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2009年7月の31件の投稿

2009年7月31日 (金)

アニメ「エレメントハンター」

Book20090730  このところ、息子が土曜の6時を待ち焦がれている。NHK教育TVのアニメ「エレメントハンター」という番組が痛く気に入ってしまったらしく、暇さえあれば、そのエンディング曲を歌っている。そして「あ~、早く土曜にならないかなぁ~」とつぶやいては、ある本を開く。『目で見る化学』というこの本、いただきものの本なのだが、元素周期表でお馴染みの水素・ヘリウム・リチウムなど、さまざまな元素について図解で紹介してくれる。なぜこの本を開くのかというと、「エレメントハンター」では“元素消失”という謎の現象から世界を守るために3人の子どもたちが力を合わせてミッションをやり遂げていくのだが、毎回、いくつかの元素が地球上のある場所から消失するので、その元素について知りたくなるというわけだ。この本が優れモノで、眺めているだけでも結構、元素を身近に感じられるように作られている。化学が苦手だった私でも、「へー」「ほー」と感心しながらつい読んでしまう。
 これまでの4回で消失した元素は、「窒素」「炭素」「酸素と銀」「酸素」。これらを、化学反応を駆使して取り戻し固定するのが彼らの仕事。原案をSF系脚本家の伊藤和典さんが手がけているので、物語を楽しみつつも化学の勉強にもなるのだが、何回構成にするのか知らないけれどネタを考えるのは大変そう。また、データ放送を利用して番組中でも遊べるようになっていて、私は初めてこういうデータ放送の使い方を見た。この先もメディアミックス展開が図られているらしいが、エンディング曲で周期表の第38元素まで暗記させてくれたのを皮切りに、是非とも息子に、簡単な化学の素養を楽しく入れ知恵していってほしい!

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2009年7月30日 (木)

小さな幸せ

 豪雨だ竜巻だと、ついに日本も亜熱帯気候に仲間入りか?!というような自然の猛威に晒され、日々のニュースを見ているとあちこちで不慮の災害に直面して苦労している人の顔が浮かぶ。そんな時節柄だからか、日常のちょっとしたことが、妙に嬉しく感じられたりする。
 昨日の朝は、ソーセージを炒めようと袋を開けたら、普段は7本しか入っていない袋に8本入っていた! ラッキー! 神様、小さな幸せをありがとう
Pool20090729  一昨日の夜は、夕食後に息子と二人で近所のプールへ出かけた。まだ一人で更衣室で着替えたことのない息子なので、「やっぱり帰る」と言い出すのではないかと思っていたら、何食わぬ顔で飄々と一人で更衣室に入り、帰りもなんてことない様子で出てきた。それで自信をつけたのか、翌日には大人抜きの友達3人だけで泳いだ。次回は私の引率なしに子どもだけで行けるかな? まだまだ幼いようだけど、ちょっとずつはしっかりしてきてるな、と実感。神様、小さな幸せをありがとう
 今週の頭、一階のトイレに入ろうとした息子が「ギャ~!出た~!!」と悲鳴をあげた。黒光りして大きくテラテラした素早いアイツが、そこにいた。無事昇天していただいたが、以来、黒っぽいモノを見るたびに、驚いて飛び上がる仕草がローカル流行。アイツをネタに、二三日笑わせてもらった。神様、小さな幸せをありがとう
 昨晩のごはんは、いつもの「あきたこまち」から「きらら」に変えてみた。大した違いはないだろうと思っていたが、焚きたてご飯を口に入れた息子が一言。「あれ? 今日のご飯、甘くてもっちりしてるね」―― 普段何の意識もなく口に運んでいたように見えて、一応ちゃんと味わっていたんだね。神様、小さな幸せをありがとう
 災害のさなかにいる人にも、クスリと笑ったりほのぼのできる小さな出来事が舞い降りていますように―――。

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2009年7月29日 (水)

恐怖のキャラ弁番組

 いつごろからだったろう…、「キャラ弁」という言葉が巷に出始めたのは。キャラ弁の本も結構出ている気がするが、最近はTVでも頻繁に取り上げられて、いろいろな具体例を目にする機会が増えた。
 私はこの「キャラ弁」がはやり出した頃からビクビクして、息子には極力見せないように画策していたのだが、月曜日の夜のTV番組で、ついに「キャラ弁」特番のような充実した映像を見てしまった! 息子はそれを見て一言、「ママ、このキャラ弁、何分くらいで作れる?」―――ぎょえ~! 「無理無理、ママは手先が器用じゃないから、こんな細かい細工は何時間かけてもできないよ。今の時期にこんなの作ったら、作ってるうちに腐っちゃうし!」と、断固無理無理宣言。「ママにはタコさんウインナーかウサ耳りんごがせいぜいだからね」と重ねて釘を差す。一度くらい、フタを開けてびっくり!のお弁当を作ってあげたいという気持ちはないわけではないが、保育園時代のまだ単純な頃にトライすべきだった。今下手にそんなことをしようものなら、“似てない”“色が違う”など、さんざんこき下ろされそうだし。ただ、5年生ともなるとさすがに、それほどキャラ物を喜ぶ感じはなくなってきている。同年代の男の子はみんな、Nikeやaddidasなどのスポーツメーカーブランドの方に惹かれるらしい。そうだっ! どうしても「楽しいお弁当を!」と頼まれたら、海苔弁を作って、上に乗せる海苔を「Nike」と切って乗せてやろう!

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2009年7月28日 (火)

入門講座2周目「条約」修了

 2周目の「条約」の講義を聴き終えたが、あいかわらず難しい。国家間にはそれこそ数え切れないほどの条約や協定が締結されているけれど、そのうちのごく一部を勉強するだけなのに、細かい規則やフローを全部頭に叩き込むのは困難だ。1883年という、すでに一世紀以上も遡る調整法的なパリ条約と、その特別取極であるPCTとマドプロ、そしてWTOの下で貿易制裁措置も伴うTRIPS協定。それぞれ法体系の異なる世界数百カ国を取りまとめるのは至難の技だろうと想像する。コーチは、「水面下では今も“世界特許庁”的なものを模索している」とおっしゃっていたけれど、確かに、ここまでグローバリズムが浸透した世界にあっては、それこそ世界政府から出発すべきでは…とSFチックに考えてしまう。
 2周目にしていかにも素人的な疑問だが、PCTの出願手続の流れの中に登場する「国際事務局」とか「国際調査機関」とか「国際予備審査機関」とかいうのは、一体どこの誰がどんな資格で従事しているのかが疑問。日本人の出願の場合はどれも日本国特許庁になるような気もして、出願者にとっては方式統一されて多少便利なPCTも、官庁にとっては大した省力化にはなっていないような気もする。
 章末の確認問題にはそれなりに答えられても、なんとなく表面をサラリとなでた程度の感覚で、海面下に隠れた氷山の全容を想像すると眩暈がする。あ~、条約が受験者に嫌われる理由がよくわかる。入門2周目で残すところは不競法と著作権。なんだか三歩進んで二歩下がっているようだなぁ~。いろいろ自分の不甲斐なさばかりが実感される毎日だけれど、目の前のことをコツコツとしっかりやるしかないですね。

Rain20090727  昨夕は、午後から遊んでいた男の子3人に、「悪いんだけど、植物に水遣りしてくれる?」とホースを渡して外に出したら、水鉄砲まで出してきて、植物よりも自分たちがビショ濡れになって戻ってきた。まだ夕立前だったのに、道路もビショビショ。ここまで予想通りの展開をなぞってくれるとは、男の子とはなんとも単純な生き物のようで…… 午後は午前中の塾の復習勉強をしている女の子たちとは比べようもない、欲望に忠実な彼らである。

