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2009年5月の29件の投稿

2009年5月31日 (日)

臨時保護者会?!

(方丈記のパロディ風に…)
   子育ての悩みは絶えずして
   しかももとの因にあらず
   クラスに起こるモンチャクは
   かつ消え、かつ結びて
   久しくおさまりたるためしなし

……とまぁ、子どもを持つ身としては、学校でのちょっとしたいさかいや放課後の喧嘩の類は日常茶飯事。常に心を痛めつつ、自分の子やよそのお子さんが少しずつ社会性を身に付けられるようにと願う毎日である。
 そんな中、先週の木曜日、唐突に連絡網が回ってきた。翌夕に急遽、学年の臨時保護者会を開くとの由。「すわ!事件かっ?!」……何事かと背筋が凍った。
 校長先生のお話では、2年ほど前からチョコチョコと似たようなトラブルが続いていたのだが、先日ちょっと目に余る事態になってしまい、親御さんからも改善を求められたために急な召集をさせてもらったとのことだった。以前なら中学生くらいから起きていた思春期トラブルが、最近ではちょうど5年生くらいから始まっているらしいともおっしゃっていた。学校の内実を熟知したお母さんからは「召集が遅すぎる」という声が上がったり、まったく知らなかった方々は騒然となり、予定を30分以上過ぎても喧々諤々とやっていた。私にとっては寝耳に水の話も多く、呆然としながらも、あながち他人事と落ち着いてもいられなくて頭が痛かった。先輩ママでもある友人に愚痴を聞いてもらい、今後の対応について冷静に考えた。子どもたちの情緒は、一朝一夕に育つものでもなく、日々営々の継続の中で培われることを思えば、我が家は今までどおり、配慮を重ねつつも普通に過ごしていくのがベストのように思われた。
 今朝、町内会の町内清掃があったが、うちの息子はまだ、渋々ながらもこういう行事には参加してくれる。多少は我慢させても、意識的に地域と係わりを持つようにさせた方がいいと思っているけれど、子どもで参加しているのはうちの町内会では息子一人だった。。。?!
 明日からは衣替え。学年の中にしこりを残すことなく、気持ちも切り替えてサッパリとした気分で子どもたちが登校してくれるといいな。

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2009年5月30日 (土)

「BABY BABY BABY!」

Ticket20090528  ママ友さんから映画の株主優待券をいただいた。「毎月分送られてくるんだけど、今月来月は忙しくって行けそうにないから、どうぞ!」とのこと。私は株には手が出せないけれど、映画好きとしては、配給会社からのこういう配当なら大歓迎だなぁ。
 ということで早速「BABY BABY BABY!」を観てきた。他にも選択肢はあったのだけれど、先日の編集者仲間の出産に触発され、“出産エンタテインメント”を観ることにした。“受験勉強以外よそ見はしない!”と宣言した直後だというのに、その舌の根も乾かぬうちにこの始末。まぁ、著作権法の“頒布権”とネット配給の可能性に思いを馳せ…とか、適当な言い訳を考えつつ。。。
 映画は、単純に面白かった。男性が作った作品だな、、と思いつつも、十人十色の出産模様は見ていて飽きない。先日の友人の出産報告メールを機に、15日生まれの人が芋づる式に挙がって、その人数が異様に多いという事実に驚いたのだが、この映画では「満月の晩には妊婦が産気づく」ということになっていた。小さな個人産婦人科医院で一晩のうちに6人も出産するというドラマは、実はよくある光景だったりして…?! 15日が必ず十五夜ということはないけれど、なんだか意味深。女親子二代で産婦人科医院を切り盛りしてきた役どころの斉藤由貴さんと吉行和子さんがいい味を出してた。
 それにしても、この手の、大画面を要しないような映画は、サクッとネット配給にして、半額位で自宅の大型テレビで観られるようにした方が、観客動員数はググンッと増えるし、利益も上がるんじゃないかと思うんだけど、ダメなのかなぁ~?
 優待券は来月再来月で使える分もいただいたため、次回は「剣岳 点の記」をスクリーンで観る気満々で帰ってきたのだった。

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2009年5月29日 (金)

赤ちゃん誕生♪♪

 雨は鬱陶しいながらも、紫陽花がきれいに咲き始めた。そんな中、産休に入っていた元の会社の友人から「無事出産!」のメールが届いた。ちょうど2週間前の出産だったそうだ。予想通りの女の子で、現状は“バカボンのパパ”似とか。2~3時間おきの授乳の真っ最中で、朦朧とした毎日を過ごしているとのこと。しばらくは授乳とおむつ替えの無限ループで大変だろうけれど、人生で一番“水入らず”状態かもしれず、なんだかちょっとうらやましい! 赤ちゃんのフニャフニャふんわり感、なつかしいなぁ~♪ 落ち着いたら是非抱っこさせてもらおうっと!

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2009年5月28日 (木)

夏休み明けまでの目標!

Schedule2009  さぁて、初めて短答試験を受けてみて、自分の弱点もよくわかったことだし、来年に向けての講座も始まっていることだし、ここは気分一新、明るい気持ちで新たな目標設定などしてみた。長丁場の受験生活で最も大切なのは“モチベーションの維持”とのこと。あとはスキマ時間を有効利用すること。ともかく、私にはまだまだ条文の読み込みが足りないことは歴然としているから、まずは子どもの夏休み明けまでに、基礎講座を超特急で復習しつつ、青本と四法対照法文集を照らし合わせながら、ひととおり読むことを目標にした。

Law20090528  また、ずいぶん前から買ってあった『知的財産法判例集』という本も、そろそろ解禁にして、これをスキマ時間に少しずつ読もうと思う。これには、以前ブログで触れた「ときメモ事件」なども載っているが、今読むと、相当楽しめそうな気がする。個人的に気になる判例タイトルを目次から抜粋しておこう(笑)。
 ・原子力エネルギー発生装置事件
 ・テレビまんが事件
 ・ゼルダ事件
 ・Nintendo事件
 ・クラブキャッツアイ事件
 ・キャンディキャンディ事件
 ・宇宙戦艦ヤマト事件
 ・マクロス事件
 ・鉄人28号事件
―――なんだか、ずいぶん偏りのある関心だが、まぁ「好きこそモノの上手なれ」ということで
 
 「電子かたりべ」というサイトから、知的財産権法文集のオーディオブックが購入できるのも発見したが、このオーディオブック、どのくらい使い勝手がいいのかよくわからない。どなたか、すでに購入して使っておられる方がいらっしゃいましたら、活用方法をお教えいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

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2009年5月27日 (水)

