストーリーも組み入れたアニメ、秀逸です!!(もちろん原作も素晴らしいけど)
 せめてディセワルさんの弟さんは、元気に活動を続けられますよう、強く強くお祈りします―――

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2008年12月19日 (金)

ワーキングマザーの苦闘

Cards20081217  季節柄、2通のクリスマスカードが届いた。1通はサンディエゴに住む高校時代の友人から。もう1通は元の会社の友人で、敬虔なクリスチャンの方から。このNさんにはお子さんが二人いて、出版業務から徐々に版権管理や総務・経理へと、子どもが増えるごとに異動していたのだけれど、今はまた別のデジタルコンテンツ制作方面へと移っているらしい。ワーキングマザーは誰しも苦闘しているものだが、下のお子さんの時短もなくなり、彼女の踏ん張りも相当キツクなってきているようだ。
 普段は仕事しながらサンドイッチを齧るようなお昼ごはんだけれど、たまにはおいしいランチでも、ということで急遽会うことになり、「ラ・スコリエーラ」というお店で待ち合わせ。同じワーキングマザーのHさんも一緒に、3人で久し振りに子育て談義。Nさんはお姉ちゃんが来年小学生で、Hさんは娘さんを保育園から幼稚園に転校させて、自身は正社員から契約に切り替えた。二人とも、仕事の鬱憤は相当溜まっている様子。正社員切りも始まっているとか、誰それは出向になったとか、厳しい話ばかりで、お気楽主婦の身が申し訳なく感じたが、どこも似たようなものだろう。
 私が中学受験の話をすると、二人ともすごい興味津々だった。まだまだ先の話だけれど「いっぱい情報集めといてネ!」とのこと。まだうちの息子が1歳の頃に抱っこしてくれた人たちだから、「時間の経つのは早いよねぇ」としみじみしてしまった。働くお母さんの苦闘は並大抵のものではないのだが、たくましくしたたかにがんばっている人がいっぱいいるんだなぁ。

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2008年12月18日 (木)

『彼女について』

Banana20081215  夫が珍しく吉本ばななさんの本を買ってきたので、私も拝借して読んだ。前半半分くらいまでは「どうしてこんな悲しい話を書くの~??」と思いながら読んでいたけれど、後半は離すに離せずに一気読み。彼女の本は『キッチン』以来かもしれないのだが、切なくて気味悪いながらも、不思議な読後感。死後の魂の漂いとか、魔性の取扱いとか、成仏することとか、そんなオドロオドロしい非日常的な世界を前に、現実を淡々と丁寧に生き、何かを大切にしながら慈しみ続けることの幸福感が強調され、人の弱さとか強さとか混沌とした内面に対峙させられる感覚。最近こういう小説は読んでなかったなぁ。揺れる青春時代なら、もっと感じるところがあるのだろうけれど、現実どっぷりの今、吉本ばななさんの物語は私には幻想的に過ぎる。むしろ「こんな話をよくここまでキレイに書けたな」というのが率直なところだ。きっと、世の中をとても優しい眼差しで見つめている人なんだろう。批判とか非難ばかりが頭をもたげがちな最近の自分を反省させられもする。
 おいしい珈琲が飲みたくなった。

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2008年12月17日 (水)

オステルリースズキでご懐妊お祝い♪

 火曜日は元の会社の友人4人で集まって、年明けから産休に入るHちゃんを囲む会を開いた。場所は赤坂にある「オステルリースズキ」。地下にあるアットホームで素敵なフレンチのお店。BGMにはクリスマスソングがゆったりと流れ、いつもより暗めの照明で雰囲気を出していた。Hちゃんのお腹はもうすっかり大きくて、2月下旬出産予定の男の子だそうだ。ご結婚相手を私は知らなかったのだけれど、なんと、以前私とも一緒の編集部で別の出版社へ転職した男性だと聞きひっくり返った! 言われてみればお似合いの二人。元気でかわいい赤ちゃんの誕生が楽しみだ。ものすごい酒豪だったHちゃんだが、妊娠してからはアルコールを飲みたいとは思わなくなったとか。歯磨きのたびに吐き気を催すのが辛いところだそう。私が、逆子を逆立ちで直したという話をしたら、みんな大ウケしていた。近所の保育園は待機児童でいっぱいで、どうやって子どもを預けようかという難題を思案中とのことで、これまた私が子どもを保育園に預け始めたときは同級生が2人だけだったと話したら、うらやましがられた。なんにせよ、編集者夫婦というのはいろいろ大変そうではあるけれど、お互いの仕事内容を熟知しているので、理解は得やすいかな。「明日の母親学級では、沐浴のさせ方を習うんですよぉ~」と言っていたHちゃん。なつかしいなぁ~♪ 残りわずかな妊婦生活、楽しんでください

