« トッポッキと『モチモチの木』 | トップページ | 教員免許更新?? »

2009年5月22日 (金)

芝中学校 学校説明会

 東京タワーの足元という好立地(?!)にある芝中学の学校説明会があったので参加してみた。生憎、昭和41年来の講堂が改修工事中とのことで、会場は芝公園前のメルパルク・ホール。かなりの大ホールにもかかわらず、詰め掛けた保護者は多数! プログラムは以下のような感じだった。
 ○司会進行:副校長の春日先生
 ○教育理念説明:学園長の助川幸彦先生
 ○生活指導部より:理科の武藤先生
 ○学校生活について:社会の石塚先生
 ○入試情報:石川先生
 2時間の中で、ずいぶんいろいろなお話しを聴かせていただいたが、その中でも印象に残っている箇所を箇条書きしておこう。
・明治の創立以来一貫して8時から1時限目の授業を開始し2時半には下校
・浄土宗を柱として、チャイムには宗歌“月影”を流し、法話の時間もある
・「遵法自治」の校訓のもと、仏教主義に基づく人間教育を目指す
・理科実験室が6つもあり、校外学習も多い
・“芝温泉”の異名を持ち、楽しく安心で居心地よいのびやかな校風
・芝が求めるのは「家の手伝いをする生徒」(料理同好会などもあり)
・“いじめ”は見過ごさない!(罪を憎んで人を憎まず)
・校門前に傾斜角7%の坂がある
・7Fに高3が入り、下へ行くほど低学年。エレベーター利用可
・“当たり前のことを当たり前にやれる”ことを目指す
・第3代校長の渡邊海旭(かいぎょく)先生は“カルピス”の名付け親

 宗教色のあるお話しを他の学校説明会でまだ聞いたことがなかったので、少し驚いたけれど、カソリックやプロテスタント系の学校も数多く、理念に欠けた昨今の世相にあっては、こうした柱を持つことはむしろ良いことかもしれないと思った。印象深いお話しがたくさんあり共感する部分が多かったし、学園長の助川先生は、落ち着いた中にも熱い理想と情熱を隠し持った雰囲気の方で「お預けして安心」という気がした。副校長の春日先生は、やわらかな物腰で豊かなユーモアを交えた進行をしておられ、毎朝6:25の都営新宿線快速で通勤なさる姿が心に焼きついた(笑)。“鬼軍曹”の生活指導部の武藤先生も、芝歴12年の石塚先生も、冷静沈着なイメージの石川先生も、皆さん“教師”というお仕事を楽しんでおられる様子が伝わってきて、このあたりも学生生活の楽しさの一因かもしれないな、と感じた。
Shiba20090521  自由で楽しい校風と評判される上、きちんと進学実績も出していて、都会の割に緑豊かな環境にある。パンフによると作家の北方謙三さんも芝の出身だそうで、「自分について考えさせる」芝の教育を讃えていた。息子の顔を思い浮かべて、詰襟の学ランや布製の肩掛けカバンは大丈夫かな~?、朝8時の授業開始は平気かな~?とあれこれ想像しつつ、“芝温泉”の効能に思いを馳せた。

|

« トッポッキと『モチモチの木』 | トップページ | 教員免許更新?? »

中学受験」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« トッポッキと『モチモチの木』 | トップページ | 教員免許更新?? »