地球平和監視時計「960」→「1」

 原爆資料館にある“地球平和監視時計”の表示が、「960」から一気に「1」に戻されたそうだ。この数値は、核実験が行われなかった日数を示すそうだから、2年半余りを経てリセットされたことになる。
 クラスター爆弾の非人道性は世界的に認められるようになりつつあるし、平和を脅かすものは何も核実験ばかりではないけれど、人為的に最も厳密に管理され、最高指導者の多重の認証を経て行われるべき核実験を、世界平和の指標にするのは、あながち極端とも言えまい。
Bom20090526  核兵器核実験モニターのページに、(古めだけど)図のような表示があった。大国の核弾頭保有数や核実験回数が集計されている。北朝鮮という国の、犯罪者よりタチの悪い素行には今さら何を言っても始まらないけれど、他の国々においてさえ、大気中核実験から地下核実験・臨界前核実験・シミュレーションへと移行して回数も激減させているとはいえ、不穏なパワーバランスの道具として重要視され続けている事実は変わらないようだ。
 情けないなぁ~と思うのは、人間はこんな形でしか地上に同居できないほど、国境やら人種やら宗教やらという壁を越える想像力を持たないのだろうか……ということだ。国の利権を守っても、地球がヒトの住めない星になってしまっては元も子もないだろうに。
 先日来日したプーチン首相がいみじくも言っていた――「“全世界を愛することは簡単だが、隣人を愛することは難しい”ということわざがある」――まったくもって、世界平和の根幹を左右する至言だと思う。係わりあうことで悪い側面を認識したり、利害が対立してしまったとき、相手を尊重したまま解決をはかるには、一体どうしたらいいんだろう?

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2009年5月26日 (火)

試験後の貧血と腹痛

 一昨日の試験後の夜中、お腹がグルグルと落ち着かなくなりトイレに起きたら、ひどい貧血に見舞われた。数年前、電車の中で倒れて以来の脂汗ダラダラ状態の貧血。そういう時期だったせいもあるが、試験での緊迫感が体調変化をもたらしたのかもしれない。トイレの床に這いつくばって頭に血を流そうとするも、全身から妙な汗が噴き出すばかりで一向によくならない。いやはや、悲惨な夜でした。30分ばかり貧血と腹痛と苦闘して、その後は朝まで眠れたけれど、日頃の緊張感のない暮らしぶりを反省させられた。
 そんなわけで、月曜日はなんだか茫洋とした状態で銀行回りなどをして、今後の過ごし方に思いを巡らせたりしていた。今日明日で短答試験の復習を済ませたら、「2010年向け 1年合格ベーシック」なる講座の視聴を始めよう。もう一度ゼロから仕切り直しのコースで、今度は入門講座に加え「論文基礎力完成講座」「短答基礎力完成講座」なるものが追加されている。これからはあまりよそ見をせずに、本腰を入れた生活にしていかないといけない。
Son20090525  知り合いの編集者さんから『孫正義 世界20億人 覇権の野望』という本を送っていただいたけれど、趣味の読書も当分お預けかなー。

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2009年5月25日 (月)

短答試験 初受験(感想と自己採点)

 昨日の大正大学での短答初受験は、模擬試験を一度も受けていなかった私には大暴挙だったかもしれない。これまで、過去問集をたらたらと読んではいたけれど、3時間半で60問という本試験同様のタイムリミットで回答を試みたことがなかったのだから、時間配分感覚皆無のまま挑戦したことになる。
 午前中、家にいてもダラダラするだけなので、9時半過ぎには家を出て、10時には大正大学校門を下見。その後近くのRoyalHostで過去問集を読んでいた。11:45に大正大学に引き返し、試験会場へ。思いの外、女性が多くて驚いた。入り口にはインフルエンザ対策で消毒液が置いてあったが、それを使って消毒する人はあまりいなかったような感じ。教室に入った瞬間ムンッとした空気で、かなり蒸し暑く感じた。荷物だけ席に置き、トイレで歯磨きをして目覚まし。12:05には試験監督が留意事項の説明を始めたため、試験勉強を続けられる雰囲気ではなくなった。
 12:30、試験開始の合図とともに一斉にスタート! 1枝を最低でも42秒で解かなくちゃ!という意識はあったので、速読速読! 自信をもって答えられる問題はほとんどないまま、最初の一時間が経過。その時点で15問も解けていなかったので焦る! 息つく暇もなく必死に考えているのに、遅々として進まない。「このままじゃ時間が足りなくなる~!」と思ってスピードアップ。本来なら慎重に言葉の端々にまで注意しなければならない問題なのに、かなり斜め読みしてしまった。注意散漫でアバウトな回答になっていることを自覚しつつも、先送りした問題1問を除いて59問を試験終了15分前に終えることができた。最後の15分を使って、置いておいた1問と全体見直し。どの問題にも確信が持てず、もう南無三!という気分。4:00に試験終了が告げられたが、この3時間半の間、座り具合を4~5回調整した以外はずーっと問題に集中していた。なんとも心地よい脱力感。
 緊張感がプツリと途切れて、茫然自失のまま地下鉄で帰宅した。家では夫と息子とその友達が、3人でWiiで遊んでいた。「宿題やって、ちゃんと運動して、その後遊んでね!」と言って出たのに、お昼ご飯以外の時間はすべて遊んでいたそうだ。やれやれ。
 半日ひたすら試験に費やして疲労困憊の身体に鞭打ち、好物のカルボナーラを作って家族で食べた。よく冷えたシャルドネが五臓六腑に染み渡った気がした。

 夜、LECの解答速報で自己採点したところ、60問中25問正解で正答率41.7%だった。う~ん、半分もいかなかったか……昨年の合格ボーダーは39点で、今年はさらに厳しくなるということだったから、今年のボーダーは43点くらいかなぁ。1年後に正答率75%になるくらい頑張らないと、短答すら合格には遠く及ばない。弁理士試験に1年間の勉強で一発合格する人って、一体どんな対策を練っているんだろう??? 世の中にはスゴイ人もいるもんだ。

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2009年5月24日 (日)

短答試験 初受験!

 いよいよ短答試験 初受験だ。ここまででやれたことは、基礎講座を一回受講し、LECの過去問集を一回りし、特許法条文の素読みを途中までという、なんとも中途半端な状態。果たしてどのくらい健闘できるものやらわからないが、試験の雰囲気に早く慣れて、問題に集中しよう!
 会場は西巣鴨の大正大学。夕方には予備校が解答速報を流してくれるらしいし、勉強の一環として取り組んでこよう! Let's GO♪

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2009年5月23日 (土)

教員免許更新??

