美容院考
髪が伸びてくると憂鬱になる。美容院に行くのが面倒くさいのだ。私の髪の毛はすごい剛毛ですぐにボリューム感が増してしまうのだが、別に髪型に凝るわけでもなし、髪量だけサッサと減らしてもらえればいいのに、美容院に行くとすぐに1,2時間の時間と4,5千円のお金が飛んでいく。近所に「QBハウス」という散髪屋が“10分千円”を謳い文句に登場したときは、念願かなったり!と喜び勇んで見に行ったが、女性客は皆無。恥を忍んで2度ほど試したが、弟に「女を捨ててるね」と言われて以来行かなくなった。
息子の髪の毛は私が刈ってやるのだが、もちろん10分タダ。刈りながらいつも、「Out of Africa 愛と哀しみの果て」でロバート・レッドフォードがメリル・ストリープの髪を洗うシーンを思い出す。あんな雰囲気で散髪してもらえるなら私でも、時間とお金をかけてもいいかという気になるんだけれど―――。
せめて、「ご持参の本を静かに読んでいただけます」とか「楽器の生演奏を聴きながらお休みいただけます」とか「寝ている間に完了します」とか、1時間以上をかける付加価値をつけて欲しいなぁ。それがダメならとにかく10分で安く!と願わずにはおれないのだけれど、そんなことを願う私は、少数派なんでしょうねぇ~。。。(しくしく) “のだめ”のごとく、自前で髪を切るテクニックを身につけるしかないか。。。(宇宙ステーションの若田さんも自分で刈ってるみたいだしね)
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