短答試験 初受験(感想と自己採点)
昨日の大正大学での短答初受験は、模擬試験を一度も受けていなかった私には大暴挙だったかもしれない。これまで、過去問集をたらたらと読んではいたけれど、3時間半で60問という本試験同様のタイムリミットで回答を試みたことがなかったのだから、時間配分感覚皆無のまま挑戦したことになる。
午前中、家にいてもダラダラするだけなので、9時半過ぎには家を出て、10時には大正大学校門を下見。その後近くのRoyalHostで過去問集を読んでいた。11:45に大正大学に引き返し、試験会場へ。思いの外、女性が多くて驚いた。入り口にはインフルエンザ対策で消毒液が置いてあったが、それを使って消毒する人はあまりいなかったような感じ。教室に入った瞬間ムンッとした空気で、かなり蒸し暑く感じた。荷物だけ席に置き、トイレで歯磨きをして目覚まし。12:05には試験監督が留意事項の説明を始めたため、試験勉強を続けられる雰囲気ではなくなった。
12:30、試験開始の合図とともに一斉にスタート! 1枝を最低でも42秒で解かなくちゃ!という意識はあったので、速読速読! 自信をもって答えられる問題はほとんどないまま、最初の一時間が経過。その時点で15問も解けていなかったので焦る! 息つく暇もなく必死に考えているのに、遅々として進まない。「このままじゃ時間が足りなくなる~!」と思ってスピードアップ。本来なら慎重に言葉の端々にまで注意しなければならない問題なのに、かなり斜め読みしてしまった。注意散漫でアバウトな回答になっていることを自覚しつつも、先送りした問題1問を除いて59問を試験終了15分前に終えることができた。最後の15分を使って、置いておいた1問と全体見直し。どの問題にも確信が持てず、もう南無三!という気分。4:00に試験終了が告げられたが、この3時間半の間、座り具合を4~5回調整した以外はずーっと問題に集中していた。なんとも心地よい脱力感。
緊張感がプツリと途切れて、茫然自失のまま地下鉄で帰宅した。家では夫と息子とその友達が、3人でWiiで遊んでいた。「宿題やって、ちゃんと運動して、その後遊んでね!」と言って出たのに、お昼ご飯以外の時間はすべて遊んでいたそうだ。やれやれ。
半日ひたすら試験に費やして疲労困憊の身体に鞭打ち、好物のカルボナーラを作って家族で食べた。よく冷えたシャルドネが五臓六腑に染み渡った気がした。
夜、LECの解答速報で自己採点したところ、60問中25問正解で正答率41.7%だった。う~ん、半分もいかなかったか……昨年の合格ボーダーは39点で、今年はさらに厳しくなるということだったから、今年のボーダーは43点くらいかなぁ。1年後に正答率75%になるくらい頑張らないと、短答すら合格には遠く及ばない。弁理士試験に1年間の勉強で一発合格する人って、一体どんな対策を練っているんだろう??? 世の中にはスゴイ人もいるもんだ。
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