 金曜日、午前中はパソコンボランティアの今期の打ち合わせで外出し、午後は午後で久しぶりに神保町に出かけた。埼玉で高校教師をしている友人が、専修大学で研修があるとのことで、急遽お茶することになったのだった。
 二児の母となっても元気に仕事を続ける彼女は、何でもフットワーク軽やかにさりげなくこなす。メールでは時々情報交換しているが、会うのは久し振り。元気ながらも、日々の子育てと仕事の両立はやはりキツイようだ。ひとしきりおしゃべりした後、彼女はこう切り出した。「ところでさ、Taracoは教員免許更新、しないの?」――― そういえば、かの安倍首相の頃にそんな案が出て、昨年のトライアル期間を経て今年から実地導入されたんだっけ……「別に更新研修受けなくても、完全無効ってわけじゃないんでしょ?」と能天気に尋ねる私に「いやいや、ロクな連絡もないのに、有効期間内に更新研修受けなかった場合は免許取り消しになっちゃうのよ!(現職教員は)」とのこと。「なんだか現場の足を引っ張るばかりな感じだけどね。。。上の人は何考えてるんだろうねぇ…」と、どこでも聞かれるような苦言。
 すでに教職からは遠く離れ、更新のことはまったく気にしていなかった私も、「3万円払って5日間の講習とテストを受ければ10年更新できる」と具体的な話を聴くと、老後のアルバイトのためにも更新しておくべきかなぁ…と悩む。今さら大学レベルの数学や物理の問題を出されて解けるのかどうかは疑問だし、そもそも次から次へとわからないことばかりが増えて、とても人様にモノを教えられるような自信はないのだけれど、3万円と5日間で10年の資格保証となれば心が揺れる。調べてみると、そう厳格な制度でもなさそうだけれど、資料が膨大で読む気がしない。追々考えるとして、同期教員のケースで見るとタイムリミットは来年度末まで。さて、どうしよう??? すぐに形骸化して数年後にはなくなる施策なのか、教員の自己研鑽につながるのか。。。
Tsumiki20090522  帰りは、神保町のブックハウスでようやく『つみきのいえ』の絵本を入手し、なんだか上の空で帰宅した。たった3年の教員生活でも、教え子はかわいく思う。把握しているだけでも、印刷会社に勤めた子、芸能人になった子、警察官になった子、歯医者さんになった子、大学の英語講師になった子、デザイン会社に就職した子、お母さんになった子、家業を継いだ子……いろんな“つみき”が積み重なる。ずっと教師として勤め上げた人の“つみき”の高さはいかばかりだろう。。。先生という仕事はまさに、繰り返し繰り返し“つみき”を積み上げていくようなものだろうが、“更新”が必要な種類の仕事ではないような気がするなぁ。

(あとで必要最小限で文部科学省の資料を読んだところ、私の場合は修了確認の義務は課されていないため、期限を過ぎても失効はせず、再び教壇に立ちたいと思ったときに更新講習を受ければ、再登壇は可能とのことだった。ふぅ。)

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2009年5月22日 (金)

芝中学校 学校説明会

 東京タワーの足元という好立地(?!)にある芝中学の学校説明会があったので参加してみた。生憎、昭和41年来の講堂が改修工事中とのことで、会場は芝公園前のメルパルク・ホール。かなりの大ホールにもかかわらず、詰め掛けた保護者は多数! プログラムは以下のような感じだった。
 ○司会進行:副校長の春日先生
 ○教育理念説明:学園長の助川幸彦先生
 ○生活指導部より:理科の武藤先生
 ○学校生活について:社会の石塚先生
 ○入試情報:石川先生
 2時間の中で、ずいぶんいろいろなお話しを聴かせていただいたが、その中でも印象に残っている箇所を箇条書きしておこう。
・明治の創立以来一貫して8時から1時限目の授業を開始し2時半には下校
・浄土宗を柱として、チャイムには宗歌“月影”を流し、法話の時間もある
・「遵法自治」の校訓のもと、仏教主義に基づく人間教育を目指す
・理科実験室が6つもあり、校外学習も多い
・“芝温泉”の異名を持ち、楽しく安心で居心地よいのびやかな校風
・芝が求めるのは「家の手伝いをする生徒」(料理同好会などもあり)
・“いじめ”は見過ごさない!(罪を憎んで人を憎まず)
・校門前に傾斜角7%の坂がある
・7Fに高3が入り、下へ行くほど低学年。エレベーター利用可
・“当たり前のことを当たり前にやれる”ことを目指す
・第3代校長の渡邊海旭(かいぎょく)先生は“カルピス”の名付け親

 宗教色のあるお話しを他の学校説明会でまだ聞いたことがなかったので、少し驚いたけれど、カソリックやプロテスタント系の学校も数多く、理念に欠けた昨今の世相にあっては、こうした柱を持つことはむしろ良いことかもしれないと思った。印象深いお話しがたくさんあり共感する部分が多かったし、学園長の助川先生は、落ち着いた中にも熱い理想と情熱を隠し持った雰囲気の方で「お預けして安心」という気がした。副校長の春日先生は、やわらかな物腰で豊かなユーモアを交えた進行をしておられ、毎朝6:25の都営新宿線快速で通勤なさる姿が心に焼きついた(笑)。“鬼軍曹”の生活指導部の武藤先生も、芝歴12年の石塚先生も、冷静沈着なイメージの石川先生も、皆さん“教師”というお仕事を楽しんでおられる様子が伝わってきて、このあたりも学生生活の楽しさの一因かもしれないな、と感じた。
Shiba20090521  自由で楽しい校風と評判される上、きちんと進学実績も出していて、都会の割に緑豊かな環境にある。パンフによると作家の北方謙三さんも芝の出身だそうで、「自分について考えさせる」芝の教育を讃えていた。息子の顔を思い浮かべて、詰襟の学ランや布製の肩掛けカバンは大丈夫かな~?、朝8時の授業開始は平気かな~?とあれこれ想像しつつ、“芝温泉”の効能に思いを馳せた。

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2009年5月21日 (木)

トッポッキと『モチモチの木』

 朝のニュースで、韓国の「トッポッキ」という屋台料理を紹介していた。中が空洞じゃないショートパスタみたいな形の餅(焼肉屋さんでさりげなく添えられてるアレ)に、唐辛子味噌などを好みでからめて食べるものらしい。女の子が「甘辛くてモチモチして大好き!」とインタビューに答えていた。これを見た私はとっさに、小学校の給食で出たキナコをまぶしたマカロニみたいなメニューを思い出してなつかしくなった。「あれ、もう1回食べたいなぁ」―――韓国では今後、このトッポッキを世界各国の嗜好に合わせてバラエティを出し、ブランド化して売り出す計画だという。“トッポ”と“ポッキー”を合体させたような、ひらけ“ポンキッキ”みたいなネーミングが可愛い。日本語に訳しちゃうと単なる“餅炒め”なんだけど、とりあえず私向けに、“キナコまぶしトッポッキ”を作ってくださいませ~♪

