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2009年3月 4日 (水)

桃の節句の雪祭り

 昨日は天気予報で雪と報じられたほどの寒さの中での雛祭りだった。旧暦ならもう少し後になるのだろうが、グレゴリオ暦での雛祭りは雪祭りになりかねない。小学校の給食のメニューも、ちらし寿司や桃ゼリーで雰囲気演出。我が家には男の子しかいないから、雛人形はない。最近はどんなお雛様が飾られているのかな?
 私が子どもの頃は、狭い家だったのに律儀に七段飾りのお雛様を飾っていたっけ。「3月3日を過ぎても片付けないでいると、お嫁に行き遅れる」との母の教えが妙に恐怖心を煽り、そそくさと箱にしまった記憶がぼんやりと残る。以前なら、嫁入り道具として重要な家財の一つだったらしき雛人形だが、私の(母の?)あの人形たちは今いったいどこにいるんだろう? 実家の物置の箱の中か、はたまた息子の従姉のところか……? 私が大学生の頃にはもう飾らなくなったような気がするけれど、雛祭りっていつまでやるものなんだろう? “女の子のお祭り”ってことは、中学生くらいまで? はたまた成人までか?? 地方によっては、成人男女が雛人形に扮したりするお祭りもあるようだから、もしかして結婚するまでとか??? 一生の災厄を人形に身代りさせるという祭礼的意味合いから鑑みると、結婚後も飾るべきなのか????  Wikipediaその他で調べてみても、その辺のことは定かでない。桃には邪気を祓う力があると言われるそうだから、節分と並んで男の子だけの家でもお祭りしてもいいのかもなぁ……。
 と、あれこれ考えていたら、近所に新しく出来た花屋さんの店先に、たくさんの桃の花が並んでいた。邪気祓いに一束買ってリビングに飾り、ささやかな気分転換を図ってみた
 そういえば、つい先日、友人間で飛び交ったメールの中で男女の性差の話題が出て、“外食産業にはなぜ男性が多いか?”というような話を興味深く読んでいたのだが、昨日は日本航空が「ひなまつりフライト」と称して「旅客機の整備も副操縦士も女性だけ」の特別運航をした、というニュースがあった。ANAの新制服に対抗したものかもしれないが、「この飛行機、なんか乗りたくないな」と思ったのは私だけだろうか? いや、頑張って新しい領域を開拓している女性のことを誇らしくは思うが、敢えて機長以外の全員を女性にすることになんだか違和感を感じたのだ。「操縦士 女性」で検索をかけたところ、まだ日本には女性機長というのはいないらしいことが判明。だから副操縦士までなのかぁ、と納得はしたものの、「男女差の取扱いって、まだまだ難しいなぁ」と感じた。個人的に、男女の差というのは歴然とあるものだと思っているので、その差による“向き・不向き”というのも当然あると思っている。ただ、その“男女差”と“個人差”を比べた場合、個人差の方がよほど大きくバラエティに富んでいるようにも思う。だからこそ、どんな仕事にもどんな環境にも、男も女もいた方がいいと思うのだ。……というか、いろんな人がいる方が可能性が広がるのでは、という意味で。まぁ、セクハラ過敏の現代は、再配置の過渡期といえるのかもしれないが、桃の節句と端午の節句は、やっぱり伝統行事として、“歴然とした身体差”のように残っていくんだろうなぁ。

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