4月18日は発明の日
昨日、特許庁HPに、長官 鈴木隆史氏による“発明の日”に寄せる文章が掲載されていた。1885年4月18日に、初代特許庁長官 高橋是清氏の尽力で「専売特許条例」が制定されたことに因む日とのこと。特許制度は中世ヴェネチアに端を発するなど、知らなかったことや示唆に富む内容を興味深く拝読したが、途中のこの一文には仰天した。“170万件を超える全世界の特許出願件数の約4割が重複出願”!!!!! この数字を具体的にどんな状況と捉えたらいいのか、ちょっと戸惑ったが、単純な解釈をすれば、世界のあちこちで同じような発案をする人が増え、一元管理を徹底しないと係争の火種も増えてしまう危険性がある、ということかな?と想像した。こうした状況からもPCTの改革は不可欠、とも書かれており、もはや日本国内だけで特許制度を云々しているだけでは、いろんな意味で支障をきたすのかもしれない。いやぁ、なんだか大変な世の中になってゆくものだなぁ。
ちなみに、4月18日はアルベルト・アインシュタインの命日でもあるようです。
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