Mochimochi  餅と言えば、『モチモチの木』で幼少時の私の心に鮮烈な印象を植え付けていた切り絵作家の滝平二郎さんが、去る5月16日にガンのため88歳でお亡くなりになったそうだ。
 おじいさんの痩せさらばえた皺だらけの皮膚感、やせっぽちの豆太の猛ダッシュ、暗闇にそびえ立つモチモチの木の存在感などなど、一枚の切り絵から山奥の一軒屋の匂いがありありと立ち上ってくるようで、忘れられない一冊。小さい頃は、暗闇の怖さがすごく伝わってきて印象深かったような気がするが、大人になってみると、身近な人との日々の暮らしのあり方、まさに支えたり支えられたりの安定感のようなものが滲んでくるようだ。ご冥福をお祈りします。

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2009年5月20日 (水)

志望校診断予備テスト

 GW明けに「○○オープン」なる模擬試験を息子が受けた。志望校を絞り込んでいくための参考になるテストだというから受けさせてみたが、いつもの月例テストと変わらない成績表が返ってきて拍子抜けした。昔なら「AB合判」と呼んでいた種類のテストだと聞いたため、何か緻密な分析結果でも出してくれるのかと思ったのだが、その種のテストは5年生の終わり頃から始まるらしい。
 あいかわらず復習も宿題もおざなりの息子の結果はボロボロ。国理社が平均か平均以下のところ、算数でなんとか底上げしているという構図も変わらず。今回笑ったのは理科。92%の正答率の問題を間違えているかと思えば、1%の正答率の問題ができてたりする。
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カブトムシのわなをしかけるのにふさわしい木はどれ?
ア ヤマザクラ  イ アカマツ  
ウ シラカンバ  エ クヌギ
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という正答率92%の問題を間違えていたので見てみたら、回答欄に「ク」と書いてある。「クヌギだっ!」とわかったらしいのに、ああもったいない(笑)。社会や国語で、文章で回答する問題などはほぼ白紙。まだまだ成長の余地ありということで、たのもしいことよ(?!)。
 ところで、受験とは無縁で過ごしてきた私は、「AB合判」と言われても何のことやらサッパリわからなかったので調べてみた。これは、学力タイプの適性を測るもので「標準問題向き・応用問題向き・発展問題向き」と大雑把に分類した場合の自身の向き・不向きが見られるというもの。“敵を知り己を知らば…”ではないけれど、受験校の特性と自身の適性を照合して、受験のための羅針盤を得るという意味合いがあるらしい。
Aタイプとは『知識の定着度と問題処理能力を見る問題』
Bタイプとは『思考力・記述力を見る問題』
と定義されているそうだ。算数のタイプ分けサンプルとして、以下のような表がネット上にあった。
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A              AB            B
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巣鴨     海城     麻布
城北     渋幕     武蔵
早稲田など 開成など  暁星など
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なるほどねぇ~。算数で言えば、百マス計算や数独がメチャクチャ速いような子がAで、算数オリンピックの難問に解けるまで挑み続けるような子がB、その両方の能力を兼ね備えたのがABという感じかな? うちの息子は一体どのタイプなんだろう? 要領が悪いのに解答をなかなか見たがらないところを見ると、B寄りな気はするんだけれど。。。まぁそれ以前に、国語と社会についてはAもBもへったくれもない、という感じですがねぇ

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2009年5月19日 (火)

ミニバラとスズメバチとウイルスと…

Whiterose20090518  つい先日、我が家の鉢に小さな白い薔薇が咲いた。クロッカスやスノーフレークもすっかり終わってしまった時期なので、明るい日差しの下の白い花が現在唯一の華。水遣りと打ち水を、と思い、家の前にホースで水をまいてしばらくしたら、どこからともなくブ~ンという音が! 見ると、大人の親指ほどもある鮮やかなオレンジ色のハチが飛んでいる! 太いし大きいし色鮮やかだしで、怖いのなんのって! 石になったフリをしてなんとかやり過ごし、家の中に避難した。調べてみると、キイロスズメバチというのがなんとなく似ている気もしたが、Webにある写真以上に太かった。役所に電話した方がいいかなぁ~?と思いつつ、以来見かけないのでそのままになっている。
 いい季節は、人間も嬉しいけれど、昆虫たちにとっても天国なんだろう。それでも、突然の訪問はちょっと勘弁してほしい。突然の訪問を敬遠したいのはハチばかりでなく、新型インフルエンザウイルスも同様。こんな清々しい季節に1週間の自宅待機なんて事態になったら、泣くに泣けない。神戸・大阪を発端に国内感染は広がるばかりで、関東地方も時間の問題。息子に、「1週間も家から出られなくなっちゃったら、どうする~?」と訊いたら、「え~、そしたら○○君とチョコットランド(というネットワークゲーム)で遊び放題じゃん♪」とルンルンしていた。能天気きわまれり。ウイルスも、石になったフリでやりすごせたらいいのになぁ~

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2009年5月18日 (月)

美容院考

 髪が伸びてくると憂鬱になる。美容院に行くのが面倒くさいのだ。私の髪の毛はすごい剛毛ですぐにボリューム感が増してしまうのだが、別に髪型に凝るわけでもなし、髪量だけサッサと減らしてもらえればいいのに、美容院に行くとすぐに1,2時間の時間と4,5千円のお金が飛んでいく。近所に「QBハウス」という散髪屋が“10分千円”を謳い文句に登場したときは、念願かなったり!と喜び勇んで見に行ったが、女性客は皆無。恥を忍んで2度ほど試したが、弟に「女を捨ててるね」と言われて以来行かなくなった。
 息子の髪の毛は私が刈ってやるのだが、もちろん10分タダ。刈りながらいつも、「Out of Africa 愛と哀しみの果て」でロバート・レッドフォードがメリル・ストリープの髪を洗うシーンを思い出す。あんな雰囲気で散髪してもらえるなら私でも、時間とお金をかけてもいいかという気になるんだけれど―――。
 せめて、「ご持参の本を静かに読んでいただけます」とか「楽器の生演奏を聴きながらお休みいただけます」とか「寝ている間に完了します」とか、1時間以上をかける付加価値をつけて欲しいなぁ。それがダメならとにかく10分で安く!と願わずにはおれないのだけれど、そんなことを願う私は、少数派なんでしょうねぇ~。。。(しくしく) “のだめ”のごとく、自前で髪を切るテクニックを身につけるしかないか。。。(宇宙ステーションの若田さんも自分で刈ってるみたいだしね

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2009年5月17日 (日)

