サンデーショック
今年の私立中学受験シーズン、2月1日のことを世間では“サンデーショック”と呼んでいる。またの名を“ミッションショック”。通常は2月1日が試験日の学校が、その日が日曜日に当たることから日程変更するため、併願計画が大きく狂い、志願者数にも影響するからだ。今年は、女子学院・立教女学院・東洋英和女学院・フェリス女学院・横浜共立学園が1日から2日に変更するとか。“ショック”と言われてもあまりピンとこないが、日曜未明の地震には驚いた。結構大きな揺れだったため、他人事ながらも(電車止まらないといいなぁ)と受験生の心配をした。 この日、幸い天気は良好で晴れ晴れした空だったが、なにせ風が冷たかった。自転車で十数分の公園までサッカーをしに行ったが、落ち葉が風に舞って右へ左へ駆け回っていた。犬の散歩をしていた親子のうちの子どもが「あー、葉っぱの運動会だぁ~!」と叫んだのを聞いて笑ったが、くるくると回りながら一直線に移動する落ち葉は、確かに競走しているみたいに見えた。
今年の中学受験者は首都圏で過去最高の5万3千人との予想。10年前の1.4倍だそうだが、親の多くは“ほどほど志向”とのこと。「ギリギリの成績で無理に名門を目指すのでなく、入ってからも余裕を持って過ごさせたい」という気持ちが強いらしい。100m走のように“速さ”なら速さだけを競うスポーツと違って、学業の競争はゴールがない。ゴールがないフィールドで走り続けるのは大変だ。2月1日はいわば、ゴールのない学業の道へのスタートラインの一つかもしれない。よいスタートが切れようが切れまいが、その先を考えれば大した問題ではないだろう。ともかく、長い階段の中で1つの目標を立て、それに向かって努力したことを、これからの糧にできるような受験になるといいな。 それにつけても、この時期のスナック菓子のパッケージには軒並み“縁担ぎ”とか“合格祈願”がされている。人口の何割が中高大や資格試験の受験生なんだか知らないが、関係者も含めるとかなりの数になるのかな? この季節が過ぎたら使えないパッケージだろうが、製品の回転の速さまで伺い知れる。我が家は暢気に運動して、小腹をすかせてジャンクフードを頬張り、テレビを眺めた休日、全国の受験生、おつかれさまでしたー!
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