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2009年7月27日 (月)

自由が丘 クルン・サイアム

 日曜日、朝からギンギンに晴れた空の下、気乗りしない息子の尻を叩いて塾に送り届けた。その後、バタバタと家事を済ませ、昼前に自由が丘へ。先月、急な退職を余儀なくされた友人が、早くも新しいフルタイムの勤め先を見つけたということで、その壮行会。このご時世に子育てママのスピード再就職とはスゴイ!
 場所は「クルン・サイアム」というタイ料理のお店。リーズナブルでおいしいと有名らしい。4人で数品をシェアすることにし、プーケットビールで乾杯の後、よく冷えたシャルドネも注文。ソム・タム(青パパイヤのサラダ)やポピア・ソット(生春巻き)がスパイシーでとてもおいしかった。本場タイ人が厨房を取り仕切っているらしく、オススメオススメ!
 件の彼女の再就職先は外資系の科学雑誌の会社。神楽坂に8月中旬から勤務とのこと。比較的融通のきく職場らしく、ノルマさえこなせば社内にいない時間があってもOKで、子育てママには最適の環境。私以外の3人は相変わらずの多忙ぶりで、このところ試験勉強が遅々として進まない私にはいい刺激になってくれた。来春に中学受験予定の6年生の息子さんを持つママさんの話だと、この夏はずっと一日7~8時間の勉強で、友達同士「痔になりそう」と話しているとか なんだか想像を絶する過酷さに思えるけれど、今どきの小学生って辛抱強いなぁ。中学生などもかなりの量の宿題が出るらしいし、私も子どもたちに負けてはいられない。自分が社会に出て働くことをイメージしながら、また今日からがんばろう!

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2009年7月26日 (日)

江戸の財宝伝説と隅田川花火

Edo20090725  土曜日は、これぞホントの梅雨明けか?!というような天気になった。午前中はまだ不安定な天気の中、自転車で薬研堀不動尊と日本橋を回った。中央区観光協会主催の「江戸のエコ財宝伝説」の宝探しのためだ。計6箇所に隠されたキーワードを集めると、抽選で豪華賞品が当たる!というので、試しにトライしてみたが、日本橋のキーワードを見つけないうちに雨が降ってきてしまい、あえなく退散(本当は、日本橋でなく京橋を探索すべきだったらしい)。他にも茅場町の兜神社・湊の鉄砲洲稲荷神社・佃の住吉神社・築地の波除稲荷神社を回らなければならないのだが、10月いっぱいまでたっぷり時間はあるので、またの機会ということに。夕方涼しくなってきたら息子の友達が遊びに来て、しばしゲームタイム。
 そして夕方、息子が最近やたらハマっているETVアニメ「エレメントハンター」と「獣の奏者エリン」を観てから、またしても自転車で隅田川方面へ。すっかり失念していたのだが、なんと昨夜が第32回の隅田川花火大会だったのだ。昼間っからヘリコプターがバラバラと上空を飛び交っていたので何事かと思ったら、王様のブランチで告知され「あちゃ~、忘れてた~!」と膝を打った次第。夕方遊びに来たお友達は「うちのマンションの屋上、今晩だけ住民に開放されるんだよ」とも言っていた。
1hanabi20090725 2hanabi20090725  穴場でゆっくり見たかったけれど、毎度お馴染みの隅田川沿いの土手で、自転車にまたがったまま首都高の向こうに上がる色鮮やかな花火をしばし眺めた。隅田川沿いにはたくさんのダンボールの家が青いビニールシートに守られて建っており、その住人の方々が一番優雅に花火を見ているようにも見えた。昨年はTVでチラリと目にしただけだったが、二年ぶりにナマで見た息子は「いやぁ~、やっぱりナマはいいねぇ~!」と生意気発言。この夏は、ずいぶんイベント盛りだくさんで始まったが、今日からは本格的に午前中の塾通い開始。今週はまじめにコツコツ生活しましょう~♪

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2009年7月25日 (土)

自由研究

 毎年、小学生の子を持つ親を悩ませる自由研究。ここ数年の我が家は超安直路線。夏の家族旅行で日本の自然遺産めぐりをしているものだから、その旅のまとめを自由研究にしてしまっている。本当なら、長い休みを有意義に使った観察日記とか、難しい工作などの方が達成感があるのだろうが、今年も現状は例年どおりの予定。
 先日、一緒に日食を見に行った息子の友達の発言がおかしかった。
「僕ね、今年の自由研究は猫じゃらしを使おうと思うんだ」
「へ~、猫じゃらしで何の研究するの?」
「染物!」
「猫じゃらしで染物研究?!すごいねー!」
「いやね、お母さんがそうして欲しそうだったからさ、僕はなんでもいいんだけど…」
うふふふ、どこのパパママさんも苦労して課題を考えている割に、子どもたちは暢気に構えている模様。うちも、放っておいたら何も持たずに登校しそうだし。。。
 先日、パラパラと『ご冗談でしょうファインマンさん』のさわりを読み返したのだけれど、彼の場合は人から課題を与えられることもなく、自ら思いつくままに無茶苦茶な実験を繰り返していたらしい。もちろん、それをノートや模造紙にまとめるなんてことはやらなかったが、自由気ままな試行錯誤はきちんと頭の中に記録されていたようだ。親としてはハラハラさせられることも多いだろうが、本来はそういうのこそが自由研究のような気がするなぁ。夏休みに限らず、暇さえあればやれる、奔放な研究だ。大失敗やら、とんだ勘違いから学ぶことも多いだろう。息子にも、研究以前に、「なぜ?」「どうして?」の気持ちを倍増させてもらいたいものだ。

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2009年7月24日 (金)

NTTドリームキッズ2009

 木曜日は、またも小雨降る中で小学校のプールは決行。その後、そのまま友達と午後まで遊んだ後、3時からは初台にある東京オペラシティで“NTTドリームキッズ2009”に参加した。NTTグループが、子どもたちに通信の仕組みやサービスなどについて楽しみながら学べるようにと企画しているイベントだ。以下、昨日のプログラムを抜粋。
◆ネットタウンラボ(50分)
 (1)通信ネットワークとは?
 (2)インターネットや電子メールの仕組み
 (3)携帯電話の仕組み
 (4)光ネットワークについて
 (5)社会を支えている情報システム
 (6)通信ネットワークのルールとマナー
◆記念撮影・休憩(10分)
◆ネットタウン(50分)
 (1)テレビ電話を使って、キャンプに行くための道具をそろえよう!
 (2)おサイフケータイを使って、お得なポイントをゲットせよ!
 (3)ロボットを操作して、ブログに写真を投稿しよう
 (4)ICタグで、箱の中身を調べて取引せよ!
◆まとめ(10分)
1_20090723 2_20090723  座学のときには静かだった子どもたちが、ミッションを与えられた途端に活き活きと動き始めたのは笑えた。おサイフケータイなんて、我が家では親でさえ使っていないのに、息子に先を越された! カメラ搭載ロボットをパソコンでコントロールするシステムがBandai製だったのだが、息子のツボにモロにはまったようで、「あれが一番面白かったかな~」と言っていた。私はと言えば、ネットタウンラボ所長のCGに声を当てていたのがドクロベエの滝口順平さんに聴こえ、いつ「お仕置きだべぇ~」と言ってくれるかとワクワクしていたのだが、最後までそんなセリフは出なかった

