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2009年2月20日 (金)

塾にお弁当を持たせることは…?

 一人息子さんが栄光ゼミナールで6年生カリキュラムに突入した友人からメールが届いた。要約するとこんな感じ。
・6年生は5年生の延長かと思っていたら大違い!
・平日3日間は5時から9時半(10時近いことも!)
・日曜は別教室で難関選抜講座
・土曜は個別講座
・塾の日はお弁当作りでおちおち仕事もしていられない
・でも塾代のためには仕事しないわけにもいかない
・ママ同士がライバル関係みたいになりつつあって嫌
・どう考えてもこんな生活、異常!
……とまぁ、子どもの塾生活の変化に対応する過程でストレスがたまってしまった様子。それだけ前向きに真摯に取り組んでいる証拠だから、頭が下がる。それにしても、お弁当に悩まされるとは思ってもいなかったので驚愕した。そういえば、若かりし日に中学受験目指して塾に通ったという友人の一人は「勉強は嫌だったけど、お母さんが作ってくれるお弁当をみんなで食べたのはいい思い出」って言ってたな。。。息子の通う塾では6年生になっても平日は2日間でお弁当なし、土曜日だけ志望校別クラスでお弁当持ちになるらしい。試しに息子に訊いてみた。「塾でお弁当食べたいと思う?」―――「え~、絶対イヤだよ。集中途切れちゃうし、ただでさえサッサと終わらせて帰りたいのに」と速攻却下。ドライきわまりない回答だったが、私もそう思うんだよなぁ。
 水曜日、必要な本があってOAZOの丸善に行ったら、3Fエスカレーター脇に、フェア名は忘れたがみすず書房等のハイクオリティ出版社が刊行する数々の良書が並んでいた。学生時代に読んだものが数点あって、とてもなつかしく眺めた。今の受験生を見ていると、本をじっくりゆっくりと読んでいる時間って、取れるのかなぁ?と心配になる。息子の国語の教材を眺めても、長い物語の一部が抜粋されている上、<中略>とかいって繋がりも断ち切られて掲載されている。仕方ないことだし、それをきっかけにその物語を最初から全部読み直す子どももいるのかもしれない。でもやっぱり、そういう読解練習って、とても小手先の訓練のような気がする。テストを受けないわけにはいかないから、せめて小手先訓練は集中して最小限に抑え、ゆっくりとした自分だけの時間をきちんと確保できるようにして欲しいなぁ、と思うのだった。(まぁ、カッコいいこと言ってはみても、その訓練にさえ四苦八苦な息子なんだけれど

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