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2008年12月16日 (火)

情報セキュアド 成績照会…

Score Bunpu  平成20年度春期のシステム監査試験に落ちてから勉強をはじめ、秋期に受けた情報セキュリティアドミニストレータ試験。その合格発表が昨日あった。結果は―――…
 やったぁ~ なんとか滑り込みセーフ! 自己採点では午前 85%、午後 I 47.8%、午後 II 64.2%だったため、到底合格はできないだろうと思っていたのだけれど、部分点をだいぶ付けていただけたようだ。
 結果発表を待つ時間というのは、なんとも宙ぶらりんな感じで落ち着かなかった。これでようやく、大手を振って次の勉強が始められる。ギリギリ滑り込みだし、情報処理試験の中では最も簡単な部類の試験に合格しただけのことなので、これで何か専門知識が身についたとは言えないが、少なくともこの国家試験に受かると、大学院修士を出た扱いを受けられるようになり、弁理士試験で選択科目免除の資格が得られるようにはなる。四十の手習い的に挑戦する身としては、ありがたいアドバンテージを得たわけだ。
 今度の勉強はおそらく4~5年がかりだし、門戸は非常に狭いので、単なる暇つぶし勉強で終わる可能性も大きいけれど、年金制度はアテにならず、超長寿社会になりつつある時代、生涯現役を志すテンポラリー専業主婦としては、神様が与えてくれたチャンスを楽しみたいと思う。何より、世界的に見直しが始まっている知的財産権制度や著作権制度について勉強できるのは面白そう! 法律丸暗記ということでなく、時代を意識した勉強にしたいと思う。どうかあと20年くらいは、脳細胞に死滅せずにいて欲しいものだ
 息子のサポートをここ数年の私の仕事とみなし、フルタイムで働きながら試験勉強している人よりはかなり恵まれた環境で、じっくりやってみよう!

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2008年12月15日 (月)

メタリック・アンモナイト

1science20081213 2science20081213  土曜日、サイエンス倶楽部のクリスマス特別実験があった。アンモナイトの化石のレプリカを作ろう!というもの。融点230度の“すず”をカセットコンロ上で溶かし、粘土でかたどりトースターで焼いた型に流し込んで乾燥させるだけ。通常授業のときよりは易しい実験だけれど、楽しんでやっていた。
 驚いたのは、昔ヤマハでオルガンを習っていた頃の同級生と一緒になったこと! インド人のお父さんが付き添いで来ていて、親同士は両方で目を丸くしながら挨拶。お父さんは当時よりさらに日本語に磨きがかかっていた。インターナショナルスクールに通う娘のEちゃんは、お父さんとは英語・お友達とは日本語で流暢に話し、さすがぁ!という感じ。
 またこの日は、違う学校のお友達K君とも一緒に実験。実験後は久し振りに家に遊びに来てもらい、カルボナーラの夕食。『怪人二十面相』と『ケロロ軍曹』を愛読する男の子同士、なにやら静かに遊んでいた。

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2008年12月14日 (日)

『戸塚教授の「科学入門」――E=mc^2は美しい!』

Totuka  2008年のノーベル賞授賞式が行われた10日翌日、『戸塚教授の「科学入門」』を読了。小柴先生のお弟子さんであり、小柴→小林・益川というノーベル賞受賞の流れの本流にいた人だと思う。
 私がおもしろく読んだのは、巻頭の「最後のインタビュー」と、巻末の「宇宙と素粒子」。恐れながら、肝心要の、戸塚先生がブログで書き溜めた「科学入門」は、“おもしろい”というよりも、「科学者って世界をここまで系統的・数量的に見ているものかなぁ」という印象の、“戸塚教授の世界観”のようなものだった。
 それにしても、19世紀末から20世紀というのが本当に科学にとって華やかな時代だったこと、今後に残された課題というのはどれもあまりに壮大希有だということ、そんなことを実感させられた。また、宇宙の星々やら地上の生物やらという“物質”は、もしかしたら、宇宙膨張の過程で消滅すべきところでのCP対称性の破れによる“残りカス”みたいなものなのか??とも思えた。戸塚先生の残された言葉に感化されて、若い人がたくさん、この流れに乗り込んできてくれるといいなぁ。