最判平13.2.13「ときめきメモリアル事件」

 土曜日、息子のサイエンス倶楽部(お題は食塩とホウ酸の飽和水溶液と結晶)の待ち時間のうちに、『短答試験過去問集』の著作権法部分をやっていて、面白い問題と遭遇した。平成18年に出題された判例問題だ。
 コナミが1994年に発売した恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」の後継ソフトに関し、主人公のパラメータを改変する目的だけに用いられるメモリーカードを販売していた業者の罪状判断に関する最高裁の判例を問うものだった。結論は“本件メモリカードの使用により本件ゲームソフトの同一性保持権が侵害されたものということができ、……他人の使用による本件ゲームソフトの同一性保持権の侵害を惹起したものとして、被上告人に対し、不法行為に基づく損害賠償責任を負うと解するのが相当である”と書いてあった。
 私が引っかかったのは、この“同一性保持権の侵害”という部分。たとえパラメータを勝手に改変して、ストーリーを本来とは違う範囲で変更させたとしても、それが“同一性保持権の侵害”と言えるのかどうかが疑問に感じられた。
 パラメータ改変は、喩えるならスゴロクで人の見てないスキに「1」だったサイコロを「6」に変えて不当にコマを進めちゃうようなもので、この業者はその行為を幇助したとみなされたのだと思う。スゴロクの盤面設計自体を変えてしまったら同一性を害したと言えるかもしれないが、不正なパラメータ上げは、何かもっと別の言い方をすべきじゃないかなぁ~??と感じたのだった。(このメモリカードを使用すると、あらかじめ登録されているエンディング以外の、オリジナルなエンディングが見えたりするんだろうか…?!)
 問題集を読んだ限りでの感想なので、まったく見当違いをしているかもしれず、実際の案件ではもっと本質的にゲームプログラム自体を改変するようなことをやっていたのかもしれない。ただ、解説を読むと単にパラメータを上げただけのように読めるので、ちょっと違和感を拭いきれなかったのだ。今度是非、きちんと判例集を読んでみよう!(それにしても、「ときメモ」に関して、最高裁の裁判官が真面目な顔で論じておられる姿を想像すると、どうにも笑いをこらえきれない…! スミマセン~)

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2009年5月16日 (土)

両親のオランダ・ベルギー旅行

 ここ数週間、行くべきか行かざるべきかとずっと検討を続けていた両親だが、昨日ついにオランダ・ベルギー旅行に出発した。夫婦2組で阪急の格安ツアーに申し込んだということだったが、1週間まるまる、3食すべて付いて15万ほどだというから驚いた! 我が家のこの夏の北海道旅行より安いんじゃ……!? ちゃんとしたものを食べさせてもらえるのかも心配だったが、新型インフルエンザの経過も気になった。あまりに猛威をふるうようなら、ツアー自体が中止になるだろうと言っていたのだが、結局そうはならなかった。自己都合のキャンセルだと、すでに80%負担も避けられず、マスクや消毒薬を持って参加することにしたという。国内感染を心配したり、成田で水際対策に奔走する方々には申し訳ないことこの上なく、「ホントに行くのぉ?!」状態だが、航空便や海外との交流が停止されない以上、100%阻止は難しいと思っている。むしろ個人的には、オーストラリアのギブズ氏が提唱する「ウィルス人為説」の真偽をわかりやすく説明して欲しいと感じる。
 今回の旅は、小さい頃私が絵を習っていた先生夫婦と一緒に行くためか、美術館巡りがメインらしい。マウリッツハイスとかクローラーミュラーとかゴッホ美術館など、オランダ・ベルギーには個性的な美術館が多い。ビールやパンケーキも種類豊富でおいしい。ネーデルランドの名のとおり平坦な土地柄なので、自由度と体力が許せば、自転車旅行も素敵! シルバー世代のツアー旅行だから、有名所を満遍なく周遊する感じなのだろうけれど、お天気に恵まれた気持ちいい旅になりますように! 「何か買ってきて欲しいもの、ある?」とおみやげを気にしながら出掛けたが、そんなものはさておいて、のんびりゆっくりと風光明媚な観光地を堪能してきてくださいませ~♪
(両親の出発の翌朝、神戸で国内感染の疑いのニュースが報じられた! ついに上陸?!)

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2009年5月15日 (金)

茨城自然史博物館

 火曜日、息子は遠足で茨城自然史博物館へ行った。いいお天気だったし、仲良し君と同じ班になったようだし、遊ぶ気満々で「バンドエイドも入れてくれた?」などと出がけに尋ねつつ、意気揚々と出掛けて行ったっけ。
 ホームページで見てみると、野外施設がかなり充実していて楽しそう。「自然発見工房」「ネイチャートレイル」「化石のクリーニング」「バードウォッチング」「貝の化石探し」など、自然とふれあいながら遊べるらしい。
 3時半ごろに帰ってきたが、靴は泥だらけ、紅潮したほっぺ、からっぽのお弁当箱と水筒、くしゃくしゃに畳まれたシートなど、どれを見ても十二分に堪能してきたことが一目でわかった。息子の小学校では、遠足におやつを持たせない。私などはこのおやつが楽しみで行ってたようなものだけど。。。まぁ、行きのバスではワクワクしつつ昼ごはんに向けてお腹をすかせ、帰りのバスではグーグー寝ていたようだから、おやつなんていらないのかも?
 船橋の「アンデルセン公園」といい、市川の「ありのみコース」といい、小学校の遠足で息子が行って初めて知った場所が多々あるが、この自然史博物館も是非一度訪れてみたいと思う。行きたいところはたくさんあるのに、なかなか時間が取れなくて、息子が中学生になったら、もう遊べなくなっちゃうのになぁ~!…と焦る。

 それにしても、GW明けの有識者会議で、子どもの夏休みを地域ごとにずらす計画や、GWを県ごとにずらす計画などが検討材料に盛り込まれたとニュースで言っていた。夏冬の長期休暇やGW、どこへ行くにも高くて混んでてでは、行く方も迎える方もせわしなくて落ち着かない。フランスなどでは実際にこうした施策を取っているらしく、いいアイディアにも思われるけれど、果たしてどうなるだろう…?

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2009年5月14日 (木)

平成21年度試験の受験票届く!

20090513  13日のお昼ちょっと前に、ようやく受験票が届いた。シンプルなシーリングはがきで、プリントされている内容もごくごく必要最小限という感じ。
(1)試験の期日
(2)着席時間
(3)試験の場所
(4)携行品
<受験上の諸注意>
以上!
……筆記具としては(鉛筆、消しゴム)としか書かれていないけれど、もちろんシャープペンもOKと解釈。試験時間がぶっ通し3時間半で、興奮しすぎて脱水症状になられても困るとの判断か、500mL程度のペットボトル飲料の持ち込みが可だという。水筒も可にして欲しかったなぁ……熱いコーヒーで眠気覚ましをしたかったのだけれど。。。それにしても、誰も彼もがペットボトルから平気でラッパ飲みするようになったのは、いつ頃からだろう??…と感慨に耽ってしまった(笑)。
 なにはともあれ一安心。ただただ淡々と、条文を身体に沁みこませるほかありませぬ。
(後日譚だが、今年の受験票には一部文字化け等が発生した関係で、再送になる受験者が出たそうだ。例年よりやや遅めの発送の裏には、やはり何かしらのトラブルがあったのかもしれない…)

