予期せぬ交感
いつも好き勝手に書きなぐっている弊ブログだが、先日なんと、ある本の著者さんが「ブログを読みました」とメールをくださって飛び上がった! 私が読んだ本の感想を書いておいたところ、偶然その本の著者さんの知り合いの方がブログを読み、それを著者さんに進言してくださったらしい。何か失礼なことを書かなかっただろうかと読み返してみたが、とても面白く拝読した本だったので杞憂で済んだ。
ネット上には本当に、予期せぬ交感の場が広がっている。ひとりよがりの感想にコメントをつけてもらったり、同調してもらったり。オバマ大統領がいまだに“ブラックベリー”を愛用してくれることは、私は正しい選択だと思う。とかく視野狭窄に陥りがちな日々の暮らしの中で、ハッとさせられる意識の転換は貴重なものだ。
永六輔さんはかつて、腱鞘炎になる以前までは、ファンや視聴者からの手紙にはすべて手書きの返信をしていたという。今回私のブログを読んでメールしてくださった方もきっと、永さんのような心の持ち主なんだろうな、と嬉しく思った。匿名性の高いネットの闇の部分ばかりがクローズアップされることが多いけれど、窓を開いておけば、見ず知らずの私にも信用を置いて、実名でメールをくださる方がいるというのはありがたいことだ。この著者さん、書籍執筆後の後日譚のようなお話をきかせてくださり、私にとっての本への思い入れはさらに格別のものとなった。どうもありがとうございました!
| 固定リンク
コメント