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2008年12月13日 (土)

ランチタイム・サイクリング

Tajin20081212  金曜日のお昼前、いいお天気の中、友人と待ち合わせたお店に向かって自転車を走らせた。12月中旬とは思えない暖かさで、風が心地よかった。友人の会社が比較的近所なので、春にも“押し掛けランチ”をしたのだけれど、約半年ぶりに同じお店で待ち合わせた。春にはなかったタジン料理のメニューなども増えていて、クリスマス用の飾り付けもされていた。タジン料理は夜だけのメニューらしく、豚筋と豆の煮込みランチを頼む。ふわふわに柔らかい豚肉を頬張りながらの四方山話。どうしても気になるのは、子どもの健康や学校や勉強のこと。フルタイムでの仕事を続けつつも、丁寧に娘さんのケアもできてる友人に頭が下がる。同い年だけれど、すでに中学1年生の子を持つお母さんとしては、子育ての先輩! つい、いろいろ相談したくなってしまう。
 そろそろお父さんを煙たがる年頃の娘さんだが、最近は数学の勉強をお父さんと一緒にやるようになって、いい感じだという話に膝を打った。確かに、こと勉強に関しては、母親とやるよりも父親とやった方がなぜかうまくいくような気がする。お父さんの性格にもよるかもしれないけれど、たいていの場合、お母さんよりも寛容でいい具合に適当な感じ。私自身は女性の中では寛容な方じゃないかな?と自分では思っているが、それでも気付くとガミガミガミガミ、いつの間にやら口を酸っぱくしている。うちも、勉強はもっとパパに出動してもらいたいものだと実感。しかし、男二人を放っておくと、どうもロボットとかゲームの話ばっかりしているような気もして、結局二人を叱り付けるハメになりそうな気配もなきにしもあらず。
Santa20081212_2  そんなこんなで、あっという間に1時間が過ぎ去り、またフラフラと自転車で帰途についた。途中、ちょっとした問屋街を抜けるのだが、衣料品店の軒先に、赤と白のサンタ服がたくさん置いてあって、思わず買いそうになった。別にコスプレが趣味なわけではないのだが、一生に1回くらい、サンタに化けて子どもたちにプレゼントを配り歩きたいような衝動って、ありませんか?
――そんな妄想を膨らませながらのランチタイム・サイクリングだった。

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2008年12月12日 (金)

ファミリーセールでワイン&リキュール調達♪

Wine20081211  近所の奥さんが、ある企業のファミリーセールに誘ってくださった。以前、デパートのファミリーセールに一度だけ行ったことがあるが、ものすごい人でごった返し、冬場だったのに汗びっしょりになった記憶がある。今回はかなり隠れ家的なセールだったのだが、それでも山のような人だかりで、フロアいっぱいにあったワインやリキュール類が、30分ほどのうちにきれいになくなっていた。私もまた汗だくになりながら、2ダースのワインやリキュールを入手! どのくらい安いのかよくわからなかったが、3本千円というワインがメインだった。帰宅後にネットで調べたところ、アベレージで見ると正規価格の約6割強引 すごい
年に一度の催しだそうだが、こんなに安いなら、来年からは1年分をここで調達しようかななんちゃって
 夫にこの成果を自慢したところ、「ボクもカーヴ・ド・リラックスで10本1万円っていうセット、取り寄せたから」とサラリと報告された。なんと、この年末は34本の酒瓶に囲まれて過ごすこととなってしまった

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2008年12月11日 (木)

インフルエンザ予防接種

 忘れもしない、2007年のバレンタインデーに、病気知らずの私が珍しくA型インフルエンザで倒れた。その前年の2006年の年明けにインフルエンザに罹った夫と息子に、厳しく当たった罰かも、、、なんて思っていたが、果たしてこの冬はどうなるだろう?
 夫はここ数年、勤務先の補助で予防接種をきっちり受けている。薬嫌いの私は打たない。問題は息子だ。ずっと風邪で調子が悪かったので忘れていたが、治りつつあるので一応予約を入れた。いつも診ていただく耳鼻科の先生に打ってもらうのだが、この先生の早業がスゴイ! 「ブスッ、キュッ、ポン!」という一連の流れ(針を刺して、ワクチンを注入して、針を抜くまで)が、約1秒弱。目にも留まらぬ速さで、「エッ?もう終わりですか?」という感じの瞬間芸。噂を聞きつけてか、近所のOLたちで溢れる待合室。皆一様に「ぜ~んぜん痛くないの。一瞬なのよ」と笑っている。
 昨日、息子も1回目の予防接種を打ってもらった。あいかわらずの速さで、「力、抜いてよー」と先生がしゃべっている間に終わっていた。息子は先生の面前で「ぜーんぜん痛くなかった!」とはしゃいで笑われた。2回目もなんとか年内に打てますように!