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2009年5月13日 (水)

短答式試験まであと10日あまり

 4月8日以来、毎日20問と自分に課してLECの『体系別 短答試験過去問集』に取り組んできた。まだ入門講座を1度サラリと聴いただけの身には辛いものがあったが、それでも日々似たような文章を読み込んでいるうちに、条文を読むのが苦ではなくなってきて不思議。先達の方のアドバイスによると、『四法対照法文集』は、要件・効果・原則・例外を色別にマーキングすべし、とあったが、とりあえずは過去問集に出題された箇所を一色でマークした。まだ条文なんて一つも覚えていないため、回答はひたすら師匠の教えと自分の常識&良心に照らして考えるのみだが、当初は「本試験で1問でも解ければ…」くらいの感触だったものが、「うまくすると10問くらいは解けるかも…」に変わってきた。まぁ、玉砕受験に変わりはないが、法文集や逐条解説を“読みたくなってきた”という変化は素晴らしいと自画自賛。この分だと直前でやっと2冊の過去問集を1周終えられるか否かという微妙なペースで、繰り返し2周も3周もしている受験生には合わせる顔がないけれど、この取り組みによって、どのあたりの脳ミソを使わなければならないかがぼんやりとわかったような気がする。
 以下は、小学生の息子が塾からあてがわれた『算数基礎トレーニング』の中の一問だが、こういう問題を解くときに使うような脳ミソは、少なくとも短答の際は必要ないらしい。
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8で割ると4あまり、5で割ると1あまり、9で割ると5あまる最小の整数は?
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 この問題の答えは「356」なんだけれど、なんと“最小公倍数”の問題なんですよー!(これって基礎か?)
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パリ条約の利益を受ける者の商標として、ある同盟国において広く認識されているものと権限ある当局が認めるものの複製であり、かつ同一の商品について使用されるすべての商標について、その登録の無効を利害関係人が請求することができる期間を登録から7年に限る旨、当該同盟国の法令が定めることは、パリ条約に違反しない。○か×か?
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 どっちの問題を難しく感じますか???

 それにしても、例年GW明けの5月10日頃には受験票が届くと聞いていたのに、今年はまだ届かない。初受験者にとっては、会場はわからないわ、持ち物はわからないわ、正式な時間はわからないわで、なんだか心配になってしまう!もしかして、DMと間違えて捨てちゃったかな?! 日本の郵便システムを信じきったフローになっているらしいが、今日届かなかったら何かトラブルかも…ドキドキドキ…

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2009年5月12日 (火)

開成学園運動会

1kaisei20090510 2kaisei20090510  先日の日曜、お祭りの手伝いでヘロヘロになりつつも、午後にチョコっと開成学園の運動会を覗いてきた。これまた野次馬ママさんの私立中学レポート作業だ。
 今年で創立138年という開成学園。その運動会は、噂によるとものすごく過激で、毎年担架が何度も出動すると聞いていた。朝の7:10から開会式、夕方は17:20から閉会式だとホームページに載っていて、「ずいぶん長時間やるんだなぁ!」とビックリした。いつも一年がかりで準備して、当日は男涙の嵐という話もあり、いったいどんな運動会なのか?!と興味津々で出掛けた。
 場所は西日暮里の駅からすぐ。JRでも地下鉄でも行ける便利さで、我が家からはドアtoドアで30分という嬉しい近さ。しかし、立地的には都会の学校という印象で、道灌山通り沿いで周囲はビルばかりで空気が悪い。学園内の樹もそう多くなく、ピロティの一部だけが気持ちよい緑だったが、あとはコンクリートジャングルというイメージ。伝統校に共通の老朽化した校舎もあり、廊下や階段は広いし構造も面白いのだが、お世辞にもキレイとは言えない。それでも、グラウンドに出てみるとやはり活気は素晴らしかった。生徒一人ひとりが自信に満ちている感じで、時折ものすごいハンサム君がいる。この中の数%は、天性の才能に恵まれて、そうガリガリと勉強しなくても自然とオールラウンドに力を発揮してしまうような天然開成男児なのだろうな。OBも結構見に来ていたし、小学生の見学親子も多数いた。私が到着したときは、ちょうど騎馬戦の最中だった。過激さは想像していたほどではなく、昔の学校ならどこでもやっていたような楽しいレベルのぶつかり合い。まぁ、小学生が見たらちょっとドキドキしてしまうのだろう。縦割りチームで色別に統率され、最大限その競り合いを楽しめるよう工夫されているようで、全体的にわくわくと盛り上がれそうな構成の運動会だった。願わくば、学園内にもっともっと樹を植えてほしい。「これで緑が多ければ言うことないのになぁ~」と勝手な感想を抱きつつ帰ってきたのだった。

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2009年5月11日 (月)

神田祭りお手伝い

1mikoshi200905 2mikoshi20090510  日曜日は朝から神田祭りのお手伝いで、町内会の人たちと一緒に子ども神輿に付いて歩いて掃除をしたり、神輿の担ぎ手の人たちにお茶やビールを出したりと立ち働いた。なかなかにすごい人で、最後に9基の神輿が全部集合する明治座前のにぎわいは、暑さとあいまって頂点に達した感じ。区長さんや議員さんや地元の名士の方々もご挨拶に訪れていて、私ともう一人の女性がチリトリと箒を持って道端を掃いていたら、衆議院議員の深谷氏がつかつかとやってきて「お掃除ですかー! いいですね!」と励ました上、二人と握手をして去っていった。ポスターでよくお顔は拝見していたのだけれど、最初は「誰だっけ?」状態で失礼してしまった。夏のような陽射しがカンカンと照り付けていたので、途中で具合の悪くなった人もいたらしく、救急車が出動していた。朝から昼過ぎまで、ほんの4時間ちょっとのお手伝いだったにもかかわらず、飲まず食わずで働いていたせいか、ヘロヘロになった。さまざまな地区が連合して各々地元で活動しているため、他の地区の様子はわからなかったが、きっと神田地区はもっとすごい人出だったのだろうなぁ。お祭りの詳細な成り立ちはよく知らないが、公式ガイドブックによれば、15日まで「献茶式」やら「明神能」やら「例大祭」やらと引き続き行事が目白押しで、さすが日本三大祭りの一つと言われるだけの充実ぶり。お祭りと聞くと血が騒ぐような江戸っ子はともかく、私などは観光客として外側から眺めている方が正直気楽でよいのだけれど、たまには裏方というのも面白い。粋なオリジナル手拭をおみやげにいただいて帰ってきた。

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2009年5月10日 (日)