3_20090723  驚いたのは、先生が「世界の人口は今67億人くらいなんだけど、このうち、インターネットを使っているのはどのくらいだと思う?」と子どもたちに質問した際、ほとんどの子が「60億人くらい」と思っていたこと。小学生にとって、インターネットはすでにそんなに“当たり前”の存在なんだ~! 正解は15億人くらいらしいのだけれど、情報システムはまだまだ潜在市場があると考えてよいのかなぁ?
 あっという間の2時間で、記念撮影入りのマスター証をいただいて帰ってきた。

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2009年7月23日 (木)

科学未来館での日食観察トライ

 日食の日、きれいに晴れるのなら、家の近くの公園でキャンプシートを敷いて、10時から12時まで10分おきに観察したり、“木漏れ日撮影”をして楽しむつもりだったのだが、前日はどうにも微妙な天気予報。結局、お台場の科学未来館まで足を伸ばし、屋内でのライブイベントに参加することに予定変更。未来館では、東京での部分日食と、硫黄島での皆既日食の双方を、人数制限なく見せてくれるらしかったからだ。また、運よく晴れ間が見えたら、屋外で科学コミュニケーターの方の指導のもと、自らも観察できるとHPにあった!
    Outside20090722_2 Inside20090722_2


 (左)未来館外で観察する人々
 (右)未来館中で映像を見る人々 

 当日はやはり、かなり本格的な雨模様で自主観察は望み薄。8時半に集合して、息子の友達と一緒にお台場に向かった。テレコムセンター前の未来館は10時前には既にものすごい人で、軽く1kmほどの行列ができていた。あいかわらずひどい動線誘導なもので、入館者と日食映像見学者がごった混ぜ。列に並んだ我々は1時間ほど待たされたのだが、入館直前に雲の切れ間から、運よく日食を生で見ることができた! 65%くらいの食だろうか、代わる代わる行列を離れては、世紀の天文ショーに見入った。そして、ちょうど硫黄島が皆既に入る時間直前に館内に入り、中継での皆既日食も楽しむことができ、生も中継も、一挙両得の観察ができた。厚い雲がかかっていたため、日食グラスは不要だったが、これは三年後の金環食まで取っておこう。
1_20090722 2_20090722
 (左)10:59のナマ日食(息子撮影)
 (右)11:11のナマ日食(私撮影)
    (コンパクトデジカメにて、フィルターなし!
     ……CCDは無事だろうか……?!)


Gundam20090722 Ticket20090722  午後は、台場のガンダム見学。こちらもワラワラとすごい人で、雨上がりの空の下、かき氷を食べながら実物大ガンダムを眺めた。煙が出たり目が光ったり空を見上げたりと、巨大ガンダムは懸命に観客サービスに精を出していた。「もっと遊びたい~!」という子どもたちを無理やり引っ張って、夕方の塾に間に合うようにと帰路についた、慌しくも思い出深い一日だった。(ミーハーにも、子どもたちと一緒になって、ゆりかもめの一日乗車券を愛でてしまう私って……

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2009年7月22日 (水)

Wii Sports Resortの青空

Resort20090721  火曜日は、午前中霧雨の中でも学校プールが決行され、震えながらも楽しい水泳だった模様。午後には本降りになって、息子は友達と家でWii Sports Resort。このゲームは、背景を見ているだけでもリゾート気分に浸れる優れモノ。青い空、白いカモメ、波の音や明るい緑。「あ~、こんな島、行きたいよねぇ~♪」と子どもたちもしみじみ。さらにある条件をクリアすると、この島々の中の一つに自分だけの別荘を建てられる。まさに夢のような遊び天国!
 しか~し、げに恐ろしきは現実の夏休み。どうやら、私の勉強時間はほとんど取れそうにない。塾のある3時間と、あとは早朝や深夜をうまく使うほかなさそうだ。この先、現実の青空もゲームの世界のように青々と夏らしくなるにつれ、余計に座っているのが辛くなりそうな予感……。甲子園やら総選挙やらでも熱くなりそうな夏、なんとか夏休み中に入門講座の2周目を終えて、自主学習に移行したいところだが、果たして……!?

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2009年7月21日 (火)

大磯ロングビーチ再訪

 先週、ふと「どこかに泳ぎに行こう!」とネットサーフィンしていたら、以前訪れた大磯ロングビーチが目に留まり、急遽出掛けることにした。この日月の連休を使って、臨海学校前の擬似海水浴体験だ。連休明けからは、学校のプールだ、塾の夏期講座だと、息子もかなり拘束されてしまうため、とてもいいタイミング。“思い立ったが吉日”とはこのこと! 私自身も座りっぱなしでナマった身体を存分に動かして、ダイエットダイエット
Oiso20090719  日曜の朝から出かけ、日・月とずいぶん泳いだ。流れるプールも波のプールも、やや曇りがちな天気のせいか比較的空いていて、思いのほかしっかり泳げた。また、屋内温水プールの水深2.7mのところがとても気に入ったようで、息子はにわかシンクロナイズド・スイマーと化してはしゃいでいた。「死ぬか生きるかの狭間を漂うようで、緊張と興奮が交じり合って超面白かった!」と、わけのわからない感想。まぁ、夏休みの最初を飾るレジャーを存分に堪能してくれたようで、まずはよかったよかった。
 日曜の夕方、家族3人の頭上に大きな虹がかかって、それを見上げながら散歩したのが気持ちよかった……。

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2009年7月20日 (月)

「東のエデン」PD手記

Ghibli20090715  先週、丸善の中をウロウロしていたらジブリの『熱風』を見かけ、いただいてきた。“農業”の特集も興味深かったのだが、真っ先に読んだのは、深夜アニメとして人気を博した「東のエデン」のプロデューサー石井朋彦氏の寄稿文。
 「東のエデン」は、ここ数ヶ月ずっと気になる存在だったにもかかわらず、まだ見ていない作品。ストーリーだけはネットでそれとなく追いながらも、なかなか観る勇気ときっかけがなく、そのままになっている。神山健治監督だし、IGだし、撮影監督さんは私の大好きな人だしで、観ない手はないのだが、主人公にちょっと特別な思いがあって、決められずにいる―――(意味深)。今冬には劇場版もあるとのことで、そのときには間違いなく行くと思うのだけれど。。。
 石井氏の文章は、本作に突っ込むというより、本作に込めたPDと監督の思いや、それを取り巻く時代背景についてのものだった。大雑把に言ってしまうと、クリエイターと消費者の境界があやふやになりつつある第三次モノ作り時代についての話。そして暗喩的に、社会システムを作る人は同時にその消費者でもある…ということを考えさせられる内容だった。若者はいつでも、前時代の人が作り上げたシステムにただ放り込まれるだけの消費者だが、いずれはシステムをリストラしていく立場にもなり得る存在だということ。劇場版が、主人公にとっても多くの若者にとってもハッピーエンド(あるいはそれを予感させるもの)であることを願いつつ、しんみりと拝読した。

 また、ニック・パークさんによる「ウォレスとグルミット」の最新短編“ベーカリー街の悪夢”の記事も載っており、こちらも是非観てみたいと思った。英語の「Make Bread(パンをつくる)」には「Make Money(お金をかせぐ)」という意味もあるそうで、そんな捉え方の違いによるドタバタ喜劇らしく、楽しみ楽しみ!

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2009年7月19日 (日)

いよいよ夏休み!