 そういえば、ココログの画像閲覧機能が変わっていて驚いた。今までは画像を見ようとすると、同画面で画像だけ拡大されて見えたのだが、別画面で見られるようになったらしい。

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2008年12月10日 (水)

今年のクリスマスプレゼントは…?

Homestar  「今年は、サンタさんに何をお願いするの?」と息子に尋ねると、ニヤリと笑って「“太鼓の達人Wii”かー、“カスタム・ロボ”かー、“ガジェット・ロボ”かなぁ…」と、ゲームソフトを並べ立てた。サンタさんの存在については、(まぁ、そういうことにしとくよ)的なスタンスを決め込み、サンタさんと両親からプレゼントをもらう算段をしている。夫は「親としては、ゲームソフトじゃなくてもっと教育的なものにした方がいいと思うけど…」と言いつつ、「任せた!」と投げやり。子どもにしてみれば、“本命”以外はどうでもいいのだろうが、何かあっと驚く教育的なプレゼントはないものかなぁ?と思案中。お風呂に浮かべるプラネタリウムというのがちょっと気になっているが、数年前の“しゃべる地球儀”がリビングでホコリをかぶっていることを考えるとNGか? カッコいいサイクル・ウェアでその気にさせて、うんと自転車に乗せるという作戦もあるが、冬場は無理があるか?……とまぁ、コレ!という物はなかなか浮かばない。それこそ、“肩たたき券”ならぬ“塾を休んでもいい券”とかの方が大喜びしそうな気配。
 もうしばらく悩んで、それでも何もいいアイディアが浮かばなければ、素直に“本命”に従うことにしよう。

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2008年12月 9日 (火)

リンゴは天下の回りモノ?

 先月、息子の友達のお母さんから「箱で来ちゃったから」とリンゴをいただいた。その直後、私が注文しておいたリンゴが我が家にも箱で届いた。せっせといただいて半分ほどになったが、まだ二十個ほどある。
 そこで昨日、長い間本を借りっぱなしになっていたママ友のところへ、数個のリンゴとミカンを携えて本を返しに行った。傷む前においしく食べてもらった方がリンゴもミカンも嬉しかろう。。。そして家に戻ると、お隣の奥さんがピンポーン!とやって来た。「年内、家の古くなったところを工事するので、うるさくて迷惑かけちゃうけどゴメンね」と言って、紙袋を差し出してくれる―――中を見ると、リンゴだった!
 あちゃー、、、こういうことってよくあるよな。。それでもありがたく頂戴して、この季節、世の中を巡り巡っているリンゴちゃんたちに思いを馳せる。
 ふと、「お金もリンゴみたいに、時間が経つと傷んじゃえば、もう少し回転がよくなるかもなぁ、、、」なんてことを考えた。今のお金は、回る必要のないところでグルグル回って、回さなきゃいけないところには全然回ってないような気がするもんなぁ(含む:私のお財布)。

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2008年12月 8日 (月)

加藤周一氏逝去

Katousyuuiti  12月5日、89歳で加藤周一氏が亡くなられたとの訃報。私の中で、どういう形で存在していた人なのか、自分でもよくわからないのだけれど、“巨人”のイメージがずーっとあった。学生時代、村上陽一郎先生の科学哲学史の講義がとにかく面白かったのだけれど、確か村上先生の紹介で知ったのではなかったろうか? 遠い昔の日記を読み返さないと記憶はあやふやだけれど、おそらく実際に一度、生でお話しを聞いているはずだ。厳格で怖い第一印象と、明晰で目からウロコのお話しぶりだった印象がある。そんなかすかな一瞬の接点にもかかわらず、強烈な印象を残した存在感だった。新聞で改めてその功績を拝見すると、本当に縦横無尽のご活躍! こういう人を“知識人”というんだなぁ。。。何を受け継ぐこともできない非力な自分だけれど、“九条の心”くらいは、せめてしっかりと引き受けたい。ご冥福をお祈りします。