科学技術館ワクエコ・モーターランド

Happy20090509  土曜日は、朝一で神田祭り用の袢纏をいただき、日曜のお手伝いのために試着。息子は、担ぐかもわからないのに地下足袋や鉢巻までお借りしてひとときお祭り気分。保育園時代、夏祭りのたびに太鼓練習をさせられていた息子としては、袢纏を着ると祭り気分に火がつくのか、歌舞伎風のいろんなポーズをきめては「写真撮って!」と騒いでいた。
 その後久しぶりに家族で科学技術館に出かけた。最初の目的地はもちろんジオ・ラボだ。まだ10種カードを全部制覇していなかったため、今日こそは全部揃えようと意気込んで行き、1時間ほどでついに目標達成した。インストラクターのお姉さんに名前まで覚えられてしまった息子は、20枚集めたところで全10種が揃った形。

Bike20090509 Track20090509 Skelton20090509  カードが全種揃ったら満足して、新しく出来た「ワクエコ・モーターランド」というブースへ移動。ここは、今不況のさなかに置かれた自動車会社各社の出資で運営されているそうだが、ピカピカで男の子には嬉しい空間になっていた。ホンダのCB400というバイクに乗ってワインディングロードを走ってみたり、トラックだか消防車だかの日産の大型車に模擬試乗したり、エンジンの仕組みを勉強する講習に参加したり。メタノールを使ったエンジン点火実験で、ミニドラムカンの蓋が吹っ飛んだのにはびっくり仰天! ガソリン車と電気自動車とハイブリッドカーの違いをラジコンカーで解説してもらい、その後スケルトンのレクサスでガソリンや電気の流れを見た。「回生ブレーキ」といって下り坂で充電する仕組みをミニチュア坂道で手動で試したのが一番おもしろかったようだ。「あ~、グルグル回して日頃のストレス解消したよ!」との言

Walking20090509  2時過ぎに「ワクエコ・モーターランド」を出た後は、いいお天気に誘われてそのまま技術館を後にして皇居周りの散歩と洒落込んだ。休日だというのに(休日だからか)ジョギングする人がたくさんいて驚いた。陽射しは強かったが、木陰は適度に涼しくて気持ちよかった。東京駅周辺はいろんな新しいビルが出来ていたり建設中だったりで、もうしばらくしたら、ずいぶん雰囲気が変わるなぁ~という印象だった。

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2009年5月 9日 (土)

PTAの歓送迎会

 金曜日、日中の授業参観を終えて一度帰宅し、夕方になってからPTAの歓送迎会へ。生まれて初めて保護者としてPTAの歓送迎会に出席するものだから、緊張しきり。今年は、息子が何かしらでお世話になった先生方が多数転任や退職されるため、1,2年で一緒だったママ友さんが「さすがに今年は一緒に出ない?」と誘ってくれ、意を決して参加することにした。
Party20090508  会場の体育館には紅白の横断幕が張られ、筆書きの式次第が演台脇に貼り出され、ケータリングされた結構豪華な食事や飲み物が立食パーティー用に配置されていた。思っていたほど参加者は多くなかったが、それでも体育館はそれなりにいっぱい。5時からだったのだけれど、最初の1時間20分ほどは退職や転任の先生方のご挨拶・新任の先生方の紹介や来賓挨拶等で保護者は直立不動。これがかなりキツかった。乾杯後はようやく少しだけリラックスして、おしゃべりしたり食事したりと動き回って血流が戻った感じ。お世話になった先生方にもご挨拶でき、久々にゆっくりとお母さんたちともお話しして、なごやかな時間を過ごした。5時から8時まで立ちっぱなしで、日頃座りっぱなしの私の足はガクガクしてしまって情けなかったなぁ
 お世話になった先生のお話には涙が出た。うちの息子は、自分の学校にものすごく誇りを持っているのだけれど、子どもの成長を心から願って常日頃から努力を惜しまない先生方を見るにつけ、いい学校に通わせてもらってるな…と感謝の気持ちでいっぱいになった。学校というところは、先生にしても生徒にしてもいろんな人がいていろんな考え方があって、必ずしもすべてが順風満帆とはいかないが、子どもが自分の置かれた環境に満足できるというのは、恵まれているということだろう。PTA活動にはほとんど役に立っていない私ですが、いつもいつも感謝しています。先生方、ありがとうございました~

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2009年5月 8日 (金)

小豆島のオリーブオイル

Olive20090506  実家の両親が先月、小豆島へ旅行に行ったのだが、そのおみやげにオリーブ園のバージン・オリーブオイルをくれた。搾ったままの油性ジュースだということで、就寝前、髪から爪の先まで全身ケアに使えるとのこと。マッサージオイルとして、クレンジングオイルとして、オイルパックに、髪のトリートメントやオイルリンス、ブラッシングオイル、ボディマッサージ、爪のオイルパック、ベビーオイルなど、とにかくどこにでも使えるらしい。連休明けの夜に1,2滴顔につけてみたら、表面がプルプルした感じでしっとりとしたような気がした。オイルもなかなか素敵な印象だけれど、ホームページで見るオリーブ園がさらに気持ちよさそうで、俄然行きたくなる。母曰く「ハワイ島のコーヒー農園と同じ雰囲気だったよ」とのこと。なるほど、かのドトール農園は、吹く風もカラリとした空気も太陽の光も気持ちよくて、高城剛氏と沢尻エリカさんの結婚披露宴の会場にもなったのだったっけ。あの雰囲気を国内でも味わえるのなら、一度行くしかないな~♪

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2009年5月 7日 (木)

これでいいのか?!

 遊び呆けて、家の中はゴチャゴチャ、宿題はたんまり溜まり、GW最終日は掃除と勉強に終始させるつもりで遅い朝食を済ませた。9時半過ぎから息子は宿題をトロトロ始め、私も洗濯機を回して食器洗いなどしていたら、10時になって「ピンポーン!」と玄関チャイムが鳴った。ドアの前には、沖縄に行っていたはずの息子の同級生の姿が!
「あれ? GW中はずっと沖縄じゃなかったっけ?」
「昨日帰ってきた」
「○○はね、休み中全然宿題やらなかったから、今日はまず宿題やる予定なの」
「いいよ、待ってる」
「△△君は宿題終わったの?」
「うん、沖縄に勉強道具持ってった」
「エライね~!」
息子はすかさず、
「僕だって持ってくことは持ってったんだよ、ただ、やらなかっただけ」
(そりゃ~持ってかないのと一緒だぁ~!