 金曜日の終業式を終え、ついに夏休み突入! 塾の先生からは「中学受験では5年生の夏が天王山!」と、かなりハッパをかけられているけれど、息子も私も正直、なかなかそういう気分にはなれない。思春期のとっかかりにある息子やその友達は、いろいろと難しい年頃で、お友達のお母さんからもそんな季節を感じさせる逸話をいくつも聴く。。。私が夏休みを前に悩んだのは、学校のプールと塾と、どちらを優先させるべきか?ということ。昨年はここまでひどくはなかった気がするが、5年生ともなると、塾を優先させると学校のプールには15回中4回しか行けない。これまで子どもには「塾よりは学校が優先!」と口を酸っぱくして言っていたのに、手の平を返すようなマネはしたくない。が、高いお金を払っていることや、ぼちぼち本腰を…と思うと悩ましい。
 また、遊びたい盛りの息子にどこまで勉強を強要していいものかも悩みの種。6年生の夏はそれこそ勉強三昧にならざるをえないだろうし、中学生になったらもう親と遊ぼうなんて気にはならないだろうと思うと、「子どもとのレジャーはこの夏が天王山!」かもしれないのだ! 勉強も大事なことは重々承知だが、小学生らしい生活のバランスというものもまた大事だと思う。ともかく臨機応変に、息子の顔色をにらみながら 一日一日を大切に過ごせる夏休みにしよう♪

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2009年7月18日 (土)

入門講座2周目「商標法」修了

 商標法の2周目も、1周目のときと同様、後半はものすごい駆け足だった。特・実・意にはない独特の制度があるからか、規定の時間内では毎度消化不良になってしまう。全体像はわかったつもりでも、細かい部分になるとやはり、入門講座後にきちんと独自の勉強をしないと身に付かない。
 今回、なんとなく不自然に感じたことが一つ。不使用取消審判の請求は指定商品ごとにできるのに、仮に2つの指定商品のうちの1つについて請求しても、他の1つの使用が証明されれば取り消されない、ということ。請求費用を安くできるようにという配慮なのか? 一商標多区分制を利用せずに、一商標一区分で複数区分の権利を取得していた場合も同様なのか? だとしたら、指定商品などにこだわりなく一商標に対して不使用取消審判を請求すればいいだけのことじゃないのかな? 区分と指定商品を混同して考えているのがいけないのだろうか? はたまた国際的調和ってやつだろうか?(青本を読んでもよくわからない…)
 なんだか基礎的な疑問でお恥ずかしいですが、どなたか、なぜこのような規定になっているかの理由をご存じの方は、是非ご教示いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2009年7月17日 (金)

暁星中学学校説明会

Gyosei20090716  木曜は、九段中学と同じく九段下から徒歩3分ほどの所にある暁星中学の説明会だった。カソリック・ミッション系の学校で、フランス語教育に力を入れており、サッカーが強くて、お坊ちゃまが多い……と、いろいろ事前情報を聴いていたが、実際、とてもきれいで、シンプルな木目調の目立つ気品ある雰囲気の学校だった。
 学校長であり、サッカー高体連部長でもある倉橋和昭先生のお話は、「カトリック・ミッションについて」というタイトルで日曜学校の講話のような印象もあり、聴衆である我々大人も、まだまだ人間として未熟な存在だという思いを抱きつつ拝聴した。教頭の神田先生によるカリキュラム説明も含め、以下、備忘録メモ。
・「人を大切にする」というカソリックの価値観を身につけてもらいたい
・都内の男子カソリック学校では最古
・Mission、Vision、Passion、Actionを柱に、lux/vox/paxを理想に
・校歌は作詞:北原白秋、作曲:山田耕作の伝統的なもの
・ここ10年ほどは理系志望者(特に医学部)が増加傾向
・ゲルマン系の英語とラテン系のフランス語双方を中1より学ばせる
・勉強以外にも打ち込めるものを
・卒業生によるキャリア・ガイダンスを行っている(仕事への打ち込み方を聴く)
・家族的な雰囲気を大事にした学校(中学募集人員は80名)
・6日制、3学期制、宗教の時間も週1であり
・予備校なしでも大学受験可能な体制を整えている
・1クラス46名の4クラス構成で、教員は学年に8名
・食堂にはシダックスが入るが、メインはお弁当
・携帯・茶髪・ピアス等禁止
・2/3の1回限りの選抜(国算100点、理社75点)
 後半では、神田副校長先生の撮影&編集による1年生の授業風景も動画で紹介していただき、まだまだ幼さの残った男の子たちの様子が微笑ましかった。
 校舎は清潔感溢れ、人工芝の上グラウンドと下グラウンドがあり、全体構造も洒落ている。教室もなんだか教会のような雰囲気で木目が多く、1年生教室の黒板上にはどの部屋にも「最後の晩餐」の絵がかけられていた。“家族的雰囲気を大事にする”という言葉通り、1学年の人数は200名弱の上、配置される先生は8名と目の行き届いた構成。キリスト教的精神に基づいて、進路指導も“人の役に立つ”ことを主眼として生徒に考えさせるようだ。噂では学費が高いと聴いていたけれど、パンフを見る限りは他の私立校と大差ないように感じた。環境がよく、雰囲気がよく、少人数制できめ細かい人間教育をしてくれそうな学校だが、附属の小学校もあることから、よい家の子弟が通っているのだろうと思うと、初代学長の“アルフォンス・ヘンリック”という名前を見て「きゃ~、“鋼”のアルと2字違い!」なんてはしゃいでしまうダメ母は、相手にしてもらえないかも……(汗)。とはいえ、お坊ちゃまの割には、校門付近で出合った生徒たちは寝癖連発で、格式高いご家庭ばかり、と敬遠することもないかな?と少しホッとした。
 帰り道、九段下駅前の東京理科大の学生が、入り口にたむろしてタバコをふかしていたのが煙かった。

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2009年7月16日 (木)

早稲田中学学校説明会

Waseda20090715  水曜日は早稲田中学の説明会に赴いた。銀座ブロッサムという所で行われたのだが、学校自体は東西線の早稲田駅目の前。いわずと知れた早稲田大学の系属男子校だ。早稲田への進学を強要するものではなく、推薦枠は約50%。自身の考え方により他大学も受験できるのがいい。入試の配点は国算が60点、理社が40点。OBの人脈は半端でなく、社会に出てからの恩恵は大きそうだし、理工系の研究なんかするには、中学からコツコツと好きなようにできて快適な気がする。早稲田の系属校は他にも国分寺の早稲田実業(共学:推薦枠ほぼ100%)があったり、平成22年開校で練馬にも直系の附属中学が新設される予定で、義務教育段階からすでにマンモスだ。
 説明会に登壇されたのは副校長の菱山 康雄先生。1時間半しゃべりっぱなしでも保護者を飽きさせることなく、バンカラで楽天的な雰囲気のおしゃべり上手な方だった。大量の情報をインプットさせていただいて有意義だったが、以下、備忘録としてメモ。
・大隈重信じきじきの開校で「学問の独立」「人格の独立」を掲げる
・入試は2/1と2/3の2回でスポーツ推薦なし、内部優遇もなし、科目足切りなし
・大学受験以外の勉強も大いに取り入れ「逆境に強い人間」を育てたい
・7クラス編成の持ち上がり(教員8名体制)
・実習が非常に多く、どれも本物志向
  ○音楽の授業は音大並みで、一人一台エレクトーン
  ○中1から情報教育をして一人一台ノートPC
  ○理科は実験が多く費用もかかるが、大学の先生も招聘するトップクラスのもの
  ○歴史散歩(鎌倉)や法廷傍聴、証券取引所見学などもあり
  ○調理実習や裁縫もさせる
  ○観劇やオペラ・コンサート鑑賞なども一般客のチケットを手配し本格的に
・授業の進度は早く、6年目は大学受験対策
・予備校なしでも可能なカリキュラムを目指している
・強制補習や促進補習があり、フォローアップも充実
・クラブ活動の時間制限があるなど、クラブと勉強の両立を目指す
・クラブ活動は中高一緒のため、擬似兄弟体験ができる
・敷地が狭いのは唯一の欠点だが、それさえ、活動場所確保などの手配力増強になる
・できるだけお弁当を持たせ、思春期の子どもとのコミュニケーションに
きわめてポジティブ・シンキングな方のお話を聞いたせいか、学校生活がとても楽しそうに感じられた。昨年度などは300名の募集枠に対し、当塾から115名もが合格したそうで、人気ぶりが窺い知れる。私の性格ならバンカラ上等!で大いに楽しめそうなマンモス学校の生活だが、私よりも繊細で内気らしき息子が、1学年300名もの大人数の中で、埋没せずに個性を発揮して楽しめるかどうかだけが唯一の懸念材料。これは開成や麻布もしかりで、45人クラスが7組ほどもあるなんて、ちょっと落ち着かない。私ならとりあえず、学年中の人の顔と名前は覚えたくなるけれど、それすらできないってストレスじゃないのかしらん??
 よいお天気だったので、説明会後に会場周辺をフラフラしたが、東京駅前の中央郵便局も歌舞伎座周辺もかつての面影はなく、どこもここも工事中で、時代の移ろいを感じながら帰宅した。