 12月7日には、86歳で柳瀬睦男先生も亡くなられたと連続の訃報! 柳瀬先生の科学哲学学会のお手伝いをさせていただいたことがあり、なつかしいお顔が浮かぶ。本当に、ここ最近は惜しい人をたくさん失っているような気がして、寄る年波のたゆまない営みが悲しい。『悼む人』ではないが、心に刻むことだけが、残された者にできる唯一のことだ。ご冥福をお祈りします。

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2008年12月 7日 (日)

菌類のふしぎ展

Egg20081206  土曜の朝、知り合いの翻訳家の方から大量の新鮮卵が届いた。時折差し入れしてくださるのだが、その名も“元気なたまご”。本当に黄身がまっ黄黄で大きいのだ。息子がその一つを手に取って「あっ、高級卵だ!!」と興味を示していた。
 病み上がりの息子の顔色を伺いつつ、この週末は静かにしていようと思ったのだが、息子の方から「上野の“菌展”に行かない?」と言い出したため、天気もいいし、意外に戸外が暖かだったので出かけてみることにした。
 上野の森は、銀杏の見事な黄葉は素晴らしかったが、反面強烈なギンナン臭さ! ギンナン拾いをする人を横目に急ぎ科学博物館へ。今回の“菌展”は「もやしもん」のキャラクターを楽しく使った目新しい構成で、展示すべてがダンボールを基調に作られており、手の込んだ素敵な出来映え! 会場のそこここには「もやしもん」原作者の石川雅之氏が手描きした菌キャラの落書きがあり、多くの来場者がその落書きをカメラに収めていた。
Moyasi20081206 Yakou20081206  通常はロボットとか機械類の展示の方に関心の高い息子だが、白神山地でたくさんのキノコを見たのと、「勇者のくせになまいきだ」というPSPゲームの中に登場した“粘菌”を面白がっていたために、今回の“菌展”にもいつにない興味を示したのだった。入り口でいつものようにガイド機を\500で借り、案内のナレーションを聞きながら回った。たくさんのキノコの展示や、匂いや感触の体験コーナー、光るキノコの不思議、菌学者の部屋、もやしもん劇場など、2時間ほどもかけてゆっくり観た。私は、南方熊楠の丁寧で細かな直筆メモが見られてハッピー! 息子は、動物でも植物でもない不可思議な生態の菌類にいろいろ触れて、“真核生物”と“原核生物”という言葉を使い分けられるようになった。「ミトコンドリアとか葉緑体とかって、もともとは一つの生物だったんだって!」と大騒ぎしていた。
最後の方で“まつたけ”の匂いを思い切り嗅いで気持ち悪くなってしまい、ほうほうの体で飛び出した。「どうして発酵の匂いって臭いんだろー?」というのが今日の感想だそうだ

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2008年12月 6日 (土)

ROYCE ADVENT CALENDER♪

Advent20081205  12月1日に、お友達のお母さんからロイスのアドベントカレンダーをいただいた。クリスマスまでのカウントダウンをしつつ、毎日1個、おいしいチョコがいただける幸せ。
 が、しかし、息子は最初の2個を食べて以降、ちっとも日めくりをしようとしない。「どうして?」と訊くと、「だって、おいしいから取っておきたいんだもん!」とのこと。おいし~いチョコが食べたくなった時にだけ、気まぐれに開けるということか?! なんとも現金なヤツ。
 そんな折、元の会社で同じ編集部だった女性から、2月出産予定で間もなく産休に入るという嬉しいお知らせが! 彼女にとってはまさに、予定日までの日々がアドベント(待降節)! 思わず、自分が産休に入った頃の日記などを読み返し、なつかしさに浸る。再来週あたりランチでお祝いしようということになり、大きくなったお腹をなでさせてもらえる楽しみができた。
 イエスに限らず、誰の“誕生”も待ちどおしいものだ。お母さんのお腹の中で起きている奇跡を静かに見守る期間―――、彼女の周囲にもたくさんのいたわりの気持ちが溢れますように

Pie20081205  金曜日は、そんなビッグニュースに心が躍り、急遽勢いで手抜きパイを焼いた。余っていた冷凍パイ生地の上に生リンゴを薄切りにして並べただけの代物だが、焼きたてホヤホヤは絶品! 赤ちゃんのようなバターの香りが心地よかった。