Monhan20090506 Golf20090506  結局、ほんの10分ほど漢字の書き取りと算数の問題をやっただけで、すぐに遊びモードへ。しかも、子ども二人に混じって夫までが、PSPのモンスターハンターで狩りをし始めた。や~め~て~! これじゃあ掃除も宿題もあったもんじゃない! こんなんでいいのか、我が家?!
 午後からは保育園時代の友達も加わって、家の中はもうひっちゃかめっちゃか

Monhanbook20090506  それにしても、噂の「モンスターハンター」の攻略本は、私の逐条解説本よりも分厚い上、ものすごく字も小さくて難しい。塾のテキストにさえ付箋なんか使ったことのない息子が、モンハンの攻略本にはご丁寧にあちこち付箋を貼っている。少なくとも情報検索と漢字の読みの練習くらいにはなるようだが、モンスターとはいえ狩ってしまうのは可哀想に見える。「村人に頼まれて人助けのためにやってるんだよ」と言い訳しつつ、GW最後まで遊び続けた息子であった。
 今週の金曜日は授業参観とPTAの歓送迎会、土日は神田祭りやら塾のテストやら。嬬恋村ののどかさは、あっという間に夢の彼方へ……。

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2009年5月 6日 (水)

金色の一週間

 2日から我が家の黄金週間の予定だったが、旧友のお父様のお通夜が行われることとなり、急遽予定変更。この旧友とは小・中・高校とずっと同じ学校で同じ部活だったのだが、高校時代の部活の友人5人で待ち合わせて弔問に訪れた。悲しいお別れの会ではあったが、久し振りに集まった友人とはお焼香後にお茶をして四方山話。まだまだみんな子育て真っ最中のため、ゆっくりおしゃべりするのはまたの機会ということで、30分ほどでそれぞれ帰路についた。
1gold20090503 2gold20090503 3gold20090503 4gold20090503  私はその後、先に実家に行っていた夫と息子と両親と合流し、毎度お馴染みの嬬恋高原へ。夜8時から12時くらいまで一般道を走って順調に目的地に到着。嬬恋は高冷地農業で有名だが、素朴で空気がおいしくて本当にのんびりできるところ。今回はニジマス釣り、アスレチック、アーチェリー、草野球、パターゴルフ、水泳、トランプでの“大貧民”やカラオケなどをたっぷり楽しみ、行きつけのピザ屋さんで二回も食事した。このピザ屋さん、“嬬恋高原ブルワリー”という名前で、地ビールとともにおいしいナポリ風ピッツァを供してくれる。目の前に雄大な浅間山を抱え、パノラマラインというキャベツ畑に囲まれた爽やかな広域農道の途中にある。芝桜や水仙や桜が咲き誇り、鮮やかな花々が迎えてくれた。
5gold20090505
 子どもの日の朝まで温泉にも5,6回は入り、しっかりと命の洗濯をして、5日は一路さいたまの実家へ。朝8時から12時まで車を飛ばして、往路同様渋滞とは無縁で帰ってきた。実家には息子のいとこの男の子二人が私の弟と共にやってきて、夕方まで久々の再会を楽しんだ。兜型のチョコレートケーキを切り分けて食べたり、トランプゲームをしたりして遊んだあと、おじいちゃんおばあちゃんからお小遣いをいただいて電車で帰宅。金色を満喫した三日間でした。

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2009年5月 3日 (日)

ブログは、しばしお休み~

Research20090502  GW初日、金星がマイナス4.5等の最大光度になるということで日中観察してみたが、さすがに太陽の明るさにさえぎられて見られなかった。その後のんびり過ごしていたら、内閣府から依頼されたという調査会社が定額給付金に関するアンケートを持って現れた。最初はあやしげに思って対応していたが、どうやら本当に内閣府の調査らしい。定額給付金そのものさえ、いい加減無駄使いだと思っているのに、それに加えてこんな手の込んだ追跡調査をするなんて! 「いつ給付されたか」「何に使うつもりだったか」「結局何に使ったか」というような内容なのだが、どういう意図での調査なのだろう? 自治体を牽制する意味合いなのか、貯金せずに使ってくれというメッセージなのか……? 調査会社の人も気の毒に。GWだというのに、人からいぶかしがられながら暑い中歩き回らなくてはならないとは。。。定額給付金をめぐっては、「なんだかなぁ~」なことばかりで溜息が出る。我が家は当然「貯金」して、少しずつ切り崩しながら生活費の足しにするのが関の山でございますよ、トホホ。

 短答式試験を月末に控え、受験生はこのGWをひたすら勉強に使うような話も聞こえてくるが、遊び盛りの小学生を抱えた我が家でそれは許されまい。……ということで、H1N1亜種インフルを気に掛けつつも、今日から少々遊び歩く予定。ということで、当ブログもしばしお休み~

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2009年5月 2日 (土)

小学生の素朴な疑問

 4年生に引き続いて5年生でもパソコンクラブに入部した息子。ほかに科学クラブとか卓球クラブも希望していたらしいが、いかんせん1つしか選べない。さすがに2年連続の部員は数少ないらしく、何かと頼られるのは悪い気分ではないようだ。
 今週のクラブ活動の日、息子はパソコン初体験(そんな子もいるんだ!)の同級生にあれこれ教えてあげていたところ、終わり頃に唐突に質問されたらしい。
「あのさぁ、どうしてパソコンを“終わり”にするのに、“スタート”ボタンからやるの?」――― 息子の困った顔が浮かんで大笑い。何やらごまかしごまかし、それらしく答えておいたということだが、こういう素朴な疑問って大好き。Macの場合、Appleメニューから「システム終了」を選ぶんだけど、Windowsの場合「スタート」ボタンから「終了オプション」を選ぶわけだ。「スタート」ボタンをポイントすると、“このボタンから始めます”というコメントが浮かぶから、“何をするにもこのボタンがスタート地点”って意味合いなんだろうけれど、インタフェース的にはちょいと考えさせられる。
 素朴な疑問はヒントの宝庫。大切にすくい上げておきたいものだ。

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2009年5月 1日 (金)

とにもかくにも健やかに!

 花屋さんの店先に菖蒲が並んでいた。ああ、そういえばもうすぐ端午の節句だったっけ。去年は鎧兜を飾るの、サボったんだよなぁ。。。
 こんなことを思いながら散歩から帰宅した私、今年はしっかり鎧兜を出してあげよう!と、納戸の扉を開いたが……見当たらない! 主人が次々と買い込むハードディスクやらキーボードやら筐体やらの箱に隠れて、奥の奥へと追いやられてしまっていた。この冬は我が家の男性陣総倒れ状態だったため、験をかつぐ意味でもここは出さねば!と奮起して、発掘作業開始。納戸の荷物をぜ~んぶ外に出して、やっとこ一番奥の箱を取り出す。

Kabuto20090430  ご無沙汰しておりました、兜様。今年はちゃんと飾ってあげるから、どうぞうちの軟弱男達の健康を見守ってやってくださいまし。「うむ、ようやくわしを思い出したか! 二年に及ぶ暗闇は辛かったが、その思いに免じて、そちの願い、叶えてしんぜよう」―――と言ったかどうかは知らないが、「ははぁ~、ありがたき幸せ!」と平伏しておいた。
 とにもかくにも、健康に勝る宝なし。散歩好きのカントの規則正しい生活ぶりは有名だが、我が家にも、いい意味での規則正しい日々歳々の営みを培いたいものだ。

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