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2009年7月15日 (水)

知的財産管理技能検定3級 自己採点

Test20090713  先の日曜日、第4回知財検定3級を受けてみた。この一年、短答試験に落ちただけの成果では心もとなかったのと、勉強の進み具合も客観的に見てみたかったからだ。
 インターネット受付の会社が「日本統計事務センター」という漢検の元副理事長が代表を務めていたところだったので驚いた上、難易度の低い検定なのに検定料が高くて二度びっくり。
 この試験は一応国家試験で、(違いがよくわからないのだが)学科と実技の2つを45分ずつ(各30問でそれぞれ3択)受検する。短答試験の負担感と比べると百分の一くらいの分量に感じられた。1回分の過去問がWebで公開されていたので、事前準備としてはそれに一度目を通したきりだが、感触としては「こんなので満点取れなきゃ勉強してる価値はねぇ~!」と我がコーチなら言うだろうと思われた。(ここだけの話、我がコーチはかなり口が悪く、気合の入れ方はほとんど体育会系。予備校経験のない私にはとっても新鮮!)
 受検後も特に疲れるということもなく、普段の章末問題を解いた後のような感覚で帰ってきた。この試験の解答が翌日月曜日に公開されたので、早速自己採点。目を通したことのない種苗法とか、公正取引委員会の問題なんかもあったため、「満点は無理です、先生~(泣)」と多少弱気で採点した。結果、学科は27/30、実技は29/30。自信のなかった問題を正解していたりして、実力不足を実感。現状は、特許事務所でやっとこアルバイトができる程度かなぁ~?という自己診断。コーチ、すみません! まだまだ勉強不足のようです。この手の試験でも一問ごとに根拠条文を挙げてパーフェクトに答えられるくらいにならなきゃダメですよね。。。こうして、再度お尻に火をつけた私であった。

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2009年7月14日 (火)

千代田区立九段中等教育学校説明会

Dragonfly20090713  月曜朝、新聞を取りに玄関先に出たら、自転車のハンドルに一匹のトンボが留まっていた。小学校のプール開き前、「ヤゴ救出大作戦」と称して、プールに産み落とされて育っていたヤゴを子どもたちが救出し、教室で飼っていたのだが、その中の一匹が遊びに来たのかな? 朝の涼しい風に揺られながら、小一時間ほども同じ場所に居座っていたので、家族でトンボ観賞という週明けとなった。
 その後の午前中は九段中学の学校説明会へ。説明会会場は別の所だったが、学校自体は九段下徒歩2分という好立地。近くには息子の大好きな科学技術館もあり、靖国神社の隣ということもあって杜に囲まれた環境。この学校は、平成16年頃に全国で初めて設立された区立の中高一貫校。以前読んだ『塾不要 親子で挑んだ公立中高一貫校受験』という本で詳しく紹介されており、未だ卒業生を出していないため進学実績はない。
 校長の高木 克先生が、教育方針や経営方針を説明されたのだが、これがとてもいい意味で公務員らしい実直な雰囲気のものだった。以下、箇条書きにて印象深い項目を列挙しておくが、昨今の学習指導要領やゆとり教育への危機感をひしひしと体感した上での現場からの公教育改革実践者という趣だった。
・平成22年から改修工事を始め、24年に完成予定
・生活体験やお手伝い経験が、子どもの道徳観・正義感と強い相関を持つ
・昨今の学力低下と規範意識の低下に危機感を覚える
・校外学習時間も二極化の一途で、学力格差を実感する
・特に下位層の肥大化が現場の実感であり、家庭の教育力が低下している
・経済的余裕がなくても質の高い教育が受けられる公教育を実践したい
・「確かな学力の定着」「豊かな人間性の育成」が経営目標
・「九段メソッド」と命名した独自の取り組みがある
 (江戸っ子塾・奉仕学習・キャリア教育・環境教育等)
・区内11大学・40超の民間企業・各国大使館と連携している
・8:00登校
・先進的な英語教育ばかりがマスコミでクローズアップされるが、
 理数教育もきわめて充実していることをアピールしたい
・勉強ができるだけの生徒は育てたくない――「学びが人を自由にする」
(思わず“ハリポタ賢者の石”のハーマイオニの言葉を思い出した……)
……などなどなど。確かに、学費は私立と一桁違って格安な割りに、施設もカリキュラムも充実している。予算規模も通常の都立校の10倍ほどあり、教員数も1.5倍。かなり魅力的な学校である。
 ただ、その後の副校長先生による「学習」「生活」「入試」についての説明を伺ったら、少し腰が引けた。まず、まぁ当然なのかもしれないが、学業面はかなりハードらしく、家庭学習3時間以上の確保は必要とのこと。授業で大方マスターする主義の我が家にはちょっと難儀。生活面では、前期3年は給食で後期3年はお弁当とか、中学3年でも部活の引退はないなど、公立一貫校の良さも感じた。問題は「入試」で、テストは「適性検査1」「適性検査2」という教科横断型の2つの試験をそれぞれ60分ずつ。これらの問題は中学受験の問題とは様相を異にし、家庭科・音楽・図工などの要素も相当量入るらしい。しかも、募集人数が「区分A」「区分B」と分かれて、「区分A」は千代田区民で倍率1~2、「区分B」は都民で倍率9~13。つまり千代田区外の男子の場合、約10倍の倍率をくぐり抜けて40名ほどが選抜されるということだ。試験内容も予想がつかないとなると、かなり博打的な様相。惚れこんで一本に絞るには、ちょっとリスクが高い感じがした。千代田区民には最高の学校と言えるだろう。
 それにつけても、現在の学習指導要領はやはり恐ろしい。私が子どもの頃には“スタンダード”を示していたらしいが、今では“ミニマム”な内容を、順序まで指示して先生方を拘束する。おかげで“落ちこぼれ”と呼ばれるような子どもはいなくなったらしいが、それに輪をかけて学力格差が広がった上、平均はむしろ下がってしまっているようだし。小→中→高→大→社会人と、教育に携わるすべての人が危機感を抱いているなんて異常ではなかろうか。九段中では、義務教育で禁止されている土曜授業の時間を確保すべく、予備校の先生の協力を得て4時間の「土曜予備校講座」なるものを開講して補っているとか。週休2日に慣れきった息子は、中学からは土曜も授業があることにウンザリしているようだが、言われてみると、親の方もそのペースにすっかり慣れてしまっているなぁ。私の子ども時代って、実はハードだったのか??!