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2008年12月 5日 (金)

逆立ちレッスン

 私の祖父の一人は98歳の長寿で亡くなったが、彼が毎日日課にしていたのが逆立ちだ。年をとってからは、頭も床につけた三点倒立になっていたが、毎日必ず欠かさず逆立ちしていたという。
 この秋の運動会で5,6年生の男の子が組み体操をお披露目した際、そのプログラムの中に逆立ちが入っていた。それを見た私と息子は、お互い無意識に(こりゃ、逆立ちの練習をしておかなきゃ!)と思ったらしい。私が先日、「逆立ちやってみる?」とさりげなく誘うと、息子の方も「やるやる!」とノッてきた。――そんなわけでここ数日、お風呂上がりの就寝前、壁に向かって二人して逆立ちレッスンを繰り返している。私自身も下手くそなので、息子にプレッシャーはない。三日目でようやく、壁に足をつけられるようになってきた。とても自立はできないけれど、徐々に足をつけて立っている時間を延ばしていければ…というささやかな目標。不思議と、これを始めてから、息子の寝つきがいいような気がする。全身にどういう効果があるのかわからないが、“逆立ち健康法”というのも散見されるように、ヨガや坐禅の瞑想状態に近い効能があるようだ。あるサイトによると、「覚醒効果があるので、登校前に逆立ちを!」と書いてあった。とすると、就寝前にはしない方がいいのかなぁ?? まぁ、身体の硬い二人には、お風呂上がりの方が怪我の心配がないということで、よしとしよう!

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2008年12月 4日 (木)

100%フレッシュりんごジュース

Juice20081201 Ringo20081201  大量のりんごが入った箱を見て、息子が「りんごジュース、作らせて!」と申し出た。とびきり大きい一つを剥いて、すりおろし器と茶漉しを出してやったら、シャコシャコとすりおろし始めた。みるみる茶色に変色する。(な・なんかマズそう……)内心のありがた迷惑な気持ちを抑え込み、横から観察。珍しく辛抱強く、全部自分でやり終えた息子が、カスとジュースを分けて、私の前に並べた。「写真、撮って!」―――ダイコンおろしのポン酢漬けみたいなカスと、ギネスビールみたいなジュース。むむむむぅ~。
 ところが、その後二人で食してみると、カスもジュースもすご~く美味! さっぱりと甘くて、まさに100%フレッシュ!!「へー、色が変わっちゃっても、ずいぶんおいしいもんだねぇ」と感心してみせたら、自慢げに微笑んでいた。
 「勉強しろー!」と口を酸っぱくして言っても、100回に1回従うか従わないかという息子だが、自分が「コレ」と思ったことは強引に推し進める頑固さ。どう見ても、受験勉強向きの性格ではなさそうだけれど、この頑固さを長所と受け止めて、いい方向に伸ばしてやれたらなぁ、と思う。

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2008年12月 3日 (水)

ビクビクの個人面談

 昨日は、息子の担任の先生と2度目の個人面談。学年最初の面談時に、いきなり「彼はまだ友達のありがたさをわかってないようです」というような、コミュニケーション能力に関するコメントをいただいたもので、今回は何を言われるのかとビクビクしながら教室に向かった。
 依然、「“大の仲良し”といった友達がいないよう」とのお話しにガックリしつつも、(こりゃ~相当、学校で猫かぶってるんだなぁ。。)とも思った。勉強や運動はしっかり頑張っているからまったく問題ないので、「とにかく彼には、人間の幅を広げて欲しい」と、むずかしーいご注文。仰るとおり、息子には寛容なところがない。ちょっとした悪ふざけやミスを許せないようなところがある。短気ですぐ怒る。私の母に言わせれば「勉強なんて二の次でいいから、とにかく運動させて、友達をたくさん作らせろ!」となるのだが、夫は「ボクだって小学校時代なんて、大して友達いなかったよ」とのコメント。私自身はどうだったかなぁ~? どこか冷めたところはあったけれど、“フットベースボールチームの仲間”とか“休み時間一緒にいる友達”っていうのはいた気がする。放課後は近所の子となんとはなしに遊んでいたけれど、“仲良し”っていうのとも違った気がする。女の子だけの決まりきったグループっていうのを毛嫌いしていたから、そういう意味では女子の中では浮いてたかもしれない。
 息子にまったくコミュニケーション能力がないとは思えない。何のチームにも所属していないけれど、放課後はそれなりに数人の友達と遊んだり情報交換したりしているし、保育園時代の友達や他校の友達とたまに会ったりもする。確かに、心を開いた人以外には、極度に疎遠な感じで、およそ“人なつっこさ”というのは持ち合わせてないみたいだけれど、こういうタイプって普通にいるんじゃないかなぁ~?という程度。でも、先生に殊更にそこばかり突かれると、なんだかすごく問題があるように思えてしまう。
 まぁ、あまり深刻に考えてもよくないので、とりあえず(ちびまる子ちゃんの野口さんみたいな感じで、ちょっとシニカルで浮いてる感じなのかな?)と思うことに。 少なくとも、私から見る息子は、“ひょうきん”だし“おしゃべり”だし“思いやりの心”もたまには見せるし、こういう人間性に関しては、長い目で見るしかないもんなぁ。。。

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2008年12月 2日 (火)

Divided World

Yaki20081201  ムンバイのタージマハルホテルのテロや、タイのスワンナプーム国際空港占拠事件のニュースを見た息子が一言、「ボク、もう絶対海外に行きたくない!」―――
 確かにねぇ、最近の世界情勢を見てたら、相当な冒険野郎でも一瞬は躊躇するだろう。月曜の午前中は、世界が注目するオバマさんの演説集のCDを聴きながら焼きリンゴを作った。いい香りでやさしい甘さの焼きリンゴを頬張るのは、平和な時間そのものだけれど、そんな最中も世界は分裂しているんだよなぁ。。。と溜息。
 タージマハルホテルは、ペルシャから流入したゾロアスター教徒の流れを汲むタタ財閥傘下だ。ヒンズー教が主流のインドに、うまく融合しながら発展したゾロアスター教徒だが、まさか国外のイスラム教徒から危害を加えられようとは。お互いを迫害せずに交じり合う世界って、奇跡でも起こらない限り無理なのか知らん。宗教だけじゃなく、貧富の差や人種の差や主義の差を超えて……
 オバマさんの演説は、こんな世の中を見るにつけ限りなく“キレイゴト”に聴こえてしまうのだが、私も含め多くの人がその“キレイゴト”を夢みているのも確かなのだろう。オバマさんの登場により“Divided States”だったアメリカがようやく“United States”になりつつある、と巻頭にあったが、アメリカ国内にとどまらず、世界をUnitedさせてほしいものだと切に願ってしまう。
Friends20081201  ……と、私が高尚な考え事をしているというのに、午後は面談週間で学校から解放されたむさ苦しい男の子たちがわんさか来訪。だいぶ性格も好みも違うように見えるのだが、大勢であーでもないこーでもないと騒ぎ立てるのが楽しいらしく、ペチャクチャとしゃべり続ける。子どものうちは、小さな小競り合いはあっても、なんとか上手に共存するのになぁ。。。

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2008年12月 1日 (月)

走れ~走れ~12月~

Souji20081130_2  ついに師走突入! 去年の今頃は、いろんな仕事の引継ぎでバタバタしてたんだっけなぁ。今年の師走は、師走とは名ばかりで、かな~りゆったり構えている。仕事をしている時の緊張感を失わないようにと思ってはいるが、タイトな締め切りもなく、プレッシャーもなく、ディベートの必要もなく……ずいぶんとユルユルズルズルとなっている気がする。このまま年越しなんてしてしまったら、そのままタガが緩みっぱなしになってしまいそう……。なんでもいいから、気を引き締めないと……!
 ということで、とりあえず作ってみました“年末大掃除分担表”(掃除機の誤植はご愛嬌)! なんだかんだ言って結局ほぼ全部自分がやることになるのは目に見えているが、仮でもいいので無理やり分担することにする。息子は「ボク、本棚整理とトイレ掃除と雑巾がけ!」と威勢よく立候補したのはいいけれど、どうせマンガを読み耽って、掃除どころではなくなるだろう。まぁボチボチと少しずつ、例年よりはキレイにしようと思う。溢れた本の処理に困るのだが、BOOK OFFの“スマイル・エコ・プログラム”というのを一度、利用してみようかなぁ~?
 今週は、小学校の個人面談週間で、水曜以外は4時間で下校。我が家も火曜日に面談予定だ。先生からどんな注意を受けるのやら、たかだか15分ばかりの面談だけれど、今週一番の懸念事項

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