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2009年7月13日 (月)

夏休み前の大わらわ

 今週は、金曜日の終業式を控えて最後の駆け込み学校説明会三昧。月曜に九段中学、火曜は塾の保護者会、水曜は早稲田中、木曜は暁星中……。当該学校が会場のところもあれば、特設会場のところもありで、あっちこっちと飛び回ることになる。まぁ集中的に回った方が比較するには都合がいい。九段は共学で他は男子校、雰囲気はどれくらい違うかなぁ~。ヤジ馬根性まる出しで参加させていただくとしよう♪

 夏休みは、息子がいて勉強に集中できそうにないことを言い訳に、せめていろいろ精力的に遊びたいと思っている。家族旅行以外、以下のうちどれくらい実現するかしらん?
 □ お台場ガンダムを拝みに行く
 □ ポケモン映画に付き合う
 □ NARUTO映画に付き合う
 □ 「ノウイング」に付き合わせる
 □ 「サマーウォーズ」に付き合わせる
 □ 「ハリポタ」で青春時代の恋愛気分を味わう
 □ プールで泳いで筋力アップ
 □ 生の花火を穴場でのんびり見る
Wall20090712 ……息子の宿題進捗次第ということで、サクサク片付けていただきたいところですが……
暇さえあれば遊ぶことしか考えてない息子は、家の中ではゲームをするかテレビを見るか壁登りをするか 毎夏、8月の最後の最後に叱られながら宿題をするのが恒例だが、この夏こそは7月中にあらかたの宿題を終わらせて、心置きなく遊びたいものだなぁ~(夢のまた夢)

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2009年7月12日 (日)

身内競合?補完?いろいろ

 数ヶ月前に「ひかりTV」の案内を受けたばかりだというのに、今度は「フレッツテレビ」の案内電話がきた。「ひかりTV」の運営はNTTぷららで、「フレッツテレビ」の運営はNTT東日本。グループ会社でシェア争いをしているということか? NTTと付くからには経営母体は一緒じゃないのか? 東日本の方がどう考えても巨大資本ではと思われるが、Webサイトを比べると「ひかりTV」の方が魅力的。どちらもフレッツ光の契約内容から我が家にたどりついているらしく、そうした個人情報だけは一元管理なのか? よくわからない。「すでに“ひかりTV”さんからご案内いただいてるんですよ」と言ったら、「うちのサービスは、特別な機械もいりませんし、見たいチャンネルだけを単独でご契約いただくこともできますよ」と熱烈アピール。をを、これが民営化ということか……。しかし、サービスの質が向上し多様なニーズに応えられる反面、無駄もすご~く多そうに思える。
 競合なのか補完なのかよくわからない例は他にもいろいろ。幼稚園を管轄する文部科学省と保育園を管轄する厚生労働省。国の宝である幼児の保育・教育に、区分けが本当に必要なのかよくわからない。弁理士試験を管轄する経済産業省と知的財産管理技能検定を管轄する厚生労働省も。難易度や資格性は違えど、管轄を変える意図はどこに??? 私が無知なだけなのだろうが、世の中にはいろいろ謎が多い。

Nttdream20090710  そうは言いつつ、NTTグループという巨大企業のサービスは積極的に受けたいと申し込んでおいた、夏休みの子ども向けイベント「NTTドリームキッズ」に当選した。“通信”についてのオモシロ実験をさせてもらえるとか。これは単純に楽しみだ。

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2009年7月11日 (土)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

 息子が夏休みに入る前の最後のフリータイムだった木曜日、上々の前評判を聴いていた「ヱヴァ“破”」を新宿バルト9で観てきた。
 う~ん、う~ん、う~ん。。。観賞後に脳天が痺れていたことを思えば、面白かったと言えるんだろう……。いやいや、浄水場兼水族館のシーンなんてすごくよかったし、貞本さんのキャラデザには相変わらず見惚れるし、加治さんは素敵だし、シンジ君もちっとは男らしくなってるし、そうした部分部分には大満足でございます、はい。
 すでに映画パンフは品切れ状態で、ものすごい人気なことも確か。前半、かなりいい感じに“破れ”て、“部分”を楽しむ明るい兆候が見えていたけれど、後半は一転した。いつもながら使徒のデザインに驚かされ、戦闘シーンのスピード感やら迫力やら効果やらも冴えわたっているものの、“全体”を通してどうだったかと振り返ると、どうも唸ってしまうのだ。全四部作の連作状態なんだから、これ一本の統一感を求める方が無理ってもんかもしれないが、ちょっとエントリーユーザーを突き放した感じがなきにしもあらずだったかなぁ。庵野さんにはついつい高望みをしてしまい、以前のエヴァから進化した何かを求めてしまっているのかな。
 序→破→急の予定が、序→破→Qになっていて笑った。「1Q84」と時を同じくして、先の見えない連作がまた一つ……。ヱヴァにはどうか、予告どおりの大団円を期待したいと思いまする~!

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2009年7月10日 (金)

ドラクエIXカウントダウン

 ここ数週間、息子は事あるごとに「あ~、あと何日か~」とIXデーを待ちわびていた。発売延期のニュースを聞いたときにはガックリと肩を落とし意気消沈。それ以降、まだかまだかと心待ちにしていたようだが、ついに明日、そのIXデーがやってくる!
 親としては、「あんまりのめりこんでくれるなよ…」と心配しているが、お正月もクリスマスもカウントダウンなんぞしない息子が、IXデーに関しては本当に、ウキウキワクワクと楽しみにしている様子だった。昨日などはいつもの内弁慶はどこへやら、予約してあるLawsonへ「何時から交換できるか」を訊きに行き、本屋さんでは攻略本を自ら予約していた。そんな入れ込み様なので、今回ばかりは青春の一コマということで、一ヶ月くらいは大目に見ようかな、とこちらもタガを緩める算段。
 それにつけても、このところの息子の心を掴んで離さない「レベル5」という会社。社長さんの話によると「5つ星を意識して」の社名だそうだが、最初耳にしたときはてっきり、ソフトウェア能力成熟度モデル(SW-CMM)のLevel5だとばかり思っていた。自社のソフトウェア開発能力を自負した命名かと想像したが、違ったんだぁ……。しかし、今回のドラクエは、未だかつてないゲームシステムだとか(息子談)。DSの能力をフルに活かした初の試みもいろいろあるようで、私自身も見るのがちょっと楽しみ。「パパとママも買って、一緒にやろうよ」と誘われるも、それは丁重にお断りした(主人はかなりやりたそうだけれど…)。本当は、ゲーム世界ではなく現実世界を大冒険してもらいたいんだぞぉ~という親心は、もうしばらくしまっておこう。

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2009年7月 9日 (木)

本郷中学校資料

Hongo20090706  本郷中学の資料が届いた。立派なフルカラーの資料の中でまず目を引いたのが、OB紹介の部分。北京オリンピック金メダリストの北島康介さんや、アーティストの村上隆さん、マンガ家の秋本治さんや曽山一寿さん他が挙げられていて、自分に自信を持つ強烈な個性を感じさせた。巣鴨駅から徒歩3分のところにもかかわらず、人工芝の大きなグラウンドがある。中1の冬には百人一首大会があるのも面白い。「スポーツの本郷」というイメージがあるらしいが、他の文化的な活動もいろいろ活発で、「まんが甲子園」の本選大会出場とか「バンドフェスティバル」のグランプリ、「物理学会ジュニアセッション」での受賞なども紹介されていた。入試要項では、国語算数100点、理科社会は75点の配分。「先生名鑑」と称して各教科の代表先生が一言コメントとともに紹介されているところがよかった。
 運動が好きで勉強にもしっかり取り組めるような生徒には最適な印象。全体として、それぞれ自分の好きなことに打ち込んで学校生活を楽しんでいる感じがする。“挨拶”や“しつけ”といった面も、体育会系のノリでなのかキッチリ指導している様子。息子にとっては、そのあたりの運動面でのプレッシャーを感じずにすめば、居心地はよさそうな気がした。

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2009年7月 8日 (水)

2030年の私は上か下か?

2030year20090706  息子の社会科のテキストに、図のような絵があった。日本の少子高齢化について解説した部分の挿絵である。1970年代には約10人の若者が1人を担いでいたのに、2000年には約4人に減り、そして2030年には2人で1人を担ぐ形になるとのこと。問題の深刻さが顕著に表現されている。
 「2030年か~、キミは下で担ぐ側で、ママは上で担がれる側だね~」と、息子に水を向けると、「へ? 何言ってんの?、ママは百歳以上生きるつもりなんでしょ? だったら2030年なんてまだ働き盛りじゃん。当然下でしょ」とノタマウ。確かに。実際問題として2030年の頃には、65歳からの年金受給はさらに繰り上げられて70歳くらいになってるかも。私くらいの世代以降は、いつまで経っても担いでもらえない社会保障難民だな(まぁ、そうは言っても専業主婦になってからは担いでもらいっぱなしなわけだけど。。。)。
 人口予測だって経済予測だって毎年のようにやっているわけだし、社会保障制度だってそれに応じて随時更新していれば、ここまでヒドイ状態にはならなかっただろうに…と思うと、政府に対して恨み節にもなろうというもの。あるいは人間ってやつは、予測をはるかに超えた不規則な行動をとるものってことだろうか…?

Leaves20090707  玄関先の朝顔のツルが伸びてきた。紐をつたって這い登るツルに、とても規則的に葉っぱが並んでいる。ほぼ等間隔に並んで、下から上に行くにしたがって、ひとまわりずつ葉っぱの大きさが小さい。緻密に計算されたオブジェのよう。こういうのを見ると、自然の几帳面さに感嘆してしまう。きれいだなぁ~♪

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2009年7月 7日 (火)

都議会選電話調査

 今度の日曜日は都議会選。今に始まったことではないにせよ、最近の政治家不信はもう、一部の誰かというのでなく、日本の選挙政治全体に向かってしまい、選挙に参加することすら空しく感じてしまう。そんな我が家に、ここ数週間のうちに3度も、電話調査が入った。機械音声による投票調査で、3度とも内容はまったく一緒。「どの政党に投票する予定ですか?」と訊かれても、積極的に推したい政党がない。ランダムに選んだ数字の組み合わせで掛けてくるというが、一軒に3度も掛かるなんてスゴイ確率じゃなかろうか? 毎度毎度「まだ決めかねている」と回答するものだから、しつこく掛けてくるのだろうか? 無作為抽出とは名ばかりで、実は電話番号とともに支持政党が記録されてたりしたら嫌だなぁ…と不安にもなる。しかしご近所を見渡すと、堂々と玄関脇に自民党だの公明党だの共産党だののポスターをでかでかと張り出して、「うちはここを応援してます!」と意思表示しているお宅もあり、ある種の潔さを感じたりもする。
 私がはっきり決めかねる理由はただ一つ。自分の不勉強を棚に上げて敢えて言うなら「よくわからないから」。選挙公報は直前にならなければ届かないし、インターネットで調べても、各候補者や政党を同じ土俵に乗せて引き比べた分析データのようなものも見当たらず、とにかく掴みどころがない。個別にあーだこーだとアプローチされても、なかなか相対的に比べられない。おかげでいつも、突出して好感の持てた政策を出したところとか、単なる人格的印象に基づいた投票をするハメになる。そして、こうした上っ滑りな印象だけで投票した自分に自己嫌悪を抱き、政治に熱くなれないのは何故だろう?と自問する。毎度のパターンだ。
 こんな愚痴をツラツラと書いていたら、徹子の部屋のゲストで出演していたフランソワーズ・モレシャンさんが言っていた。「フランス人はね、よくわからないことでも、わからないなりに“これは正しい”とか“それは違う”とか、うるさいくらいに主張しますよ~」と。やはりそれくらい自己主張する情熱を持つ国民性だと、革命も起こりやすいのかなぁ~。
 七夕の短冊には、「枝葉末節を気にせずとも、とにかく信頼できるリーダーが現れてくれますように―――」とでも書いておこう。

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2009年7月 6日 (月)

夏の臨海学校

 先週、この夏の息子の臨海学校についての保護者会があった。通常、区の規定では、生徒10人に対して先生を1人配すことになっているそうだが、息子の小学校では例年、区の規定よりもやや多めの先生方が引率する方向だとのこと。それに加えて今年の学年は、元気のいい男の子が多いからということで、なんと生徒4人に対し先生1人という割合で引率を付けてくださるという。さらに現地では、YMCAの方も8人加わって、遊泳中には生徒2.7人に先生1人の割合になるとか! なんとも頼もしいというか、生徒にとってはちょっと息苦しそうなくらいの監視の眼の数々! 海ではとかく、離岸流に引きずられて沖へ流される子どもも多いから、大人がたくさんいてくれるのは親にとっては本当に安心なこと。息子に「引率の先生って、多い方がいい?少ない方がいい?」と尋ねたが、一向に興味がないのか、「そんなのどっちでもいいんじゃない?」と白けた応え。まぁ、楽しければどっちでもいいんでしょうねぇ(笑)。
 それにしても、ビーチサンダルやゴーグルなどを新調すべくスポーツ用品店であれこれ探したら、こうした道具類も昔に比べてずいぶん良くなっていて驚いた。長く歩いても疲れない工夫とか、曇らない工夫・ずれない工夫などなど、些細なことでもしっかり進化している。道具の進歩っていうのは本当に侮れないなぁ。どっかで誰かがいつも何かを改善してるんですね~。

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2009年7月 5日 (日)

獨協中学資料

Dokkyo20090701  攻玉社に続き、獨協中学からも資料が届いた。2009年度の入学試験問題と解答まで同梱されている。独協中学は、椿山荘の向かいの目白台にあり、有楽町線の護国寺駅と江戸川橋駅の中間、徒歩8分のところ。我が家からは乗り換え1回で約30分の距離。獨協大学や獨協医科大学などとも連携しているため、語学系や医学系を学ぶにはいいのかもしれない。資料のそこここに環境教育を重視する姿勢が見え、好感が持てる。詰襟制服の男子校。土地柄、校舎はそう広くはなさそうだが、人工芝グラウンドや小さなビオトープが併設され、光と風をテーマに設計されたという校舎は建築賞を受賞しているそうだ。周囲には、椿山荘のほか、東京カテドラル教会や芭蕉庵・野間記念館などもあって、かなり緑豊かな落ち着いた環境。一日医師体験のほか、ホテルや銀行・放送局などでの職場体験もあり、学友会活動の中では演劇部や吹奏楽部、アーチェリー部などが活躍しているらしい。
 ドイツ文化の摂取移入目的で設立された沿革から当初は獨逸学協会中学という名前だったとか。個人的に、ドイツ文化の堅実さ・質実剛健な雰囲気にシンパシーを感じるため、設立当初の精神的支柱が今も継承されているなら、期待感大。入試に関しては、第3回入試まで行われており、国算が100点・理社が70点の配分。
 息子は、言語系にも医歯薬系にも今のところはあまり関心がない様子。ヒエログリフとか暗号とか、サイエンス倶楽部の解剖は相当楽しんだ感じだけれど、進路としてそういう方向性を選びそうな雰囲気ではない。まぁ、そこらへんは追々自分自身で熟考するだろうから、親があれこれ配慮しても仕方ないことだけれど、息子のお友達でご両親ともお医者様と歯医者さんというお宅では、お兄ちゃんを獨協中学に入学させたと耳にした。我が家の親戚の中には、知り得る限りではお医者様がいないので、その文化がよくわからない。迷いなく学校を決められる家系って、子どもにはプレッシャーかもしれないけれど、親としてはちょっとうらやましい。いずれにせよ、堅実な勉強をして現実にしっかり根をおろし、直接的にせよ間接的にせよ、人のためになる、人を助けられる、人を笑顔にするような仕事を見つけてくれることが一番の願いだ。

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2009年7月 4日 (土)

『Pluto』完結!

Pluto20090702  手塚治虫さんの「鉄腕アトム」をリメイクした浦沢直樹さんの「Pluto」が単行本で完結した。ロボットをめぐる人間の想像力は現実を遥かに超えて進化するけれど、現実もそれに負けじと追走する。日本のたいがいのロボット工学者は、「鉄腕アトム」か「機動戦士ガンダム」に触発されてその道に進んだと思われるが、どちらも結局人間の“心”に帰結(…というか後戻り)してしまうところが、人間の哀しい性。
 完結本はしみじみとゆっくり拝読したのだけれど、本企画をプロデュースした長崎尚志氏の「あとがき」がすごく良かった。このシリーズはどの巻の「あとがき」も“読ませる”ものばかりだったが、やはりプロデュースする人の文章は一味違う。長崎さんは伝説の編集家でありクリエイターだが、彼の文章を読むのは実は初めて。40年の時を溯り、自身の小学生時代のこだわりを控えめに開陳しつつ、その思いをずっと温め続け、ついに自分なりの答えにたどりついた様は、この時代にあってことのほかズッシリきた。奇しくも日本の自衛隊が、海賊対策と称して多くの武器を携えてソマリア沖に派遣され、武器の使用基準もうやむやのまま緩和されるという皮肉。天国の手塚先生は泣いてるな。

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2009年7月 3日 (金)

入門講座2周目「意匠法」修了

 2周目の意匠法講義の聴講が終わった。意匠法には、関連意匠制度・組物の意匠制度・秘密意匠制度など、特・実にはなかった便利な制度がいろいろある。実業界でこれらの制度がどのくらいの頻度で利用されているのかは、まだほとんどデータベースを閲覧していないのでわからない。ただ、様々なバリエーションのラインアップがデフォルトで準備される昨今の製品カタログなどを見ると、関連意匠制度などはかなり重宝されているのかな?と感じた。
 1周目のときはあまり違和感を覚えなかったのだが、「秘密意匠制度での秘密期間の延長や短縮は、権利者が複数人いても一人で請求できる」という解釈に対して、「これって不利益行為なんじゃ??」という思いを強くした。いずれは「共同で行う」という方向に改訂されるんじゃないのかなぁ~?と淡い期待を抱く。
 あとは、「組物の構成物品表」の1番がなぜか「一組の下着セット」になっているところが、なんだかひどく印象に残り、「この順番ってどうやって決めたんだろ?」と不思議に感じた。しかも、世の中を見渡すと、限定列挙された56品目以外にも、セットで使うものは山のようにあるような気がするのに、たった56品目しか認められていないことも不思議だった。

 意匠法の聴講中のニュースで、2011年導入を視野に「仮出願制度」が検討されていると知った。これは、基礎的研究成果の早期権利確保の可能性を広げるものだが、先発明主義のアメリカがすでに採用している制度だと知って驚いた。本当にアメリカって国は懐が深いというか用意周到というか……。ブッシュ時代は表向きには石油依存の産業重視の姿勢を見せていたのに、オバマ時代に入って方向転換しフタを開けてみれば、もう十数年も前から脱石油技術の開発が行われており、環境にうるさい日本よりも先を行っている分野が多数あるらしい。「仮出願制度」についても、建前としては先発明主義を掲げつつ、国際競争でも支障のないように万全を期しているということか? まぁ、具体的な要件等がわからないのでなんとも言えないが、国内優先権の延長線上にある制度と理解すればいいのだろうか?

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2009年7月 2日 (木)

塵も積もれば……

 先日のTV「ちびまる子ちゃん」の中で、まる子や丸尾君が駄菓子屋で10円の風船ガムを買っている様子を眺めていた息子が、2~3日してからふと得意げに以下のような話をし始めた。
 「ねぇねぇ知ってる? うちの近所の駄菓子屋さんはさぁ、10円ガムを1個買うと消費税切捨てで10円だけど、10個買うと105円なんだよ。だから~、10個買うときも1個1個バラバラに買った方が得なの!」
 「ははは、まぁ確かにそうかもしれないけど、わざわざ10回に分ける手間の方が大変なんじゃない?」
 「でもさ、10億個買ったら5億円も得ってことでしょ? すごいよね!?」
―――むむぅ……10円ガムを10億回買う様は想像できないけれど、なんだかすごいビジネス・スキームを見たような気がして、auの“まとめてお得”とは別路線の新鮮発想に内心感動。しばし、お馬鹿親子の倹約談義に花が咲き、「面白かったね~♪」とケラケラ笑っていたら、最後のダメ押しで息子がまた一言。
 「でもさ、都営線ってヒドイよ。ママが170円で乗るとき、本当ならボクは85円のはずなのに、90円なんだからさ。科学技術館を1往復するたんびに10円損してる気がして、嫌になっちゃう」
―――息子よ、いつからキミはそんなに“ケチん坊”になったのか?(キートン山田風)

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2009年7月 1日 (水)

7月22日は日食を見よう!

 ついに7月に突入! 小学校は3週目の終わりから夏休みに入る。夏休み中は、プールだ塾だ臨海学校だ自由研究だと、子ども関係の行事に翻弄されること必至。唯一の楽しみは知床への家族旅行だが、その前にちょっとしたイベントがあった。それは7月22日の日食。東京でも、最大食分約75%というかなりのもの。食始はAM9:55、最大がAM11:12、食終はPM12:30という2時間半余りのショータイムだ。奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など、皆既日食帯と呼ばれる細長い地域・海域では、皆既日食が観られるという一大イベントで、ツアーなどもたくさん企画されているらしいが、我が家はおそらく関東での観察になる。6月中にサンシャインのプラネタリウムが企画した「26年後の自分へ」という作文募集に応募入選すれば、日食当日にプラネタリウムで皆既日食中継を見た後、専門家と一緒に部分日食観察会に参加できるという魅力的な公募があったのに、息子はとうとう作文を書かず、機を逸してしまった。
Glass20090629  仕方なく入手したのがピクセンの日食グラス。高品位遮光プレートというのが使われていて、紫外線や赤外線を相当なレベルでカットしてくれるという。それでも連続観察は2~3分にするよう注意書きされているので、太陽光って本当に強烈だということが実感される。去年の部分日食の際には赤い下敷きに透かして観ていたような記憶がよぎり、反省反省。26年後には関東地方北部でも皆既日食が見られるそうで、コニカミノルタ・プラネタリウム“満天”公募の作文は、その26年後の日食は「誰とどこで見ているか?」という質問にも応えるものでなければならなかった。息子が、「自分の家族やお父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんと一緒に、尾瀬周辺で」とか言っていたのには笑った。まぁ、26年後にどうなっているかは皆目見当もつかないけれど、22日後の部分日食は、息子と一緒に家のそばの路上で見ている可能性大。熱中症に気をつけつつ、ほどほどに楽しもう!

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